ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

雪が降ってきて寒いQooオレンジでございます。







今回も閑話になります。









それでは 閑話「試してバッテン②」 始まります。














閑話「試してバッテン②」

「はひ!と、言うワケで以上が宇宙世紀屈指の名機!“ジェガン”についての基礎知識とその他もろもろの花陽的豆知識でしたっ!わかりましたか?わかっちゃいましたか?わからなかったらもう1度初めから懇切丁寧にトコトントントン説明をリピートでエンドレスでワルツを踊っちゃう感じでやり直しますけど?」

 

「もういいにゃ!」

「もういいわよ!」

 

「あ、そーですか。しょぼん。」

 

「はぁ…まったく…アンタはなんでそんなに残念そうなのよ…。」

 

前回、頭の中身が野良ネコ以下な凛の迂闊な質問で始まっちゃった花陽の“ジェガン”って言う量産型モビルスーツについての説明のせいで物凄くムダにムダな時間を過ごしちゃったわ。

 

コレ、確実に人生でムダに使った時間ベスト10に入るわよね…。

 

しかも割と上位の方に。

 

次に凛のおバカが迂闊な質問をしそうになったら首をはねてでも止めてやるわ。

 

普通の人なら首をはねたら致命傷になるけど、ほぼネコな凛なら首の1つや2つくらいはねても問題ないでしょ、多分。

 

首を斬り落としてもどーせすぐに生えて来るでしょうし。

 

「さてさて♪それじゃ引き続き花陽の新しいガンプラの“リ・ジェ”について説明しちゃいますね♪」

 

あー、そう言えばまだ例の“リ・ジェ”ってガンプラについて説明されてなかったわね。

 

ここからまたあのウザいテンションでムダにムダな長い説明が始まるのかしら…。

 

憂鬱過ぎるわ…。

 

「はひ!はひ!はひ!それじゃまずはこの“リファイン・ジェガン”!略して“リ・ジェ”に使ったガンプラの数々を紹介しますね!実はですね?“リファイン・ジェガン”って名前つけたんですけどぶっちゃけそこまで“ジェガン”のパーツは使ってないんですよ!使ってる“ジェガン”のパーツは頭と両肩のパーツくらいですねー!まぁ頭は“ジェガン”なんでこれはもうほぼ“ジェガン”ってコトで“リファイン・ジェガン”って名前をつけてもオッケーかなって思って“リファイン・ジェガン”にしちゃいました♪てへ♪それでですね?ほぼ“ジェガン”を使ってないならベースになってるガンプラはナニか?って言うと、メインになる胴体とあとオマケに腕部にはヘイズル改のパーツを使ってるんですよ!ヘイズル改!わかりますか?ヘイズル改ですよ!ヘイズル改!AOZ!アドバンス・オブ・ゼータ!略してAOZですね!アニメのガンダムじゃなくてマンガのガンダム作品からガンプラになったってなかなか珍しいんじゃないですか?あ、クロスボーンとかもそのパターンですね!クロスボーンはそろそろアニメ化しても良いんじゃないかな?って花陽的にはいつも思ってるんですよねー。そうしたらワンチャン、フリントがプ○バン辺りで出たり出なかったり?それでですね?件のヘイズル改なんですが、まぁぶっちゃけアドバンスド・ヘイズルの方でも胴体と腕はほぼ同じパーツ構成だから別にそっちでもいいんですけどね!ただ塗装する場合は白がメインカラーのヘイズル改の方が使いやすいので今回はそっちを使っちゃいました!そんなヘイズル改の胴体と腕のパーツに加えて、この子のこれでもか!ってゴツい見た目な脚部パーツは皆さんご存知なソレスタル・ビーイングのやっぱり皆さんご存知なゴツいガンダムの“ガンダムヴァーチェ”の脚を使っていまっす!いやー!ヴァーチェの脚!デカいですよね!あ、そうそう♪ヴァーチェのパーツと言えば今回は他にも肩のGNキャノン、まぁ“リ・ジェ”だと普通の連装ビームキャノンですけど、それにも使われてますね!ヴァーチェのGNキャノンを使ったこの肩のユニットにはビームキャノンとしての機能の他にももう1つ別の機能があったりするんですよねー!でもとりあえずそれは後で説明しますね!今はまず“リ・ジェ”に使ったガンプラの説明ですから!」

 

うん。

 

はっきり言ってヘイズル改がどーとかアドバンスド・ヘイズルがどーとかナニがなんだかワケわかんないからどーでもいいわ…。

 

「腰のフロントアーマー部分と同じく腰の両サイドの部分はどっちも“ジェスタ・キャノン”のパーツを使ってます!あ!あとバックパックも“ジェスタ・キャノン”のヤツですね!他には腕の部分に適当にジャンクパーツを漁って見つけたHGBCシリーズの腕部カバーを使ってます!はひ!ここまでで2人とも質問とかありますか?ありますよね?とーぜんありますよね!はひ!はひ!はひ!どーんと質問しちゃってください!!!」

