ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
本日は出張からの帰路途中での更新です!
おまたせした割に今回も余りお話が進んでいないと言う体たらく…。しかも長いし……。
ですが、今回からはようやくことりちゃんがオリジナル機体に搭乗してくれます!
どんな名前の機体かは本編を是非ご覧下さい!
そして今回ガンプライブを始めた当初から一番やりたかった出撃シーンを入れることが出来ました!
出撃シーンって燃えますよね!
では本編!スタートです!
「生徒会の公認を貰うために公式戦に参加ですか?」
なんでしょうか…別の世界線では平和を守る為に鳴神君と一緒にことりと戦っている様な気がします…。
気のせいですね。えぇ!きっと気のせいです!気のせいの筈です!気のせいにしてしまいましょう!そうです忘れましょう!……エリシチなんて悪夢は…。
「なぁ…園田さん…エリシ「黙りなさい!」うぇ!ご、ごめん…。」
危ない所でした…。折角、気のせいにしたのに、再び悪夢が蘇る所でしたよ…。
もう本当に忘れてしまいましょう…、ことりの狂気の集合体、悪夢の権化、人○シチュー“エリシチ”は…。
「うふふ♪(今回はソラ君と海未ちゃんに感謝してね?生徒会長さん♪次は“ちゅんちゅん♪”してエリシチだよ♪)」
………ことり……今、ぼそっと恐ろしい呟きが聞こえましたよ…………あぁ…エリシチは、ことりの狂気は別の世界線ではなく私達の世界線の話だったのですね…。
ですが、ことりが沈静化していると言う事は、記憶にはありませんが私達はとりあえず危機を乗りきれたのですね…。
グッジョブですよ!過去の私!流石は私です!
それにしても、暫くは煮込み料理は見たくも無いです…。
「うん!副会長さんが生徒会長さんを説得してくれたんだ!公式戦でがんばれば生徒会の公認貰えるかも?って!あとね!がんばってやーって応援もしてくれたんだよ!」
「それじゃ、副会長さんは先輩達を応援してくれてるんですね。お話を聞く限りは副会長さんはいい人っぽいですね。」
「希さんかぁ…イイ女だよなぁ、あの人…。包容力抜群だし、スゲー優しいし、なんと言ってもこーさ、乳デカいしさ。1番デカいのはあの無駄にエロい風紀委員の姐さんだけど、希さんもうちの高校じゃトップクラスじゃねぇかな?そんなこんなで健全なオトコノコとしてはアレに1回挟まれてみてぇとか思うわけでさ。アレに挟まれて先っぽ舐められてとかさ!エロマンガみたいなコトされたらサイコーっしょ!希さんならおいたはアカンよとか言って挟んでくれるっしょ!くぅ~!そんなのたまんないだろ?ヤる時も上に乗って腰振らせてみろって!あのデカいのが大暴れだぞ!大暴れ!(特に最近はにこちゃんとしかヤってねぇからあのサイズには尚更、憧れるわー。にこちゃん感度はイイから責めてて面白いんだけど、あの残念貧乳なロリボディじゃどう足掻いても挟めねぇし…。まぁアレはアレで味わい深いんだけどさ…。)ってか、きっと希さんのデカい胸には夢とか希望とか色んな素晴らしいモノが詰まってんだろうな…。」
エリシチの脅威から逃れられたと思ったら、ことりの狂気と共に戦った最愛のパートナーが実は最低なヤツでしたよ……。
信じた人がこんな人だったなんて…ですが!わ、私だって頑張れば挟むくらいは……うぅ…やっぱり無理ですね…。
「ソラ君!ソラ君!ことりでもがんばればソラ君のアレはさめるかな?ねぇソラ君♪このあと一緒に試してみよ~か!ダメでもことり、がんばってお口でごほ~しするるね♪そのあとは……きゃ♪ことり♪コレいじょ~はずかしくて言えな~い♪♪♪」
「止めなさいことり!そして、ソコの変態!その挟もうとしているモノを今度こそ根本からもいで差し上げましょうか?これ以上くだらない事を呟くと本気でねじ切りますよ!」
「「は~い。ごめんなさ~い。」」
ふん!どうせ私の胸は残念ですよ!穗乃果よりも小さいですよ!凛と大差ないサイズですよ!
