ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

最近はディランザばかり作ってるQooオレンジでございます。
ディランザ…水星系のガンプラの中では1番好きなデザインです。








今回からは閑話となります。









それでは 閑話「穂乃果と凛の○○○①」 始まります。














閑話「穂乃果と凛の○○○①」

皆さん、こんにちは、おはようございます、こんばんは。

 

“μ's”の戦闘指揮官兼狙撃手の園田 海未です。

 

私の一人称での閑話は…何時以来だったでしょうか?

 

合宿に来る前…いえ、合宿中にもあったような無かったような…?

 

まぁそんな事はどうでも良いとして…今回のお話は合宿中のとある日のお昼ご飯を食べ終えて、各々が午後の予定へと行動に移そうとしていた時に、にこが合宿に参加していた全員を緊急招集した事に端を発しました。

 

「はい!全員注目!!!」

 

合宿中お世話になっている西木野家所有の南の島の別荘の豪邸の一室に私達“μ's”メンバー全員を集めたにこはお立ち台と言わんばかりに椅子の上へと立って言葉を発し出しました。

 

「ぬぅぅぅわぁぁぁぁぁぁんでぇぇぇ!私だけが合宿に来てから毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日!!!朝も昼も夜も!!!のべつまくなしにアンタたちの為におさんどんしまくんなきゃダメなのよ!!!!!」

 

私達みんながにこが何を言うのかな?と思っていたのですが、いざ自分に注目を集めさせたにこが語ったのは上記の様な内容でした。

 

ちなみににこが言っている“おさんどん”とは、日々の家事全般の事を示しています。

 

厳密には“おさんどん”と上記の説明とは少し違うのですが、ここでにこが言っている“おさんどん”とはそう言う事の様です。

 

「ん~。でもな?にこっち。うちらの中で1番お料理やらお掃除やらが得意なのって間違いなくにこっちやろ?別にうちがお料理作ってもえぇんやけど、にこっちみたいに凝ったお料理とかは作れへんよ?」

 

「そうね…私もロシア料理ならいくらでも作れるけど、日本人のみんなには毎日ロシア料理で…って言うのはちょっとアレな感じでしょ?それに三食パン食になるから花陽には酷かな?って思うのよ。」

 

「はひっ!三食パン食なんて出された日には花陽はこの世からサヨナラバイバイ♪しなきゃダメになります!」

 

にこの主張に対して言葉をまず発したのは希でした。

 

希はにこに代わり自分が料理を作っても良いと言いましたが、代わりににこの様な凝った料理は自分では作れないと小首を傾げながらそう言いました。

 

続く様に絵里が絵里の母国であるロシアのお料理なら毎日でも作れると言いましたが、この言葉に激しく反応したのはお米に魂を売ったのでは?と最近は思う様になって来たお米大好きな花陽でした。

 

遠回しな言葉使っていますが、花陽は三食パン食になったら死んでしまうと騒いでいます。

 

私としては別にしばらく三食パン食にしても死にはしないと思うのですが?

 

「ってかにこちゃんよ。俺も一応はにこちゃんと一緒にほぼ毎日飯作りやらなんやらしてたぞ?流石に下着とかの洗濯はデリカシー的なアレコレでやってねぇーけど。」

 

「ことりも毎日ソラ君やにこちゃんと一緒におさんどんしてたよ?ことりは普通にみんなのおパンツとかもお洗濯してるし。」

 

と、ここで今度はにこと共におさんどんをしてくれていた二人…青空とことりが、毎日おさんどんをしていたのはにこだけでは無いと言い出しました。

 

言い出しました…と書くと非難的な物言いの様に聞こえますが、別に二人はおさんどんを嫌だと言っているワケでは無い様ですね。

 

その証拠に…

 

「にこちゃんがおさんどん嫌だってんなら、後は俺が全部やっても良いけど?どうせ飯食うなら旨い飯食いたいからな。下着関連の洗濯は…まぁそっちも俺がやっても良いなら別に構わないぞ?別に使用済みの下着だからって言って変態染みたコトなんざしねぇーから安心しとけ。」

 

