ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

スタークジェガンが何処にも売られておらず悲しい限りなQooオレンジでございます。



今回も本編となります。
VS魔女さん、決着。












それでは 第9話「大乱戦?春の神田明神杯!」そのじゅうさん 始まります。

















第9話「大乱戦?春の神田明神杯!」そのじゅうさん

別動隊として動いていた希、海未、花陽の3人と合流した私は、3人にキ○ガイ“魔女”の出現とキ○ガイ“魔女”討伐のために手を貸して欲しいってコトをグダグダになりながらも何とか伝えるコトができたわ。

 

うん…ことりのアレに感染&発症してキ○ガイ“魔女”に対して殺意の波動(古い?そんなコト知らないわよ!)に目覚めた海未は正直かなりドン引きだったわ…。

 

ま、まぁその殺意がこっちに向いていないから問題は無いわよね!

 

私がコロスって言われてないからドコにも問題無いわよね!

 

問題無いったら問題無いわよね!

 

マジで怖いから問題無いって信じたいわ…。

 

そんなワケでいよいよ別動隊ののぞうみぱなの3人を加えた打倒キ○ガイ“魔女”のための反攻作戦が決行されようとしていたわ。

 

「アンタたち!気合い入れて行くわよ!!!」

 

[[ほいほ~い♪]]

 

[[はい!花陽にお任せでらじゃらじゃーでっす!]]

 

[[あのキ○ガイはかっちりきっちりしっかりと殺しますのでご安心を♪]]

 

うん。

 

イマイチ頼りにならないお返事だわ。

 

あと希…ハイハイじゃなくてハイは1回!

 

それと海未のヤツはやっぱり回を跨いでもまだ殺意マシマシなのね。

 

花陽は…まぁ花陽よね。

 

頼もしいんだか頼もしくないんだかぶっちゃけ良くわかんない3人だけど、この3人が協力してくれるんならあのキ○ガイ“魔女”&黒鬼“オーガ”が相手でもどーにかなるわ。

 

海未じゃないけどきっちりとぶち殺してヤるんだから!

 

決意も新たに私は早速行動を開始するわ。

 

まずは…

 

「“ヤサカニノマガタマ”!全基射出!!!」

 

私の愛機“ガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこ”のトリニティストライカーから、多目的オールレンジ兵装“ヤサカニノマガタマ”を6基全部射出したわ。

 

私のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にこが“ヤサカニノマガタマ”を射出している傍らでは…

 

[[データケーブル、及びリアルタイムデータリンクの接続完了です!うーちゃん!望遠モードを起動!]]

 

≪はーい。ぼーえんもーどきどー。さくてきさくてきー。≫

 

花陽のジム・カーバンクルが希のドム・ハーミットと海未のジム・スナイパーⅡ、そして私のガンダムアストレイ・ダークフレーム禍にことの間でリアルタイムデータリンクを開始していたわ。

 

[[海未先輩!お次はお任せしまっす!]]

 

ジム・カーバンクルの目の良さを活かした遠距離望遠モードで遠く離れたそらと絵里、そしてその2人と未だ激闘を繰り広げているキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”を捉えた花陽は、そのデータを機体間で繋いだデータケーブルを通じて海未のジム・スナイパーⅡへと送るわ。

 

[[んっふ♪よぉぉぉぉくぅ、見えますよ♪丸見えです♪]]

 

花陽から目標のデータを受け取った海未は、口元に三日月の様な歪んだ邪悪な笑みを浮かべながらペロリと可愛らしい舌で唇をひと舐めし、とてもとてもとぉぉぉぉっても楽しそうに遠く離れたキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”へと狙いを定め出したの。

 

[[右……もうちょっと右…角度を少し上に………っ!ここです!東條先輩!!!]]

 

まるで乙女ゲームの悪役令嬢がヒロインを虐め倒す時のような邪悪な笑みを口元に張り付かせながら遠く離れたキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”へと狙いを定め終えた海未は、砲台を担当する希へと後を託すべく声を上げたわ。

 

[[ん。]]

 

海未から後を託された希は、短く声を発して既に展開済みのサテライトリボルバーの砲身から凶悪で凶暴で凶烈で一撃を放つために、己の愛機“ドム・ハーミット”のコンソールを素早く操作し始めたわ。

 

[[高圧縮エネルギーカートリッジ、ロード!高圧縮エネルギー解放!エネルギー充填…600%!にこっち!]]

 

高圧縮エネルギーカートリッジにガチャン!と撃鉄を落としカートリッジ内に内包した膨大なエネルギーを解放させた希は、解放されたその膨大なエネルギーをサテライトリボルバーの砲身へと充填させたわ。

 

ドム・ハーミットの背中のバックパックから伸びる砲身から凶悪なエネルギー光が発せられ始めると同時に、希は私に声をかけて来たの。

 

そう、お次は私の出番なのよね。

 

「ウズメ!」

 

<はい。データリンク中のデータに従い“ヤサカニノマガタマ”を展開します。>

 

「おっけー!展開が完了したらそのままそこでブーステッドシフトを展開よ!!!」

 

今回のキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”討伐作戦でこの私、世界のYAZAWAコト大銀河宇宙No.1超絶天才美少女スクールファイターなにこにーサマが担うのは、ドム・ハーミットのサテライトリボルバーの凶悪な一撃を、“ヤサカニノマガタマ”のブーステッドシフトが展開する増幅フィールドでさらに凶悪にするコト。

 

ただでさえクソ凶悪なサテライトリボルバーの一撃を“ヤサカニノマガタマ”の増幅フィールドを使ってさらに威力マシマシにしちゃうとかやっばいわよね♪

 

と、言うワケで…!

