二部構成です。
全身を雨で打たれながら、全力で走る。
「はぁ…っ、ハぁ……ッ!」
視界の悪さを煩わしく思いながら、俺は雨宿りの出来そうな場所を探す。
屋根。
しかし、そういった場所をみつけようにも、
左手側を見れば木々と草、あと山と森。右手を見れば田んぼが広がっているだけで、そもそも駆け込む建物がないという状態。
どうして俺がそんな田舎道のど真ん中にいるのか。何故雨に降られているのか。
それを今から説明させて欲しい。
大学1回生になり、怠惰な長期休暇を堪能していた俺。
昼はアニメを見て、夜は暖かい布団でぐっすり寝る。そんな毎日を繰り返していた。
だが流石の俺も連日そんな生活をし続けていると、某大手古本店のCMソングであった、
『遠くへ行くと体がしんどい、まったく出かけないと心がしんどい』みたいな心境になったのだ。
まぁ、まだここまでは仕方の無い事だと言えよう。
問題はその後だ。
その後の俺は、何を血迷ったのか『田舎にでも行きてぇな…、そうだ遠出しよう』と、そう考えた。
考えてしまったわけだ。
いや、どうしてそう思ってしまったのか。その理由は分かっている。
とある映画を見たのだ。こう、夏に流行った男女が入れ替わっちゃう的なあの映画を。
あと、サマーウォーズって良いよね?
とにかく。映画の影響をモロに受けた俺は行き先を、ある程度の田舎に設定した。
コレが第一の過ち。
日帰りを予定したため対して中身も詰まっていないリュックを気分程度で背負い、電車に乗り……。
……。
……ああ…寝た。見事に寝た。
もう、なんだろうね電車の魔力っていうの?なんであんな眠くなっちゃうんだろうね。
結局その後。夢の世界に旅立った俺が目を覚ましたのは、終点に着いてからだったのだ。
それどころか、ここで普通に引き返しときゃ良いのに。あの時の俺はーー
『まぁ、目的地とは違うけど。田舎だしいいか』
そう思ってしまったわけだ。
そしてコレが第二の過ちだった。
無人駅で降りた時は幸い空は曇っていて日差しはそこまで暑くなかった……いや、だからこそ逆にすぐに帰らなかったのだろう。
俺は目的もなく歩き回り田舎を満喫し。虫やら神社やら…まぁー、色々と見たり写真を撮ったりしたものだが…。
……いや、結論から言おう。
迷った。
気付けば帰り道が分からなくなっていた。
山や木々も多くあるが、ほとんどは田んぼで見晴らしは良い、にも関わらず帰る方向が分からなくない。
マジで小学生かよ俺は。
更に不幸は続く。
今度はパシャパシャと写真を撮りまくっていたせいか何なのか、スマホの充電が切れた。
しっかりと残量を確認しておくべきだったと後悔しても、時既に遅し。
その上、追打ちだとでも言わんばかりに、曇り空からパラパラとだが雨が降り始め…。
その後は察せ。
察したな?
