後書きにこれから先の予定が書いてあります。
「1、2、3の3段攻撃で行くよ。ビフロンスの精神の根本はアンチエナジーにある。アンチエナジーを全て打ち砕けなきゃ、ビフロンスは何度だって蘇る」
ビフロンスはミサイルポッドを2つ展開した。
身構える女神達だが、ミサイルポッドはどんどん数を増やして行く。最早数え切れないほどのミサイルポッドと弾頭が見える。
「一斉発射!インフィニット・ミサイル!」
その全てが一斉に火を吹いた。
何億というミサイルが女神達をめがけて飛んでくる。
女神達は散開したが、逃げ場などないほどにミサイルは面制圧をしていた。
「インチキもいい加減にしてよ……!」
「薙ぎ払います!」
ネプギアがフォートレスへと換装する。両手と両肩にシグマシスキャノンが装備され、その全てを前に向ける。
「最大っ、出力でぇぇっ!」
ネプギアの体から大出力のビームが発射される。
大量のミサイルを撃破したが、ネプギアはそれだけで終わらない。さらにネプギアは自分の体を回転させ始めた。
「やあああっ!」
ミサイルの壁に穴が開く。残りのミサイルは全て女神達を目掛けて行くが、今の女神達は意思が通じ合っている。
その心のままに、ネプギアが薙ぎ払って壁に穴を開けた瞬間に全員が前に出ていた。
「ネプギア、行くよ!」
「はい!」
ミサイルがその穴を少しずつ詰めて行く。
しかし女神達はその穴を通り抜け、ミサイルとすれ違う。
「まずビフロンスの戦闘能力を奪う!体を完全に消失させるほどの大火力を!」
「任せてください、ミズキさん!私達が!」
「冷たいのいくよ……!」
「塵も残さないんだから!」
「みんな、私も!」
女神候補生が前に出る。
「わかるわね!私達のコンビネーションで行くわよ!」
「うん!スペリオルアンジェラスで行こう……!」
「ダメダメ!そんなんじゃまだ足りないわよ!」
「……新しいコンビネーション!マキシマムアンジェラスで!」
『うん!』
ネプギアとユニが前に出た。ロムとラムは背中のサテライトキャノンを展開し始める。
「取って置きよ?空間制圧用、ホーミングレーザー……スプレッド・レーザー!」
ビフロンスの手から太いビームが発射される。
それはただ飛ぶだけではなく、ネプギアとユニの前方で弾けた!
「ネプギア、後ろに!私が先に行く!」
「私だって……!換装!」
ネプギアはユニの後ろに行く。ユニはIフィールドを使い、レーザーからネプギアを守る。
ネプギアはユニの後ろでオービタルに換装した。
「まずは牽制!」
「倒す気で!一撃が致命傷なんだから!」
ユニがミサイルポッドを射出した。
「全部使い切ってぇぇッ!」
ユニの体から8つのミサイルポッドが射出され、無数のミサイルがビフロンスに向かって飛んで行く。
さらにネプギアはシグマシスロングライフルを構えた。
「この力……!アナタの動き、わかりますから!」
シグマシスロングライフルから三日月状のビームが放たれる。ミサイルの豪雨の中でも決してビフロンスを見逃さないXラウンダーの力。
「っ、多すぎ……!私が言えたことじゃないけど」
ビフロンスはホーミングレーザーを放つが、いくつかのミサイルはそれをすり抜けてビフロンスに向かう。
無論、当たってもほとんどダメージはない上にそれすら楽々と避ける。
そのビフロンスの脇腹をビームが掠めた。
「っ、先読み能力……」
「今ぁぁッ!ネプギア!」