えぇ!そうです!私ではどう足掻いても挟む事なんて出来ませんよ!大体!女性の価値は胸の大きさで決まるわけではないのです!
鳴神君はソコがわかっていません!お説教です!お説教!
ことりもことりです!貴女の胸だって私よりちょーっと大きいだけではないですか!いいですか!私とことりの差はたったの4cmですよ!4cm!この位の差なら対して変わらないではないですか!
それは、確かにことりの胸はサイズの割りには大きく見えて羨ましいなぁとは思いますが…。
……な、なんでしょうか…酷く負けた気がします…。
「やっぱりもぎ取った後にお説教です!」
「え?なんでさ!」
「おバカなおにーさんはおいといて、どの公式戦に参加するんだにゃ?先輩達は4人しかいないから凛は4人参加のミッションバトル形式がいいと思うにゃ!」
「ん~、そうだね…凛ちゃんの言うとおり花陽も今のメンバーならミッションバトル形式の公式戦が1番妥当だと思いますよ?」
凛と花陽の言う通りですね。私達はまだ4人しかメンバーが居ませんから、確かにここは現状のメンバーが全員参加出来るミッションバトルがベストな選択になりますね。
問題があるとすればミッションバトルだとトラウマが無い無双状態の鳴神君が参加していたとしても、バトルの内容次第では思わぬ苦戦をしてしまう事でしょうか?
「ちょっと待ってくださいね?今週の週末くらいに開催されるミッションバトル形式の公式戦を探してみます!」
そう言うと花陽は鞄の中からノートパソコンを取り出して、私達の都合に合うミッションバトル形式の公式戦を調べ始めてくれました。
「えーっと…この辺りで今週末のミッションバトル、ミッションバトルは…っと…あ!ありました!」
「はなよちゃん!見せて見せて!」
「はい。どうぞ穗乃果先輩。」
では私も…なるほど、これは…。
「えーっと、世界ガンプラバトル連盟公認公式戦。音ノ木坂商店街主催、第6回スコアマッチ?」
「音ノ木坂商店街ってそこの商店街だよね?第6回ってことは6年前からやってたのかな?ことりぜんぜんしらなかったよ?」
「小さな商店街が主催している名ばかりのかなりマイナーな公式戦ですからね。普通は知らなくて当然ですよ。」
「どれ?………ふーん。内容は要塞攻略戦。制限時間は1チーム30分。武装制限や機体制限はなしで、要塞攻略が完了した時点でバトルは終了。バトル終了時の残り時間もスコアとして換算されるタイプのルールか。要塞攻略戦ならステージはたぶん宇宙だよな。最終的には要塞内部での戦闘になるだろーけど、基本的には宙間戦闘がメインになるか。こいつは序盤の敵戦力を出来るだけ多く、かつ余力を残した状態で突破して要塞を攻略終了時の残り時間でスコアをどれだけ稼げるかが勝負の分かれ目ってトコかな?」
え?う、宇宙?今、鳴神君は宇宙と言いませんでしたか?要塞はまだ分かりますが宇宙ってなんですか?
やっぱりあの宇宙なんでしょうか?
