ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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感動の名場面を作るのが苦手ですが、頑張っていきたいと思います。


VSネオガイガレード

ゼロはリトラをプリキュア達に任せ、ネオガイガレードに挑む。

ゼロはネオガイガレードの右手の鎌を躱し、腹にキックをお見舞いする。

怯んだネオガイガレードを見て更なる攻撃を繰り出すゼロだが、ネオガイガレードは即座に反撃する。

 

ゼロ「てめぇがそのつもりなら、こっちも行くぜ!」

 

ゼロはゼロスラッガーを構え、ネオガイガレードの右手の鎌をチャンバラのように捌く。

ゼロは隙を狙ってネオガイガレードの脇腹を蹴る。

 

ゼロ(こいつは光線技を使う時、バリヤーを使うからな。あの鎌を圧し折ってゼロツインソードで止めだ。)

 

ネオガイガレードは鎌を振りかぶってゼロを襲い掛かる。

 

ハッピー「プリキュア・ハッピーシャワー!」

 

その時、ネオガイガレードの背後にピンクの光波が命中する。

ネオガイガレードはその衝撃で前に倒れる。

ゼロはネオガイガレードの後ろを見てみると、スマイルプリキュアとプリキュア5がいた。

 

ゼロ「お前ら!」

ハッピー「ゼロ!私達も戦います!」

ドリーム「リトラはココに任せてるよ!」

ゼロ「へへっ、頼りにしてるぜ!」

 

ゼロはハッピー達と一緒にネオガイガレード撃破を行う。

一方、小々田はリトラの元に辿り着いた。

 

シロップ「リトラ!大丈夫ロプ!?」

 

シロップはリトラの心配をかける。

リトラはシロップの声に気が付き、再び飛び上がろうとする。

 

シロップ「無理に動いちゃ駄目ロプ!あいつはゼロが何とかしてるからジッとしてるロプ!」

ポップ「そうでござる!今は大人しくするでござる!」

ナッツ「ココ!」

小々田「あぁ!」

 

小々田は妖精の姿であるココに戻り、ナッツと共に不思議な力でリトラの回復に努めた

 

キャンディ「ミルク、大丈夫クル?」

ミルク「体全体が痛むけど、大分マシになったミル。」

 

ミルクはポップが念の為に持ってきた薬で少しずつ回復している。

 

ミルク「でも、あの怪獣をどうすれば・・・」

キャンディ「大丈夫クル!プリキュアとゼロは負けないクル!」

 

キャンディはミルクにそう言い出す。

 

ルージュ「プリキュア・ファイヤーストライク!」

マーチ「プリキュア・マーチシュート!」

 

ルージュはプリキュア・ファイヤーストライクを、マーチはプリキュア・マーチシュートを放つ。

ネオガイガレードは亜空間バリヤーで防御する。

そこでゼロはネオガイガレードにキックをお見舞いする。

 

ミント「プリキュア・エメラルドソーサー!」

 

ミントはプリキュア・エメラルドソーサーを繰り出す。

ネオガイガレードは亜空間バリヤーを張る。

その時、サニーとアクアが緑の円盤に飛び移った後、更にジャンプし、ネオガイガレードの真上に見下ろす。

 

サニー「プリキュア・サニーファイヤー!」

アクア「プリキュア・サファイアアロー!」

 

サニーはプリキュア・サニーファイヤーをアクアはプリキュア・サファイアアローを放ち、命中させる。

よってネオガイガレードのバリヤーが解かれ、ミントのエメラルドソーサーが直撃する。

 

レモネード「プリキュア・プリズムチェーン!」

ビューティ「プリキュア・ビューティブリザード!」

 

レモネードはプリキュア・プリズムチェーンでネオガイガレードの両腕を動かせないように縛りつけ、更にビューティはプリキュア・ビューティブリザードでレモネードのプリズムチェーンを凍らせる。

 

ピース「プリキュア・ピースサンダー!」

 

ピースはプリキュア・ピースサンダーを放つ。

それを浴びたネオガイガレードは感電され、フラフラになる。

 

ハッピー「プリキュア・ハッピーシャワー!」

ドリーム「プリキュア・シューティングスター!」

 

ハッピーはプリキュア・ハッピーシャワーを発射し、ドリームはプリキュア・シューティングスターを使い、ハッピーのハッピーシャワーの中に入り、猛スピードで凍らせたプリズムチェーンごと右手の鎌を破壊した。

 

ドリーム「やった!」

ハッピー「ゼロ!今です!」

ゼロ「おう!」

 

ゼロはゼロスラッガーを前に出す。

すると、ゼロスラッガーが弓のような形をした大剣となる。

 

ハッピー「よし、これで勝てる!」

 

ハッピーはこれでネオガイガレードを倒せると思い始める。

しかし・・・

 

ハッピー「キャアァッ!?」

 

突然ハッピーが何かに掴まれる。

ネオガイガレードの左腕の鉤爪だ。

ゼロがゼロツインソードに合体した時にネオガイガレードは左腕を分離してハッピーを捕らえたのだ。

 

ゼロ「なっ!?」

 

ゼロはネオガイガレードがハッピーを捕らえた事に驚き、ゼロツインソードの構えを解いた。

ネオガイガレードは捕らえたハッピーをゼロに見せ付ける。

 

ドリーム「ハッピー!」

サニー「なんちゅう卑怯な奴や!」

 