 

「うにゃ。それじゃ「凛!アンタはちょっと黙ってなさい!」 みぎゃぁ!?ナニしやがるにゃ!」

 

危なかったわ…凛のおバカ、また花陽に迂闊な質問しようとしやがったわ。

 

寸前で凛の首根っこを掴まえて止めたから良かったけど…。

 

「あのねぇ!さっき凛が迂闊な質問をソコの米キチ女にしてどんな惨状になったのかってもう忘れたの!」

 

「あのー?米キチ女ってもしかしなくても花陽のコトですか?」

 

「にゃにゃ?どんなさんじょーって何のコトにゃ?ってか誰がさんじょーしたんにゃ?」

 

「誰がさんじょーってそっちの参上じゃないわよ!凄惨な状況で惨状!凛が言ってるのは参るに上って書いて参上でしょ!」

 

「にゃ?ちょっと真姫ちゃんがナニ言ってるのかワケワカメだにゃ。」

 

「わかんなさいよ!!!」

 

「ムリだよねー♪だって凛ちゃんだし♪あと真姫ちゃん?米キチ女ってもしかしなくても花陽のコトですか?」

 

「花陽!アンタは凛の保護者なんだからソコで凛だからで簡単に諦めないでよね!」

 

「にゃん。原作の設定的には凛の方がかよちんのお世話を見てるっぽいよ?」

 

「そんなのいつの設定よ!今じゃ大抵どの媒体でもそこの米キチ女の方が凛のお世話してるでしょ!あとメタい発言は禁止!!!」

 

「あのー?だから米キチ女ってどーゆーコトですか?」

 

「うるさいわね!それくらい常日頃の自分の行いを省みればわかるでしょ!ってかわかんなさいよ!!!あー!もう!結局はまたグダグダじゃないの!これだこらツッコミが1人なのはイヤなのよ!ほら!せめて海未でも呼びなさいよ!海未でも!最近はボケの方に傾いてるけど居ないよりはマシだわ!って!そうじゃないでしょ!私もナニ言ってるのよ!そんなコトよりもさっさとその“リ・ジェ”とかって言うガンプラのお試しに行くわよ!!!」

 

「あ、はい。」

「あ、はい。だにゃ。」

 

まったく!

 

真面目にコイツらの相手をしていたら日が暮れちゃうわ!

 

まぁもうとっくに日は暮れて夜なんだけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「システムオールグリーン…“百式”、出撃準備完了よ。」

 

[[にゃにゃ。同じく“ベニャッガイ”もいつでも出れるにゃ!]]

 

なんだかんだと騒ぎなから別荘の千歌…じゃなくて地下に設置してあるガンプラバトルシミュレーターの筐体に乗り込んだ私たちは、それぞれ出撃前のシステムチェックを進めていたわ。

 

私と凛が使用する機体はそれぞれ今まで通りの素組の“百式”と“ベニャッガイ”。

 

お互いそろそろ新しいガンプラが完成しそうなんだけど、流石に今回の出撃には間に合わなかったわ。

 

まぁ私の方の新しいガンプラは塗装も終わっているから、明日くらいには組み立ては終わるんだけど。

 

凛の方も同じ様な状況っぽいわね。

 

で、肝心の花陽はと言うと…

 

[[ジェネレーター…メイン、サブ共にハーフドライブで正常作動…Iフィールド・ジェネレーターの方も…問題無し…火器管制は大丈夫……うん、これなら…]]

 

いつもなら出撃前のシステムチェックは4体の電子精霊たちにお任せで秒で終わってるのに、今回はかなり入念にチェックをしてるみたいね。

 

[[お待たせ!凛ちゃん!真姫ちゃん!こっちもいつでも行けるよ!]]

 

「そ。ならさっさと出ちゃいましょ。」

 

[[うにゃ!寝る前にひとしょーぶだにゃ!]]

 

「別に今回は勝負はしないわよ。花陽のその“リ・ジェ”って機体の動作確認なんだし。」

 

[[にゃ?そーなの?]]

 

「そーなのよ。ほら!ボサッとしてないでもう行くわよ!“百式”!西木野 真姫!出るわよ!」

 

[[にゃにゃ!にゃんかよくわかんないけどとりま“ベニャッガイ”!星空 凛!れっつらごーだにゃ!]]

 

[[小泉 花陽!“リファイン・ジェガン”!行きまーって!ぬほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?]]

 

は?ぬほー?