と、青空はにこに代わり今後一切の家事を行うと言ってくれました。

 

取り敢えずは私としてはこっそりと(別に堂々とでも良いのですが…)私の使用済みの下着を使ってあんな事やこんな事をしてくれても構わないのですが。

 

どうせならば使用済みの下着なんかではなく、未使用の私本体を使ってあんな事やこんな事をしてくれても全くもって構わないです。

 

流石にそれをこの場で言いはしませんが。

 

青空と二人きりならば言いますけどね♪

 

「ちっがーーーうっ!そーじゃないの!私だって別におさんどんがイヤってワケじゃないのよ!希や絵里ならある程度はおさんどん出来るってのもわかってるわ!」

 

「いや、さっきのにこちゃんの言い方だとおさんどんはもうイヤだって意味に聴こえたんだけど?」

 

「ソコは気にしないで!!!」

 

「ア、ハイ。」

 

「私が言いたいのは…ソコでおさんどん手伝う気一切ナシでナニ食わぬ顔で早くこの話終わんないかなーって思ってるアホ2匹よ!!!」

 

声も高らかにそう言い放ったにこは、ビシッ!っと音がなったのかと錯覚すら覚える勢いで、部屋の片隅で今までの話に対して知らん顔していた穂乃果と凛のニ人へと指を差しました。

 

「毎回毎回毎回毎回毎回!ご飯食べる度に味が薄いとか濃いとか量が少ないとか量が多いとかラーメンが食べたいとかだからってラーメン出せばトンコツじゃないのが気に食わないとか!さらにさらに!!!食後にムダに手間のかかるスイーツが食べたいとか!!!手伝う気が一切無いのに文句だけは人一倍!!!文句言うならせめてパンツの1枚くらい自分で洗いなさいよね!!!」

 

今回のにこの怒りの理由。

 

どうやらそれは穂乃果と凛のニ人が食事の度にあれやこれやと文句を言っていた事が腹に据えかねて…と言った具合だった様です。

 

確かににこの言う通り、穂乃果は食事の度にもっと濃い味が良いとかもっと薄い味が良いとかとぶーぶー言ってましたね。

 

凛は凛でラーメンが食べたいラーメンが食べたいと毎回毎回騒いでいましたし。

 

そんな凛の為にとにこがラーメンを作ってあげても、にこが言う様にトンコツラーメンではないと文句を言う始末。

 

トンコツの名が示す通り、豚の骨を煮出してお出汁(?)を作るトンコツラーメンなんて、この様な南の島で早々簡単に作れるワケ無いではありませんか。

 

ラーメンを食べたいとのリクエストに応えて麺を手打ちで作ってくれたにこに感謝こそすれど、トンコツラーメンではないと言うだけで文句を言うのは筋違いです。

 

と、言いますか。

 

にこはよくもまぁラーメンの麺が無いからとわざわざ手打ち麺を作ったりしましたね。

 

普通の女子高生はラーメンの麺を手打ちで作るなんて出来ないものなのですが…?

 

まぁそこはアレですね。

 

流石はにことでも言うべきなのでしょうか?

 

「えぇぇぇぇぇぇぇ!?ちょっとにこちゃん!なんで穂乃果と凛ちゃんだけにそんなコト言うの!?ヒドイよ!」

 

「そーだにゃ!そーだにゃ!にこちゃんのクセにひっでーにゃ!ってかソコのセレブリティ真姫ちゃんとリアルアマゾネスブシドーの海未ちゃんもおさんどんしてない組だにゃ!凛たちだけに文句言わないでソコのポントー振り回して毎日暴れている2人にも言いやがれだにゃ!!!」

 

「うん!そーだよ!海未ちゃんと真姫ちゃんも穂乃果たちの仲間だよ!」

 

にこに名指しで非難された穂乃果と凛の二人は、あろう事か私と真姫に対して私達も穂乃果達と同じ…仲間だ!と騒ぎ出したのです。

 

失礼な。

 

穂乃果達と同類だ…等と思われては護国の剣士を代々勤める園田家末代までの恥になります。

 

ここは確りと反論しなければ行けませんね。

 

