ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
ティアーシャたん可愛いよティアーシャたんはぁはぁなQooオレンジでございます。
申し訳ないですがルルチェ嬢には犠牲になって貰ってティアーシャたん2号機を…げへへへ…。
今回も本編となります。
夜戦(意味深)の翌朝…
そしてようやく海未さんの新しいガンプラ作りが始まります。
それでは 第11話「NICO's Boot Camp」そのにじゅういち 始まります。
死闘の果てに縛り上げた海未とそのあとに侵入したソラのお部屋での計2戦もの昨夜はお楽しみでしたね♪な事をした翌朝…
「絵里。そこにあるお醤油を取って下さい。」
「はい♪どーぞ♪」
「ありがとうございます。あとちょっと軽く死んでみませんか?」
「うっふふ♪海未ったらぁ♪冗談ばっかり♪」
何事も無くみんな勢揃いで朝ごはんをいただいてるの♪
朝ごはんは1日の活力の源よね♪
しっかり食べて今日も元気に1日がんばルビィよ♪
「……なぁ…なんで絵里さんは昨日の夜の“アレ”をまるで無かったコトのように平然と朝飯食ってられんだよ…。ってか夜這いとか普通は逆じゃねぇーの?しかも縛って無理矢理とかやっぱりソレも普通は俺がヤるもんなんじゃねぇーの?あとなんか絵里さんと海未さん、少し仲良くなってねぇーか?」
若干、約1名だけ何事もなく…じゃない子もいたわね。
その約1名であるソラは、お行儀悪くテーブルに肘をついて右手に持ったフォークをブラブラとさせながら何やら怪訝そうな顔を私と海未に向けていたわ。
「ちょっとバカそら!テーブルに肘つかない!お行儀悪いでしょ!」
「へいへい。どーもすいませんね。」
「返事は1回!あとヘイじゃなくハイ!」
「はーい。」
そんなソラはテーブルに肘をついていた事をお行儀が悪いってにこに怒られていたわ。
にこは他にも花陽にご飯のおかわりをよそってあげたり、穂乃果のほっぺたに付いたご飯粒を取ってあげたりとか、色々とみんなのお世話をしてくれているのよね。
こうして見ていると、ほんとにこって“お母さん”って感じよね。
ちなみにそんな“お母さん”なにこ(とことり)が用意した今朝の朝ごはんのメニューは目玉焼きとサラダ、あとはコンソメスープ。
これにご飯かパンか好きな方…もしくは両方がもれなく付いてくるの。
真姫なんかは軽くトーストしたパンに目玉焼き乗せてセレブにしては豪快に、でもとてもお上品で優雅に食べてるわ。
逆に花陽は親の仇かってくらいにお茶碗…じゃなくてマイどんぶりにご飯を山盛りよそって、やっぱりこっちも朝からソレ全部食べるの?ってくらいに大量の目玉焼きをおかずにして文字通りに貪り喰っているわ。
アレでちゃんとよく噛んで食べてるからスゴいわよねー。
あとは花陽は某日本昔ばなし的な山盛りご飯を貪り喰っているのに、穂乃果みたいにほっぺたにご飯粒を付けたりもしないし。
花陽の食べっぷりには何だかお米1粒でも残して堪るか!って鬼気迫るモノを感じちゃうわ。
「なんでラーメンはねーにゃ…。」
幸せの絶頂の様な顔なのに鬼の形相でもある矛盾する表情でご飯を貪り喰う花陽の横では、凛が元気無さげに目玉焼きをおかずにご飯を食べていたわ。
凛はラーメンが食べたっかみたいだけど、朝からラーメンってどーなの?ってコトでその提案は却下されちゃったのよね。
そんなしょんぼりしている凛の頭には、何だか萎れたネコミミの幻覚が見えちゃってるわ。
「ふふっ♪そんなにしょんぼりしなくてもだいじょ~ぶだよ♪り~んちゃん♪あのね?ソラくんが凛ちゃんのためにって朝からお野菜とか色々お鍋に入れてナニかの仕込みをしていたから、お昼ご飯にはきっと凛ちゃんの食べたいモノが食べれるよ?」
「にゃ?マジか!」
「うん♪マジ♪」
そして、ネコミミ(幻覚)をへたらせてしょんぼりしがら目玉焼きをつついている凛に、その横に座っていることりが優しげな微笑みを浮かべながらお昼ご飯には凛が食べたいモノが食べれるよ♪って話掛けていたわ。
ことりが凛に構ってるトコを見るのって何だか珍しいわね。
と言うか、ここの世界線だと基本的にクレイジーなことりだけど、本来は今みたいに優しくて思いやりに溢れる素敵な女の子なのよね…。
ソレがここの世界線だとどーしてああなっちゃったんだか…。
私がことりの微笑みを見ながら、ここの世界線でのことりの荒れ狂い方をどーしてああなっちゃったんだかって考えていたら…
「ナニか失礼なコトを考えてませんか?絵里ちゃん?」
私の内心を読んだかの様に、クルリと首だけをこちらへと向けたことりが話掛けて来たわ。
こちらへと向けたことりのその顔は、相変わらずニコニコと可愛らしく微笑んではいたけど、目だけはちっとも笑っていないのよ…。
まるでナニか獲物を見定めるヘビの様な視線だわ。
「き、気のせいよ!気のせい!」
「そ~ですか?」
「えぇ!そーなのよ!そーに決まってるわ!」
「ちゅん…まぁ良いですぅ。今回は特別に見逃しといてあげますぅ♪」
「あ、あはは…。」
あ、危なかったわ…。
生身で戦えば武術の心得が無いことりにはまず負けないとは思うけど、それでも何故かはわからないけど絶対に勝てない気がするのよね…。
本能的な部分でことりと争うと“喰われる”って感じちゃうのよ。
「絵里?一応は警告しておきますが、人として最低限の尊厳を保ったまま死にたいのでしたら、くれぐれもアレには逆らわない方が無難ですよ?」
ことりの視線に冷や汗を流していると、海未が私の耳元に顔を寄せてそんな事を話して来たわ。
人として最低限の尊厳を保ったまま死にたいならって…。
下手にことりに逆らったら、人として最低限の尊厳を保てない死に方をしなきゃダメになるってコトなのかしら…?
