ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
ことりちゃんのねんどろいどを買って来たQooオレンジでございます。
次は穂乃果ちゃんかなぁ…と。
今回より本編11話となります。
原作ラブライブ!での合宿回に当たります。
それでは 第11話「NICO's Boot Camp」そのいち 始まります。
はーい♪みんな♪
おはよう、こんにちは、こんばんわ。
かしこい♪かわいい♪えりーちか♪でお馴染みの絢瀬 絵里よ♪
今回は私の一人称でお送りする事になったのでみんなヨロシクね♪
挨拶はここら辺にしておいて、作中では4月もあと数日で終わり、来週からはいよいよゴールデンウィークが始まる…そんなある日の放課後。
私たち音ノ木坂学院ガンプラバトル部チーム“μ's”はいつも通りに近所のアミューズメントセンターでガンプラバトルの練習…ではなく、ガンプラバトル部部長のにこの召集により講堂裏の部室に集まっていたわ。
西木野さん、星空さん、小泉さんの一年生トリオと私、希、にこの三年生トリオは一足先に部室に集合して、それぞれ部室の中央に置かれたテーブルでお茶を楽しんでいるわ。
高坂さん、南さん、園田さん、そしてソラの二年生組はまだ部室に来てないのよね。
ホームルームはもう終わってる筈なんだけど…?
「アイツら…遅いわね。」
にこも私と同じ事を思ったみたいで、手にしたいたマグカップをテーブルに置くと、ポツリと呟いたわ。
ちなみににこのマグカップの中身は今日はココアよ。
今日は甘いのが飲みたい気分なんですって。
「にゃ。どーせ穂乃果先輩がアホなコトやって遅くなってるんだにゃ。」
「あー、なんかありそう…ってかソレしかあり得ないわね。」
にこの呟きに反応した星空さんの言葉を聞いて、にこは酷くイヤそうな顔をしながらため息をついたわ。
まぁあの子たちが遅くなる時って、基本的に高坂さんがナニかやらかして、ソレを高坂さん以外の3人が後始末…って感じだもんね。
そう思った瞬間、私の脳裏にはソラたちがため息をつきながら高坂さんのやらかしの後始末をしている光景が浮かんで来たわ。
そのどこか微笑ましくも思える光景に私が苦笑いを浮かべると、星空さんが元気一杯に手を上げて…
「はいはーい!凛は穂乃果先輩が拾ったラ○チパック食べてお腹壊してトイレにろーじょーしてるから遅くなってるに1ぴょーう!にゃ♪」
と、唐突に言い出したの。
その星空さんの言葉に素早く反応したのは西木野さんだったわ。
「流石に穂乃果先輩でも拾い食いしてお腹壊すとかアホなコトは………あー、ごめん。否定しといてアレだけど、穂乃果先輩なら普通にするかもしれないわね…。」
西木野さんは最初は星空さんの言葉を否定しようとしたんだけど、ふとナニかを考える素振りを見せた後で高坂さんならやりそう…って言い出したわ。
高坂さん…後輩からそんな風に思われてるとか知ったらどんな顔するのかしら…。
「はひ!それじゃ花陽は穂乃果先輩がアホなコトして海未先輩に追っ掛けられてる途中でバナナの皮を踏んで滑って転んで見事に頭パッカーン♪ってなって、そのパッカーン♪ってなった穂乃果先輩の頭をことり先輩がぐふふ♪とか言いながら縫い合わせてるから遅れてるに1票でっす!」
「うーん?流石の高坂さんでも頭パッカーン♪なら普通にヤバいんやないん?」
「穂乃果なら頭の中身が無いから別にパッカーン♪になっても大丈夫なんじゃないの?」
「ならにこっちも頭パッカーン♪なっても大丈夫やね♪」
「あらぁーん♪希さぁーん♪それってぇー、どーゆー意味かしらぁーん♪」
「どーゆー意味やろねぇ♪」
「うふふふふ♪」
「おほほほほ♪」
みんな楽しそうねー。
私は楽しそう(?)におしゃべりをしているみんなを見ながら、手元のティーカップを口元へと運んで、注がれていた紅茶を一口口に含んだわ。
うん、苦いわね。
部室の何処かにジャムって置いてなかったかしら?
えーっと…確か冷蔵庫の中にソラが家庭菜園で育てたイチゴを使って作ったイチゴジャムがあったような…?
みんなは紅茶になんでジャム!?って思ったかもしれないけど、濃いめの紅茶を飲みながらジャムを舐めるのがロシア流のお茶なのよ♪
ロシアンティーって言えばイメージつく人もいるかしら?
日本だと紅茶にジャムを直接入れた物がロシアンティーだと思われているっぽいけど、実は紅茶にジャムを直接入れるのは正式なロシアンティーじゃないのよ?