そうだ、つまり今この状態に繋がるのだ。
雨の強さは増す一方で一向に弱くなる気配は無い。
もう全身びしょ濡れだ、パンツまでぐっしょりしてやがる。気持ち悪い。
「……クソッ……ああ!」
思わず口から汚い独り言が漏れ出す。
コレは本格的にヤバイ。
雲隠れしてしまい姿の見えないお天道様はだいぶ傾いてしまっているのか、周囲の景色が少し黒ずんできている事に危機感を覚える。
このまま建物が見つからなかったら…。
そんな想像が頭の中に浮かんだその時。
「……!!」
視界の隅に、錆びた赤い屋根が目に入った。
バス停。
俺はフッと息を吐き、走るスピードを上げる。
足裏が地面を叩くたびにビシャビシャと雨水が音を立てながら跳んだ。
一二、三歩と大股で走り、古びたバス停に駆け込みーー
ーー先客がいた。
黒い髪をおさげに結った、白いワンピースの少女が。
彼女はビショビショに濡れたワンピースの、スカート部分を絞っている様でこちらには気付いていない。
顔は俯きがちになってしまっているため見ることは出来ない。
ただ、ワンピースの端から滲んだ水滴がなんども地面に跳ね、ピチャピチャと音を奏でている。
俺はその光景を黙って見ていた。いつの間にか上がっていた息も落ち着いている。
どこか寂しげな空気。そして雨の音と薄暗い空。
どこか陰鬱とした雰囲気の中に一人水滴を垂らす三つ編みの少女は…こう言うと失礼だが、酷く様になっていた。溶け込んでいた。
思わず深い溜息が漏れる。
そのせいだろう。突然人の気配を感じたからか、その人物はスカートを絞る体勢のままピタリと固まる。
そしてそのままゆっくりと首を上げた。
影で見えなかった顔がゆっくりとーー
「あ?」
「え?」
目の前の人物ーー少女の瞳が大きく見開かれ、驚愕に染まる。
その眼からは何故ここに、という疑問が痛いほどに伝わってきた。
きっと俺も彼女と同じ表情を浮かべているのだろう。
いや、だって…まさかこんな形で再開するだなんて誰が予想出来るんだよ。
「し、めぐり…先輩?」
俺は、目の前にいる少女の名を呼んだ。
城廻めぐり。元総武校の生徒会長で、雪ノ下さんの後輩。指定校推薦で大学を入試した。…この人に限ってあり得ないだろうが、留年していなければ現在大学生二回生。温厚篤実な性格で常に周囲にめぐ☆めぐりっしゅぱんぱかぱーんな固有結界を発動させている(相手は死ぬ)。
俺が彼女について知っているのはコレくらいのものだろう。
奉仕部での依頼で何度かお世話になった位で、特に深く関わりがあったわけでは無い。
彼女は依然スカートを絞る体勢のまま固まっている。
正直言ってこの反応は少し意外だった。
めぐり先輩の事だから、すぐに「比企谷くんだ〜」とゆるふわっした声を掛けてくるものだと思っていた。
まさか、ここまで驚かれるとは。そんなキモい顔してるのん?俺。
「めぐり先輩?」
「え、あ…」
俺が恐る恐ると声を掛けると、やっとめぐり先輩がフリーズ状態から戻くる。
そして。
その表情がどんどん朱に染まっていくのを俺は見た。耳まで真っ赤だほんわかぱっぱ。
え、何?何で?と頭の中で混乱したのち、しばらくしてやっとその答えに行き着く。
彼女のワンピースが透けて……その、内側にある薄いピンク色の下着とかが。
「…ひゃ、わっ!!」
彼女はバッと胸元を隠すように手を置き、そして勢いよく体を回転させ俺に背を向け。
しかしそれでも透けた衣服越しには、ピンク色の生地が。
「は、恥ずかしいよぅ……!比企谷くん!?こここ、こっち見ないでくれるー?」
「ひゃ、はい!」
俺も何をマジマジと見てんだ、脳内で実況してんだ!
アホか!スケベか!!スケベだ!
仕方ないだろう!健全な男子大学生だぞ!?
体を思いっきし半回転させ、俺もめぐり先輩に背を向ける。
その背後から、「うぅ…見られたぁ…」と何とも言えない独り言が聞こえてくる。
それに、頭の中で何度も謝罪する。すいません!眼福でした!!
