Ainzardry   作:こりぶりん

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 ここから加速。
 NPCの同士討ちを忌避する設定により戦闘回数を絞ったことと合わせるとすごく端折ってるように見えそうだけど、既定路線です。元ネタを知ってる読者には説明するまでもないし、知らない読者はそもそも全10階層だという知識がなかった筈だから気にしすぎかもなあ。



B9F:シュート!

 プレアデスの一行が管制室と書かれた扉をくぐると、全員が部屋に足を踏み入れた瞬間、扉がバタンと閉まった。

 

「またぁ!?」

 

 後列のエントマが振り向いて小さく叫ぶが、それに委細構わず、閉まった扉が橙色にぼんやりと発光したかと思うと、次の瞬間姿を消した。驚きに目を剥いたエントマが――この場合、見開いたのは仮面蟲の擬態ではなくその下に隠された本物の複眼である――扉が消え去った場所に駆け寄ってぺたぺたとその箇所を確認するも、地下迷宮の分厚い石壁が、暗く冷たい感触を返してくるばかりであった。

 

「――閉じ込められた、というわけでもなさそうね」

 

 入ってきた扉は消え去ったが、右手の壁面に別の扉が見えているのを確認してユリが言う。

 

「……位置関係的に、既に通った通路に繋がると推測。通路を通ったときは扉を未確認の為、シークレットドアないしは先程起きたように通ると消える可能性も」

 

 地図情報を照合したシズがそう言うと、どこからともなく聞こえてきた声が部屋に響きわたる。

 

『……お、おめでとうございます、訓練生の皆さん。あなた方はここまで辿り着くことで、一定の実力を証明し、更なる危険が待ち受ける下層へと、未知の冒険に踏み出すための力を備えていると認定されました。

 つきましては、この階層にある昇降機(エレベーター)の利用許可証を発行します。皆さんが、地下迷宮最深部に控える“大魔導師アグノモン”の下まで辿り着くことを期待します……』

 

「マーレ様の声ね」

 

 ソリュシャンが呟くと、マーレの声が沈黙するのに合わせて正面の壁に穴が開いた。壁の真ん中に小さな箱が収まる程度の窪みが隠されており、その蓋が自動的に開いたのだ。ソリュシャンが歩み寄ってその小箱を無造作に開くと――さすがにこの前振りで小箱に罠が仕掛けてあったら陰険過ぎる――中に収められていたのは青いリボンであった。

 

「へぇ、このリボンが許可証なんすか?」

 

 横から覗き込んだルプスレギナがリボンを取り上げて指に絡める。くるくると巻き付けながら思案顔をしたかと思えば、後ろを振り向いて言った。

 

「ナーちゃん、つけてあげるっすよ」

 

「……なんで私? そんなにつけたいなら自分のお下げにつければいいじゃない」

 

 指名されたナーベラルが困惑の声を上げると、ルプスレギナはちっちっと指を振る。

 

「考えが甘いっす、ナーちゃん。私のお下げは二本なんだから、一本だけこれに変えるのはいくらなんでもバランスが悪いっすよ」

 

「まあ、それはそうだけど……」

 

 ナーベラルは周囲を見渡す。

 

「ユリ姉様は……その髪型にはちょっと似合いませんね」

 

 夜会巻きと呼ばれるユリの髪型にリボンは似合わないだろう。ナーベラルがソリュシャンに視線を移すと、ソリュシャンは無言で首を振った。ルプスレギナが彼女の気持ちを代弁する。

 

「ゴスロリ系まで行っちゃえばソーちゃんの縦ロールにも合わなくはないすけど、ソーちゃんのイメージには合わないっすね」

 

「私の髪は実際は虫の擬態だから、問題外だよねぇ」

 

 エントマが頭のお団子(シニヨン)を弄りながらそう言うと、それに応えるようにシニヨンに擬態した虫がわさわさと蠢いた。

 

「……不要」

 

