[完結]師匠はヤムチャ!突然来たドラゴンボールの世界 作:ゆーこー
時はエイジ749年、西の都!所持品は無く、身内もいない。
もちろん金など無い状態でカプセルコーポレーションにかろうじてたどり着いたライアここから、今日の話は進む。
で、現在
ドラゴンボールのヒロインブルマさんも、この部屋に入り俺に対しての質問が始まるところであった。
「で、あなた誰なの?」
「ライア・レウスじゅ・・・10歳です。」
元々はもっと上の年齢だったのだけど、この世界では恐らく10歳である。
「どうしてカプセルコーポレーションに来ようとしたんじゃ?」
次はブリーフ博士の質問か
「死にそうだったので、死ぬ前にあの有名なカプセルコーポレーションに行ってブリーフ博士を見たかったからです。」
嘘ではない、死にそうだったし本当に見てから死のうとも思っていた、ごちそうをもらう気などなかったのだ。
「ふーん、パパをねぇ…ところであなた家族は?」
ブルマさんの質問に少々困ったが恐らくこれしか無いだろう。
「いません」
「え?じゃあ一人なの?可哀想に…」
「(ワシ話すタイミングないのう)」
このままだときりがないので今言えることを全て話した。
俺は身内もいないこと、第21回天下一武闘会に出たいこと、強い人の弟子になりたいこと(ヤムチャさんを紹介してもらおうと考えている)
泊まる場所もなく、下手したら今日補導されていたかもしれないことなどを話した。
「パパ、この子可哀想だからうちで引き取ろうよ」
なんか、捨ててあった子犬見たいに言われているのがすごく困るが、カプセルコーポレーションにいれるならとても助かる。
「それに、強い人ならうちの彼がいるよ?」
「(ヤムチャさんきたぁー!)彼とは?」
「ちょっと呼んでくる」
そういうと、ブルマさんは駆け足で部屋から出ていった
そういえばブリーフ博士いたんだった。
「すまんのう、ブルマは見ての通りの性格なのでな」
「いえ、別にいいのですが、カプセルコーポレーションに泊まらせてくれるんですか?」
「いや、部屋も余っているしここに住んだらどうじゃ?行く宛もないならここの方がようじゃろ?」
よし、これで住居&ほぼ確定でヤムチャさんの弟子になれる。
そうこうしているうちに、ブルマさんがやはりヤムチャさんを連れて帰ってきた。プーアルとウーロンも一緒だ。
あれ?こういうときお母さんも来るよね?あの人なら来るよね?
名前は自身が無いけど多分「パンチー」だっけ?
「君がその、あれか、孤児の少年かい?」
ブルマさんどう説明したの?なんかヤムチャさんめっちゃ気を使ってるけど?
「まぁ、そうです。孤児の少年ですね…カプセルコーポレーションに住まわせてもらうことになりました。」
「ね?この子に稽古つけてあげてよ?」
「それはいいんだが……俺も天下一武闘会のために、自分の修行があるし…」
ここは待っていてはダメだな。よし、一気に攻めてみるか!勢いのゴリ押しだ!俺は土下座をしながら早口、大声でこう言った。
「お願いします!ヤムチャさん!初対面であれですが、弟子にしてください!お願いします!邪魔にはならないようにします!それに必殺技等がありましたら、それの改良版も考えます!」
勢いに乗ってしまい、うっかりまだ見てもいないのに必殺技と言ってしまった。
「そこまで言うなら…俺でいいんなら師匠?になってもいいが…」
「ありがどうございます!」
よし、押しきった完全に押しきった!あの勢いのお陰で突っ込みどころも目立たなかったようだし、
「だが、最初の方は地味な筋トレとかをしてもらうぞ?」
「大丈夫です!」
そんなこんなでブリーフ博士から与えられた部屋に行った。広い広い、学校のひとつの教室分はあるんじゃないのか!?
しかも、ベッドはフカフカ!
明日から修業なのと、安心感と疲労感からすぐに寝た。
なんか申し訳ないが、朝昼晩の飯も用意してくれるようだ。まあ考えようによってはヤムチャ師匠もほとんど同じだ。
「ほんとにいいんですか?」
礼儀と言うか、ほんとに遠慮からそういう言葉がでた。
「遠慮しないで食べちゃって。いくらでもあるから」
恐るべしカプセルコーポレーション。成長期なんだからとご飯のおかわりももらってしまった。
そして、修業開始だ。
最初に狼牙風風拳見せられた。
とても自慢気に、俺の弟子になるならこれは覚えてもらうぜ?と言われた。
その後ヤムチャ師匠の横でウーロンさんとかを使って筋トレ開始、天下一武闘会の細かい月日は知らないけど、ヤムチャ師匠が帰ってきているから近いのだろう。
修行の結果はというと、天下一武闘会前日まででプーアルさんに荒野の大悪党時代のヤムチャさんくらいと言われた。
狼牙風風拳もそろそろしっかり教わっていいかも?
まだいいかな?もうちょい強くなってから教わろう。
と言うわけで、天下一武道会当日。
ヤムチャ師匠と一緒に天下一武道会場へ。
「まだお前はそこまで強くないし、10歳なんだ。怪我をするなよ?」
「もちろんですヤムチャ師匠!師匠こそ頑張ってくださいね!」
俺はヤムチャ師匠と同じく楽と書いてある胴着を貰っている。貰ったとき、本当に嬉しかった。
実は弟子入りして三日目に、プーアルに荒野の大悪党時代のヤムチャ師匠の姿に変化してもらって、長髪の時の師匠を確認した。
さすがに今からでは伸ばせないので、現在のヤムチャ師匠と同じ髪型にした。
さあドラゴンボール原作より、ヤムチャ師匠と孫悟空が再開する所だ。
「よう悟空!久しぶりだな」
「おめぇー誰だ?」
この後やはり狼牙風風拳の構えで思い出してもらっていた、クリリンさんの紹介が終われば俺の紹介が始まる。
簡潔に
「数ヵ月前ヤムチャ師匠に弟子入りしたライア・レウスです。よろしくお願いします」
ちなみに予選決めの途中にジャッキーさん(武天老師様)と会ったりした。
そして予選1回戦目
普通のプロボクサーと当たった。
勝てるかと言われるとわからない。
パワーは互角だったが、経験の差で俺は押されていた。
もちろん、必殺技なんて持ってないのでこのままだとまずい。しかし、ヤムチャ師匠の顔もある。1回戦は1回戦でも予選1回戦負けはよろしくない。
そんな気合いで挑んでいたら相手はスタミナが切れてきたらしい。俺は元々スタミナがあったほうなので、幸運なことにその差で勝利を納めた。
「やりましたよヤムチャ師匠!俺でも勝てました!」
ボクサーに失礼かもしれないが勝てた喜びで配慮なんてことは考えていなかった。
「やったじゃないか!俺はもちろん勝たせてもらったぜ」
さすが師匠だ。
さて、ここからが頑張りどころだ!
何とかここまで展開を持っていきました
前回コメントをしていただいた(名前は伏せさせてもらいます)ありがどうございます!
今回はまた少し路線が変わった気がしますがご指摘バンバンお願いします!
2018/5/25 加筆修正しました。