ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
ガンプラ界隈が殺伐とし過ぎていてガンプラ熱が冷めつつあるQooオレンジでございます。
今回も本編となります。
次なる相手は…?
それでは 第11話「NICO's Boot Camp」そのにじゅうよん 始まります。
広大なバトルフィールドの各地に配置された“オペレーションメテオ”のガンダムっぽい特徴を持った合計5機の指揮官型ハイ・モックを全機撃破しないとクリア出来ないハイ・モック無限湧きのトップファイター御用達高難易度ミッション“無限ハイ・モック地獄”。
えりーちかのちょーーーっとしたかわいいミスでその高難易度ミッションの真っ只中に放り出されちゃった私と海未の2人は、四苦八苦しながらもまずは5機の指揮官型ハイ・モックの内の1機である“ガンダムサンドロック”っぽい特徴を持った“サンドロック・モック(仮)”を撃墜する事に成功したわ。
そして部隊を統率する指揮官型ハイ・モックを撃墜されて大混乱するハイ・モック部隊を強引に突破して戦域を離脱した私と海未は、少し進んだ場所にあった暗礁宙域に身を隠してこれからの事を話し合う事にしたの。
まぁ話し合うって言っても、次にどの部隊を襲撃するかって事なんだけどね。
「ねぇ海未?次はドコを攻めようかしら?」
私は周囲を時折通り過ぎるハイ・モックの偵察部隊によって通信が傍受されちゃう事を避ける為に、互いの機体同士を接触させての“お肌のふれあい通信”で海未へと次はドコの部隊を攻めようかと話し掛けたわ。
[[そうですね…一番理想的なのは周囲に他の部隊が居ないか、もしくは増援を呼ばれてもその増援が辿り着く前に敵部隊の指揮官機を撃墜して戦域を離脱出来る様な若干孤立気味の部隊…でしょうか?]]
「孤立気味の部隊、ね…。うーん…」
孤立気味の部隊。
私はサブモニターに表示させた広域レーダーを見ながら、海未の語ったその条件に合う様な敵部隊が無いかを探してみたわ。
「ココとココは展開している部隊同士の距離が近いからダメね。」
[[となると、こちらかこちらのどちらかになりますね。]]
幸い、次に襲うべき孤立気味の部隊はすぐに見付かったわ。
海未のジム・スナイパーⅡとデータを相互リンクさせてそれぞれのサブモニターで広域レーダーを眺めながら、私達は次に襲う敵部隊の候補を2つまで絞ったの。
1つは現在身を隠している暗礁宙域から少し離れた場所に展開している部隊。
もう1つは1つ目の候補からは正反対の宙域に展開している部隊。
この2つの部隊の内のどちらかが、次に襲撃を仕掛けるには理想的な位置関係にあるみたいだわ。
[[こちらの部隊は先程襲撃した部隊の残党を吸収して規模がやや大きくなりつつありますね。]]
2人でそれぞれのサブモニターに表示されている広域レーダーを眺めながらあーだこーだと考えていると、敵部隊に少しだけ動きがあったわ。
その動きは、どちらを襲撃しようか悩んでいた部隊の1つが、先程の戦闘で撃墜した指揮型ハイ・モックの内の1機である“サンドロック・モック(仮)”が率いていた部隊の残党を吸収して、部隊の規模を増大させている…って変化だったの。
「2倍…とまでは行かないけど、それなりに数は増えちゃったわね。」
当社比1・5倍ってところかしら?
まぁこの1・5倍って規模から襲撃を仕掛けるとさらに増援が呼ばれてハイ・モックが無限に湧いて来て、数がネズミ算的にドンドンと増えて行っちゃうんだけどね。
さっきの襲撃で壊滅させた部隊の残党を吸収して規模の大きくなった片方の孤立気味の部隊のデータを見ながら私がそんな事を考えていると…
[[こちらの規模の小さい方を狙いましょう。今の段階でリスクを犯してまで数の多い方を狙う理由はありませんので。ここは堅実に、そして確実に、潰せる方から潰して行きましょう。]]
海未が規模の小さい方を狙おうと提案して来たわ。
確かに海未の言う通り、倒すべき指揮官型ハイ・モックがまだ4機も残っているこの状況で、リスクを犯してまで数の多い方の部隊を狙う…って言うのは避けた方が良いわね。
「ん。海未の意見に賛成だわ。」
私1人だったら多少数が多い程度なら超合金ロシアン・ニューZ製(※リアル戦争はダメよ!2022年3月現在※)の自慢の装甲でゴリ押ししてどうとでもなるけど、今は僚機としてほぼ素組の海未のジム・スナイパーⅡが居るから、無茶な事は早々出来ないわ。
改造されていない素組のガンプラだと最低ラインの攻撃力しか持たないハイ・モックの攻撃でも、数発受けちゃうだけで致命傷になっちゃうから。
だから私は素直に海未の提案に頷く事にしたの。
[[では今後の方針も決まりましたので、早速行動を開始しましょう。先陣は先程と同じ様に絵里と絵里のトールギス・ヴァルキュリアにお任せします。その堅牢な装甲で敵部隊の指揮官型までの道を切り開いてみせて下さい。]]
「ん♪エリーチカとヴァルキュリアにまるっと任せちゃって♪そーゆーゴリ押し的なやり方は大得意だもの♪」
[[それは頼もしい事で。では油断してハイ・モックに足下を掬われない様にくれぐれも気を付けてお願いしますね?]]