 

<増幅フィールド展開完了。>

 

「うっしゃ!おらー!!!アンタたち!あの腐れキ○ガイ“魔女”ヤローにドキツいの1発!派手にぶちかましてヤるわよ!!!!!!」

 

準備完了!ヤってヤるわ!!!

 

射線上にキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”の足止めをしているそらのザク・リヴァイブと絵里のトールギス・ヴァルキュリアがまだ居るけど、あの2人ならサテライトリボルバーの発射を察知すれば勝手に避けてくれるハズだわ!

 

たぶん。

 

[[それじゃ…サクッと行こか♪ファイナルセーフティ解除♪]]

 

[[全システム!連動!バッチリです!]]

 

「決めなさい!海未!」

 

全ての準備が完了し、キ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”を屠るべくサテライトリボルバーのトリガーが海未へと託されたわ。

 

そして…

 

[[一射一倒!サテライトリボルバー!!!]]

 

私たちの渾身の一撃が…

 

[[発射です!!!!!]]

 

ついに放たれわ!

 

ドム・ハーミットの背中のバックパックから伸びる砲身から放たれた強烈な閃光は、その凶悪な威力で大地を削りながら突き進み…

 

<増幅フィールドを通過します。>

 

“ヤサカニノマガタマ”で展開した増幅フィールドを通過。

 

ただでさえドン引きな威力の一撃なのにマシマシにしてちょっとやそっとじゃ手に終えない規模まで増幅させたの。

 

コレってコロニーレーザーとかカイラスギリーのビッグキャノンとかのメメント・モリとかそこら辺のヤバいヤツとタメを張れるくらいの威力があるんじゃない?

 

完全に個人単位で出していい威力じゃないわよね…。

 

けどまぁ…コレならあのクソ堅い防御フィールドが相手でも余裕でイケるでしょ!

 

つまりは…

 

「コレは勝ったわね♪」

 

と、言うコトよ♪

 

[[にこっち?それってフラグとちゃうん?]]

 

「そこ!イヤなコト言わない!!!」

 

“勝ったわね♪”的な勝利宣言は負けフラグor失敗フラグかも?とか私だって言ってて一瞬思っちゃったわよ!

 

[[あ。大丈夫っぽいですよ?ほら?ちゃんと当たりました。]]

 

[[あ。ほんまや。]]

 

「あ。ホントだわ。」

 

私と希が負けフラグうんぬんとか言ってる間もサテライトリボルバー(ブーストVer.)は進路上のあらゆるモノを消し飛ばしながら真っ直ぐに突き進み、ついにはそらと絵里の2人が足止めをしていたキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”にぶち当たったわ。

 

もちろんそらと絵里は直前で華麗に退避済みよ。

 

2人とも巻き込まれるってオチもちょっと期待していたけど、今回は無かったみたいね。

 

ところで…殺意マシマシの海未はどーなったのかしら?とチラリと横目で通信モニター越しに海未の様子を伺ってみたら…

 

[[悪は滅びるべし!です!]]

 

と、そんなコトを言いながら今までに見たコトのない満面の笑顔で微笑んでいたわ。

 

コレはコレである意味ちょっと怖いわね…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃…。

 

そらと絵里とサテライトリボルバー(ブーストVer.)が直撃したキ○ガイ“魔女”はと言うと…。

 

[[オイオイオイオイ!何の冗談だよ!アレの直撃を耐えてやがるぞ!!!]]

 

[[希たちの攻撃にもドン引きだけど、アレを耐えてるあの“オーガ”とかってヤツにもドン引きよね…。]]

 

なんとビックリ。

 

キ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”は例のクソ堅い防御フィールドによってサテライトリボルバー(ブーストVer.)の直撃を耐えていやがったのよ。

 

うん。

 

普通にビックリだわ。

 

見る物をドン引きさせる超絶火力のサテライトリボルバー(ブーストVer.)の直撃を耐えるとかホントにドンだけ堅いのよ。

 

けど、そんなクソ堅い防御フィールドにもついに終わりの時がやってきたわ。

 

≪マスター。まもなくエネルギー残量が危険域に入ります。≫

 

[[ですわぁねぇ…。まぁこの子のぉエナジーレイヤーわぁ防御力極振りのぉ対価としてぇ、エネルギー消費がぁトンデモ無ぃ事にぃなっちゃいましたぁからぁ仕方なぃとぉ言えばぁ仕方なぃのぉですけどぉねぇ。このぉ状況でわぁ、“お食事”でぇのぉエネルギー補給もぉちょっと無理そぅですぅしぃ。]]

 

どうやらキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”が張っていたあのクソ堅い防御フィールドはその圧倒的な防御力の代わりにアホみたいにエネルギーを喰っちゃうシロモノだったみたいね。

 

エネルギー消費がハンパないけどクソ堅い防御フィールドだなんて、キ○ガイ“魔女”のヤツもずいぶんとまぁ尖ったモノを用意したモンだわ。

 

でもエネルギー消費がハンパなくても、“捕食”でのエネルギー補給を前提としているなら、割と使えたりしそうよね?

