ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

ようやく涼しくなって過ごしやすくなって嬉しいQooオレンジでございます。
3ヶ月くらいゴロゴロしていたいですね…。


引き続きMr.オーマイガー様のガンダムビルドストライカーズとコラボ中でございます。
よろしければMr.オーマイガー様のガンダムビルドストライカーズと合わせてご覧下さいませ。
こちら側のコラボも頑張って制作中でございます…。

再び海未さんsideのお話となります。











それでは 第8話B「過去と今と、そして未来と」そのなな⑬ 始まります。















第8話B「過去と今と、そして未来と」そのなな⑬

先程までのバトルの最後の最後に青空が見せた第三の“soar”。

 

その事を他のみんなに話さない代わりにデートの約束を取り付けて一件落着♪となり、第8話はこれにてめでたし♪めでたし♪でハッピーエンドで終わり♪と、しようかと思ったのですが、締めに入るには少しどころかかなり文字数があり余ってしまいました。

 

別に前回で終わりにしてもそれはそれで良かった様な気もしますが、まぁその⑬として始まってしまったので仕方ありませんよね?

 

そんなワケで今回はバトルを終えてレストコーナーのテーブル席へ戻って来た私が東條先輩と青空と話している最中に他の面々がナニをしていたのかをダイジェスト風にお送りしようかと思います。

 

まずは皆さんご存知アホの権化な穂乃果とお米とガンプラをこよなく愛する花陽の二人の会話を抜粋してお送りします。

 

「はぐっ…だから…もぐもぐ…ここを…ごくん♪こーして、さらにここをこーすると…。」

 

「あ!パワーが上がった!」

 

「はひ♪出力がだいたい1.3倍くらい上昇してますよ♪まぁ代わりにもろもろの消費エネルギーも1.3倍なんですけどね。」

 

「いってんさんばいとかよくわかんないけどすごい!」

 

「あはは…1.3倍くらいはわかって欲しいかなー…。」

 

穂乃果と花陽はどうやら穂乃果のストライクガンダムの設定値を弄っている様ですね。

 

二人は花陽が何時も持ち歩いている小型のノートパソコンに穂乃果のGPベースを繋いであーだこーだと作業をしていました。

 

まぁ主に作業をしているのは花陽の方だけなのですが。

 

そんな花陽もノートパソコンのキーボードを片手でポチポチしながらもう片方の手におにぎりを持って作業の合間にもぐもぐと貪っています。

 

これが本当の“片手間の作業”と言うヤツですね。

 

それと穂乃果?

 

貴女は1.3倍くらいはいい加減に理解して下さい。

 

一応は高校生なのですから。

 

そんな花陽持参の小型ノートパソコンを挟んでわいわいと作業中の穂乃果と花陽の隣では凛が一心不乱にラーメンを啜っていました。

 

「とんこつぅ!しょーゆぅ!みそにしおぉぉぉぉ!ふおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

はい。

 

こちらは相変わらず意味不明ですね。

 

真姫的に言えばイミワカンナイです。

 

そんな凛の隣には座っているのは…

 

「ちょっと!もう少しよく噛んでごっくんしなさい!!!あっ!ほら!またテーブルにラーメンのお汁こぼして!ってかテーブルに肘をつかない!お行儀悪いでしょ!!!」

 

先程ガンプラバトルシミュレーターの筐体前で言い合いをしていた私と青空の脳天にハリセンで強烈な一撃をぶちかましてくれやがりましたにこ先輩です。

 

にこ先輩は小さな子供に言い聞かせる様に凛へとお行儀が悪い!と注意をしながら凛が盛大に麺を啜る度にテーブルに飛び散るラーメンの汁の飛沫をせっせと拭き取っていました。

 

何だかんだ言いながらもにこ先輩って面倒見が良いんですよね。

 

せっせと凛のお世話をしているにこ先輩のその姿は、まるでやんちゃな妹のお世話をしているお姉さんみたいでちょっとほっこりしてしまいます。

 

そんな凛とにこ先輩の隣では…

 

「西木野さんって腕は良いのに残念よね?」

 

忌々しい以下略な生徒会長と…

 

「はぁ!?私が残念ですって!?頭の中身とかその他にも色々と残念だらけなアナタにだけは残念とか言われたくないわ!!!」

 

真姫が何やら言い合い?をしていました。

 

「せっかく腕は良いのに攻撃力もスピードも足りないし機体自体の反応速度も西木野さんの技量に追い付けなくなってるのよね。」

 

「ちょっと!人の話を聞きなさいよ!!!」

 