「ねぇねぇ?穗乃果、質問があるんだけど…。」
「ごめんね、穗乃果ちゃん。イイ子だからちょっと待っててね?ことりはみんな一緒に要塞攻略も良いけど、いっそのこと要塞攻略組と外で敵を殲滅してスコア稼ぎする組の二手に別れてって言うのもありかな?って思うよ?」
「ねー!ちょっと!穗乃果のお話も聞いてよ!質問があーるーのー!」
「穗乃果、ちょっと待ってろって言っただろ?イイ子だからな?後でアメちゃんやるからさ。でだ、ことりさん。ガクブルさえしなきゃ要塞の攻略程度なら俺1人で十分だ。今回はガチ仕様の相棒は間に合わないけど、レンタルガンプラなんて遊びは無しでそれなりの機体を用意するつもりだしさ。そうしたらことりさんには穗乃果と園田さんの三人で外で殲滅戦を頼む事になるな。」
「アメは欲しいけど穗乃果のお話も聞いてよ!いぢわるしないでー!」
「穗乃果先輩?今みなさんで穗乃果先輩にはちょっと難しいお話してるんで退屈でしょうが待ってて下さいね?鳴神先輩!花陽もことり先輩達に外でスコア稼ぎを担当して貰うのが良いと思います。ことり先輩のウィングの高火力はやっぱり殲滅戦にこそその真価を発揮しますよね。穗乃果先輩のストライクも火力重視のランチャーストライカーに換装して海未先輩にフォローに回って貰えばもっと効率的にスコアを稼げそうですね!」
「は、はなよちゃんまで……。凛ちゃん!凛ちゃんは穗乃果の味方だよね!」
「凛はかよちんの味方だにゃー!」
「そんなー!」
「あの…少しよろしいですか?」
「なぁ~に?海未ちゃん?」
「園田さん?何か質問?」
「うわ!ちょっと!なんで海未ちゃんには構うのに穗乃果のことは構ってくれないのー!」
ふふふ、穗乃果。これが私と貴女の実績の違いですよ?
なんと言っても私は“穗乃果(アホ)”では無いので無駄な質問はしないと思われているのですよ!
「恐らくは穗乃果と同じ質問ですが……あの…宇宙ってなんですか?」
「そう!それだよ!宇宙ってナニ?穗乃果もそれが質問したかったの!」
「「え……?」」
「にゃ?そう言えば穗乃果先輩と海未先輩ってつい最近ガンプラバトル始めたばかりだったよね?」
「もしかして穗乃果先輩も海未先輩も今まで宙間戦闘を1度もしてなかったんですか!そ、それって結構まずいんじゃ…。この公式戦、3日後の土曜日ですよ!セッティングだって地上戦と宙間戦じゃだいぶ違ってきますし…。」
「あー、すっかり忘れてた…。そうだよなぁ…園田さんなんてまだガンプラバトル始めて今日で3日目だったんだよなぁ…。穗乃果だって今日で4日目だし…。ステージセレクト次第じゃ宙間戦闘未経験なんて事もありなんだよなぁ…。そっか………始めての宙間戦闘か……。俺の時は確かオッサン達の忠告ガン無視して思いっきりバーニア噴かしたら止まんなくなってデブリに頭から突っ込んだよなぁ…。うわぁ…今思うとイタイわぁ…。黒歴史だわぁ…。」
「あはは…。ソラ君でもそんな時があったんだね~。でも始めての宇宙戦かぁ……。う~ん、実はことりも始めての宇宙はあんまり思い出しくないかな?ことりは確かおかーさんのおはなし聞かないで地上用のセッティングのままウィングで出ちゃって、スラスター全開でブースト機動したらバランス崩してぐるぐる~だったなぁ…。やっぱり黒歴史だよねぇ…。う~ん?あのね?穗乃果ちゃん、海未ちゃん。たぶん言葉で説明するより実際に宇宙に出てもらった方が早いと思うよ?とりあえず今日は宇宙ステージで宙間戦闘の練習かな?」
なんで鳴神君もことりも何処か遠い目をしてるんですか!
頭から突っ込んだ?あの鳴神君が?ブースト機動でバランス崩してグルグル?ことりがですか?
宇宙ってそんなに大変なんですか?
