ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
今回も古戦場を戦い抜いたQooオレンジでございます。
ボーダーが高くてびっくりしましたが、無事に9万位以内に入る事は出来ました。
今回も本編15話となります。
それでは 第15話「月華繚乱」そのじゅうはち 始まります。
「今のバトル!穂乃果はなっとくいかない!!!」
「今のバトル!凛はなっとくいかねぇーにゃ!!!」
穂乃果&凛との本日二度目のバトルも無事に大勝利で終えて、ガンプラバトルシミュレーターの筐体から降りて来た私と真姫を待っていたのは、つい最近…と、言いますか、ほんの数十分前にも聞いたばかりの穂乃果と凛の台詞でした。
「またそれ?」
「マタもワキもねぇーにゃ!」
「ねぇーにゃ!だよ!」
なんで“またそれ?”って言われてそこでワキが出て来るのでしょうか?
まぁそこら辺が凛の凛足る由縁なのでしょうが。
「それで?またハンデを増やしてリベンジマッチを行えばいいのですか?」
相変わらずこの目の前の頭穂乃果なアホ二匹に対しては色々とツッコミ所満載ではありますが、今さらそれをここでどうこう言っても始まりません。
なので私はこの目の前の頭穂乃果なアホ二匹にサクッ♪っと用件を伺う事にしました。
先の私の台詞を見ていただければわかるとは思いますが、どうせこの目の前の頭穂乃果なアホ二匹の要求はハンデを増やしてのリベンジマッチでしょうし。
問題は増やすハンデの内容ですね。
まぁこれも大方の予想は出来てはいるのですが…。
「にゃんか話の展開がはぇーにゃ!」
「でもでも簡単に穂乃果たちのよーきゅー?をゴクリしてくれそうだよ?」
「穂乃果?要求をゴクリではなくそこは要求を飲むですよ、要求を飲む。」
「だいじょーぶ!だって飲むでもゴクリでもおんなじだもん!」
「ぜんぜん違うんだけど…ほんっと、イミワカンナイ。」
「はい!イミワカンナイいただきましたー!」
「はい!イミワカンナイいただきましたー!だにゃ!」
はい♪お馴染みの展開も無事に終えたのでお話を次に進めちゃいましょう♪
「それで?私達は次はどんなハンデを増やせば良いのですか?」
ちなみに前回のバトルで私達が受け入れたハンデは狙撃禁止と言うモノでした。
なので私は前回のバトルでは私は愛機の“アルテミスガンダム”のメインウェポンである、大型ビームスナイパーライフルを外しての挑戦となりました。
そんなハンデを受け入れての前回のバトルの結果は皆さんが前回ご覧になった通りなのですが。
「凛ちゃん!どーしよー!そう言えば穂乃果たち!海未ちゃんと真姫ちゃんにどんなハンデにするか決めてなかったよ!」
「うにゃ!はよ決めるにゃ!じゃないとやっぱりやーめた!とか言われちまうかもしれねぇーにゃ!」
「えーっと!えーっと!えーっと!」
「うにゃーっと!うにゃーっと!うにゃーっと!」
私の次のハンデは何ですか?という問いに対して、頭穂乃果なアホ二匹の穂乃果と凛は慌てて次のハンデについて話し合い始めました………のですが、あの二人はあれで話し合っているのでしょうか?
“えーっと”と“うにゃーっと”としか言ってないように聞こえるのは私の気のせい…ではないですよね?
もしアレでちゃんと話し合えているとしたら、あの頭穂乃果なアホ二匹はナニか人類とは別の言語を習得しているのかもしれません。
最も、“えーっと”と“うにゃーっと”だけの言語とか使いたくもありませんが。
「そーだにゃ!さっきのバトルでにゃんか頭がおかしいヘンテコな技にケチョンケチョンにされちまったから!ポントー禁止にすれば次は凛たちのだいじょーり確定案件確定だにゃ!!!ポントーさえなけりゃあのヘンテコな技は使えねぇーハズだにゃ!!!」
さて。
穂乃果と凛の“えーっと”と“うにゃーっと”の謎言語による話し合いの最中、凛が次のハンデについて“ポントー禁止”…つまりは“刀禁止”が良いのでは?と思い付いたようです。
“刀禁止”ですか…の前に!
