ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
コッテンポッペとダークラーを撃破した後、シン達は真理奈とまのんと別れ、東京クローバータワーに来た時、クリシスと出会う。
クリシスはアメリカに現れた謎のプリキュアの事を知る為、ハピネスチャージプリキュアが住んでいるぴかりが丘に行こうとしていた。
シン達もクリシスの提案に乗り、一緒にぴかりが丘へ同行する。
バスで移動中・・・
クリシス「それでね。ほのかと舞にゲームキャラクターのコスプレを着させてね。」
やよい「どんなキャラクターですか!?」
クリシス「人気のRPGゲーム・ファイナルファンタジーのユウナとリディアだよ。」
やよい「えっ!?ユウナとリディアってファイナルファンタジーⅩとⅥの!?」
クリシス「うん。可愛かったよ~!」
やよい「羨まし~い!」
クリシス「今度連れてってあげるね。もちろんみゆき達とマナ達も連れて。」
やよいはクリシスの秋葉原の体験談を聞いた。
あかね「やよいの奴、めっちゃ盛り上がっとるやん・・・」
六花「しかもクリシスさん、私達まで巻き込ませてる・・・」
あかねと六花は2人の会話を聞いて呆れた表情をする。
亜久里「シンお兄様は知ってたのですか?」
シン「あぁ。見てる俺の方が恥ずかった・・・」
シンは頭を抱えながら言い出す。
クリシス「そんなこと言って。シンだってほのかと舞が着ていたコスプレ、気になるって言ったじゃん。」
シン「ああなるとは思わなかったんだよ!」
シンはクリシスにそう言う。
クリシス「でも、真理奈とまのんとひかりは残念だったね。秋葉原に降りてきた怪獣と倒した後、なぎさと咲も着させてあげたけど、3人は参加しなかったからね・・・」
あかね、なお、六花(真理奈達の判断、正しかったと思う・・・)
あかね達はクリシスが言ってることに真理奈達に同情する。
しばらく経った後、シン達はぴかりが丘に到着した。
クリシス「ん~!いいドライブだね~!」
あかね「なんもしてへんやろ!」
六花「自分が運転したみたいに言わないでください!」
あかねと六花はクリシスの言葉にツッコみを入れる。
クリシス「気にしない、気にしない 」
クリシスはあかねと六花にツッコまれるも、気にしなかった。
あゆみ「クリシスさん、マイペースだね・・・」
なお「マイペースというより天然だと思う・・・」
あゆみとなおはクリシスの性格に苦笑いする。
その頃、ゆうこを除くハピネスチャージプリキュアはブルースカイ王国大使館に集まっていた。
そんな中、ひめは『爆裂戦記ドンシャイン』を見ていた。
ひめ「すごごごーい!かっこいい!」
リボン「ひめ!呑気にテレビを見てる場合じゃありませんわ!」
ひめ「たまにはこうやってのんびりしたっていいじゃん!」
リボン「これからシン達がこちらに来て、アメリカに現れたプリキュアについて対策を取らなければいけませんのよ!?それなのになんですの、その体たらくは!?」
リボンはひめに指摘する。
いおな「リボンの言う通りよ。あのプリキュア、ボンバーガールズプリキュアのプリカードを奪ったのよ?いつここに来るか分からないわ。」
ぐらさん「緊張感なさすぎだぜ。」
いおなはリボンと同じようにひめに注意し、ぐらさんはひめの体たらくに呆れる。
ひめ「おーっ!キラメキエクスプロージョン、決まった!」
いおな「って人の話聞きなさい!」
いおなは話を聞かなかったひめに怒る。
めぐみ「大丈夫、大丈夫!あたし達は幻影帝国からブルースカイ王国の平和を取り戻したし、レッドを止めることができたし、シンさんと一緒に多くの怪獣を倒したから、そのプリキュアが出てきても怖くないよ!」
リボン「めぐみ、油断は禁物ですわよ!」
リボンはめぐみの発言に注意する。
その時、外から大きな音が鳴り響く。
ひめ「えっ!?なに!?」
いおな「外からよ!」
めぐみ達はブルースカイ王国大使館から出る。
外に出てみると、ブルースカイ王国大使館の前にカラスのナケワメーケとUFOのホシイナーの他に大工の格好をした赤色のサングラスとグレーのマフラーを装備した怪物がいた。
その怪物はサイアークと呼び、幻影帝国の幹部が召喚する怪物である。
めぐみ「サイアーク!?」
ひめ「えぇ~っ!?なんで!?」
いおな「幻影帝国は滅んだはず!?」
めぐみ達はサイアークの存在に驚く。
?「あなた達がハピネスチャージプリキュアね?」
めぐみ達はサイアークから目を下ろすと、聖騎士のプリキュアが歩み寄る。
いおな「あのプリキュアは!?」
ぐらさん「プリキュアウィークリーで見たプリキュアだぜ!」