どうしましょう…だ、だんだん怖くなって来たんですが…。
「でもバトルロイヤルだとステージ選べないよ?穗乃果も宇宙でガンプラバトルしてみたいけど、どーしよー?」
「んー、確かにバトロイだとステージ選べねぇからなぁ…。ガンプライブ優勝目指すなら少しでもバトロイで対人戦した方がイイ経験になるんだけど、今回は仕方ねぇか。今日の所は対戦モードで適当な宇宙ステージ選んで練習だな。」
「先輩、ちょっと待ってください。えーっと…予測プログラムはこれで…確かステージの統計データがどこかのフォルダに…あ、あったあった…これをポチっとして……。」
花陽はまたノートパソコンをポチポチしていますね。今度は何を調べてるのでしょうか?
それにしても……宇宙で戦闘ですか…。
いずれはことりとことりのウィングガンダムの様に空中戦も試してみたいとは思っていましたが、まさか宇宙で戦う事になるなんて…。
軌道エレベーターが完成して、以前よりも宇宙は私達に近い存在になりましたが、それでも一般人の私達には宇宙はまだまだ未知の領域です。
それをシミュレーター上とは言え再現してしまうとは、本当に凄いですねガンプラバトルは…。
ですが、私とジム・スナイパーⅡに宇宙空間での戦闘など果たして出来るのでしょうか?地上での戦闘もまだ慣れてはいないのですよ…。
足場の無い不安定な状況での狙撃…駄目です。そんな状況での狙撃など全くイメージ出来ません。
「お待たせしました!今までの統計データからの予測なんですが、たぶん今日の夕方のバトルロイヤルのステージはコズミック・イラ系の宇宙ステージで暗礁宙域になると思います!Nジャマーが設置されているかどうかまではわかりませんが…。ごめんなさい…。」
「はなよちゃん!どーして今日のステージわかるの?バトルロイヤルのステージってランダムなんだよね?それと、“えぬじゃまー”ってナニ?」
「はい!えーっとですね?花陽のこのPCには約4年間のここら辺のバトルロイヤルの色んなデータが入ってるんですよ!そこから、最近のステージ構成のデータだけを抜き取って、自作の予測プログラムにかけた大体の予測が今話した内容なんです!それと、“Nジャマー”って言うのはですね、正式名称は“ニュートロンジャマー”って言いまして、簡単に言っちゃえばレーダージャミングみたいなモノです。厳密にはかなり違うんですが、説明すると穗乃果先輩の頭が大変なことになるんで、詳細は省きますね!」
花陽…自作の予測プログラムとこここ最近のデータとか、色々と凄くないですか?
眼鏡のフレームがキラッと光って、とても有能そうに見えますよ!
「はなよちゃんス~ゴい♪じゃみんぐとかぜんぜんわかんないけど、とにかくスゴいんだね!」
「流石は凛のかよちんだにゃ!ついでに新しいベニャッガイも今日が始めての宇宙戦にゃ!宇宙戦用のセッティングお願いにゃ!」
「そっか、そう言えば今のベニャッガイに改修してからまだ宇宙戦はしてなかったよね?それじゃ凛ちゃんのGPベース貸してね?」
「園田さんも俺にGPベース貸して。簡単にだけど宙間戦闘用にジム・スナイパーⅡの調整すっからさ。」
「それじゃ穗乃果ちゃんのストライクのセッティングはことりがするね?穗乃果ちゃん、GPベースことりに貸してね?」
「分かりました。宇宙での戦闘など想像も出来ませんので助かります。鳴神君、お願いしますね。」
「あはは…穗乃果もそうゆーのぜんぜんわかんないや!だからことりちゃん!おねがい!」
宙間戦闘用の調整ですか…。
いずれは自分でそう言う事も出来る様にならなければいけませんね。
