ウルトラマンゼロ&プリキュアオールスターズ 作:JINISH
秋葉原にディノゾールとディノゾールリバースが現れたが、ネクサスがメタフィールドを展開したおかげで秋葉原に被害はなかった。
そのメタフィールドでダイナ、コスモス、エックスと共にディノゾールリバース達を倒すことが出来た。
その後、ムサシから真理奈が持つスパークレンスは1万年前に地上を支配するために使われていた闇の神器であることを知った。
真理奈はアスカが言っていた言葉「人としてできること」を脳裏に刻み付けた。
そして、3日後・・・
まのん「お姉ちゃん、よかったね。みんな、納得してくれて。」
真理奈「キャスが見せた生命体の事も、四葉の自家用機でいつでもパリに行かせてくれるみたいだしね。スパークレンスの事も春野のお兄さんが話してくれたし。」
真理奈とまのんは朝食を食べながら話す。
秋葉原から帰って次の日、四葉邸で『ディメンジョンゲート』の事や、パリに現れた謎の生命体の事、イビロンやキュアエレメントの事、そして真理奈が所持していたスパークレンスの事を話した。
全員とは言わないが、四葉の根回しで追々伝達することになっている。
真理奈「ただ、まだ分からないことがあるのよね・・・クリシスのお姉さんの事。尾行してもすぐに気づかれちゃったし・・・」
真理奈は前にシン達とクリシスの後をつけていた時気付かれた為、何者なのか分からず終いだった。
真理奈「まぁ、クリシスのお姉さんに関しては春野のお兄さん達に任せるしかないわね。もう一つ気になるのはヤマザキって人よ。まだ見つかってないって四葉の執事さんが言ってたわ。」
真理奈はクリシスの事の他にヤマザキの行方も気になっていた。
まのん「それにプリキュアウィークリーでボンバーガールズプリキュアを倒したプリキュアが出てきたって話聞いたよ。なんでそんなことを・・・」
真理奈「全く・・・ただでさえ忙しいのにいろいろ面倒持ち込んで・・・」
真理奈は少しイラつきながら溜息を吐く。
真理奈「はぁ・・・愚痴っても仕方ない。妖精の世界の空気吸いに行くかな。」
真理奈は朝食を食べ終え、食器を洗い、食卓を後にする。
その頃、ここはある地底。
その地底で乱闘が起きた。
そこには純金でできた皮膚を持つ首長竜と、同じく体中に金が混じっている怪獣がいた。
前者の怪獣は黄金怪獣ゴルドン。
大田山の鉱山の地下から現れた地底怪獣である。
初代ウルトラマンに尻尾で自分の首に巻き付けられ、止めを刺される。
後者の怪獣は爆弾怪獣ゴーストロン。
凶暴怪獣アーストロンの弟と噂されていた地底怪獣である。
視力は悪いが、優れた聴力を持つ。
ゴルドンは尻尾でゴーストロンに打撃を与える。
ゴーストロンは怯むが、ゴルドンを殴る。
ゴルドンもゴーストロンの攻撃に怯むが、お返しを言わんばかりに頭突きを食らわせる。
ゴーストロンは怯み、倒れる。
ゴルドンはその隙を突こうとゴーストロンに近寄る。
その時、ゴルドンとゴーストロンの体の金が溶け始める。
そして、ゴルドンとゴーストロンとは別の鳴き声が響き渡る。
現れたのは額と両肩の5本の角を持つ黒い怪獣である。
その怪獣の名は吸金怪獣コッテンポッペ。
ベンゼン星人が金を強奪するために連れてきた宇宙怪獣である。
この怪獣の全身は地球を滅ぼすことが出来る爆弾のようなものになっている。
コッテンポッペはゴルドンにキッ光線を放つ。
ゴルドンは大ダメージを負う。
ゴルドンは倒れ、死亡する。
ゴーストロンはコッテンポッペにファイヤーマグマを放つ。
コッテンポッペは怯むが、ゴーストロンのファイヤーマグマを吸収する。
ゴーストロンはコッテンポッペの行動に驚く。
そしてコッテンポッペは口からファイヤーマグマを放つ。
ゴーストロンはコッテンポッペの攻撃を喰らい、爆散する。
その後、コッテンポッペは先程倒したゴルドンとゴーストロンの溶かした金を舌で飲み込む。
一方、真理奈は実験器具やパソコン、そして2階建ての大型バスを潜れるほどの広さを持つアーチのような装置が置かれてある部屋に訪れた。
真理奈は一台のパソコンの前に座り込み、キーボードを打ち込む。
そして、パソコンの近くにある手の平の形をした枠に手を置く。
すると、アーチの内側から白銀の光が広がっていき、光がアーチ内に覆いつくした後、内側から自然溢れる世界観が現れる。
真理奈はその中に入っていく。
真理奈「う~ん!風が気持ちいいね。」
真理奈は背伸びしながら言う。
真理奈がいるのは『ディメンジョンゲート』のテストを行った際に訪れたまだ名前のない無人島である。
