[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界   作:ゆーこー

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第76話 伝説とセルゲーム

俺達が悟空さんの瞬間移動で地上に戻ったとき、既にセルは完全体になっていた。

TV局でセルはセルゲームの開催を宣言。

俺とヤムチャ師匠は初めて精神と時の部屋を利用した。

 

精神と時の部屋の中で約1年、俺とヤムチャ師匠は俺の感覚の中だと、界王拳2倍、ブーストモード込みでセルといい勝負が出来るのではないかと考えている。

「師匠、後少しでセルに勝てそうですね!」

「……」

ヤムチャ師匠は戦闘体制のまま黙りこんだ。

「なあライア、俺のことを師匠と言うのはもうやめないか?」

「と、突然何を言うんですか!」

構えを取りながら理由を聞く。

「お前が弟子になってくれたお陰で、俺は弟子に追い越されたくないと言う気持ちで頑張ってこれた。だけどな、それだとダメなんだ。弟子のお前は俺に気を使いすぎている。これからは、師匠じゃなく、ライバルでいようぜ?」

「…わかりました、じゃあこれからはライバルとしてお互いを高め合おう、ヤムチャさん」

「へへ、自分で言っといて何だが最初はなれないな」

 

その後、精神と時の部屋から出た俺達は次の修行組と交代し、ミネラさんにもこの事を話した。

「へぇ、じゃあこの胴着は返却するの?」

自分の着ている楽の胴着を指差すミネラさん

「いや、これは大丈夫。ヤムチャさんはそういうところ優しいから」

「そっか~、そういえばブルマさんが私達の分もサイヤ人の皆の着ている戦闘服作ってくれたんだけど着る?」

ヤムチャさん、天津飯さん、ピッコロ、クリリンさん、俺のために用意されたと思われる戦闘服と、もう二つ見た目が少し異なった物がある。

「それは私とジンジャーさん、つまり女性用に調整してくれたものだよ」

男性用との違いは締めつけどが異なるところらしい。

見た目の、違いは胸の部分が膨らんでいることくらいか。

 

話は変わるがベジータさんは界王星にはプライドが許さないようで行かないので地上でよく修行している。トランクスもそれについていっている。

そこに巨大な宇宙船が現れた。

 

「…サイヤ人だな」

ベジータさんは降りてきた大量の人の中から肌が黒く、白いマントを羽織った中年の男を見てそう言った。

「パラガスでございます。新惑星ベジータの王になっていただこうと、貴方をお迎えに来ました。」

そう、ここでこの世界の話が入ってきたのだ。伝説の超サイヤ人ブロリー。

ベジータさんはかなり乗り気、しかしセルゲームを間近に控えているため一旦悟空さんが全員をパラガスの元に集めて話し合いを始めた。

「どうする?パラガスは確かベジータ王に追放された男だぞ?」

バーダックさんが最初にそう言った。

「これはサイヤ人の話なんだし、私達サイヤ人で何とかしようぜ?」

ジンジャーさんがそう言う、果たしてジンジャーさんは劇場版の話も知っているのだろうか?いや、何とかしようぜ?って言葉には知っているようなニュアンスが含まれてるかもしれないし、そうなのかもしれないな。

「じゃあ、セルゲームは俺達に任せてくれ!」

ヤムチャさんがそう言った。

「たまには、地球人の力で地球を守ってやるさ!」

いつになく気合い十分なヤムチャ師匠。

結局この意見が採用され、サイヤ人全員がパラガスと新惑星ベジータへ、残った地球人+ピッコロとギニューでセルゲームに参加することになった。


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