ですが、プログラム関係は難しそうですね……。
「基本データはジム系列のこれで、後は園田さんの個人データから機体制御系を抜いてあちこちに宛がって……スイッチ作って…これで…よしっと。ほい、お待たせ園田さん。一応は地上戦用と宙間戦闘用に機体のセッティングを任意で変更できる様にもしといたから。次からはGPベースの地形設定って項目から選択すれば地上、宇宙、それぞれすぐに変更できるよ。」
「えっ!鳴神先輩もうセッティング終わったんですか!しかもセッティングの切り替えまで作って!早すぎですよ!」
「ふぇぇぇ?ことり、まだ半分も出来てないよ?」
「あー!そら君てきとーにやったんでしょー!ダメだよ?そんなてきとーにやっちゃ!よーし!穗乃果が海未ちゃんみたいにおせっきょーしてあげる!」
「おいコラ、アホ乃果!人聞きのワリぃことぬかすな!俺はプログラム関係は得意なんだよ!伊達にガキの頃にアセンブル・システムに介入したワケじゃねーんだ!この程度のセッティングなら片手間でも出来るんだよ!」
「アホ乃果じゃないもん!穗乃果だもん!アホってゆーほーがアホなんだよ!アホそらだー!」
「イヤイヤイヤイヤ!それでも早すぎですよ!先輩ホントに人間ですか?実は頭の中身は電子精霊とかじゃないですよね!」
「あーはいはい。穗乃果は後で遊んでやるから待ってろ!で、こいずみぃぃ?テメェはケンカ売ってんのか?ア"ァ"?人間ですか?とはなんだ!人間ですかとは!人間ですがナニか?産まれた時から人間ですが?残念だがニュータイプでも強化人間でもコーディネーターでも種持ちでもイノベーターでもXラウンダーでも阿頼耶識積んでもいねぇよ!こんなもん、スマホん中に保存してあるデータをGPベースにリンクさせて、そっから引き出したジム系列の基本データをコピって、そいつを園田さんの個人データを参考にジムスナ用に設定値弄れば終わりだろ!この程度ならお前なら出来るはずだぞ?」
ニュータイプ?強化人間?なな、なんですか?それは?
阿頼耶識って確か仏教用語でしたよね?
「あ!そっか…1から組み立てるんじゃなくて、最初から用意していた基本データをコピーしてから設定値だけを変更すれは……うん。それなら行けますね!スゴい!流石は“始まりの精霊使い(オリジン・エレメンタラー)”です!」
「あのね?普通は各ガンプラ毎に基本データを準備するとか、そこからもうムリなんだけど……。ことりは今の説明だけで理解する花陽ちゃんもソラ君みたいにオカシイと思うよ?」
「穗乃果はよくわかんない?」
「凛もよくわかんないにゃ?」
あぁ…この二人と同じにはなりたくはないですが…屈辱ですが……
「私もよくわかりません…。」
「まぁプログラム関係はわかんねぇ人には特に面倒だからなぁ。園田さんも穗乃果と同列に扱われるのは辛いだろうけどさ、仕方ないって。ことりさん、穗乃果のGPベース貸して。ついでにソードストライカーとランチャーストライカーの分もセッティングしてスイッチ作っとくよ。」
「それじゃソラ君おねがい♪ことりはことりのウィングの設定するね?」
「にゃ?ベテランさんのことり先輩はいまさら設定しなくてもいいーんじゃないかにゃ?」
「えへへ♪う~んとね!昨日のおっきなモックにバスターライフルのビームを弾かれたのがショックだったから、実はウィングをちょっとだけ改造して来たんだ♪じゃ~ん♪これがことりの新しいウィングガンダム、“ウィングガンダム・リトルバード”だよ♪」
「「「「ウィングガンダム・リトルバード?」」」」
ことり…リトルバードって小さい鳥って事ですか?