 シズが端的に呟く。

 

「ま、シズちゃんのストレートヘアに余計な飾りは要らないっすよね。ほらほらナーちゃん、ポニテのリボンを交換するだけなんだから覚悟を決めるっす」

 

「もう……そもそも身につける必要はあるのかしら?」

 

 口を尖らせながらも、実際はそこまで忌避する理由があるわけでもないので大人しくルプスレギナに後頭部をされるがままにするナーベラル。ルプスレギナが楽しそうに妹のポニーテールを縛り直しながら口を開く。

 

「まあまあ。例えば状態異常に対する完全耐性が身につく魔法の装備だとか、そういうサプライズがあるかもしれないっすよ?」

 

 残念ながらゲームが違うのでそんなサプライズはない。

 

「ほい、完成っと。可愛いっすよ、ナーちゃん」

 

「そうね、よく似合ってるわ」

 

 ルプスレギナの気ままな行動にユリがフォローを入れると、ナーベラルは照れ笑いで口元を僅かに緩めた。別に粗末な布きれを押しつけられたというわけでもなく、きめ細やかで上等な生地に色合いもエレガントな淡い青である。ナーベラルの黒髪とのコントラストは実際悪くなかった。

 

「ありがとうございます、ユリ姉様。……それより、先程マーレ様の台詞の中に気になる内容があったと思うのですが」

 

「ナーベラルも気になった? このダンジョンの最深部に居るという大魔導師のことよね?」

 

 ソリュシャンが相槌を打つと、ナーベラルはこくりと頷いた。

 

「……大魔導師アグノモン……ボス?」

 

「普通に考えればそうでしょうねぇ。そこまで辿り着けば、この地下迷宮の攻略完了ということかなぁ」

 

 シズにエントマが意見を口にし、そのままてんでに姦しく騒ぎながら扉を開けて通路に出ると、先程追い払われた昇降機(エレベーター)の前へと移動する。赤ランプが一行を照らし出し、特にナーベラルを重点的に走査する。今度はマーレの声が聞こえることもなく、カチリと音がして扉の錠前が解除された。

 

「おー、内部は結構広いっすね。これが操作パネルかな?」

 

「4から9までの(ボタン)があるわね。昇降機(エレベーター)なのだから、当然これで階層を指定するのでしょうね」

 

 ルプスレギナが好奇心のままに乗り込んだその後に続き、ソリュシャンが操作盤を覗き込んだ。ルプスレギナが振り向いて一礼する。

 

「ご利用ありがとうございますお客様。何階をご希望っすか?」

 

「そうねえ。単純に考えれば次の階に降りるか、一番下まで行くかの二択かしら?」

 

 エレベーターガールの真似事をスルーしてナーベラルがそう言うと、ルプスレギナはちょっと切なげな顔をした。

 

「……突撃。下まで」

 

「でもぉ、先に進むのに中階層で手に入るキーアイテムが必要で、結局順番に攻略する必要がある可能性とかもあるけどぉ」

 

 シズとエントマが正反対の意見を述べる。そのまま姦しく騒ぎ始めるのを、ユリがぱんぱんと手を叩いて止めた。

 

「はいはい、そこまで。どうするかは決を採りましょう。判断できるだけの情報はないのだから、フィーリングでいいと思うわ」

 

 結果、下まで下りてみることになった。ルプスレギナが「ポチっとな」と言いながら9の文字が書かれた(ボタン)を押す。今の何? と聞く妹に様式美だなどと返しながら待つこと数秒。ふわりと足下が浮かび上がるような浮遊感と共に、部屋全体がゆっくりと下降し始めた。

 

「へえー……こんな風になるんだぁ」

 

「…………新鮮な感覚」

 