「任せて、ユニちゃん!」
爆炎の中からユニが飛び出す。
膝からビームサーベルを発振させてビフロンスを切り抜ける。ビフロンスの腹が引き裂かれるがすぐに再生した。
「この程度って、あれ〜……?」
切り抜けたユニの軌跡に光り輝く縄がある。それはユニから射出され、爆炎の先のネプギアが掴んでいた。
「換装……!フォートレス!」
「く、く……!負けてられない……!この程度のGにも、アナタにも!」
ネプギアがフォートレスに換装して必死に縄を握りしめてその場から動かないようにする。
ユニは縄が伸びきるとネプギアを支点として振り子のように旋回し始めた。
「シグマシスキャノン!」
「メガビーム砲!」
ネプギアは縄を支えつつ肩のシグマシスキャノンを撃ち込み、ユニは旋回しながらメガビーム砲を撃ち込んでいく。
ユニが何周もビフロンスの周りを回るとビフロンスの体を縄が縛り付けた。
「私達に力を……!誰にも負けない、力を……!」
「魔力、来る!」
ロムとラムの体は溢れる魔力で白く輝いた。
それぞれサテライトキャノンを脇の下に抱えてビフロンスに向かって突撃する。
「タイミング、バッチリだよ!」
「エネルギー、充填出来てる……!」
「行くわよ、フィニッシュへ!」
ユニが縄を切り離す。それと同時にネプギアを縄を離した。
「っ、爆導索……!」
瞬間、縄が爆発する。ユニが射出した縄は爆導索だったのだ。
ユニは振り向いて全力でビフロンスに向かって加速する。
「はぁぁぁっ!0距離で、叩き込む!」
そしてメガビーム砲の砲口をビフロンスの背中に叩きつけて、それでもまだ勢いを殺さずに前進する!
「データ足りない……⁉︎だからなんなんですか!ここでやれなきゃ、ダメなんです!いいから持ってきて!」
ネプギアもユニとぶつかるように前進する。
ノーマルに換装したネプギアの横に並走して砲身が表れ、ネプギアはそれを掴む。
「アタッチメント、接続完了!」
「ロムちゃん!ここで!」
「ラムちゃんと、決める……!」
「これがああぁっ!」
ネプギアのシグマシスライフルと接続された砲身が展開する。
そしてユニが押し上げて来るビフロンスの正面からその砲口を叩きつけた!
「私達の!」
「必殺技……!」
さらに左右から挟み込むようにロムとラムがサテライトキャノンの砲口を叩きつける!
『ツイン・アイシクルサテライトキャノン!』
「メガビーム砲最大出力!」
「ブラスティアキャノン!」
『発射ァァァァッ!』
「っ!」
4人が叩き出せる最高の火力がビフロンスに注がれた!
とんでもない爆風と威力がビフロンスを包み込み、核でも爆発したかのような爆炎が周りを覆う。
4人はその爆発に巻き込まれる前に離脱する。
「マキシマムアンジェラスです……っ!」
「やったぁ!」
「完璧……!」
「やりましたよ、ミズキさん!」
「く、ぐ……さすがに効くわぁ……」
瞬時に再生するかに見えたビフロンスだったが、再生に時間がかかっている。顔も苦悶に歪んでいて4人の同時攻撃が効いているのが目に見えてわかる。
「動きが止まった!」
「なら、私達の出番だなァ!」
女神4人が前に出る。
「ネプギア達に、負けてられないものね!」
「いいとこ見せてあげましょう!」
「年季の違いというものを見せてあげますわ」
「お前ら、一瞬でも遅れたら巻き添えにすっからな!」
『上等!』
ネプテューヌのプロセッサユニットが唸りを上げ、ノワールの体が赤く発光する。
