[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界   作:ゆーこー

45 / 108
前回、ナッパの想像以上の圧倒的な力の前に、チャオズ、天津飯が倒れた。
そして、天津飯の死に際に放った気功砲を受けたナッパは、果たして倒れたのか!?


第45話 怒りの戦士!赤い瞳のヤムチャ!

「天津飯・・・お前のお陰で一人倒せた。ありがとう俺のライバル・・・」

ヤムチャ師匠が天津飯さんの死体を安全なところに運び黒い煙が再び晴れる。

「なっ!?」

「そんなぁ!」

「へへ、今のはやばかったな。ゴミ共にしちゃあたいした技だ。」

「ゴミだと!?よくもチャオズや、天津飯の命がけの技を!」

「化物か、あれをくらって生きているとは。」

「次はそこのなんの特徴もない地球人からやってやるぜ!」

なんの特徴もない!?

確かに顔には傷とかもないしチビでもデカでもないし

髪型もハゲとかアフロとかじゃなくて、どこにでもいそうだがひどい野郎だ・・・

「天津飯さんたちの敵だ!行くぜ!狼牙腕装拳!」

両手に狼を思わせる爪が気で作られる。

「俺もだ!狼牙腕装拳!」

「くらいらがれ!」

「そんな攻撃受け止めてやる!」

右腕でナッパを切り裂こうとする。決まる!ナッパを倒せる!

「避けろ!ナッパぁぁ!」

ここで、ベジータがはやくも避けろ!ナッパを使ってきた。

「くっ!まだぁ!」

紙一重で避けられたが、後ろに回れたので強引な体制だが左腕の狼牙腕装拳で背中を引っ掻き、尻尾が切れた。

「ぬっおぉ、貴様ぁぁ!俺の尻尾をぉぉ!」

「バカ野郎!技の種類も見極められん奴が!」

「すっすまねぇベジータ・・・」

「よし、やつのパワーが少し落ちたぞ!チャンスだ!」

「ピッコロさん、僕やっぱり・・・」

「今さら何いってやがる!絶対に帰さんからな!?行くぞ!悟飯!」

「そっ、そんなぁー」

「絶対に許さんぞ地球人ごときが俺の尻尾を・・・」

来るか!?

「さっきの三つ目のようにしてやるさ!」

まさか!?狼牙腕装拳をしているのに腕を切りに来るのか?

「「かめはめ波ぁ!」」

「師匠!クリリンさん!」

「ライア、よそ見するな!」

「しまった!」

「もらったぜぇぇ!」

腕をクロスにして守ったが、ナッパの力が予想より遥かに大きく、狼牙腕装拳をしていたお掛けで切断には至らなかったが、左腕の骨が粉々になったようだ。

「ライア!」

「爆脚!」

一度後ろに下がったが、これではろくに戦えない。

「みなさん!俺は後方支援に回ります。前は頼みます!」

「おう!頼んだぜライア!」

「あの、野郎・・・」

「師匠、落ち着いてくださいよ。冷静に戦わないと隙ができちゃいますよ。」

「あっあぁ、すまない。助かるぜライア。」

「ぼっぼくも頑張ります!」

「やっとその気になったか、悟飯なら、最初にやってみろ!」

「はっ、はい!」

悟飯君はかなり恐怖で隙だらけだったが遂に覚悟を決めたようだ!

「へへ、今度はカカロットのガキか!下級戦士の子供がエリートの俺に勝てると思うか?」

「しっ、知るもんか!お、お前のかーちゃん出べそ!」

「なっなに!?何故俺のかーちゃんが出べそと知っている!」

「今だ!」

悟飯君はうまく隙を作った。そして高速で接近しパンチの連打を浴びせた。

「いつまでもやらせるか!!」

「うがぁ!」

悟飯君がナッパの蹴りで飛ばされた。

「悟飯君、よく頑張った!後は任せろ!」

「は・・・い・・・」

「よし!クリリン、ヤムチャ!行くぞ!」

「よし!ピッコロ頼むぞ!」

三人でナッパに挑むが、まだ実力はナッパの方が上な上に彼のタフさが三人を追い詰めている。

「援護したいがこのままだとヤムチャ師匠たちに当たってしまう・・・繰気弾だって厳しいか。」

「うわぁ!」

「クリリン!」

「よそ見か!」

「しまっt」

「ヤムチャ!ちぃ!じゅぅぅえぇん!」

「おっと、お前は殺さないからな!」

「何!?のぁぁ!」

三人とも地面に叩きつけられ、こちらにナッパが向かってきた。

「やるしかないのか!?はぁぁ!」

気功波を放つがナッパは容易くそれを弾く。

「片手版!狼牙腕装拳だぁぁぁ!」

ナッパの気の入った拳と、俺の気がぶつかり合う。

結果はナッパの勝ちで後ろに吹き飛ばされた。

「おまけだぁぁぁ!」

ナッパの最後の跳び膝蹴りで右足を折られた。

「ライアぁぁぁ!ナッパとか言ったな!ぜったいゆるさねぇーぞ!」

「やっ、ヤムチャさんの目がライアの時みたいに赤い!」

「し、師匠・・・」

「気を付けろ!ナッパ!そいつの戦闘力が、4500に上がった!」

「何!?そんな馬鹿な!?ただの地球人が!」

「狼牙風風拳!」

「くっ!ぐわぁー!ありえねぇーこんなこと!」

ヤムチャ師匠も、どうやら俺の例の状態と同じ状態になったようだ。

「死んだチャオズの分!天津飯の分!そして、足と腕を折られた俺の弟子の分!」

「ちっ、ちきしょう・・・」

「情けないな、ナッパ!」

「まだ、まだ行けるぜベジータ。」

「そうだ、それでいい。行け!ナッパ!」

「見せてやる俺の取って置きの技を!」

ナッパの気が膨れ上がる。

「そんなもの!かめはめ波で!かーめーはーめー!」

「喰らえ!地球人!はぁー!」

「こっちのセリフだ!はぁぁー!」

二人の最高の技がぶつかり合う、しかしヤムチャ師匠のかめはめ波は、意図も簡単に敗れてしまった。

「なっ!ぐぁぁ!」

煙が晴れると、そこには栽培マンの自爆の時のようなポーズになって倒れているヤムチャ師匠の姿があった。

「師匠ぉぉ!」

舞空術で駆け付ける。まだ、息がある!

「師匠!師匠!しっかりしてください!師匠!」

「ライアか・・・どうやら相当なムチャしちゃったようだぜ俺は・・・体も動かないしさっきの記憶も無い。」

「師匠も、なったんです。赤い瞳に。」

「そうか・・・ライア、俺はもう死ぬ、後は任せたぜ、俺の大切な弟子、いや、家族のお前にな。」

「師匠・・・?師匠ぉぉぉ!」

ヤムチャ師匠は・・・三人目の犠牲者となった。

「ナッパぁぁぁぁ!」

「(む?奴の戦闘力が、上がっていく?)」

そして、ここにあの赤い瞳が再来しようとしていた。




サイヤ人編は書くことが一杯!
詰め込みきれません!
ナッパの戦闘力は、4500→4200に下がりまたダメージでこれよりしたになっています。
ヤムチャは、初の赤い瞳化により、パワーアップ率は1.5倍でした。
次回!もうひとつの決戦!ラディッツVSジンジャー

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。