 

ってか“捕食”でのエネルギー補給のおかげでエネルギー消費がハンパない防御フィールドでも十分に使えちゃっていたから私たちはアホみたいに苦戦したワケだし。

 

[[うっふふ♪撃墜されちゃうのわぁ残念ですぅけどぉ、諸々のぉ運用データわぁ十二分にぃ取れましたわぁ♪今回わぁそれでぇ良しとぉいたしましょ♪ね?イリスちゃん♪]]

 

≪はい、マスター。≫

 

[[でわぁでわぁ…本日わぁこの辺でぇお暇いたしましょ♪]]

 

そうこうしているうちに、とうとうクソ堅い防御フィールドを維持してサテライトリボルバー(Ver.)の一撃を防いでいた“オーガ”のエネルギーが切れちゃったみたい。

 

黒鬼“オーガ”を守っていた防御フィールドはエネルギー切れでようやく消失してくれたの。

 

次の瞬間。

 

[[それでわぁみなさぁん♪ごきげんよう♪ですわぁ♪]]

 

微塵も悔しさを感じさせないキ○ガイ“魔女”の声と共に、サテライトリボルバー(ブーストVer.)の極光が黒鬼“オーガ”を飲み込んだわ。

 

キ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”を飲み込んだ光の奔流が過ぎ去った跡には、一欠片の残骸…と言うかナマモノだからこの場合は肉片?も残されては居なかったわ。

 

[[チッ!ナニが“ごきげんよう”だ!クソが!]]

 

≪残り時間はあと僅かです。当初の予測よりも撃墜数を稼げてはおりませんのであのキ○ガイ相手に悪態をついている暇があるのでしたら、さっさと次の獲物を狩りに行かれては如何がですか?≫

 

[[わかってるっての!おい!アイリ!]]

 

≪何でしょうか?先程の“エナジーレイヤー”とか言うエネルギー消費にモノを言わせた優雅さの欠片も無い防御フィールドの詳細データならば既に解析は完了しております。再現は勿論、突破に必要なだけ火力の計算も終わっておりますので悪しからず。≫

 

[[相変わらず仕事が早いコトで。]]

 

≪それはもう私はパーフェクトな電子精霊ですから。≫

 

[[ったく…頼りになる相棒だコト…。]]

 

≪最近は余り頼りにならない我がマスターにお褒めに与り光栄でございます。≫

 

[[一言余計だ!ボケ!]]

 

≪余計な一言を言われたく無いのでしたら、あの程度の相手は次はお一人で何とかして下さい。いくら火力不足とは言え、今回はニコやノゾミたちが居なければ“詰み”でしたよ?≫

 

[[チッ!んなコトは言われなくてもわかってるっての!]]

 

≪やれやれ、ですね。≫

 

[[オラォ!行くぞ!]]

 

≪了解です。我が親愛なるクソマスター。≫

 

[[(火力不足、か…。チッ…クソが…。)]]

 

こうして大銀河宇宙No.1超絶天才スクールファイターにこにーサマの素晴らし過ぎちゃう作戦のおかげで、キ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”とのバトルは幕を閉じたわ。

 

そらの心に少しだけしこりを残して。

 

[[あれ?えりーちか、なんか空気になっちゃってる?]]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

珍しくそらがシリアスになってるのに絵里がボケをぶちかまして色々と台無しにしている頃、砲撃を終えたにこにーサマ率いるのにこぞうみぱな部隊もキ○ガイ“魔女”の黒鬼“オーガ”の消滅を確認していたわ。

 

[[悪鬼滅殺!完了です!!!]]

 

[[あ。ちゃんとやっつけたみたいですね。]]

 

[[やね♪まぁアレで墜ちんかったらただのチートやからね。]]

 

[[ですよねー。]]

 

「ほらアンタたち!呑気におしゃべりしてるヒマはこれっぽっちもないわよ!さっさと次は獲物を狩りに行くわよ!!!」

 

残り時間はあとちょっと。

 

キ○ガイ“魔女”をぶっ飛ばすためにそらと絵里とは別行動になっちゃったけど、こっちはこっちで最後の1秒まで狩って狩って狩りまくるわよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[[ニャッハー!!!!!今回のバトルの勝利のカギは凛とベニャッガイでガンギマリだにゃぁぁぁ!!!ドイツもコイツも片っぱしからみんなまとめてトコトントントンこっぱミジンコに吹き飛ばしてやんにゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


プライベートで割とゴタゴタしておりまして、申し訳ございませんが次回更新は未定でございます。
可能な限りは週一更新を継続させたいとは思っております。
何卒応援の程、よろしくお願いいたします。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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