「誰が仲間ですが、誰が。全く…。そもそもですが、私と真姫は穂乃果と凛とは違い、あくまでもある程度は…ですが、ちゃんとにこ達のお手伝いをしていましたよ?ねぇ真姫?」

 

「そうね…一応はお皿洗いとか洗濯とか、後は夜みんなで寝てる部屋のお掃除とかはしていたわよ。」

 

「他にはトイレ掃除やお風呂場の掃除にお湯張り等は私と真姫がしていたのですよ。」

 

そうなのです。

 

合宿編(?)が始まってから一切その様な描写はありませんでしたが、私も真姫も食後のお皿洗いや洗濯、部屋の掃除等々と細々とした家事のお手伝いはしていたのです。

 

もちろんお手伝いをしていたのは私と真姫の二人だけではありません。

 

「ちなみにうちと絵里ちもにこっち達おさんどん組のお手伝いしとったよ?」

 

「まぁにこたちには悪いけど、私と希のお手伝いは最低限だったけどね。」

 

「はひっ!花陽は合宿中!毎日朝昼晩と3食欠かさずにみんなで食べる美味しい美味しいホカホカの飯を炊いていました!どやっ!でっす!」

 

希と絵里は私と真姫と同じ様にお皿洗いや洗濯に部屋の掃除等々。

 

花陽は日々三食のご飯の炊飯を…と、言う感じで、合宿中におさんどん組のお手伝いをしていなかったのは穂乃果と凛の二人だけなのです。

 

「ふんっ!ホラ見なさい!どーよ!どーよ!どーーーーよ!!!この合宿に来てからぬぅわぁぁぁぁぁんにもしてないのはアンタたちアホ2匹だけなのよ!」

 

「むむむ……だ、だって!でもでも!穂乃果!お皿洗いしてなんて言われてないもん!」

 

「右に同じく!だにゃ!」

 

「共同生活なら言われなくても率先して自分の出来るコトをする!それがマナーよ!!!」

 

「できるコトって言われても穂乃果!お皿洗いなんてできないもん!お家でお皿洗いしたらお皿全部割っちゃって穂乃果はもうお皿洗いしなくてもいいっておかーさんに言われたもん!」

 

「やっぱり右に同じく!だにゃ!」

 

「ちょっ!?アンタたち!皿洗いして皿全部割るってどんだけなのよ!?」

 

まぁ穂乃果ですから仕方ありませんね。

 

だってほら?

 

アホと書いて穂乃果と読む…ですから♪

 

凛にしても凛と書いてアホと読む…なので♪

 

「ちなみに凛の手料理を食べたヤツは漏れなくお腹壊すコトになるにゃ。これはラブライブ!の公式でもあるにゃ。グ○グル先生で検索してもらったら真実だってわかるハズだにゃ。」

 

「うぉい!待て待て待て待て待て!!!ちょっと待てラブライブ!公式!!!凛の手料理食って漏れなくお腹壊すってその設定はナニよ!その設定は!!!」

 

「にこちゃん。にゃんかソラ君みたいなツッコミだにゃ。」

 

「なぁ海未さん…俺っていつもこんな感じにツッコミ入れてんのか…?」

 

「えぇそうですが?あれ?もしかして青空自身は気付いてなかったのですか?」

 

「あー、うん。多分いつも無意識にツッコミしてたんだと思うわ。」

 

「あぁ…なるほど。」

 

なるほど…なのでしょうか?

 

まぁそれはそれで後で考えましょう。

 

「とにかく!!!たまにはソコのアホ2匹もおさんどんを手伝いなさいって話よ!!!」

 

何時も通りではありますが、かなりグダグダになって来てしまいましたね。

 

にこもそれを自覚した様で、これまでの話をまとめにかかりました。

 

にこの主張…それは穂乃果と凛の2人に多少はおさんどんの手伝いをして欲しい…と言うものの様です。

 

「ねぇにこちゃん?それって穂乃果と凛ちゃんにご飯作れってコト?」

 

「凛の確定腹壊し手料理を食いたいだなんて…ココに勇者が居やがるにゃ。」

 