 ナザリック地下大墳墓が現実の建築物であればエレベーターの一基や二基、有ってもおかしくなかったが、ゲーム内の施設であるナザリックの階層間移動は階段でなければ転移であった。更に言えば、転移で移動するのは至高の御方々――ギルドメンバーの有する特権であり、NPCのプレアデスはそもそも階層間を移動することも希であった。初めて体験するエレベーターの感覚にはしゃぐ妹達の様子を横目に、ユリが扉の上部を見上げた。

 

「あのランプが現在階層かしら。7……8……もう着くわね」

 

 ランプが9を示すと共に、エレベーターが止まる。チーンというアラームと共に扉が音を立てて開くと、ひんやりとした地下迷宮の冷気が流れ込んできた。深層であるからなのか、温度は一回り下がっているようにも思われるが、地下深くという割に重苦しく澱んだ感じは受けない。換気系統には十分に気を遣っているのだろう。

 天井の光苔により薄明かりが確保されているのも変わらない。エレベーターの扉が自動的に閉まる音を背後に聞きながら、一同は降りた先で左右に扉が並んでいるのを確認した。

 

「……どちらにする?」

 

 指運に任せることが許されるのは、出来る限り情報を集めた後の話である。ソリュシャンが進み出て、まずは左の扉にぴとっと張り付いて聞き耳を立てた。その後、右の扉にも同じように聞き耳を立て、息を殺して見守る姉妹達の下に戻ってきた。ユリがキャンプを展開するのを横目に、円陣を組んだ一同の下に顔を寄せて囁きかける。

 

「……左の方には、中に何か居ますわね。右は何も聞こえません」

 

「そう、ありがとうソリュシャン。じゃあ、意見のある子はいるかしら?」

 

 ユリが話を振ると、エントマが手を挙げた。

 

「左にモンスターが居るなら、この階層の敵の強さを確認しましょぉ?」

 

 ここまでの傾向として、階段を下りることでモンスターの種類や強さが変動することが確認されている。階層が変われば配置されたモンスターも変わる以上、まずは敵の強さを調べるのは順当な判断だと言えるだろう。

 

「そうね、危険そうならエレベーターに逃げ込んで上に戻ってもいいし。……異論のある子はいるかしら?」

 

 ユリが妹達の顔を見回すと、全員がこくりと頷いたので、魔道具を回収してキャンプを畳む。全員が武器を構えて戦闘態勢を整えたのを確認すると、ユリは左の扉を蹴り開けて部屋の中に飛び込んだ。

 

「せいっ! ……?」

 

 部屋の中は広めの玄室であった。まず目を引くのは、奥の一角に口を開けた巨大な穴である。落とし穴と言うには床に偽装された蓋がついている訳でもなく、そもそも滑り台のように傾斜した斜面が地の底へと続いていく様子が見て取れる。放り込んだものがガイドに沿って滑り落ちていくであろうそれは、穴と言うよりは落とし樋(シュート)と表現するのが相応しく思われた。

 だが今注目すべきはそこではない。その穴の周囲に所在なげに佇んでいる幽鬼のような人影。人間と見るには圧倒的なその巨躯は二メートルを上回り、暗黒の全身鎧に身を包み巨大なタワーシールドにその半身を隠したそのモンスターは、一同がよく知るアンデッドの騎士――死の騎士(デス・ナイト)である。

 この世界では伝説級のモンスターが三体。明らかにここまで、地下四階までに配置されたモンスターとは文字通り桁が違った。とは言え、死の騎士(デス・ナイト)では戦闘メイド(プレアデス)には遠く及ばぬのもまた事実。彼女達にしてみれば一撃では殺しきれない相手、油断すればダメージを負う相手になった程度の話でしかない。

 しかし。

 

『……どうした。何故戦わぬ?』

 

 アインズの声は疑問の形を取っていたが、その声色にはやはりなという感情が多分に含まれているようにも思われた。

 死の騎士(デス・ナイト)を目にした戦闘メイド(プレアデス)の一行と、彼女達を目にした死の騎士(デス・ナイト)の三人は、直ちに戦闘行為に入るかと言えばそんなこともなく。不安そうな顔つきで互いの顔を見合わせるばかりであったのだ。

