陽乃のお部屋♪
「はぁ~なんだかつまんないな~もうすぐ世間はヴァレンタインだというのに…雪乃ちゃんは比企谷くんとあまり進展してないし、半年以上一緒にいて友達どころか携帯の番号さえ持ってないなんて、おかしいよー」
「このままじゃいつになったら雪乃ちゃんが素直になるかわからないし…よぉーし!お姉ちゃんが一肌脱いであげよう!」
陽乃はノートパソコンを起動させ、怪しげなサイトにアクセスしていた
ヴァレンタイン当日、奉仕部
「ひゃっはろー比企谷くん!あれ?雪乃ちゃんは?」
「うす、雪ノ下なら平塚先生に呼ばれていませんよ。だからもう帰ってください」
「え~比企谷くん冷たーい!お姉さんと少しくらい話したっていいじゃん」
(なんてね、そんなの知ってるよ♪だって静ちゃんに雪乃ちゅんを呼ぶように言ったのは私だもん。いい見合いの情報与えたらあっさりのってくれたよ)
「………」
(この人絶対何か企んでやがるな…怖いよ~小町ぃー戸塚ぁー助けて~魔王がここにいるよ!この際雪ノ下でも由比ヶ浜でも材木座でもいいから早く来てくれ!)
「ふふふ…比企谷くんはかわいいなー」スッ
「ひい!」
(ちなみにガハマちゃんは隼人に脅迫…いやお願いして足止めしてもらっているからしばらく来れないよ)
「そうだ比企谷くん今日何の日か知ってる?」
「さあー心あたりありませんね」
「もう~ヴァレンタインに決まっているじゃない♪」
「ヴァレンタイン?ヴィンセント・ヴァレンタインのことですか?」
「FFキャラじゃないよ。男の子が女の子からチョコもらう日に決まっているじゃない」
「あー、でもボッチの俺には縁のない日ですね…正直どうでもいいんで」
「もう~そんなこといって!ほんとは雪乃ちゃんかガハマちゃんからもらえると期待してるんでしょ」
「いえ、全く」キッパリ
「………」
(これはやっぱりこのチョコを使うしかないね)
「じゃあお姉さんが比企谷くんにチョコをあげちゃうよ♪」
「え………い、いや別にいらないです。からかわないでください」
「やだな~比企谷くん私が比企谷くんをからかうためにチョコをあげると思う?」
「はい。むしろ普段あなたが俺にどんな接し方してるか自覚あるでしょ」
(それに何入っているか想像したくもねえ)
「失礼ね、それには毒などいれないわ」
「ナチュラルに心を読むのやめてくれません」
「あっ!?小町ちゃんがコルネオに襲われている!!」
「なにっ!?俺の小町にな「えい♪」もごっ!?」ゴックン
「ふふ…どう、おいしい比企谷くん♪」
「あ、あんた…いきなり何するんですか!」
「比企谷くんはあまりに強情だからいけないんだよ」
「………まあ正直メチャクチャうまかったですが」
「そーかそーか、うれしいな♪」
「わかっていってるでしょアンタ」
「あら………姉さん」ガラガラ
「雪乃ちゃんひゃっはろー!」
(ちょうどいいところに来た。静ちゃんナイスタイミング!)
「なんでここにいるのかしら?部外者はさっさと出て行ってくれるかしら?」
「せっかくヴァレンタインだから雪乃ちゃんにチョコあげようと思ったのに」
「いらないわ。またパンさんかネコのチョコを作ってきて、私がかわいそうで食べられないでいる姿を見て楽しむつもりでしょ」
「ふーん、いいもん!雪乃ちゃんにはあげない!ばははーい!」バタン
(媚薬の効果が出る前に比企谷くんから離れていないとお姉さんが襲われちゃうからね♪あのチョコには超強力な媚薬が大量に入っているから♪)
(いくら理性の化物の比企谷くんといえど一瞬で理性がぶっ飛んで雪乃ちゃんに襲いかかるはず、そうなれば既成事実で一気に関係が進む!楽しみだな~)
(そして、事後私が部室に入ってタネ明かしすれば比企谷くんは責められることはないはず………たぶん)聞き耳
次回
おやっ…八幡の様子が
明日はこれの続きかR18俺ガイルSSかどっちかを投稿する予定です