ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
私、高坂穂乃果!
国立音ノ木坂学院に通う高校2年生!
そんな私は昨日、妹の雪穂に誘われて生まれて初めてガンプラバトルをしちゃいました!
え?穂乃果のガンプラ?雪穂に習いながらまだ造ってる真っ最中だよ!昨日はね、雪穂のガンプラ貸してもらったの!
そーしたらホントスゴいんだよ!ガンプラバトルって!
ビームがずきゅーんって、マシンガンとかだだだだだって、ミサイルなんてちゅどーんって!それが敵に当たるともっとスゴいの!どかーんぼかーんって爆発するんだよ!
たまにテレビとかで観たことはあったけど、あんなにスゴいなんて穂乃果はぜんぜん知らなかった!
だから……
「ことりちゃん!海未ちゃん!穂乃果と一緒にガンプラバトルやろう!」
「穂乃果ちゃん?」
「穂乃果?……ガンプラ、バトル。ですか?」
「うん!ガンプラバトル!ことりちゃんと海未ちゃんと穂乃果の3人で一緒にやろうよ!スゴいんだよ!」
穂乃果は大好きな幼馴染みのことりちゃんと海未ちゃんを誘うことにしました!
ことりちゃんと海未ちゃんは穂乃果ととっても仲良しの大親友!
小さい時からいつも3人一緒なんだよ!
だから楽しいことはみんなで一緒にやらないと!
「穂乃果…貴女はまたいきなり訳のわからないことを…。」
「海未ちゃん…。うーん。でも穂乃果ちゃんらしいって言えば穂乃果ちゃんらしいよね。雪穂ちゃんがガンプラバトルやってるのは知ってたけど、穂乃果ちゃんもガンプラバトル始めたんだね。」
「ああ、そう言えば雪穂が何やらプラモデルを造ってるのを見たことがありましたが、あれがそうなんですね?所でことり。私は詳しくはわかりませんが、ガンプラバトルとはよくテレビで放送しているロボットのゲームの事ですよね?」
「うん。ガンダムってアニメに出てくるモビルスーツって言うロボットのプラモデルを造って、専用の機械でスキャンしてシミュレーターで戦うゲームの事だよ。」
「そう!それ!ガンプラバトル!学校終わったら一緒にやりにいこうよ!海未ちゃん!大丈夫だよ!レンタルのガンプラもあるらしいし、初めてガンプラバトルを始める人達にはなんと10ゲームも無料なんだよ!お得だよね!」
「はぁ…。まあこうなったら穂乃果は止まらないでしょうから仕方ありませんね。私は今日は弓道部も家の用事もありませんので穂乃果に付き合うのは構いませんが、ことりはどうしますか?」
「うん。ことりも大丈夫だよ。ことりは自分のガンプラ持ってるけど海未ちゃんはガンプラ持ってないよね?今日はとりあえずレンタルガンプラ使ってバトルしてみようよ。」
「ん?と言う事はことりはガンプラバトルをやった事があるのですか?」
「えー!ことりちゃんなんで今まで穂乃果のこと誘ってくれなかったの!」
「ママとパパが昔からガンプラバトル好きだったから、お休みの日とかみんなで一緒にバトルしてるんだよ。穂乃果ちゃんも海未ちゃんもガンプラバトルとか興味ないかなーって思ってたから誘わなかったの…二人ともごめんね。」
「謝らないでください、ことり。それにしても理事長が…。意外ですね。」
「そっかー!ぜんぜんオッケーだよ、ことりちゃん!今日からは穂乃果とも一緒にバトルしてくれるんだよね!あ、海未ちゃんはレンタルガンプラ使うからそのままアミューズメントセンターに行けるけど、ことりちゃんは1回ガンプラ取りにお家に帰んなきゃいけないね!」
「穂乃果ちゃん…海未ちゃん…ありがとう!もちろんことりも穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒にガンプラバトル出来るなんてとっても楽しみだよ。学校が終わったらすぐにことりのウイング取ってくるから、二人は先に行っててね。」
「わかりましたことり。急がないで構いませんのでくれぐれも気を付けて来てくださいね。所で穂乃果は自分のガンプラはどうするのですか?先程の話だと穂乃果のガンプラはまだ作成中だと言っていましたが。今日は私と同じでレンタルガンプラを使うのですか?」
「んふふ~。よくぞ聞いてくれました!じゃじゃーん!穂乃果は今日も雪穂にガンプラ借りてきちゃいました!」
「穂乃果…学校にガンプラ持って来ていたんですね……。」
「穂乃果ちゃんらしいねー。」
「えへへー。それじゃことりちゃん、海未ちゃん!みんなで一緒にガンプラバトル!楽しもうね!」