そう、先程のアーチのような装置こそ『ディメンジョンゲート』である。
真理奈(祖父ちゃん・・・祖父ちゃんがこの世から去った後、この島は開拓し始めてる。いつかこの島を人間と妖精が差別のない環境にするつもりよ。)
真理奈は空を見上げて祖父・光太郎の事を呟く。
その時、真理奈は水しぶきが聞こえる。
真理奈は海の方からだと気づき、駆けつける。
真理奈は海から水しぶきを上げるのを見つける。
その水しぶきから全身にトゲが生えたトカゲのような怪獣が現れる。
その怪獣の名は海獣ゲスラ。
背中のトゲで初代ウルトラマンを苦しめた怪獣である。
初代ウルトラマンに背ビレを引きちぎられ、逃げ出した。
真理奈「怪獣!?妖精の世界にも現れたの!?」
真理奈はゲスラの登場に驚く。
人間の世界に現れた怪獣は今まで妖精の世界には現れなかったため、驚きを隠せなかった。
真理奈「まさかここで変身することになるなんてね。」
真理奈はスパークレンスを取り出す。
そして、スパークレンスを掲げる真理奈。
真理奈はウルトラマンティガに変身する。
ティガはゲスラの進撃を止めようとする。
しかし、ティガがゲスラの背中を触れた瞬間、急に手が痺れ出す。
ティガ「うぅあぁっ!手が・・・!」
ゲスラはティガにトゲを飛ばす。
ティガはゲスラの攻撃に怯む。
その頃、ゼロは横浜で2体の怪獣を相手にしていた。
その2体は背中に大きな角を生えた黒い体の怪獣と赤い体の怪獣である。
まず黒い怪獣の名は双子怪獣ブラックギラス。
そして赤い怪獣の名は双子怪獣レッドギラス。
2体ともマグマ星人が使役する怪獣である。
セブンの右足をへし折ったことがある。
ゼロ「親父の足をへし折った怪獣か。上等じゃねぇか!」
ゼロはブラックギラスの腹に蹴りを入れ、レッドギラスに回し蹴りを喰らわす。
ブラックギラスとレッドギラスはゼロに襲い掛かる。
ゼロ「ストロングコロナゼロ!」
ゼロはストロングコロナゼロにタイプチェンジする。
ブラックギラスとレッドギラスはゼロを掴みかかる。
ゼロ「引っかかったな?ウルトラハリケーン!」
ゼロはウルトラハリケーンでブラックギラスとレッドギラスを海に投げ飛ばす。
ゼロは元の姿になり、ゼロスラッガーを放つ。
しかし、そのゼロスラッガーはブラックギラスとレッドギラスの背中の角だけが斬られ、海の中に逃げられてしまう。
ゼロ「チッ!逃げられたか!」
ゼロはブラックギラスとレッドギラスを逃がしてしまい、舌打ちをする。
ゼロはシンの姿になる。
そこにあゆみとグレルとエンエンが駆けつける。
あゆみ「シンさん!大丈夫ですか?」
シン「おう!」
シンとあゆみ達は港の見える丘公園に訪れた。
あゆみ「真理奈ちゃん、大丈夫でしょうか?」
シン「え?」
あゆみ「真理奈ちゃんが持っていた変身アイテムは本当は地上を支配するためにあった闇の神器だったわけですし・・・」
あゆみは真理奈の事を心配していた。
シン「心配すんな。ダイナから聞いた。人としてできることを自分自身で決めろって。真理奈なら大丈夫だ。あいつを信じろ。」
グレル「そうだぜ。真理奈はいっつも一緒に戦ってくれてたじゃんか。」
エンエン「真理奈は地上を支配したりしないよ。」
シン達はあゆみに真理奈を信じろと言う。
あゆみ「はい。」
あゆみは笑顔になる。
その時、あゆみのスマホから着信音が鳴る。
あゆみは電話を掛ける。
あゆみ「はい、もしもし。」
?「あゆみ殿でござるか!?」
あゆみ「その声・・・ポップさん!?」
ポップ「大変でござる!メルヘンランドに怪獣が現れたでござる!」
あゆみはポップの電話の内容に驚く。
今まで妖精の世界に怪獣が現れた話は聞いたことなかったからだ。
シン「あゆみ、代わってくれ!」
あゆみ「あ、はい!」
あゆみはシンにスマホを持たせる。
シン「ポップ、俺だ!」
ポップ「シン殿!?」
シン「そこにみゆき達は?」
ポップ「すでに駆けつけて来たでござる!マナ殿たちも一緒でござる!」
シン「なるべく時間を稼いでくれ!俺達もすぐに行く!」
シンはポップにそう伝えるとあゆみのスマホを切る。
あゆみ「でもシンさん。あなたはさっき・・・」
シン「大丈夫だ。それに悠長なことしてる暇なんざねぇよ。」
シンはウルティメイトブレスレットからウルトラゼロアイを出し、目に嵌める。
よってシンはウルトラマンゼロに変身する。
そしてゼロはウルティメイトイージスを装備する。
ゼロ「あゆみ、行くぞ!」
あゆみは頷いて、ゼロの手の上に乗る。
ゼロは時空の穴に入りメルヘンランドに向かう。
ブラックギラスとレッドギラスの出番は当分先です。