小さい鳥と名付けた割りには………
「うわぁ!ことりちゃんスゴい!昨日よりバスターライフルがおっきくなってる!強そう!穗乃果もそのバスターライフルほしい!あー!それに色もちょっと変わってる!」
ことりの新しいガンプラ“ウィングガンダム・リトルバード”は、今までのバスターライフルよりも一回り大きなバスターライフルと大きなスラスターを新たに装備し、配色も肩などの青色だった部分が薄い緑色に、シールドの赤色だった部分は淡い青色に、胴体の赤色だった部分は濃い緑色に、それぞれ変更されていました。よく見ると機体の大半を占める白色の部分も、純粋な白ではなく若干光沢のある白…パールホワイトに変わっていますね。
ですがことり。あきらかにこのサイズのライフルは“リトル”ではないでしょ!
「へぇ…特化型に近い改造か。確かにこのメンツだとことりさんとウィングが火力担当になるから悪くない選択だな。うん、火力特化にしたのにちゃんとバランスも取れてる。コイツは中々にいい機体だな。」
「このスラスターはTV版のウィングゼロのスラスターを改造したヤツですね!スゴい!普通のウィングにウィングゼロの高出力なスラスターなんか付けたらブースト機動時にバランス崩れて大変な事になるのに、ちゃんと大きさや高出力に対応できる様に機体各部の姿勢制御用スラスターも調整して取り付けてあるんですね!これなら新しい大型バスターライフルの反動にも対処できるし、今まで以上の機動力も確保できますね!」
ありなんですね?この改造は…。
ガンプラは奥が深いです。
正直、私は最近のことりには大火力の武装は使わせたくないのですが…。
戦闘中にもし黒い方のことりが出てきてしまったら、敵味方関係無くあの大型バスターライフルで凪ぎ払われてしまいそうな気がして…。
「どうかな♪穗乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒にガンプラバトル始める前から準備だけはしてたんだけど、使いこなせるかちょっと不安で今までは使わないでいたの…。でもね?みんなでガンプライブの優勝目指すなら、今までのことりのウィングじゃ絶対に勝てなくなる時がくるなって、おとといのソラ君と綺羅さんのバトル見てそう思ったの…。この子でも綺羅さんにはきっと届かないけど、それでもこの子なら…リトルバードなら少しでも届く可能性があるかもしれないから…。だから、ことりも穗乃果ちゃんみたいに賭けてみたいの、可能性の未来に!そのためにも早目にこの子に慣れとかなきゃって思って今日からリトルバードを使うことにしたんだ♪」
ガンプライブに出場すれば、昨日までのことりのウィングでも勝てなくなる時が来る…。
そして、ことりの新しいガンプラ、リトルバードでもあの綺羅さんには届かない……。
確かに、先日遭遇した綺羅さんは鮮烈で強烈でした…。
ならば未だに素組のジム・スナイパーⅡを使っている私は……。
…………私も近いうちに新しい機体へと乗り換えるか、ジム・スナイパーⅡを改造しなければいけませんね。
その時はことりのリトルバードの様に、改造を施した私だけのガンプラを作ってみたいものです。
「うっし、ホレ。終わったぞ、穗乃果。これでエールストライク、ランチャーストライク、ソードストライクの基本的なストライカーパックの分はセッティング完了だ。I.W.S.P.やノワールストライカーとかはまた今度な。」
「はい、凛ちゃん!ベニャッガイのセッティングも完了だよ!今日のベニャッガイは花陽オリジナルの宙間戦闘用スペースストライカーを装備したスペースベニャッガイだよ!」
「わぁーい!そら君ありがと!うーん?今日はストライカーパックなににしよーかなー?」
「かよちんありがとにゃ!今日も凛とベニャッガイが火を吹くにゃ!」
「やれやれ。あんまりはしゃぎすぎるなよ、穗乃果、星空。園田さんとことりさんは準備できた?」
「私の方は問題ありません。宇宙用にセッティングが変わっただけで、基本的に装備は昨日と同じままなので。」
「ことりもセッティング終わったからイケるよ♪うふふ♪今日はリトルバードの初陣だ~!み~んな消し飛ばしちゃうぞ~♪」
「了解。そんじゃそろそろ行きますか?」
「うん!行こう!みんなで宇宙戦だよ!」
<<しすてむおーるぐりーん。はっしんじゅんびかんりょー。ほのかー、ぽちはきょーもがんばるー。>>
[[ポチ!ありがと!よぉーし!みんな!ファイトだよ!高坂 穗乃果!エールストライクガンダム!いっくよー!]]