 

「お言葉ですがアインズ様……彼らは、その……アインズ様が直接お作りになったシモベではないでしょうか?」

 

『その通りだ。本来の冒険者達に死の騎士(デス・ナイト)レベルの敵の相手をさせる予定は流石にないが、それではお前達の強さを確認することはできないからな。この第九階層からは、お前達用に特別に準備したモンスターを配置してある。さあ、お前達の強さを私に示してくれ』

 

 ユリの問いに即座に肯定の意を返すアインズ。その言葉を聞いて、一同は目を伏せた。

 

「おそれながら……アインズ様のシモベと戦うことなど、私達にはできません。お許しください、アインズ様」

 

 そう言ってユリが深々と頭を下げ、妹達もそれに倣う。沈黙が場に落ちる。

 アインズが生み出したシモベに手をかける――至高の御方に害をなすことと同義であるその行為は、己がそれをすると考えただけで胃の腑が引っ繰り返るような不快感を彼女達にもたらした。いくら至高の御方ご自身の命令であると言えども、それを実行することなど考えられぬ。故に、彼女達にとってはやむを得ざる返答であったが……命令を真っ向から拒否したのだ。返答のないアインズの沈黙がひたすらに怖ろしかった。ぷつぷつと額にわき出してきた汗が顔を伝い、鼻の頭や顎の先まで辿り着いて空中にこぼれ落ちる。一部は目に入り痛みをもたらして不快感を訴えるが、彼女達は微動だにせずアインズの返答を待ち続けた。

 

『ふむ……私の命令を拒否する、ということになるが。それでいいのかお前達?』

 

「お……お許し下さい、アインズ様……」

 

 沈黙の後に発せられたアインズの返答は、その内容に比して怒りが籠もっているようには感じられなかったが、そのようなことが彼女達の慰めになることはなかった。ユリがその場に膝をつき、手の平と額を床に擦りつけて平伏すると、妹達が即座にそれに倣って土下座した。どこに敵がいるかもわからぬダンジョン内でする格好ではないが、かつてそのようにアインズに窘められたことすら今感じている罪悪感の前ではどうでもよかった。

 

『まあ落ち着けお前達。実のところ私はそれほど怒っているというわけでもない。……まずは立ちなさい』

 

 アインズが優しげな声でそう言うと、ユリは土下座したまま首を横に振った。

 

「いえ、アインズ様。ご命令を拒否するという無礼を働いた私達にそのような資格など……!」

 

『ふむ……無礼を働いたから、次の命令を無視するという新たな無礼を働くという訳か? それとも、伏せた顔の下で舌を出す様子を私に見られたくないということなのかな?』

 

 その台詞は効果覿面であった。顔を真っ青にしたプレアデス達ががばと上体を起こして素早く立ち上がるのを、アインズは黙って見守る。

 

『繰り返すが、私は特に怒っているというわけでもない。ただ、確認したいだけだ……お前達に何が出来て、何が出来ないのか。それは人間には腕が四本ないというレベルでそう作られているからなのか、あるいは忠誠心故の融通の利かなさなのか』

 

 アインズは青い顔で身を寄せ合う戦闘メイド(プレアデス)達を、魔法に映し出された映像を通して一瞥した。実のところ、彼女達がこう答えるというのは死の騎士(デス・ナイト)達を配置した時から予想の範疇である。いい機会なので、色々と確認したいことがあるのだ。

 

『そうだな……まずは報酬で釣ってみようか。お前達が目の前の死の騎士(デス・ナイト)達を倒せば、なんでも願いを叶えてやるというのはどうだ? 命令に従う気は起こらないか?』

 

 その言葉を聞き、プレアデス達は互いの顔を見合わせた。その不安そうな眼差しに変化はなく、妹達の意志が揺らいでもいないことを確認したユリが代表して答える。

 