 

通信を繋いだまま、それぞれがそれぞれの機体をバトルフィールドへ向けて発進させようとしたその時、突然花陽が変なおたけび?をあげたの。

 

ただ発進させるだけで何でぬほーとかあんな変な叫び声が出るのよ!?

 

花陽にナニが起こったのか把握出来ないまま、私は“百式”を加速させ続けて発進ゲートをくぐり抜けたわ。

 

その先に待っていたのはいつみても現実世界と遜色無いレベルで見事なまでに再現されたガンプラバトルシミュレーターのバトルフィールド。

 

ちなみに今日のバトルフィールドはベーシックな宇宙空間よ。

 

新しい機体の動作テストするなら、宇宙用の機雷とか範囲内に侵入すると攻撃してくる固定砲台とかみたいな変なギミックの無いベーシックなバトルフィールドが1番だもの。

 

と、そんなのベーシックな宇宙空間が広がるバトルフィールドでは…

 

[[と!と!と!と!と!と!と!とめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇくだしゃぁぁぁぁぁぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!]]

 

花陽の“リ・ジェ”が大暴走していたわ。

 

「は?」

[[にゃ?]]

 

これには私も、そして流石のおバカな凛ですら唖然としちゃったわ。

 

ってか何で花陽はいきなりあんなぶっ飛んでのよ?

 

機体の不具合?

 

[[スラスターちょっとかるーくぅぅ噴かしただけなのにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?ダレカマジデタスケテェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!]]

 

とりあえずスラスター噴かしただけなら…

 

「スロットルを戻したら?」

 

それで普通に止まるんじゃないの?

 

[[はっ!はひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!そぉぉぉでぇしぃたぁぁぁぁぁぁぁぁ!あんど!逆噴射!!!あ♪ちゃん止まりました♪ふぅ~。間一髪♪]]

 

何故か大暴走して宇宙空間を突き進みまくっていた花陽の新しい機体“リ・ジェ”だったけど、私の的確なアドバイスのお陰でどうやら無事に止まるコトが出来たみたい。

 

やっぱりピンチの時こそ冷静に、よね。

 

「で?花陽はなんでいきなり暴走したのよ?機体の不具合?」

 

[[あー、機体の不具合と言うよりも機体の性能をバカみたいに上げ過ぎちゃったせいですねー。]]

 

機体の性能をバカみたいに上げ過ぎたせい?

 

[[機体のせーのーを上げすぎたってどれくらい上げすぎたんだにゃ?]]

 

[[はひ!よくぞ訊いちゃってくれました!ズバリ!機体の出力だけで言えば“ジム・カーバンクル”の約3倍でっす!]]

 

「は?」

[[へ?]]

 

さ、さんばい…?

 

さんばいって……普通に3倍ってコトよね?

 

イヤイヤイヤ!常識的に考えて3倍とかないでしょ!

 

そもそも花陽の“ジム・カーバンクル”って高威力のビームキャノンとか使うからそれなりに機体出力は高かったわよね!?

 

その3倍ってなんなのよ!

 

あっ!そうだわ!きっと3倍じゃなくて1.3倍の間違いよね?

 

「えーっと…3倍?1.3倍とかじゃなくて?」

 

機体出力が今までの3倍とか私の聞き間違いに違いないって思った私は、早速そのコトを花陽に訊いてみるコトにしたわ。

 

だってほら?花陽だし?

 

きっとまたてへぺろ☆とかやりながら間違ってましたーとか言うのよ。

 

そう思ってたんだけど…

 

[[はひ?1.3倍じゃなくて3倍ですよ?]]

 

どうやら私の聞き間違いじゃなかったみたい。

 

「3倍って…ホントに?」

 

[[ホントですよ?後で機体データ見ますか?]]

 

「いや、データとか私が見てもわかんないし。」

 

あんな細かい数字見せられても素人にはわかんないわよ。

 

[[まぁとりあえず“ジム・カーバンクル”のジェネレーターよりも高出力なヤツをメインに1基とサブに2基積んでるんで、単純に機体出力3倍って思ってもらえればおけおけですよ♪]]

 

あ、ジェネレーターを3基搭載してるんだ。

 

だから出力が単純計算で3倍なのね………は?

 

「ジェネレーターを…3基積んでる?」

 

[[はひ。]]

 

「…………は?」

 

[[はひ?]]

 

イヤイヤイヤイヤ!

 

「ジェネレーター3基ってナニよ!ジェネレーター3基って!ジェネレーターってあれでしょ!モビルスーツのエンジン的なヤツ!それを3基積んでるってバカじゃないの!しかも今までのヤツよりも高出力なヤツを3基って!そもそもジェネレーター3基ってドコに搭載してるのよ!」

 

[[普通に胴体部分と脚ですけど?]]

 

「あ、あしぃぃぃぃ!?」

 

[[はひ!]]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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