お互いの間に何とも言えない気まずい空気が流れ始める。
雨音が止む気配は今の所ない。それどころか強くなっている気さえするまである。
一体どうすればこの固有結界から逃げ果せる事が出来るだろうか。おお。神よ、教えてくれ。
そんな馬鹿な事を考え気を紛らわしていると、背中越しから「こほんっ」とわざとらしい咳払いが聞こえてきた。
「あ、あの。…どうして比企谷君がここに?」
おお、と名前を覚えて貰っていた事に密かに感動を覚える。
「いや、ちょっとした暇潰しに…」
「そ、そっかぁ〜…あはは」
「ははは」
「あはは……」
コレはアレだ。俺が話を繋げなければならないとかいうアレですね。
「それで、城廻先輩はどうしてここに?」
正直、コレは少し気になっていた。まさか俺と同じ、映画見た後のテンションで。だなんて間抜けな理由ではないだろう。
「え?うん、私はおじいちゃんとおばあちゃんの家に遊びに来てて。それでちょっと散歩してたら突然降り出してきちゃって…」
なるほど、そういう事か。
しかし…散歩でここまで来たと彼女は言っていた。
なら、ここから意外と近い場所に人里があるのだろうか。まぁ、彼女が帰らずここで雨宿りをしている事から、どのみちここから少し距離が離れた場所にあるのだろうが。
「じゃ、しばらくここで雨宿りですかね…」
ふっと自嘲気味に笑う。
すると、彼女が明るめの声で。
「あ、でも!もうすぐ迎えが来るよ!比企谷君が来る前に迎え呼んでたんだー」
「え?マジですか」
そう聞いて俺は心の中で安堵する。
なんだ、なら良かった。
正直めぐり先輩の今の格好は体に悪い。いや、いやらしい意味じゃなくて。
夏とはいえ、冷たい雨は体に毒だ。
「だから、比企谷くん…」
最悪、風邪か何か病気にかかってしまうかもしれない。
もう既に手遅れかもしれないが…、めぐり先輩には祖父母がついてるんだし大丈夫だろう。
「あの…」
それにしても、めぐり先輩の祖父母か。一体どんな人達だろうか。やっぱめぐ☆めぐしてんのだろうかね?
「比企谷くん、もし良かったらウチにこない?」
祖父母さんには迷惑を掛けてしまうが、駅まで送って貰うのも手だな。帰り道分からないし。うん。……うん?
「え?」
今めぐり先輩はなんて言った?
「めぐり先輩のおじいちゃん、おばあちゃんの家にですか…?」
「うん」
「別に電車で帰りますよ?」
「でも、流石にこの雨じゃ電車止まちゃってるよ?」
んむ、確かに…。
まぁ、問題ないか。人様の家が気不味い、などと言う高校生染みた感覚は既に捨てている。
それに田舎の無人駅でずっと電車を待つのは流石に酷だ。
そんな風にタップリと塾考した後、俺は胸の中で小さく溜息を吐く。そして、
「それじゃ、お言葉に甘えさせて貰います」
「うん!」
俺がそう返すと、本当に嬉しそうな返事が背中から聞こえた。
その感じに少しほっこりしていると、
「あ、来たみたい」
「ですね」
車がゆっくりと近付いてくる。そして、俺たちの前で止まりドアを開けた。
そこからひょこっと、褞袍を着た白髪の老人が顔を出した。
コレがめぐり先輩の祖父。祖父にしては随分若い様な…でも父というには…。
老人はめぐり先輩を見ると、少し安堵した様な表情を浮かべる。しかし、その後隣にいる俺に気付きうん?という表情になった。
「…ん?誰だそこの男の子は?」
「えーとっね…」
問いかけられためぐり先輩の目線はどこか挙動不審で、何故か返答に困っているようだった。
仕方ない、可愛い先輩のために助け舟を出すか。とくと見よ!大学で鍛えられた俺のコミュ力を!!
「初めまして、めぐり先輩の後輩…の比企谷八幡でーー」
「ああ!あの比企谷くんか!!」
え?『あの』?