[[さぁ!翔ぼう!リトルバード!どこでも一緒に!南 ことり♪ウィングガンダム・リトルバード♪み~んなまとめてことりのおやつにしちゃうんだからぁ♪]]
<<IFS接続を確認。FCSロック解除。友軍各機とのデータリンクを開始します。全システム問題ありません。マスター、発進どうぞ。>>
[[おーらい!F2ザク!鳴神 青空!逝くぞォ!オラァ!]]
[[行くよ!凛ちゃん!ジム・マテリアル!小泉 花陽!発進します!]]
[[了解にゃ!かよちん!スペースベニャッガイ!星空 凛!いっくにゃー!]]
「ジム・スナイパーⅡ!園田 海未!いざ、参ります!」
GPカンウターでバトルロイヤルに登録した私達は、それぞれの機体を駆り出撃しました!
ランダムセレクトで選出されたステージは花陽の予測通り、コズミック・イラの暗礁宙域と呼ばれるステージです。
花陽も本当に凄いですね。花陽が私達の仲間になってくれたら心強いのですが…。
みんなと相談して了解が得られたら、週末の公式戦が終わったら花陽と凛の二人を誘ってみましょう。
ですが今は初めての宇宙戦です!
さぁ!今日もはりきって狙い撃ちますよ!
まずは前線へ!何時もの様に出力全開でフルブーストです!
[[クックックッ…さぁ園田さん、アホ乃果……ガンプラバトル初心者恒例の宇宙の洗礼を受けやがれ!]]
<<随分といい笑顔してやがりますね。マスター。>>
[[ごめんね~♪穗乃果ちゃん♪海未ちゃん♪うふふ♪可愛い声でいっ~ぱい鳴いてね♪ちゃ~んと録音しておくからね♪]]
えっ?鳴神君?ことり?
それはどい言う意味ですか?
[[きゃぁぁぁぁぁー!]]
「っ!穗乃果?どうしま、きゃ!」
なっ!機体の制御が効かない?どうして!?
「どうして?機体が、と、止まりません!きゃぁぁぁぁぁ!」
[[いーやー!助けてー!とまんなーい!だーれーかー!とーめーてー!]]
<<あーほのかー、やばいやばい。ぜんぽー、でぶりせっきん。あぶないよー?>>
[[おにーさんもことり先輩もキチクだにゃ…。]]
[[ごめんなさい、穗乃果先輩、海未先輩…。これはガンプバトル初心者の恒例行事なんです…。諦めて激突して下さい…。]]
[[ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!]]
「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」
つづく?