凛の手料理を食べると確実にお腹を壊す…との話ですが、一方の穂乃果は皿洗いこそ出来ませんが実は料理…と言いますか、調理?はちゃんと出来たりするのですよ。

 

「おまんじゅうとかお団子とかなら穂乃果でも作れるけど…夜ご飯がおまんじゅうとか甘いのだけでもいーのかな?」

 

そうなのです。

 

穂乃果はナニを隠そう音ノ木坂に居を構える老舗の和菓子屋“穂むら”のアホな方の看板娘なのです。

 

なので幼い頃から家業である和菓子作りの手伝いを影に日向にと行っていたのです。

 

その影響で穂乃果は“穂むら”で販売している一通りの和菓子を作る事が出来るのですよ。

 

ぶっちゃけますとものすごーーーーーーく意外ですよね?

 

「うーん…あんこは作るのに下準備とかしなきゃダメだから、今日の夜ご飯に普通のおまんじゅうはちょっと間に合わないかな?夜ご飯なら中身の具材を変えてしょっぱいヤツにして、中華まんっぽいおまんじゅうにしたらいいのかな?」

 

「ちょっ!?穂乃果ちゃんはナニを言ってやがるにゃ!?裏切るのかにゃ!?凛を裏切るのかにゃ!?」

 

「なんでおまんじゅう作ると凛ちゃんを裏切るの?」

 

「コイツわかってねぇーーーにゃ!!!」

 

まぁ穂乃果ですから。

 

「穂乃果ちゃんの手作りおまんじゅう♪久しぶりだね~♪ことり♪楽しみですぅ♪」

 

「穂乃果がお料理…と言うか調理?が出来るのは意外だけど、ことりのこの反応を見るにちゃんとしたモノが出て来そうね。なら安心…なのかしら?」

 

穂乃果が夜ご飯に向けておまんじゅうを作る算段をしている傍らで、ことりは久し振りに穂乃果の手作りおまんじゅうを食べれるとはしゃいでいます。

 

そんなことりを見て絵里は穂乃果の手料理(?)は大丈夫そうだ…と若干の不安を残しつつも安心した様に胸を撫で下ろしていました。

 

取り敢えずは撫で下ろしているその無駄に大きな胸をすりおろしてぺちゃぱいにしてあげたくなりますね♪

 

「なんか今回はグダっただけでオチもヤマも無く無事に終わりそうだな。」

 

「ん~♪残念やけどそうは問屋が卸さないってうちのカードは告げてるんよねぇ~♪むっふふふふふ♪」

 

「ねぇ希…アンタ、微妙に不安になる様なコト言わないでよ…。」

 

「はひっ!おまんじゅうが手間がかかるなら是非ともここはご飯を使ったおはぎを!半殺しを!そんなワケでおはぎを作るなら花陽がご飯を炊きますよ!任せてください!!!」

 

「アンタはお米さえあれば何でも良さそうよね。」

 

「ナニをおっしゃるウサギさん!そんなの当たり前じゃないですかっ!」

 

「何でウサギさんよ。」

 

「ソコはホラ?真姫ちゃんのイメージカラーが赤だからですよ!ウサギさんの目は赤!そう!真姫ちゃんはすなわちウサギさんと一緒なんですっ!」

 

「イミワカンナイ。」

 

青空、希、真姫、花陽の四人は穂乃果の作るおまんじゅうに対しては文句(?)は無い様で、普通にそれぞれおしゃべりをしています。

 

そんな中、花陽だけはおまんじゅうではなくお米を使ったおはぎを推してる様ですが。

 

まぁ花陽ですから仕方ありませんね。

 

そんなこんなでにこの主張から始まった今回の騒動は夜ご飯を穂乃果(と一応は凛も)が作る事で丸く納まりそうです。

 

納まりそうだったのですが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい♪それでは今から私達で餃子を作って行きましょう♪」

 

何故か私の主導で餃子を作る事になってしまいましたとさ♪

 

めでたしめでたし♪

 

あ♪もちろんまだまだ今回の閑話は続きますよ♪

 

皆さん♪最後確りとお付き合い下さいね♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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