「NT-D!」
「トランザム!」
ネプテューヌとノワールが軌跡と残像を残りながら圧倒的なスピードでビフロンスに接近する。
ネプテューヌがビームサーベルを引き抜くとその刀身は通常ではあり得ない高出力で形成され、リーチと威力が上がる。
ノワールはソードビットを刀身に合体させてバスターソードにした。
「間髪!入れるわけないわ!」
「ネプテューヌ、私に合わせなさい!」
『やあああっ!』
「ちょ、タンマ……!」
ビフロンスを連続で切り抜け、幾重にも軌跡と残像が重なり合う。
何度も何度も切り抜けた後にネプテューヌはソードファンネルを、ノワールはソードビットを射出する。
「ソードファンネル!」
「ソードビット!」
駄目押しの斬撃が決まると、ファンネルとビットはその場から離脱。間髪入れずにブランのツインバスターライフルが火を吹く。
「当たれぇぇっ!」
「っ、これは……!次元フィールド!」
なけなしのシェアとアンチエナジーを使って前面のみに次元フィールドを展開、防御したがビームの上を滑るようにバレルロールして迫るベールが目の前にいた。
「この槍の速さは、滝の如く!」
「んぐっ、くううっ」
ベールが二刀流の槍で放つ連続の突きを手刀で応酬する。
しかしベールの槍は段々と速くなっていき、さらに背中のドラグーンすらも展開された。
「カタラクト・ラトナビュラ!」
「うぐぐぐっ!」
手の動きが見えないほどの連撃を浴びせるベール。さらにドラグーンの集中砲火も加えられ、手刀は追いつかなくなりビフロンスの体は再生した端から穴が開く。
「それっ!」
ベールがトドメとばかりに最後の突きを繰り出すとビフロンスが飛ばされた場所に吸い込まれるように2射目のツインバスターライフルの最大出力が当たる。
「うううっ!」
「決めますわよ!」
「わかってる!」
「これで!」
「ラスト!」
消失しかけるビフロンスの周りに無数の魔法陣が現れる。そこから槍の穂先が出て中心のビフロンス目掛けて飛んでいく!
「ブラン!」
「ビフロンス!テメエに未来はねェッ!」
その槍の豪雨の中をブランが羽を散らしながら純白の体で駆けていく!
「テンツェリンッ!ゲヴィッターッ!」
ビフロンスを斧で切り抜ける。同時にビフロンスに突き刺さっていた槍が爆発する。
「こいつはオマケだ!ノワール!」
ビフロンスの体はブランが斧にまとわせていた氷属性の力で凍っていく。
「再生が、追いつかない……!」
「悪いけど、ネプテューヌの出番はないわよ!」
「な、なによそれ!」
ノワールのバスターソードがビフロンス目掛けて向けられる。その剣先から圧倒的な熱量のビームが放たれる!
「トランザムッ……!ライッザァァァァァッ!」
ツインバスターライフルに勝るとも劣らないビームがビフロンスの体を原子レベルで分裂させていく!
「行くわよ、これが私の全力!」
ネプテューヌが太刀を掴んでビームの上を移動する。
ノワールのビームが途切れた瞬間、ネプテューヌはビフロンスを切り抜ける!
「みんなも、私も、ミズキも!アナタの絶望に屈しない!たとえアナタの絶望が正しかったとしても、私は希望を諦めない!」
ビフロンスに太刀を投げて突き刺し、手に持ったビームマグナムを構える。
「ミズキ!決めなさい!」
バキューーーーーンッ!
ビームマグナムの弾がビフロンスに直撃、太刀ごと撃ち抜いて爆発する!