「凛!貴女は護国の技に対してヘンテコな技とは何ですか!ヘンテコな技とは!」
「ヘンテコな技にヘンテコな技って言ってナニが悪ぃーにゃ!ってか極々ズゴック一般人の凛から見たら海未ちゃんや真姫ちゃんが毎度毎度ポンポンぶっ放してるヤツはイミワカンナイの塊みてぇーなヤツだにゃ!なんでポントーをえいやっ!ってヤるだけで竜巻とか出るんだにゃ!普通はあんなの出ねぇーにゃ!」
「そんな事を言われても…普通に出せるモノは出せるのですが?ねぇ真姫?」
「………出せるわね。普通に。」
「だからそれが普通じゃねぇーって言ってるんだにゃ!!!」
「そんな事よりも!護国の技に対してヘンテコな技と言った事を改めて下さい!凛の言う所のヘンテコな技はこの国を影に日向に護り続けている最強の技なのです!ヘンでもテコでもありません!ありませんったらありません!」
「んなコト言われてもぶっちゃけ知らんがな!だにゃ!さっきも言ったけど一般人から見たらヘンテコな技にしか見えねぇーんだにゃ!」
「くぬぬぬぬっ!頭穂乃果な凛なのに!失礼千万過ぎます!!!」
「そっちこそヒトのコトを頭穂乃果ちゃんとかシツレーマンバンだにゃ!!!」
「いいでしょう!表に出なさい!こうなったらその頭穂乃果な猫脳みそに護国の技の素晴らしさを叩き込んで差し上げます!!!」
「やなこっちゃ!だにゃ!!!なんでもボーリョクに訴えるのはヘンテコな技のしょーこだにゃ!!!」
「何でも良いから早く話を先に進めてよ…。」
何でも良い!?
真姫だって今では護国の技を納めた護国の剣士でしょうに!
それなのに何でも良いだなんて!
「えーっと、あのね凛ちゃん?海未ちゃんにニホントー禁止!ってやっても、海未ちゃんは普通にあのヘンな技を使って来るよ?海未ちゃんってえいっ!手からもしょーげきは?出したりできるもん。」
「うげっ!?そりゃマジかにゃ!?」
「おい待て頭穂乃果。今、貴女もヘンな技って言いませんでしたか?」
「もういい加減に話が先に進まないから気のせいってコトにしときなさいよ…。」
「ぐぬぬぬぬぬっ!!!」
確かに。
真姫の言う通りこのままではお話が1ミリも先に進んではくれません。
ここは先輩として諸々色々とぐっ!と我慢して、お話を先に進める事に注力しましょう…!
非常に…非常に…ひっじょーーーーーに!遺憾ではありますが!!!!!
「刀禁止!上等です!次は刀を使わない凛の言う所のヘンテコな技でケチョンケチョンにして差し上げますよ!!!」
「ちょい待ちやがれだにゃ!手からもヘンテコな技が出せるなら腕もモギモギしてプリーズだにゃ!」
「えーっと、あのね?凛ちゃん、腕をモギモギしても、海未ちゃんならたぶん足からもヘンな技ぶっ放して来るよ?」
「マジかにゃ!?」
「うん、マジだよ。」
「にゃ、にゃら!足もモギモギしやがれだにゃ!!!」
銃火器に加えて刀、そして手足も使用禁止ですか。
「それでは最早ただの達磨ではありませんか。凛?貴女はそんなただの達磨に勝って嬉しいのですか?」
だとしたら少し凛の性根を叩き直さなければいけませんね。
そりゃもう徹底的に♪
「うにゃ…言われてみれば確かに…手も足もモギモギしてゴロン♪っと転がれるだけのダルマさんに勝ってもビミョーを通り越してにゃんとも虚しいだけにゃ…。まるでチャーシューの乗ってないチャーシュー麺のようだにゃ…。」
流石の凛もハンデとして武器は愚か、手足さえもぎ取った状態のただの達磨に勝っても嬉しくはなかったようですね。
頭の上の猫耳をペタリとさせて萎れています。
ちなみに頭の上の猫耳はなんとなくのイメージです♪
リアルに凛の頭の上に生えているワケではありませんので悪しからず♪
「そもそもさっきのアンタたちの敗因ってただの自滅じゃない。ソレってハンデうんぬん以前の問題なんじゃないの?」
「うにゃ。そー言われりゃー確かに…。」
「うん…。凛ちゃんが打ち合わせどーりに動かなかったのが原因だもんね…。」
「ちょい待てソコの頭パー子。打ち合わせどーりに動かなかったのはそっちのほーじゃねーかにゃ!凛はちゃんと打ち合わせどーりに右側に行こうとしたにゃ!!!」
「頭パー子ってナニ!?って!そーじゃなくて!穂乃果だって打ち合わせどーりにちゃんと左側に行こうとしたよ!!!」
「だーかーらー!ちーげーって言ってるにゃ!穂乃果ちゃんは左側じゃなくて右側に行って!凛が反対の左側に…って…あれ?」
「そーだよ!穂乃果が右側で凛ちゃんは左側…って、あれ?」
どうやらようやく気付いた様ですね。
二人とも例の“合体攻撃(?)を行う為に行ったらしい”打ち合わせとは真逆の動きをしていた事に。
「も、もしかして…穂乃果たち…。」
「どっちも間違ってた…ってコトなのかにゃ?」
「ま、そーゆーコトね。」
「うそーん。」
「うそーん。だにゃ。」
まさかの真実(?)に二人ともお口をぽっかりと開けてあぼーんとしていますね。
まさに驚愕と言った感じでしょうか。
「穂乃果と凛はハンデ云々よりもやはり頭の中身をどうにかしなければいけませんね。縛り上げて徹夜でお勉強でもさせましょうか?」
「ほ、穂乃果!お勉強きらい!」
「凛もべんきょーキライだにゃ!」
「まぁ当然の反応ですね。」
それにただ縛り上げてお勉強をさせても今さらこの頭穂乃果なアホ二匹には馬の耳に念仏、釈迦に説法です。
なので…♪
「僚機を変えてタッグバトルをする…と言うのはどうですか?」
「りょーきを変えて…?」
「バトルかにゃ?」
「はい♪」
実戦に勝る鍛練はありません♪
なので頭で理解するのではなく、身体が覚えるまでただただひたすらにバトルあるのみです!