いおなとぐらさんは目の前のプリキュアをボンバーガールズプリキュアを襲ったプリキュアだと分かった。
リボン「ひめが呑気に特撮番組を見るから、もう来てしまいましたわ!」
ひめ「ちょ!?それ関係ないでしょ!?」
ひめはリボンの言うことに否定する。
めぐみ「あなたは誰!?」
めぐみは聖騎士のプリキュアに尋ねる。
イージス「私の名はキュアイージス。あなた達のプリカードを貰いに来たわ。」
イージスはラブプリブレスのダイヤルを回す。
イージス「裁け!ジャッジメントソード!」
イージスは左手を白く光らせ、右上から左下へと斜め一閃に斬るように振る。
すると、無数の白い光の剣を放ち、めぐみ達を襲う。
めぐみ達「キャアァッ!!」
めぐみ達の周りに光の剣が着弾し、爆風により突っ伏してしまう。
いおな「今の攻撃、キュアソードの技に似てる・・・!」
ひめ「いきなりなにすんのよ!?」
めぐみ「仕方ない!ゆうゆうはまだ来てないけど、あたし達が止めよう!」
めぐみとひめはプリチェンミラーを構え、いおなはフォーチュンピアノを構える。
めぐみ、ひめ「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」
いおな「プリキュア・きらりんスターシンフォニー!」
めぐみはキュアラブリーに、ひめはキュアプリンセスに、いおなはキュアフォーチュンに変身する。
ラブリー「世界に広がるビッグな愛!キュアラブリー!」
プリンセス「天空に舞う蒼き風!キュアプリンセス!」
フォーチュン「夜空にきらめく希望の星!キュアフォーチュン!」
ラブリー達は変身を終えた後、ポーズを決める。
イージス「もう1人はいないみたいね?まぁいいわ。あなた達、下がりなさい。」
イージスはサイアークたちに下がるよう命じる。
ラブリー「プリンセス、フォーチュン!行くよ!」
プリンセス「オッケー!」
フォーチュン「えぇ!」
ラブリー達はイージスに攻撃を仕掛ける。
イージスはラブリーのパンチを受け止め、脇腹に蹴りを入れ、その後に背負い投げをする。
次にプリンセスの蹴りを躱し、プリンセスの腹を殴り、回し蹴りでプリンセスの頭部に命中するイージス。
フォーチュンはイージスに得意の空手で攻めるが、全て受け流される。
ラブリーとプリンセスはフォーチュンに加勢する。
イージスは後ろからラブリーとプリンセスが向かってくるのを気付き、フォーチュンの首元を抱え、彼女を軸にラブリーとプリンセスに蹴りを入れる。
その後、イージスはフォーチュンの腹に膝蹴りをし、ラブリーとプリンセスに向けて放り投げる。
プリンセス「フォーチュン!」
フォーチュン「こいつ・・・強い・・・!」
フォーチュンはイージスの強さに圧倒される。
ラブリー「でも、あたし達のプリカードを渡さない!」
ラブリーはラブプリブレスのダイヤルを回す。
ラブリー「ラブリービーム!」
ラブリーはラブリービームを放ち、イージスに命中する。
しかし、爆炎が晴れると、イージスは無傷のままだった。
ラブリー「効かない!?」
ラブリーは無傷のイージスに驚きを隠せなかった。
イージスはラブプリブレスのダイヤルを回す。
イージス「イージス・サウザンドソード!」
イージスはイージスサウザンドソードを放つ。
ラブリー達「キャアァァァァァァァッ!!!!」
ラブリーはイージスの攻撃により倒れる。
イージス「あなた達のプリカードはあの中ね。」
イージスはブルースカイ王国大使館に目を向ける。
そして、そのままブルースカイ王国大使館に向かう。
その時、イージスの背後から爆音が鳴り響く。
イージスは振り向くと、サイアークとナケワメーケとホシイナーが浄化されていた。
サイアークたちが消えた後、1人のプリキュアが姿を現す。
そのプリキュアはキュアテンダーである。
フォーチュン「お姉ちゃん!」
フォーチュンはテンダーの姿を見て笑顔になる。
テンダー「久しぶりね、フォーチュン。」
テンダーはフォーチュンに笑顔で交わす。
イージス「キュアテンダー・・・」
テンダー「イージス、これ以上の勝手はさせないわ!」
イージス「すぐ目の前にプリカードがある。早めに終わらせてもらうわ!」
イージスはテンダーに対し、戦闘の構えをする。
テンダー「やぁっ!」
イージス「はぁっ!」
テンダーとイージスは互いに走り出す。
ちなみにイージスがフォーチュンを抱えてラブリーとプリンセスに蹴りを入れるシーンですが、『仮面ライダー555 パラダイスロスト』に登場する仮面ライダーサイガの初戦闘シーンの時に使った蹴り技を基にしています。