「か、く………!」
ビフロンスの体はほぼ消えかかっていた。それでもビフロンスは再生し始める。その隙を逃さず、ミズキが前に出た。
「プロセッサユニット、展開!行けっ!」
プロセッサユニットが薄く2つに分離して4つの円になる。
それがミズキの号令で一斉にビフロンスに向かった。
「ま、だ……!私は、平和を……!」
「これは、想いの結界!次元を超えた、想いの証!」
4つのプロセッサユニットがビフロンスを囲い、緑色の三角錐の結界を作り出す。その中にビフロンスは閉じ込められた。
「なんっ、で!どうして!人が笑うのはエゴよ!人は他人の不幸でしか笑えない!人が笑う世界は、誰かの不幸の上にしか成り立たないの!」
「だから絶望を望んだのか!」
「そう!争いがなければ人は幸せ……!その刹那の時のために、刹那の時があれば、救われる!」
「人が笑顔でない世界の、何が正解だって言うんだァッ!」
ミズキが両手を前に出すと結界の中がスパークし始める。圧倒的なシェアの結界がアンチエナジーを滅し始めたのだ。
「あああっ!人が笑顔の世界なんて、不可能なのに……!」
「違う!人はいつか、争いのない世界だって!」
「人の歴史が証明してる!何億年、何兆年かけたって人は、人は平和にはなれなかった!」
「どうして今ここにある光が信じられない!今この場所で輝く光こそが!」
ビフロンスのアンチエナジーが消えていく。それと同時にビフロンスの体は光になって消え始めていた。
「私は……真の平和、を……!私を倒したって、第2、第3の私が必ず現れる……!いつか、平和、を……!」
「絶望の権化め!消えろぉぉぉっ!」
パアッと結界が弾ける。
それと同時にビフロンスも完全に浄化され光となって消える。
シェア・フィールドが消えると空はいつの間にか青空。下では歓声を上げる人達がいる。
「………やっ、た……?」
「やったのよ!ミズキ!」
「う、うわわわわっ⁉︎」
ミズキに女神と女神候補生全員が抱きついた。
「ちょ、待って待って!落ちる!さすがに支えられないって!」
「あら、女の子が重いって言ってるの?」
「ベール、降りろ」
「まあそれも致し方ありませんかもしれませんねぇ」
「チッ……!」
「ちょ、ちょっと!私達の抱きつく場所ないんだけど!」
「隙間、隙間……!」
「ミズキさん、私のアレ見た⁉︎どう、どうだった⁉︎」
「わ、私も!強くなったと思うんですけど……!」
「わかったからみんなどいてぇぇぇっ!」
まだたくさん問題は残ってる。
まず、この落下の危機をどうするかとかね。
それでも、今は、今なら。
みんな、笑ってるから。
お終い!
と、言ってもアニメだけです。これからネプテューヌシリーズのmk2をやりたいと思います。タイトルの通り、これはグッドエンドです。ルートが分岐して俗に言うトゥルールートへと繋がるようになっております。トゥルールートが、mk2の話になります。
ですが私はmk2の話をほとんど知らない(アホ)テストが近い(地頭がアホ)ovaでぷるるんに会いたい(世界の真理)なので1ヶ月〜2ヶ月の間は『不定期更新』となります。この期間はovaもそうですし、グッドエンド後の話とか閑話とかを投稿します。生存はその不定期に更新される話で確認を。遅くとも2ヶ月後にはmk2を始めます。
この期間中にmk2のストーリーを確認して話組み立てて話を書き溜めるわけです。ゲイムキャラはどうするか検討中。5pb.とか新人どころの話じゃないし…。
それと、その期間中に私の活動報告でリクエストを募集しようかと思います。活動報告じゃなくても感想でも、メッセージでも募集してます。ただコメント少なそうで怖いんだよなぁ……。いつまでも待ってます、マイナーなやつとかは私が知らないことが多いので、名前だしてください。
それでは、とりあえずはぷるるんを。
ここから普通の後書き。
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アクシズの押し返し。
ビームゴーガンはライディーンよりゴッドゴーガン。シェアフィールドはウルトラマンネクサスのフェーズシフトウエーブ。インフィニットミサイルはアクエリオンevolより倍々増殖誘導弾。スプレッドレーザーは蜃気楼より拡散構造相転移砲。ミズキのシェアの結界はXアストレイから。
あんまりガンダム要素多くなくてすいません…。許してください、なんでもしますから(ん?
まだ出してないガンダム多いですから!これから出るガンダムもいるでしょうし、mk2ではたくさん出したいですね。