頭穂乃果なこのアホ二匹にはその方が有効なハズです。
ただし、頭穂乃果なアホ二匹がタッグを組んでも頭穂乃果な結果にしかなりません。
なので教導役が必要なのです♪
「問題は誰が誰と組むかですね♪」
「組むかですね♪って僚機を変えて再戦するのは確定なんだ…。」
「真姫?ナニか言いましたか?」
「別に。(どーせ海未にはナニを言ってもムダだもん。だったら言わない方が建設的だわ。)」
真姫はナニかを悟ったような面持ちですね。
一体ナニを悟ったのでしょうか…ちょっと気になりますね。
それはそうと。
「定石で言えば幼馴染みである私と穂乃果。友人同士である真姫と凛が組むのが適当なのですが…」
ぶっちゃけそれでは普通過ぎてあまり面白くありません!
な♪の♪で♪
「今回はあえて!凛は私と!穂乃果は真姫と!それぞれタッグを組んでのバトルにしちゃいましょう!!!」
「穂乃果が真姫ちゃんと?」
「凛は海未ちゃんと?」
「はい♪」
「まぁ私はどうでも良いけど…(どーせ以下略だもん…)。」
真姫は問題無い様ですね。
相変わらずナニか悟ったような面持ちなのが気になりますが。
一方、穂乃果と凛の頭穂乃果なアホ二匹の方はと言うと?
「ねぇ凛ちゃん?どー思う?」
「うにゃ…どー思うって聞かれてもコイツはなかなかに難しい問題だにゃ。」
「そーなの?」
「にゃ。実はソコまで難しくはねぇーにゃ。」
「二人とも?ふざけていないでさっさと決めちゃって下さいね♪」
「はーい。」
「はーい。だにゃ。」
何だかグダグダになりそうな雰囲気を漂わせていたので軽く注意をしてあげると、二人は顔を近付けて真面目に話し合いを始めました。
耳を傾けてみると、あーでもないこーでもないと言い合っているようです。
そしてしばらくそのままあーでもないこーでもないと話し合った末に…。
「うん!やろう!」
「だにゃ!!!」
二人とも私の僚機を変えて再戦すると言う提案を受け入れてくれました。
「決まりですね♪」
「うん!」
「にゃ!」
「はぁ…(めんどくさい…けど…) ヤるからには勝たなきゃ楽しくないわね。穂乃果。今度はちゃんと戦って貰うからね。」
「うん!穂乃果に任せて任せて!」
「任せると不安なのは気のせいじゃないってのがまた問題なのよね…。」
真姫と穂乃果は早速、次なるバトルに向けてコミニュケーションを取っているようですね。
ではこちらも…♪
「凛!私達も頑張りましょう!」
確りとアホ猫を調教…げふんげふん!ではなく、コミニュケーションを取りましょう。
「今ソコはかとなく荒縄で縛られてロウソク垂らされてムチでしばかれるヴィジョンが海未ちゃんの背後に見えたのは気のせいかにゃ?」
「何ならソコに馬用の特大浣腸器で肛門からグリセリン液(原液♪)をお腹がはち切れる寸前まで大量に注入して栓をして差し上げてもいいのですよ?たっぷりと悶え苦しんで下さいね♪」
「そーゆープレイはゴメンこうむるにゃ。」
「そうなのですか?凛のコスプレAVでそーゆープレイをしているモノもあったので、てっきり凛はそーゆープレイも行けちゃうのかと思っていました。」
「行けるワケねぇーにゃ。ってかそーゆープレイは絵里ちゃんの領分だにゃ。」
「では今度、絵里を捕獲して行ってあげましょう♪それでは…十分後にバトル開始とします。それまでお互いのチームで準備やその他諸々を済ませて下さいね♪
「はーい!」
「りょーかい。」
「りょ!だにゃ。」
「はい♪皆さん良いお返事です♪それでは…」
作戦会議です!!!
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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