「りょーかいよ♪」
さぁーて、それじゃ第2ラウンドの始まり始まりよ♪
身を隠していた暗礁宙域を抜け出した私と海未は、残り4つのハイ・モック部隊それぞれの索敵範囲と斥候部隊に気を付けながら、ターゲットに定めた孤立気味の敵部隊(小)を目指して宇宙空間を突き進んだわ。
もちろん今回も私は後方から追従して来ている海未のジム・スナイパーⅡを置いて行かない様に、移動速度を抑えて進んでいるわ。
トールギス・ヴァルキュリアを全速力で加速させた時の身体に安全ベルトが食い込むあの感覚が堪らなく大好きなえりーちか(ドM17歳in春♪)的にはちょっとだけ今の移動速度は物足りないけど、今回はソロでのバトルじゃなくてコンビを組んでのバトルだから、溢れ出しそうになる内なる性癖を我慢しての作戦行動なのよね。
私たちチーム“μ's”が優勝を目指している“ガンプライブ”は基本的にはチーム戦がメインになるんだから、これからも性癖を我慢してバトルしなきゃダメな時はいっぱいあるハズだわ。
その事を考えれば今回はある意味で性癖を我慢する練習(?)のちょーど良い機会なのかもしれないわね。
[[絵里!そろそろ敵部隊の索敵範囲内に入りますよ!]]
「ん。わかってるわ!」
性癖云々とか考えてちょっとだけぼけっとしちゃってたわね。
反省♪反省♪
[[っ!敵部隊が動き出して来ました!]]
「こっちでも見えてるわ!今回の部隊編成は…重火器満載の重装型ハイ・モックがメインみたいね!」
ガトリングガンやミサイルポットで武装されたハイ・モックがメインの部隊…そうなるとあの部隊はヘビーアームズっぽいハイ・モックが指揮する部隊ってコトになるわね。
射程は長めで火力マシマシ。
相手にとって不足はないわ♪
[[前衛部隊!来ます!]]
警戒を顕にした海未のその声に呼応するかの様に、“ヘビーアームズ・モック(仮)”が率いる重装型ハイ・モック部隊の前衛達が移動しながら私のトールギス・ヴァルキュリア目掛けて一斉に攻撃を開始したわ。
次々と前衛部隊から放たれるガトリングガンやミサイルの数々。
その弾丸達が雨あられの如く私のトールギス・ヴァルキュリア目掛けて殺到して来たの。
「こんな攻撃なんて!!!」
敵陣中央を目指して突き進むトールギス・ヴァルキュリアへ向けて雨あられと降り注いで来るガトリングガンの弾丸やミサイルの数々に対して、私は左手に持たせてある大型シールドを機体前面に構えて被弾を1ミリも気にせずにそのまま突っ込むの。
機体を軽く加速させたその瞬間、機体前面に構えた大型シールドに次々とガトリングガンの弾丸やミサイルが着弾して、その衝撃がコクピットに響いて来たわ。
着弾する弾丸やミサイルの数が増していき次第に強くなって行く衝撃に身を晒していると、段々と身体の内側からナニかイケナイ感覚が沸き上がって来ちゃったの。
だって小さい衝撃でも数を揃えたらそれなりに良い感じになって来ちゃったんだもん♪
だ♪か♪らぁ♪
「あははっ!まだまだ!もっとよ!もっともっとキツいヤツをちょーだい!!!この身を砕いて悶絶させてくれる様なキツいヤツを!!!」
えりーちか、ついついイケナイ感覚に身を任せて気持ち良くなって来ちゃった♪
さっき性癖を我慢しなきゃとか言ったそのすぐ後でこんなコトになっちゃってえりーちか、ちゃーーーんと反省はしてるわよ?
反省はしてるけど…
「もっと!もっと!もっとよ!!!気合いを入れてぶち込んで来なさい!!!私をもっと悦ばせてみせなさい!!!!!」
滾るドMのハートは止まらないし止められないんだもん♪
[[ちょ!絵里!?貴女はいきなりナニを言ってやがるのですか!?]]
「んっふ♪ナニをって!ナニを、よ!!!あっはははは!!!!!」
[[意味がわかりません!]]
