[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界   作:ゆーこー

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前回、まさかの4対1のラディッツ戦が始まった。
そして、ピッコロの左腕が無くなった。果たしてライア達は勝利出来るのか!?


第37話 さらば孫悟空!

「わかったピッコロ。ヤムチャとライアにはおらが伝えとく」

「頼んだぞ孫!」

「所詮地球人!この俺が負けるものか!」

俺はまたラディッツに吹っ飛ばされていた。

「しねぇぇ!」

ラディッツが俺に止めをさしにきた。死ぬのかな俺…

そう思ったが悟空さんがラディッツを横から殴り阻止した。

「ヤムチャ!ライア来てくれ!」

「なんだ悟空!」

ボロボロの体を持ち上げて悟空さんの元に行く。

「何ですか悟空さん。早くしないとまたラディッツが!」

「ピッコロに秘策があるらしい、おらたちはあいつの動きを止めるんだ!多分尻尾が弱点だ!そこを狙ってくれ!」

「わかったぞ悟空!よ~しやるぞ!」

ラディッツの攻撃に一番ついていけるヤムチャ師匠が、正面から殴り合いをし注意を引き付ける。

「くらえ!」

俺が横から尻尾を掴みにいく!

「無駄だ!」

俺は一蹴りで吹き飛ばされるが、これでいい。

「今だ!」

その真逆から悟空さんが掴みに行く。

「それも想定内さ!」

ラディッツが悟空さんに蹴りをいれる。が!これは何もない空間を蹴ることになる。

「なに!?」

「掴まえたぜ!尻尾!」

軽く説明すると俺が囮となり悟空さんが真後ろから尻尾を掴みに行くしかしこれも囮の残像拳である。

その間に悟空さんがさらに回り込み、尻尾を掴むことが出来たのだ。

「はっ、はなせカカロット!」

「ぜってぇーはなさねーぞ!」

俺とヤムチャ師匠がピッコロの後ろにつく。

「頼む!たった一人のアニキだぞ!」

「おらお前がにいちゃんかなんてわかんねぇ!」

「くっ!頼む!兄ちゃんは心を入れ換えた!もう悪さはしない!おとなしく引き返す!だから頼む!」

「孫!騙されるな!出任せだ!」

「悟空さん放しちゃダメですよ!」

「頼む・・・カカロット・・・兄ちゃんを、信じてくれ・・・」

「うっ・・・」

悟空さんが尻尾を放そうとする。

それに気付き急いでラディッツの元に駆け付けるが、それより早くヤムチャ師匠が尻尾を握った。

「なっ!?」

「ヤムチャ!いっけぇくれぇ信じてやっても!」

「悟空!この一回だってギリギリ掴めたんだ!次は無いんだぞ!?」

「でっ、でもよぉー」

「よし、よくやったぞヤムチャ!出来たぜ!俺のとっておき!」

「バカな!戦闘力1206!?」

「頼む!地球人!見逃してくれ!」

「話すもんか!」

「たっ、頼む!」

「ヤムチャァァ!」

俺は悟空さんを後ろから拘束した。悟空さんがヤムチャ師匠に飛び付きでもしたら大変だ。

「悟空さん!堪えてください!仕方ないんですよ!例え本当の兄でも殺すしか無いんですよ!」

「くらえ!魔貫光殺砲!」

「ピッコロぉぉ!」

俺は瞬間的に悟空さんの力を押さえきれなくなり、拘束を解いてしまった。

「悟空さん!?」

「カカロット!?」

「バカ!孫何をする気だ!」

「悟空!やめるんだ!」

ヤムチャ師匠を吹っ飛ばし尻尾が、解放されたしかしラディッツも完全に回避することはできず脇腹に魔貫光殺砲が当たる。しかし悟空さんはその魔貫光殺砲により腹を貫かれてしまった・・・

「うわぁぁぁ!」

「カカロット!!?」

「孫!なぜかばった!?」

「すまねぇ、ほっとけなくなっちまったんだ…」

「カカロット!しっかりしろ!カカロットぉぉ!」

ん?善悪チェッカーの数値が・・・50:50になっている。

「おとうさぁぁぁん!」

ここで突然孫悟飯が一人用のポッドから飛び出た。

「バカな!?戦闘力1306だと!」

「うわぁぁ!」

怒った悟飯は、ラディッツではなく魔貫光殺砲を撃ったピッコロに体当たりしに行った。もちろんピッコロは気絶した…

「なに!?今度は戦闘力たったの1!?」

身の危険を感じたラディッツは、戦闘力が1になった孫悟飯を即座に気絶させた。

「どうします、師匠?」

「悟空が守ろうとした奴なら…ライア耳貸せ!」

 

「はい、わかりました!」

「さぁ!悟空の為にもやるぞ!」

 




次回!二つのルート
生と死
ラディッツどうなる!?

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