おまけ
「えりちと希さんのスピリチュアルな夜」
「ん、も~♪えりちはほんまあまえんぼさんやなぁ♪あ……ちょ、まってや!先っぽだけ弄りすぎやって!ひゃ!」
「ダメ?でも希がこんな大きなモノをふたつも付けてるのがイケナイのよ?悔しくて苛めたくなるじゃない……。」
「ん……あ…痛っ!まってえりち!噛んじゃダメやって!もっと優しく……」
「ん、ちゅ…はぁ…本当は痛いのもスキなクセに……どう?気持ち良い?でも…私、本当悔しいわ…私がもし男だったら、希を無理矢理にでも妊娠させてこの大きなふたつの果実から真っ白い果汁を絞り出せる様にしてあげられるのに…。ごめんね希…私が女の子で…。」
「はぁはぁはぁ…えりち…うちは…ん!あっ…え、えりちが男の子でも女の子でも、はぁ、どっちでもえぇんよ…ただえりちがうちだけのえりちで居てくれたら、うちはそれだけでえぇんよ。えりち…めっちゃだいすきやで…せやからなぁ?うちだけ気持ち良くなったら…いやや…はぁはぁはぁ…えりちも一緒に…うちと…」
「希…ありがと…私も大好きだわ……ほら見て?希がいつもむしゃぶりつく大好きなココ……もうダラダラとイケナイ涎を垂れ流しちゃってるの…今夜は特別に顔の上に乗ってあげるから貴女の舌でキレイに全部舐めとりなさい…。命令よ…。」
「あ…はい…うちに…ぜんぶ…舐めさせてやぁ……あん…ちゅ…はぁ…ん…れろ…あぁ…あかん…コレ、ヤバいわぁ…えりちのえっちなお汁…めっちゃおいしぃわぁ……。」
「ん!あっ…はぁはぁ…いいわよ…希…そう…もっと貴女の舌で深く私の中を……」
「ん!ん~♪」
「希!いいわ!もっと!もっと!もっと!ハラショォォォォォ!!!」
「ってゆ~夢視たんよぉ?」
「うぇ!希さんと絵里さんってそーゆー関係だったの!くぅぅぅ!羨ましい!」
「いややわぁ~♪うちら仲えぇけどそんなんちゃうって~♪あくまでも夢のお話やで?」
「なら今からホテル行きましょう!ホテル!ラヴい方のホテル!んなエロいの聴かされたら辛抱たまらんって!今ヤろう!すぐヤろう!迷わずヤろう!よし!ヤろう!とりあえずヤろう!」
「そらっち~?おいたはアカンよぉ?」
「ムリっす!そんな話聴かされたらホント、ムリっす!」
「はぁ~、も~しゃ~ないなぁ…。ほんならなちょっとだけやで?あとな?みんなにはナ・イ・ショ♪や?約束やで?」
「ハ、ハラショォォォォォ!」
それは少し未来のお話。
他の女神達にはナイショの二人だけのヒミツのお話………。
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました!
出撃シーンは穗乃果ちゃんとことりちゃんはそれぞれのコール&レスポンスを参考にさせていただきました。
ソラの出撃時の台詞はオルフェンズのシノさんの流星号の初出撃シーンからいただきました。チンピラ気味なソラには丁度良いかと…。
それと、本編で少し触れられていましたが、希さんは音ノ木坂では一番バストサイズが大きい訳ではないんですよね。実は。
スクフェスをプレイされている方ならばお分かりかもしれませんが、音ノ木坂で一番の巨乳の持ち主は恐らくは風紀委員の坂巻千鶴子さんだと思われます。
あの人、覚醒させると無駄にエロいんですよね…。
そんな坂巻さんのバストサイズは我らが希さんを5cmも上回る95cm!しかも彼女は穗乃果ちゃん達と同じ2年生なんですよ?
気になったお方は画像検索してみて下さいね!
ついでのオマケは希さんのソラの呼び方から分かる方も居るとは思いますが、μ's集結後以降の時間軸のお話です。
皆様、綺麗なお姉さんは好きですか?
私は大好きです!凄く大好きです!
……申し訳ありません。徹夜&出張明けでテンションが妙な具合でして…。
次回は海未ちゃんの初宙間戦闘のお話になる予定です。
あくまでも予定なので、実際には未定な部分が多く、変更になるかもしれません。ご了承下さい。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして本当にありがとうございました!
皆様に支えられてようやく少しずつ前に進める有り様でございますが、これからも変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします!
ご意見、ご感想、こーんなオマケがえ~ねん!等ございましたら、お知らせ下さい!
それでは次回、またお会いしましょう!
失礼いたします。