「めぐりからよく話は聞いているよ」
俺は首を傾げた後、どういう事だとめぐり先輩に視線を向ける。
「ま、違う!あの!」
するとそこには、気の毒な程に顔を赤くしたり、蒼くしたりと器用な真似をする先輩がいた。
「ん?もしかしてコレは言ってはいけない事だったかな?」
そんな彼女を見て、祖父が苦笑いを浮かべる。
それにめぐり先輩は、また顔を真っ赤にして、
「と、とにかく!早く行こう!」
そう大声で言った。
それを見て祖父はカラカラと笑う。「若いってのはいいなぁ」じゃないですよ。そういう関係じゃないっすから。
そう言おうと思ったが。
隣で顔を林檎のように染める彼女を見ると、不思議とその言葉を言ってはいけない気がし、俺は言葉を飲み下した。
車の中に入ると、金属が雨を跳ね返させる音が大きく聞こえてくる。
さて…俺は生きて帰れるのだろうか
心の中でそう冗談めかして呟くと同時に、車はゆっくりと進み始める。
雨は止まない。
× × ×
車に揺られる事約10分、めぐり先輩の祖父母家に到着した。
屋根の下に止められた車から出て、小さく伸びをする。
そして、雨に当たらないよう空を見上げた。
天は相変わらず雨雲で覆われている。
暗さからして既に日がほとんど沈んでいるのだろう。本当に今日中に帰れるのか?
「おーい、比企谷君。こっちだよ」
そんな事を考えていると、玄関扉の前から声を掛けられた。
「ただいまー!」
「ただいま」
「失礼します」
玄関扉を開け中に入ると、見事な和風家屋の外観の期待を裏切らぬ内観が俺を出迎える。
木の匂いが鼻を擽った。
映画にでも出てきそうな雰囲気に、思わず「すげぇ…」感嘆の声が出る。
ん?いや、なんですかその微笑ましいものを見るような目…ちょっと、止めて下さい。
「とりあえず上がって上がって。そうだ、めぐり、比企谷くん。先にお風呂に入って来なさい」
「うん」
「ありがとうございます、すいませんお風呂まで貸して頂いて」
「なに、気にするな。なんなら…二人一緒に入ってもいいから」
「それは遠慮します」
俺がそう断ると爺さんはまたもカラカラと笑い、どこかの部屋に入っていった。
まったく何だあの爺さん。不思議と小町に近しいものを感じる。
そんな事を考えながらめぐり先輩の方へ首を傾ける。
「ごめんね、お爺ちゃんが」
彼女は顔を赤くし、申し訳なさそうに言う。
「いや、別に気にしてないですから…じゃ、めぐり先輩からどうぞ」
「うん、ありがとう。お先に」
とたたと先輩が廊下を走っていく。そして突き当たりの扉をがららと開けて中に入っていった。
そこが風呂場か、と思っていると突然。
「ほれ、タオルだ」
「うぉっ!」
いつの間にいたのだろうか、横に爺さんがタオルを持ちながら立っていた。
「ありがとうございます」
手渡されたタオルをありがたく受け取り、言葉を告げる。
そして、「どういたしまして」という言葉を聞きながらぐしぐしと荒く髪を拭いた。
「風呂はもう少し時間が掛かるかもしれないから我慢してくれ。あと、このあと夕食が出るから、もしよかったら食べていきなさい」
「マジですか…。もうホント、何から何までありがとうございます」
「なに、気にしないでくれ。可愛い孫娘の恋人のためだ」
「いや、あの…マジでそういう関係じゃ」
「はは、分かってるよ。冗談さ、冗談。それじゃ、しっかりと髪を拭いておきなさい。ここが居間で、ここがトイレだ。風呂場の位置は」
「あ、大丈夫です。わかってます」
俺がそう返すと爺さんは満足そうに頷き、先ほど居間だと言っていた部屋に戻っていった。
ああ、何故だかあの爺さんと話すとヤケに疲れが溜まる気がする。
そう思い「ふぅ」と深く息吹く。
そして自分の手が止まっているのに気付き、再びワシャワシャと髪を拭き始めた。