ネオガイガレードは腹から小隕石群を発射し、ゼロにダメージを与える。

 

ゼロ「グアァッ!!」

 

ゼロは倒れ、構えていたゼロツインソードが手放され、後ろに飛ばされる。

ゼロは今のダメージでカラータイマーが点滅する。

更にネオガイガレードはドリーム達に向け、光弾を連射する。

 

ドリーム達「キャアァァァァァァァッ!!!!」

 

ドリーム達はネオガイガレードの光弾を受け、倒れてしまう。

すると、レモネード以外のプリキュアの変身が解除される。

ネオガイガレードはゼロの元に歩き出す。

 

シロップ「ゼロが危ないロプ!」

ポップ「しかし、ハッピー殿が人質にされている以上、反撃ができないでござる!」

 

シロップ達は今の戦況を見て狼狽える。

その時、リトラが鳴き出し、飛び上がる。

 

シロップ「リトラ!無茶するなロプ!」

ナッツ「まだ傷が治っていないナツ!」

ココ「戻るココ!」

 

リトラはシロップ達の制止を聞かず、ネオガイガレードの背後に近づく。

リトラは液体を吐き出し、ネオガイガレードを浴びる。

リトラが吐き出した液体はシトロネラアシッドという強酸性の液体である。

リトラはその液体でゴメスや巨大植物ジュランを絶命したが、同時にリトラ自身も死んでしまったのだ。

シトロネラアシッドを受けたネオガイガレードは苦しみ出し、捕らえたハッピーを放り投げる。

ゼロはそのハッピーを受け止める。

 

ゼロ「大丈夫か!?」

ハッピー「はい!でも、いったい何が?」

ゼロ「リトラの奴、最後の武器を使ったのか。」

ハッピー「最後の武器?」

ゼロ「あいつが吐き出す酸は強力だが、そいつを使うと死んじまうんだ。」

ハッピー「そんな!?私のためにそんなことを!?」

 

ハッピーはゼロからリトラの最後の武器を聞き、驚愕する。

ネオガイガレードは怒りが心頭したのか、シトロネラアシッドを使い、死にかけて墜落しようとするリトラに光弾を放つ。

 

ハッピー「あっ!」

 

光弾を受けたリトラは火達磨になり、墜落した。

 

レモネード「リトラさぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」

 

レモネードは涙目になってリトラに叫ぶ。

 

のぞみ「リトラ!」

れいか「なんてことを・・・」

 

ネオガイガレードは再びゼロの元に歩き出す。

 

ゼロ「ハッピー、ここにいろ・・・」

ハッピー「ゼロ・・・」

 

ゼロはハッピーを下ろし、ウルトラ念力でゼロツインソードを手に持つ。

ハッピーは今のゼロは怒っているように見えた。

 

ゼロ「このクズ野郎が・・・ハッピーを人質にしただけじゃなく、死にかけたリトラに止めを刺しやがって・・・!」

 

ゼロは猛スピードでネオガイガレードに向かって飛行する。

ネオガイガレードは亜空間バリヤーを張る。

しかし、ゼロはお構いなくゼロツインソードで横一線に両断する。

ネオガイガレードの亜空間バリヤー諸共斬り裂かれ、後ろに倒れ、爆発する。

ゼロはゼロツインソードを元のゼロスラッガーに戻す。

そして、リトラの方に目を向ける。

リトラの近くにはレモネードがいた。

 

レモネード「リトラさん・・・」

 

レモネードはリトラの遺体を見て、涙を流していた。

ハッピー達もレモネードと合流し、リトラの遺体を見る。

 

ハッピー「リトラ、あの怪獣はゼロが倒してくれたよ。シロップさんから聞いたよ。うららちゃんと友達になったんだよね。君のおかげでうららちゃんもみんなも無事だよ。」

 

ハッピーは笑顔でリトラに言いかける。

 

ハッピー「私達、ゼロや君のような力はないけど、みんなの笑顔を守り続けるから。だから、天国に行っても、笑顔で見守っててね。」

 

ハッピーはリトラに頬を寄せて涙を流しながら笑顔のままで言う。

ゼロはこの光景を見届けていた。

ネオガイガレードの戦いを終えた後、シンは墓石の前で合掌していた。

この墓石はウルトラマンレオがチェンジィングビームで鬼怪獣オニオンをリンゴの木に変えたように、ウルトラマンゼロがチェンジィングビームでリトラを墓石に変えたのだ。

 

シン(ありがとな、リトラ・・・お前がいなかったらみゆきを助けられなかったし、あいつを倒すことができなかった・・・)

?「シン。」

 

シンは後ろに振り向くと、シロップが人間の姿になった少年甘井シローがいた。

 

シン「シロップか。」

シロー「もう行くのか?」

シン「いつまでもここにいるわけにはいかねぇんだ。他の場所にも怪獣が出て来るかも知れねぇからな。」

シロー「そっか・・・」

 

シンはリトラの供養を終えた後、その場から去ろうとする。

 

シロー「シン!」

シン「なんだ?」

シロー「その・・・ありがとな、リトラを供養してくれて・・・」

 

シローは指で頬を擦り、リトラを供養してくれたことに礼を言う。

 

シン「ダチだからな。こんなの当り前だぜ。」

 

シンはシローにそう言って去って行った。

シンは他のプリキュアに会うためにナッツハウスから離れた。




次はフレッシュプリキュアとハートキャッチプリキュアを出したいと思います。

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