濃い目の紅茶を飲みながらジャムを舐める。
それが本式のロシアンティー♪
みんなも試してみてね♪
そんなメタい事を内心で考えながら、私が苦めの紅茶のお茶受けとして冷蔵庫からソラお手製のイチゴジャムを取りに席を立とうとしたその時…
「うわっ!みんなもー居るし!?って!穂乃果たちが最後!?」
部室のドアをバーン!と開け放って、けたたましく高坂さんが部室へと入って来たわ。
高坂さんに続いて…
「どっかのアホ乃果が授業終わっても爆睡してるからだろ。」
「穂乃果が学校で爆睡しているのは何時もの事ですけどね。」
「今度爆睡してる穂乃果ちゃんの涎とか採取して写真付きでネットで売り捌こっか?穂乃果ちゃんかわいいからきっと飛ぶように売れちゃいますぅ♪」
ソラ、園田さん 南さんの3人も部室へとやって入って来たの。
ソラ、園田さん、南さんの3人の様子から察するに、どうやら遅くなった理由は高坂さんがまた授業に居眠り(爆睡していたのは果たして居眠りって言ってもいいのかしら?)していて、ホームルームが終ってもまだまだ起きなくて困っていた…った所かしら?
取りあえずは南さん?
高坂さんが可哀想だから顔写真付きで涎と言う名の唾液をネットで売るのは止めてあげてね?
ナニに使われるかわかったモノじゃないわ。
変態さんは購入した高坂さんの唾液をナニする時にローション代わりに使うとか、そんなコトは変態さんじゃなくても簡単に想像出来ちゃうから。
後は普通に飲むとか。
うん。
変態ここに極まりって感じね。
本性がドMのお前が変態ここに極まり(キリッ!何て言ってんじゃねーよ!とかえりーちか、みんなから愛のツッコミをいただいちゃいそうだけど、ドM的にはそのツッコミはご褒美だからむしろウェルカムだったりするのよね。
だからみんな♪遠慮しないでえりーちかを罵ってね♪♪♪
「はい!そこの遅刻4人組!駄弁ってないで早く席に着く!!!」
「はーい!」
「わかりました。」
「へーい。」
「ちっ。にこっぱちのクセにナマイキですぅ。」
「う"ぉぉぉぉい!そこのクソ鳥娘ぇ!なんじゃその態度は!舌打ちすんな!舌打ち!それと誰がにこっぱちじゃ!そもそもナマイキなのは年下のクソにこの大銀河宇宙No.1で究極完全体美少女なにこにー様にことある毎に物申すアンタの方でしょーが!!!もっと先輩を敬いなさいってのよ!!!」
「敬えとかなんかほざいてますけど、ことり的にはにこっぱち先輩には敬える部分が微塵もないからムリですぅ♪」
「微塵も無いとかぬわぁーに言ってやがんのよ!あるでしょ!敬えるトコ!色々と!!!具体的に100個くらい!」
「マイナスで100個ならありますよ?」
「マイナス!?ってかソレって敬えないトコ100個!?」
「ちゅん。言ってあげましょうか?途中で心が折れると思いますよ?」
「そんなの言わなくていいってのよ!ってか敬えないトコを100個とかネチネチとアンタに言われたらマジで心折れるからマジで止めて!」
「は~い♪それじゃまずはにこっぱち先輩の敬えないトコ1個目~♪」
「言うなって言ってんだろ!ボケ鳥娘ぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
愛のツッコミ募集中とかやっていたら、いつの間にかにこが遅れて来たソラたち4人に早く席に着くように促していたわ。
それに対してそれぞれ返事を返しながら席に着き始めるソラたち4人。
で、始まったのは毎度お馴染みのにこと南さんとの口ケンカだったわ。
この2人…ホントは割りと仲良いのになんでいつも口ケンカとかしてるのかしら?
アレかしら?ホラ?ケンカするほど仲が良いってヤツ?