ど、どんな死に方をしちゅう事になるのか…ちょっと気になっちゃうわ…。
「えりち?生きたまま生皮とか剥がれたくなかったら触らぬ神に祟りなしやで?」
「な、生皮!?」
海未の警告の言葉が終わると、今度は反対側の耳元に希が顔を寄せて来て、ボツリと怖いことを呟いて来たの。
ドM的には生皮を剥がされるとかちょっと心トキメクものがあったりなかったりしちゃうけど、流石に生皮を剥がされたら死んじゃうからドM的にもソレはNGだわ。
だって生きてこその痛み♪
痛みあったこそのドMだもん♪
でも…死ななかったらちょっとくらいは……げへへへへ♪
「なんか絵里ちゃんが気持ち悪い笑いかたしてる。」
生きたまま生皮を剥がされちゃうとか正規のAVなんかじゃ絶対にNGな内容の拷問も真っ青な責め苦に対して思いを馳せていると、半熟に焼き上げられた目玉焼きの黄身でお口の回りをべちゃべちゃにしている穂乃果が私の方を向いてナニか変なモノを見る様な顔しながらそう言って来たわ。
「むぅ。穂乃果ったら、人の事を気持ち悪い笑い方してるとか失礼しちゃうわね。」
それにしても…いつもほんわかしている穂乃果にしては随分と辛辣な事を言って来たわね。
でもどーせ罵るならもうちょっと厳しく罵って欲しいモノだわ。
あとキツく縛って動けなくしてからピンヒールをはいて踏みつけたりしてくれても嬉しいわね。
穂乃果みたいな性的なモノをあんまり匂わせないタイプの娘にサディスティックに責められるとか………ご褒美よね♪
今夜は穂乃果を連れ出して私好みのサディスティックな性癖に調教して調教されちゃおうかしら♪
うっふふふふふふ……♪
「ほらアンタたち!いつまでグダグダと喋ってんの!さっさとご飯たべちゃいなさい!!!」
「「「「「「「「「はーい。」」」」」」」」」
にこに怒られちゃった♪
と、まぁこんな感じで“先輩禁止”になって新しい関係を迎えた私たちの朝は過ぎて行ったわ。
「あれ?なんかソラだけまだ私たちの事、さん付けで呼んでなかった…?」
気のせい…?