しばらくそうしていると、風呂場の方からガラガラと扉をスライドする音が聞こえてきた。
「比企谷くん、お風呂空いたよ〜」
「あ、はい。分かりま…し……」
自分の口から出る言葉が尻すぼみになっていくのを感じる。
天使がいた。
今まで生きていて、お風呂上りの女の子を見たことがあっただろうか。
…いや、小町は妹だから例外だとして。
お風呂から上がったばかりのめぐり先輩は、普段三つ編みになっている髪を解いていた。
まぁ、普段めぐり先輩と会うこともなかったので普段彼女が三つ編みをしているのかなど本当は分からないのだが…そこはイメージだ。
肩には水玉模様のタオルを掛けており、表情はほくほく顔だ。
黒い髪はしっとりと濡れていて、重力によって下へと真っ直ぐに垂れている。
微かに上気し、朱色のさした頬と、そして着ているパジャマからチラリと覗く鎖骨が妙に艶かしく、無意識に、喉がコクンと鳴った。
俺の記憶の中にある彼女の、めぐり先輩のイメージにあるズレ。そのせいで俺は彼女から目が離せなくなった。
簡潔に言って、見惚れた。
だからだろうか。無意識の内に口にしてしまったのだ。
「……綺麗だ」
「比企、がや…くん…?」
言口にしてしまってから、ハッと気付く。現実に引き戻される。
え、あ…え?俺…今なんて。
おそるおそるといった様に再びめぐり先輩の方を向くとーー。
「わぶっ!?」
視界を柔らかなものに遮られた。
甘い香りが鼻腔を擽る。
突如真っ暗になった視界の中で、顔に押し付けられたものが何か考え、そして答えに行き着く。
タオル?
「比企谷くん!着替えは籠の上に置いてあるから!それじゃ!!」
パタパタと慌ただしく足音が遠ざかっていく。
俺はその足音が聞こえなくなってから、顔に押し付けられたタオルをゆっくりと取った。
そのままフラフラと脱衣所に入り、タオルを籠に置こうとして…。
「もう…ある…」
そこには既にタオルが置いてあった。
それを空いている方の手で取り、今更になって、めぐり先輩から渡されたたタオルが湿っていることに気が付いた。
俺が髪を拭いていたタオルは湿っていて当然だとして…、めぐり先輩からのタオルは…。
そこまで考えたところで三つとも籠に投げ入れ、服を脱ぐ。そしてそれらの脱いだ衣服をまた別の籠に入れた。
戸を開け、シャワーも浴びずに湯煎に身体を沈める。
甘い香り。湿ったタオル。使用済み。
俺はゆっくりと顔をお湯につける。コポンと小さな泡がいくつか浮いた。
『綺麗だ』
……。
……。
……あ…。
あ″ああああああああああああっッッ!!!!何を言ってるんだ俺はああああああああああああッッ!!?
死にたいっ!!死にたいよおぅッ!!めぐり先輩と顔合わせたくないよおッ!!
馬鹿じゃねぇの!!?馬鹿じゃねぇのっ!!?バーカッ!!バーカッ!!!
水中に顔面を付けたまま、叫ぶ。喚く。その度にゴボゴボと水上へ泡が上っていっては弾けて消える。
しばらく、そうし続け。空気が切れかけ寸前に、顔をガバッと上げ風呂場の空気を肺一杯に吸う。
その途中でふと。
あれ?今俺が浸かってるこの湯って…めぐり先輩が浸かってたヤツでは…?
……。
ちゃぽんと、滴が落ちる音が浴室で反響する。
……。
俺は再びそっと、顔をお湯に浸ける。
……ね…。
死ね俺ぇええええええええええええええええええええええええっッッ!!!!
結局風呂から出た後。
俺とめぐり先輩は、まともに互いの顔を合わす事が出来なかった。
短編になります。
やっとめぐり先輩が主役の作品を書けたやったー!!
書いてると分かるんですが…、「命を絶った」との執筆スピードの差がヤバイ。
1日でここまで書いたのは初めてです。さっすがめぐりんだね!