「ねぇ。何時までもお馴染みの茶番続けてるならもう帰りたいんだけど?」
「凛も腹減ったから帰りたいにゃー。」
「あ♪それなら花陽もお米成分が切れて来たんでもう帰りたいです♪」
にこと南さんが仲良くケンカしていると、西木野さんたち一年生トリオが用がないなら帰りたいって言い出したわ。
「まだ欠片も話し合いしてないんだから帰んな!!!取りあえずはことり!この決着はまた今度にしといてあげるから感謝しときなさいよ!!!」
「にこっぱち先輩は感謝の意味を辞書で調べてからその言葉を使うと良いですぅ♪」
「ぬわぁぁぁぁんですってぇぇぇぇぇ!!!!!」
「腹減ったにゃー!」
「おーこーめー!」
「はぁ…ほんと、帰ろうかしら?」
結局いつも通りのグダグダね。
あの後、にこと南さんのじゃれあいが延々と続くのかしら?と思っていたら、園田さんが特殊警棒を片手に持ちながら無言で威圧を放って2人のじゃれあいを強制的に終了させたの。
そしてソラがお腹すいたーって騒いでいた星空さんと小泉さんにそれぞれカップラーメンと冷凍の焼おにぎり(チン済み)を餌付けしてそっちも無事に鎮圧完了。
西木野さんは常識ある子だから、話が先に進みさえすれば帰るだなんて言い出したりはしないから、そっちは放っておいても大丈夫だし。
こうしてようやく話を先に進められる段取りが整ったのよ。
それぞれが席に着き直してまず口を開いたのはソラだったわ。
「で?にこちゃんは何でみんなを集めたんだよ?」
「ふん!そんなの決まってるでしょ!」
「決まってんならはよ言いやがれです。」
「あ"ぁ"?」
「ことり?話が先に進みませんので挑発は控えて下さいね?」
「は~い♪」
「にこちゃんもイチイチことりさんの挑発に乗んなっての。」
「ちっ!わかったわよ!」
あわやにことり大決戦再び?になるかと思ったら、今回はソラと園田さんが事前に2人を止めてくれて事なき終えたわ。
「ねぇ?それでにこちゃん先輩は結局なんで私たちを集めたのよ?」
「ずるずるずる。カップラうまー♪」
「はぐはぐはぐ。焼おにぎりうまー♪」
再びグダりそうな雰囲気が形成されそうになっていた部室に響いたのは西木野さんの声だったわ。
合わせて聞こえたカップラーメンを啜る音と焼おにぎりを頬張る音は聞こえなかったコトにしておきましょ。
ソコを突っ込むとまたグダり始めちゃうから。
「…ゅくよ…。」
「あ?何て言った?」
「ちゅん。ことりもよく聞こえなかったですぅ。」
うん。
私もよく聞こえなかったわ。
にこ、何て言ったのかしら?
「…っしゅくよ…!」
「しゅく?ねーにこちゃん先輩?しゅく?ってなーに?」
今度はさっきよりも少しだけハッキリと聞こえたけど、ソレでもまだちゃんと聞き取るには程遠いモノだったわ。
私と同じようによく聞こえなかった高坂さんが、頭の上に大量の?マークを浮かべてにこになーに?って可愛らしく小首を傾げて問いかけているわ。
高坂さんのこの幼児染みた素振りを見てると、この子は本当に16歳なのかしら?って思っちゃうわよね。
幼稚園児が着る服…確かスモックって言ったかしら?
高坂さんにアレを着せて頭に着色い帽子を被せたら普通に似合いそうとか思っちゃうのは私だけかしら?
高坂さんと園児プレイとか変態さんたちには割りと需要ありそうな気がするわ。
可愛らしく小首を傾げている高坂さんを見ながら私がそんなコトをぼやーっと考えていると、ついににこの口からハッキリとこの場にみんなを集めた理由が語られたわ。
その気になる理由は…
「だーかーらー!合宿よ!合宿!!!」
合宿、とのコトだったわ。
ん?合宿?
合宿って…え?
「「「「「「「「「合宿ぅぅぅぅぅ!?」」」」」」」」」
「そう!合宿よ!!!!!ガンプラ強化合宿!その名も!NICO's Boot Campよ!!!」
「ちょっと待って!にこ!合宿ってそんないきなり!」
「人生はいつもいきなりの連続よ!」
なんでソコで人生うんぬんが出てくるのよ…。
にこは簡単に合宿って言うけど、学校側への事前申請や予算や場所の確保。
日程の調整に他にもあれやこれや…といきなり合宿よ!って言って合宿ができるワケじゃないのよ?
私はそのコトをにこに説明しようとしたんだけど、その前にここまでさざ波程度に収まっていたグダグダの波が一気に津波レベルになって襲い掛かって来たわ。
「ナニをワケワカメなコトを言いやがってるんですか?このにこっぱちは?」
「ほいほーい♪話が先に進まんから南さんはちょいにこっち煽るん待っててな?」
「ちゅ~ん♪ですぅ。」
「まぁ多分にこちゃんのコトだからゴールデンウィークにみんなで合宿よ!とか飯食いながら思い付いたんだろ。」
「うっさいバカソラ!」
「あの…?合宿と言いますが…何処で何をするのですか?」
「合宿は合宿よ!みんなでガンプラ作って!みんなでガンプラバトルして!」
「ねぇ?ソレっていつもやってるコトじゃないの?」
「ずるずるずる。」
「はぐはぐはぐ。」
「アンタたち…いい加減に食べるの止めたら?夜ご飯食べれなく鳴るわよ?」
「ダイジョブにゃ!」
「はひ!余裕です!」
「あ、そ。」
「穂乃果、よくわかんなーい!そらくん!海未ちゃん!ことりちゃん!あとでナニするのか教えてね!」
「穂乃果?少しは自分で考え無いと脳ミソが死に絶えますよ?」
「脳ミソ死んでも穂乃果ちゃんはかわいいからヨシッ!ですぅ♪」
は、話が先に進まないわ…。
しかももう文字数が目標の5000文字に到達しちゃったし。
と、言うワケで…
「続きはまた来週♪」
またね♪みんな♪
「合宿ったら合宿よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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