[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界 作:ゆーこー
狼牙手装拳を使いブーストモードにもなったヤムチャ師匠。
瞬間的に19号との間合いを詰め、19号が反応する頃には19号の右腕が切断された頃だった。
「どこもかしこもお留守だぜ?」
19号の反撃を回避し、狼牙手装拳(爪状態)を19号の左肩から右足にかけて深く切り刻んだ。
「ば、バカな!?19号がぁヤムチャにぃ!」
20号ドクターゲロが驚いている。対孫悟空ように開発した人造人間をまさかヤムチャ師匠にやられると思わなかったんだろう。なめるな。
「とどめだ!狼牙風風拳」
最後は19号がバラバラになるまでパンチの嵐、19号は完全に機能を停止した。
「どうやら、人造人間もたいした実力じゃ無いようだな、残りの一人も俺一人で片付けてやるぜ」
どこかで見たことがあるような光景をマジマジ見ていたが、19号が飛び付いてくるようなことは無かった。
ドクターゲロの方を見ると焦りの表情を浮かべている。
「よ、よろしい。19号を倒したからと良い気になるなよ!」
「さぁ!来やがれ!」
ヤムチャ師匠VSドクターゲロの戦いが始まると思われた。
が、次の瞬間ドクターゲロは地面にとびきりの気攻波を放ち砂煙を起こすと、視界が戻った頃には消えていた。
「しまった!逃げられたぞ!」
この状況をいち早く理解したピッコロさんを中心にドクターゲロの捜索が始まった。
このあと正史通りにベジータが来たのだが、ななんだとぉ!?と驚いていた。
驚いたと思ったらカンカンにキレたベジータはすぐにドクターゲロの捜索に向かった。
さて、正史通りにドクターゲロ発見組はクリリンさん達に任せるか。
そしてドクターゲロの研究所付近にクリリンさん達から遅れてきてみれば、16号17号18号が登場していた。
ベジータが18号との戦闘に突入した。
先程戦えなかったのもあってかなり荒々しい戦いかただった。
体力の消耗も激しく、ただでさえ不利な体力勝負で決定的な差を与えてしまい、負けてしまった。
今いるメンバーで太刀打ちできるのは…ヤムチャ師匠、トランクス、ピッコロ、ジンジャーさんに、あと俺か?
ラディッツやナッパ辺りは…厳しいかな?
予想はほぼ的中していた。
唯一の違いと言えばピッコロさえも17号にあっさりやられたことだ、今立っているのは…
16号17号18号、ヤムチャ師匠、俺、ジンジャーさん、クリリンさんだけだ。
「やべぇ、こいつは勝てないぜ」
ヤムチャ師匠が素直にそう言った。
「だけど、今やら無いとどうなるかわからないんだぜ?」
ジンジャーさんがそう答える。
この場合の答えなんて決まってる、戦うしかない!