んー。
海未なら昨日の夜に少しだけシテあげたから、ちょっとくらいならこの気持ちをわかってくれてると思ってたんだけど…?
まぁ今の私のテンション爆上げが理解出来ていない海未にはまた今度、改めて被虐の悦びを教えてあげなきゃね♪
2人で一緒に被虐の悦にねっとりと浸って歓喜に震えちゃいましょ♪
[[貴女がナニにそこまで興奮しているのか全くもって理解不能ですが、取りあえずはヤる事さえヤってくれれば文句はありません!このまま前衛部隊を突破しますよ!!!]]
「ドンと来い!よ!!!」
次々と襲い掛かって来る激しい弾幕でアレ的な感覚的が沸き上がって思わずテンション爆上げ状態になっちゃった私だったけど、それでもヤる事はちゃーーーんとヤってるわ♪
もちろんエロ的なドM的なヤる事じゃないわよ♪
流石の私でも戦闘真っ只中のコクピットの中で興奮し過ぎてオ◯ニーを始めちゃう変態サンみたいなコトはしないわ♪
私は後ろから来ている海未のジム・スナイパーⅡに攻撃が行かない様に気を付けながら、トールギス・ヴァルキュリアの右手に持たせてある大型ランスで眼前に立ち塞がるハイ・モック(重装型)を時に貫き、時に薙ぎ払っては突き進んで行くわ。
その合間を縫う様に…
[[これだけ敵が群れているといちいち狙い撃つ暇はありませんね!なので…片っ端から乱れ撃ちますよ!!!]]
海未のジム・スナイパーⅡが次々に大型ビームスナイパーライフルから黄色の閃光を放ち、私の進路上に展開する重装型ハイ・モックを貫いて行くの。
それにしても…乱れ撃つとか海未の今の言葉ってまるで劇場版OOのロックオン(2代目)のセリフみたいよね。
ケルディムを弄って乗り換え様ってタイミングでそんな事を言っちゃうなんて、海未ったらわかってるわよね♪
まぁ海未本人はまだ劇場版OOはもちろん、テレビシリーズの方のOOも視てはいないらしいけど。
合宿が終わって音ノ木坂に帰ったら、海未にOOのテレビシリーズ1期と2期、あとは劇場版の円盤を貸してあげなきゃね♪
そして1期のロックオン(初代)が死んじゃうトコで号泣すれば良いんだわ♪
ロックオン(初代)の死亡シーンを見て号泣しちゃう海未の泣き顔を想像してゾクゾクしながらも敵陣中央を目指してい突き進んでいると…
「っ!抜けた!!!」
ようやく前衛部隊を突破して敵部隊の本隊が見えて来たわ。
そんなようやく見えて来た敵部隊の本隊は、前衛部隊を突破して来た私のトールギス・ヴァルキュリアへと隊列を組んでその手にした重火器の数々を向けていたの。
そして…
「あはっ♪キタ!キタ!キタ!キタ!キタわよ!!!!!」
一斉に攻撃を開始して来たの。
前衛部隊を無理矢理に突破した時とは比べ物にならない位の弾幕。
弾幕とミサイルの嵐と呼ぶにふさわしい暴力の塊が私のトールギス・ヴァルキュリアへと一斉に襲い掛かって来たわ。
[[絵里!?だ、大丈夫なのですか!?]]
そんな嵐の様な攻撃に身を晒して全身で快楽を貪っていると、前衛部隊を突破して来た海未が何故かスゴく心配した様な、焦っている様な、そんな感じの声色で通信を送って来たわ。
「えっ?ナニが?」
[[ナニがって…大丈夫…なんですね…。]]
「?」
ナニが大丈夫なのかしら?
[[ま、まぁ大丈夫ならば問題ありません!そのままあと少しだけ堪えて下さい!!!]]
「よくわからないけど了解よ!」
私と海未の間でナニか決定的な食い違いがある様な気もするけど、まぁ特に問題ナシよね♪
そんな海未は乗機のジム・スナイパーⅡを加速させると、ピタリと私のトールギス・ヴァルキュリアのすぐ真後ろへと位置したわ。
そして…
[[指揮官型がノコノコとその身を晒した迂闊さを呪いなさい!!!]]
私のトールギス・ヴァルキュリア越しに大型ビームスナイパーライフルを構えて、敵部隊の指揮官機である“ヘビーアームズ・モック”へ向けて引き金を引いたの。
大型ビームスナイパーライフルの銃口から放たれる黄色の閃光。
数瞬の後…
[[これで二機目です!]]
放たれた黄色の閃光は“ヘビーアームズ・モック”を貫き、爆発四散させていたわ。
「海未!離脱するわよ!」
[[はい!!!]]
ヤるコトはヤったわ。
さっさと離脱して次の部隊を目指しましょ♪
残りの指揮官型ハイ・モックは3機。
さて、次はドコを狙おうかしら?
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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