[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界   作:ゆーこー

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第75話 界王拳を習得せよ!

17号達との戦闘の後、かなり忙しく状況が変わっていった。

悟空さんの目覚め、神コロ様、セルの出現。

で、俺が今どこにいるかと言うと…界王星だ。

正確には俺達であり、ヤムチャ師匠、ミネラさん、ギニュー、ジンジャーさん、ナッパさん、ラディッツさん、バーダックさんもいる。

さて、俺達は別に死んだわけではない。

原作だと精神と時の部屋はベジータとトランクスが使用中で、この世界でも今その二人が使っている。

人数が原作より遥かに多いこの世界のサイヤ人、ただ地球で修行させて待つのは勿体無いと感じた俺は悟空さんに瞬間移動で界王星に行けないか?と聞いて問題無く行けたので現在キーマンにならないメンバーを中心に連れてきたのだ。

だが俺の目的はここの重力での修行では無い。界王拳の取得だ。

 

わかったことがひとつあり、俺がブーストモードと呼ぶあの形態はあれ以上進化の見込みが少ない。しかしあの形態は人を守る純粋な心を必要としているため、界王拳を兼用出来るのではないか?と考えたのだ。

界王様の説明だと、ブーストモードに界王拳を兼用することは可能である。が、ブーストモードは人を守る心を少しでも間違えると一瞬で真っ黒な闇の心に変わってしまうので注意しなければいけないと言う。例を出すと、天下一武道会で俺がヤムチャ師匠が天津飯さんにやられた後の亀仙人様との戦闘だ。あれは人を守る心が憎しみに変わっており完全に闇の心に染まっていた。

もし、本当に人を守る真っ白な純粋な心でブーストモードになり、さらに界王拳を兼用したとしても、戦闘中何かの拍子で闇の心が生まれてしまえば、場合によっては界王拳が自分の体を滅ぼす危険もあるとのことだ。

それでも俺とヤムチャ師匠そしてミネラさんも界王拳を覚える決意をした。

結局界王拳が覚えられないのなら実力差で自分が殺られるのだ。それなら界王拳を覚えて最後まで戦いたいと思う。実力的に界王拳を覚えるのは難しいことでは無かった。

 

俺達が地上に戻る頃にはセルは第二形態、下手したら完全体になっている。

その事を知っている俺とジンジャーさんでその気になればセルを抹殺することも可能だった。

しかしさらにその先の未来、魔神ブウ編のことを考えると出来るだけ原作通りに進めたかったのだ。

Z戦士の特長として、自分より強い相手がいないと成長率が落ちると言うのがある。

それならブウ編で巻き返せばいいと考える人もいるかもしれないが、ブウ編までにせめてNo.2くらいからセルを倒せるくらいの戦闘力を確保しとかないと何かと都合が悪いと判断した、ただそれだけのことだった。

 

 




今回セリフが一切無くずっと語ってましたね…

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