和気あいあいと朝ごはんを食べ終えた私たちは、早速午前の合宿を始める事にしたわ。
今日の合宿の午前の部は初心者組にそれぞれベテラン組がついて、1対1でのガンプラ作製の指導よ。
組み合わせは以下の通り。
穂乃果には希が。
凛には花陽が。
真姫にはソラが。
そして海未には私が。
この組み合わせで今日の午前中はそれぞれ別室でガンプラを作る事にしたの。
「それじゃよろしくね?海未?」
「昨夜、私にあれだけ破廉恥な行為をしておきながら、一体全体どの口でよろしくね?とか言いやがるのでしょうかね?このド変態は。」
私は私の受け持ちである海未に笑顔でよろしくね♪と言ったんだけど、けんもほろろに返されちゃったわ。
昨日の夜に激しくヤり合って(意味深)ちょっとは仲良くなれたかなーって思ったけど、まだまだみたいね。
「そもそも!昨日の夜のアレは無効です!色々と無効なのです!無効ったら無効です!!!」
「えーっと…私に負けたこと?それとも私には色々とえろえろとされちゃったこと?」
「どっちもです!!!いいですか!昨日の夜は私が本来の得物を握っていたら、絵里は今頃は肉片になってことりに美味しくお料理されていたのですよ!」
「海未の本来の得物ってアレよね?日本刀?」
「そうです!特殊警棒などではなく!我が愛刀を使っていれば…!!!」
まぁ確かに昨日の夜の戦闘(生身)で海未が特殊警棒じゃなくて日本刀を使っていたら、最後の一撃(七連撃?八連撃?)が直撃した私はバラバラにされちゃっていたわね。
特殊技能“ドM♪”のお陰でアレだけ痛烈な打撃を受けても意識を失う事もなかったし。
「それはそうと昨日の夜の海未は可愛かったわね♪」
「なっ!?か、か、か、か、か、か、か、かわいい!?」
あらあら♪顔を真っ赤にしてあおあおしちゃって♪
ほんと、海未ったらかわいいわぁ♪
「アレだけ可愛かったらソラなんてイチコロよ♪」
「イチコロ…?ソラが…?」
「えぇ♪イチコロよ♪イチコロ♪」
責任云々言いながらもソラだって男の子だから♪縛って動けなくしてちょっと強引に迫れば誰でも簡単にヤれちゃうわ♪
海未なら気配を消して背後に忍び寄って首筋にでも一撃入れて意識を刈り取っちゃえばあとは煮るなり焼くなりヤるなりお好きにどーぞ♪よね♪
「ソラが…イチコロ…ソラが…ぐふふふふ♪」
「さ♪それじゃ良い具合に海未の妄想が捗って来たトコでガンプラを作っちゃいましょ♪」
「も、妄想捗っていません!」
「で?海未はナニを作るつもりなの?」
「人の話を聞いて下さい!!!」
「聞いてるわよ?」
「絶対に嘘ですよね!それ!!!」
絶対に嘘ってヒドイわね。
これでも一応はちゃんと聞いてはいるわよ?
一応は、ね♪
「そんな事よりも早く始めちゃいましょ?塗装とかもするなら塗料が完全に乾くまでそれなりに時間が必要になるから。」
「そんな事…私の…乙女の願望が込められた秘め事のあれやこれやの秘密の妄想がそんな事…。」
海未ー?もうハッキリと妄想って言っちゃってるわよー。
「ご、ごほん。ガンプラでしたね!ガンプラ!」
今さら気を取り直してもちょっと遅い様な気もするけど、きっと気にしたらダメよね?
それにその事を言っちゃったらまたグダグダになっちゃうし。
「私が作るのはこれです!」
今さら遅い様な気もするけど、それでもなんとか気を取り直した海未が取り出したガンプラ。
それは…
「ケルディム?」
ケルディムガンダム(最終決戦Ver.じゃない方)だったわ。
「はい!」
海未のこのチョイスは意外…でも無いわね。
海未が現在使っているガンプラは“ジム・スナイパーⅡ”。
今回、海未が選んだガンプラは“ケルディムガンダム”。
この2つにはある共通点があるわ。
それはズバリ!“スナイパータイプなのに何気に汎用性が高い万能機体”!なのよ。
ジム・スナイパーⅡもケルディムガンダムも、どちらも遠近問わずに高いポテンシャルを発揮出来ちゃう機体だわ。
それにGNドライブを搭載したOO系のガンダムは“アレ”がデフォルトで使えるし、ね♪
海未は狙撃手としての技量もさることながら、近接戦闘もベテラン顔負けの技量を持っているわ。
そんな海未が“アレ”を十全に使いこなせれば…間違いなく一気にトップファイターへと駆け上がって来るに違いないわ。
「良いんじゃないかしら。このガンプラならきっと海未の心強い力になってくれるハズだわ。それで?このケルディムをどんな風に改造しようとしてるの?」
素体としてケルディムをチョイスするのは構わないわ。
問題はこのケルディムをどんな風に改造するか…よ。
ケルディムの、そして海未のファイターとしての持ち味を潰す様な改造をしたいとか言われたら、ちゃんと考え直す様に説得しなきゃね♪
でもまぁ海未なら…
「正直、まだ私には改造とかはよくわかりません。なのでまずはこの子を…ケルディムガンダムを私の好きな色に…青に塗りたいと考えています。」
当然だけど無理な改造とかはしないわよね。
自分の好きな青に塗装したい…となると、基本は素組でそこに部分塗装かしら?
あとは海未が今使っているジム・スナイパーⅡの腰のサイドアーマーに施している様に、ワンポイントでハードポイントの増設とかでしょうね。
「カラーリングとかはもう決めてるの?」
「はい。安直なのですが、深緑色の部分を全て青に塗り替えたいと考えています。」
無理にオリジナリティを出そうとして変な配色になるよりも無難に部分塗装…って方が失敗は少ないからその方が断然良いわね。
海未の中でケルディムガンダムをどう塗装するか、そしてどう改造するかの方向性はしっかりと決まってるみたいね。
なら私がやるべき事は…
「それじゃまずはランナーを洗っちゃいましょうか♪」
塗装や改造が失敗しないようにしっかりと海未のサポートをする、ね♪
「へ?あ、洗う!?」
「そ♪洗っちゃうのよ♪」
さぁ♪えりーちか♪張り切ってサポートしちゃうわよー♪
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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