ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ   作:JINISH

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真琴とマヤ

ぴかりが丘のブルースカイ王国大使館にキュアイージスが現れ、ハピネスチャージプリキュアを追い詰めるも、キュアテンダーの加入により、逆転する。

その戦いの時にイージスは変身が解かれ、正体を表す。

イージスの正体を見た真琴は同じトランプ王国で暮らしていたマヤという少女だと分かった。

マヤはハピネスチャージプリキュア達から逃げ出し、どこかへ去って行った。

そして同じ頃、合体怪獣プラズマとマイナズマと対峙したゼロとネクサスは兄弟怪獣ガロンとリットルの乱入により、ゼロとネクサスを追い詰めるが、ウルトラマンとセブンの加入により逆転し、勝利した。

しかしその後、ひめの部屋からプリカードが失っていたことに気付く。

シン達は一先ず帰ることになった。

ハヤタとダンも横浜で滞在することになった。

プリカードやキュアイージスの居所も四葉財閥で調べることにした。

翌日、シンと真琴は小泉学園に訪れた。

勿論、ダビィも一緒である。

 

なぎさ「じゃあ、海外のプリキュアのプリカードを奪ったのはその・・・」

ほのか「真琴さんの幼馴染のマヤさんだったのね。」

真琴「えぇ。」

 

その小泉学園にある公園でなぎさとほのかと会い、真琴はマヤの事を話す。

尚、ひかりはTAKOCAFEの手伝いで来ていない。

 

まのん「そのマヤさんって真琴さんと同じトランプ王国のプリキュアだったんですか?」

真琴「いいえ、マヤはトランプ王国の戦士ではないけど、王女様の為にプリキュアになることを目標にしていたわ。」

 

真琴はトランプ王国でプリキュアに就任する日を迎えた頃を話す。

 

?「今日ここに新たな伝説の戦士、プリキュアが誕生した事は大いなる喜びです。共に祝いましょう。」

 

トランプ王国の住民達の前でキュアソードの誕生に祝いの言葉を挙げたのはピンクの長髪の女性である。

彼女はトランプ王国の王女、マリー・アンジュ王女。

彼女はジコチューの襲撃の時、シャルル達をマナ達の世界に送った後、ベール達から逃げ出すべく、ソードと共に逃げ出したが、魔法の鏡での時空移動中、ソードと別れ、ベールにジコチューにされかける。

しかし彼女は、ベールによってプシュケーが抜き出される瞬間、プシュケーを2つに分かれさせ、彼女の存在が失われる。

この話はあくまでジコチュー襲撃の時の話で、真琴が話したのはジコチューが現れる前の話である。

 

アンジュ「今日からあなたはキュアソードと名乗って、トランプ王国の平和の為に尽くすのです。」

ソード「光栄です。王女様。」

 

ソードはアンジュにお辞儀をする。

就任式を終えた後、ソードとアンジュはマヤと会い、3人で楽しく話し合っている。

 

ソード「マヤ、行ってくるね。」

マヤ「王女様の事、お願いね!私も必ず追いつくから!」

ソード「任せて。」

 

ソードはマヤにそう言う。

そしてマヤはアンジュにこう告げる。

 

マヤ「王女様!私もいつか・・・ううん、必ず伝説の戦士プリキュアになって、王女様をお守りして見せます!」

アンジュ「フフッ、頼もしいわね。待っていますよ。」

マヤ「はい!」

 

マヤはアンジュにトランプ王国の戦士となり、アンジュを守ると約束する。

しかし数日後、ジコチューの襲撃により、トランプ王国は滅ぼされ、約束を果たすことはなかった。

 

なぎさ「そんなことがあったんだね・・・」

真琴「私の知ってるマヤは人を傷つけるような酷いことはしなかった・・・どうしてあんなことを・・・」

 

真琴はマヤの事で俯く。

 

メップル「きっとアン王女を蘇らせようとしてたんだメポ。」

ミップル「でも、どうやってプリカードファイルとプリチェンミラーを手に入れたミポ?」

まのん「クルルなら過去に起こった出来事を映す力があるんだけど、そのクルルは今お姉ちゃんと一緒に苺坂に行ってたから聞けないし・・・」

 

まのんはクルルの力でマヤの過去を知ろうと考えていたが、そのクルルは真理奈と一緒に苺坂に行ってた為、頼めなかった。

 

まのん「!そうだ!ジュエル鉱国のカーバンクルなら分かるかも!」

 

まのんはジュエル鉱国にカーバンクルが住んでいるのを思い出し、そのカーバンクルからマヤの事を聞こうと思いついた。

 

シン「真理奈が話してた場所か?」

まのん「はい!案内します!」

 

まのんはシン達に自宅に案内すると言い出す。

 

?「あっ!なぎささんじゃん!」

 

シン達は振り向くと、つぼみとえりかといつきがいた。

 

なぎさ「あっ!みんな!」

えりか「チィーッス!」

ほのか「どうしてここに?」

 

ほのかはつぼみ達が小泉学園にいた理由を聞く。

 

つぼみ「真理奈さんから借りた宇宙の本を返しに来たんです。」

えりか「つぼみ、砂漠の使徒がいなくなった後、宇宙飛行士になるって言ってたもんね。」

なぎさ「ゆりさんは?」

 

なぎさはゆりがいないことに気付く。

 

いつき「ゆりさんはももかさんと一緒に遊びに行きました。」

えりか「どちらかと言うともも姉が誘ったんだけどね。」

 

いつきとえりかはゆりがいない理由を言う。

 