「おそれながら、お許しくださいアインズ様……」

 

『ふむ。何でもと言われても想像がつかないか? そうだな、例えば……ユリよ、お前の装備しているガントレットはやまいこさんが使っていたものの模造品、否、試作品のお下がりなんだが。やまいこさんが使っていた本物をお前にやろうと言ったら心が動かないか? あるいはそうだな。お前達は私の仲間の思い出話を聞くのが大好きだが、とっておきの話をしてやるといえばどうだ? ヘロヘロさん、弐式炎雷さん、源次郎さん……これまでお前達に話したことがないようなエピソードが色々あるが、聞いてみたくはないか?』

 

 再びプレアデス達は互いの顔を見合わせる。彼女達は目に映る互いの顔に、先程よりは強い動揺が走っているのを確認した。しかし彼女達は最終的に、アインズの誘惑を振り切るかのように頭を振り、隣同士で握りしめた手にきゅっと力を入れて互いの意志を確かめ合う。

 

「……申し訳ございませんアインズ様。何卒お許しを……」

 

『うむ……』

 

 ユリが震える声を絞り出すと、アインズは相槌を一つ打ったきり再び沈黙する。プレアデス達が怯えるのに十分な逡巡の後、アインズは新たな指示を与えた。

 

『やはり報酬では駄目か。ええと、こいつらは私が直接創造してるからな……プレアデスよ、とりあえず部屋の隅のシュートから下に降りよ』

 

 彼女達には意味の分からぬ事を言いながら、アインズの意を受けて死の騎士(デス・ナイト)達が脇に退くのを、ユリ達は緊張の眼差しで見つめる。誰からともなくアインズの言葉に従って壁際に口を開けた床の穴に近寄った。

 アインズがシュートと呼んだその穴は、見た感じからすると滑り台とでも言うべきものだった。穴の縁から続く傾斜した滑り台の壁面は、見るからに摩擦係数の低そうなつるりとした材質でできており、手足をかける段や窪みの類もなく、更なる地の底へと向かって沈んでいく。その先は暗闇の底に沈んで見通すことは出来ないが、アインズの命令であれば向かう先が槍衾でも酸のプールでも否やはない。ユリは肩越しに背後の妹達を振り向いて言った。

 

「ではみんな、覚悟はいいかしら。いくわよ、1、2の、3!」

 

 プレアデス達は飛び込んだ――地の底へと落ちていく暗く深い穴に向かって。

 

 

 




《ブルーリボン》
 リアルではネタにするのも躊躇われるほど真面目な意味を持っていたりもするのだが、ここでは単なるエレベーターの使用許可証。B4F~B9F間を自由に移動できるようになる上、階段を使うルートからは決して最下層に辿り着くことは出来ないため手に入れないと先に進めない必須アイテム。
 本来のビジュアルイメージはおそらく胸章なのだと思われるが……せっかく女の子一杯居るんだからアクセサリでもいいじゃない。でも別にあらゆる状態異常に耐性がついたりはしないし、そもそも装備できない。

《大魔導師WERDNA》
 この手のネーミングで最も有名なのはなんといってもやはり「アルカード」だろう。
 大魔導師アグノモン……いったい何ンガなんだ……

《エレベーター》
 B5FからB8Fなんてなかったし、B9Fは全4ブロック。イイネ?
 ……狂王の試練場において、B5~B8は攻略上訪れる必要のないおまけマップである。嫌ならやめてもいいんじゃよとばかりに、行く必要があるマップとは一線を画した凶悪なデザインで、それでいて報酬に色がつくわけでもない。その存在が余計な物であったと認めるかのように、全10階層であったマップは次回作の#2、#3では全6階層へと変更された。

《シュート》
 なぜかB9FからB10Fへの階段の代わりを務める滑り台。
 平たく言うと一方通行の階段であり、一度下りたら上には戻れない。
 代わりに下りた先に出口があるので、ここではあまり意味がないのだが。


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