まのん「そうだったんですか。すみませんけど、お姉ちゃんは留守になってて家にはいないんです。」

つぼみ「そうなんですか・・・」

まのん「よかったら一緒にどうですか?これからシンさん達を自宅に案内するところだったんです。」

えりか「いいの?」

まのん「ウィ。」

 

まのんはつぼみ達も家に連れてくることにした。

そして・・・

 

まのん「皆さん、見えてきました。あそこが私の家です。」

 

まのんがシン達を連れて十数分後、家が見える所に到着した。

まのんが指を指した家はまるでフランスのノートルダム大聖堂のような建築物である。

 

つぼみ「えぇ~~~~~ッ!!?」

えりか「ノートルダム大聖堂!?」

なぎさ「ありえな~い!」

 

なぎさ達は真理奈とまのんの家を見て驚きを隠せなかった。

 

まのん「この一帯は元々ホテルだったんです。お祖父ちゃんが若かった頃、閉鎖されてしまいましたけど、イルマ財閥とのコネで新しく建てたんです。この外観はお祖父ちゃんの趣味ですけど。」

なぎさ「イルマ財閥っていったい何なの?」

 

なぎさはまのんの話を聞いて呆然とする。

 

まのん「イルマ財閥の事は後でお話しします。さ、行きましょう。」

 

シン達はまのんと一緒に家に向かった。

 

 

 

 

 

 

その頃・・・

 

真理奈「くるる~?全く、ちょっと目を放すと勝手にどこかに行きやがって・・・かくれんぼが得意なあいつの事だから簡単には見つからないだろうけど、騒ぎを起こしちゃロクなことになんないわ。どこなの~?」

 

真理奈はどこかに行ったくるるを声をあげながら探していた。

真理奈がいるのは苺坂の商店街である。

苺坂は最近噂になっているキラキラ☆プリキュアアラモードが活躍していた場所である。

そして、キラキラ☆プリキュアアラモードはスイーツに宿る力『キラキラル』を操ることができる伝説のパティシエと言われたプリキュアである。

キラキラ☆プリキュアアラモードはキュアホイップこと宇佐美いちか、キュアカスタードこと有栖川ひまり、キュアジェラートこと立神あおい、キュアマカロンこと琴爪ゆかり、キュアショコラこと剣上あきらの5人で構成されている。

 

真理奈「はぁ、くるるの奴、どっかで誰かに連れて行かれなかったらいいんだけどな・・・」

 

真理奈は手すりにもたれかけながら愚痴をこぼす。

その後、ポケットからスパークレンスを取り出す。

 

真理奈(今更思ったけど、闇の巨人って呼ばれたティガがなんで今までのように怪獣を倒し、人々を救ったのかな・・・?私が変身したとはいえ・・・1万年前に何かあったのかな・・・?)

 

真理奈はスパークレンスを見て、ティガがゼロ達と一緒に戦い、人々を救ったのか頭に過る。

 

くるる「キュゥ!」

 

真理奈はくるるの鳴き声に気付き、振り向く。

 

真理奈「くるる!どこ行ってたのよ!?探したのよ!」

 

真理奈はどこかに行ったくるるに叱る。

 

真理奈「今度は勝手にどこかに行かないでよ?」

 

くるるは真理奈に注意され、軽く頷く。

 

真理奈「ホントにわかってんの?まぁいいや。この町のお菓子が灰になったって噂聞いたけど、今は何ともないみたいね。ずっとここにいてもしょうがないし、そろそろ帰ろう。」

 

くるるは真理奈の肩まで登り、座り込む。

真理奈はそのまま帰ろうと苺坂自然公園を通り過ぎようとすると、一風変わったスイーツショップを見つける。

 

真理奈「ん?くるるを探し回っていた時、こんな店あったっけ?」

 

真理奈は見つけたスイーツショップが気になり、首を傾げながら寄って行った。

 

 

 

 

 

 

一方、東京コンビナート付近で頭が下に、棘がついた鞭のような尻尾が上についてある怪獣がネクサスと交戦している。

その怪獣の名は古代怪獣ツインテール。

地底怪獣グドンが天敵とされている怪獣である。

そのグドンと一緒にウルトラマンジャックを追い詰めるも、途中でグドンに噛みつかれた挙句、地面に叩きつけられて絶命された。

 

ネクサス「頭と尻尾が反対になってる怪獣か・・・面白い怪獣だね。」

 

ネクサスはツインテールを見て面白がっている。

ツインテールはネクサスに尻尾で攻撃する。

ネクサスはツインテールの攻撃を躱し、胴体に蹴りを入れる。

ツインテールはネクサスの攻撃に怯むものの、ジャンプしてネクサスを押し倒す。

ツインテールは更にジャンプしてネクサスを踏み込もうとするが、ネクサスは直前に躱し、ツインテールを蹴り飛ばす。

ネクサスはパーティクル・フェザーでツインテールの尻尾を斬り落とした。

その後、ネクサスはオーバーレイ・シュトロームでツインテールを浴びせ、爆散させる。

ツインテールを倒したネクサスはクリシスの姿に戻る。

 

クリシス「ふぅ・・・頭が痛いし、疲れたぁ・・・」

 

クリシスは頭を抱え、体を休ませる。

しばらく経った後、クリシスは頭痛薬を取り出し、口に放り込む。

 

クリシス(私って何なんだろうね・・・)

 

クリシスはエボルトラスターを取り出し、じっと見つめながら俯く。




苺坂は上記にあるようにキラキラ☆プリキュアアラモードが住んでいる町ですが、これは仮の名前であって、正式名称ではありません。
町の名前が明らかになったら書き直します。

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