「そしてナニよりも…防御力が決定的に足りていないわ。」

 

「話し聞いてないし!ホント!イミワカンナイ!ってかガチムチ超防御特化のアンタに比べればみんな紙装甲で防御力が足りない所の話しじゃないわよ!!!」

 

「と、言うワケでこのジ・Oとか良いんじゃないかしら?ほら♪ゴツい見た目でいかにも防御力高そうでしょ♪こんな見た目なのに機動性だってスゴいんたがら♪♪♪」

 

「そんなゴツいのなんてイヤよ!しかもそれって百式いじめたヤツじゃない!!!あとやっぱり人の話聞いてないし!!!」

 

二人はどうやらガンプラバトルの話をしている様でしたが、いつの間にか真姫の使用するガンプラについての話しになってしまった様ですね。

 

忌々しい以下略な生徒会長としてはガンプラバトルの先達として、初心者で未だに素組の百式を使用している真姫へあれこれとお節介をしたいのでしょう。

 

真姫にとっては余計なお世話になってしまっている様ですが。

 

そもそも真姫と忌々しい以下略な生徒会長とではバトルスタイルが根本的に違っているので、生徒会長の自分基準のアドバイスは余り参考にならないのではないでしょうか?

 

真姫は基本的に回避重視のスタイルです。

 

対する生徒会長は防御特化。

 

回避重視の真姫へ防御特化に向きそうな機体を進めても喜ばれる事はないと思うのですが?

 

まぁ基本的にあの忌々しい以下略な生徒会長の本性は残念な人物の様なので、その事には気付いていないのでしょうが。

 

そんな感じで青空を伴いテーブル席へと戻った私はこの場に揃った面々を改めて眺めました。

 

ガンプライブで優勝して廃校の危機から音ノ木坂を救うと言う突拍子も無い思い付きをした私達“μ's”の発起人の穂乃果。

 

最初はおどおどしていたとても引っ込み思案な子だったのに、最近は引っ込み思案設定は何処へ行ったのでしょうか?と思ってしまう事が多々あるお米とガンプラをこよなく愛する凄腕ビルダーの花陽。

 

花陽に付き合う形で“μ's”へと参加したラーメン大好きネタ枠猫娘の凛。

 

同じく花陽に付き合う形で“μ's”へと参加したヤクザの元締め(?)で本人は決して認めませんが世界有数のセレブなお姫様な真姫。

 

青空との関係が色々とアレでコレで恋する乙女としてはそこの所が実に気になる感じな“無冠の女王”の二つ名を持つ凄腕ファイターのにこ先輩。

 

何だかんだで結局は“μ's”へと加入する事になった忌々しい以下略な生徒会長。

 

どさくさに紛れてやっぱり結局は“μ's”へと加入する事になった超火力チートな東條先輩。

 

元世界大会王者で基本チンピラな青空。

 

そして天才美少女スナイパーなこの私、園田 海未。

 

東條先輩の加入によって私達“μ's”もついにガンプライブの最大規定人数である10人に達する事が出来ましたね。

 

穂乃果、花陽、凛、真姫、にこ先輩、忌々しい以下略な生徒会長、東條先輩、そして青空と私。

 

この10人でガンプライブ優勝を目指して……アレ?

 

穂乃果、花陽、凛、真姫、にこ先輩、忌々しい以下略な生徒会長、東條先輩、青空、私。

 

いち、にー、さん、よん、ごー、ろく、なな、はち、きゅー………一人…足り無い?

 

あれ?えっ?えぇぇ!?

 

東條先輩の加入で確かに10人揃った筈なのですが!?

 

どうして一人足りないのですか?

 

穂乃果、花陽、凛、真姫、にこ先輩、忌々しい以下略な生徒会長、東條先輩、青空、私…これで確かに私達“μ's”は全員の筈……………?

 

私が確かにこの場に全員揃った筈なのに何故か一人足りない事について訝しげていると…

 

「ひとり足りないのわぁ~♪」

 

何処からともなくとても可愛いらしい甘ったるい声が…所謂“脳トロボイス”が辺りに響きました。

 

「えっ?」

 

私がそんな突然辺りに響いた脳トロボイスに困惑していると…

 

「かわい~♪かわい~♪」

 

声の主は私の困惑にはお構い無しに…

 

「みんなのアイドルぅ~♪」

 

自らの主張を続けます。

 

と、言いますか、脳トロボイスで自らの事をかわい~♪かわい~♪みんなのアイドル♪とか言いやがる人物について、残念ながら私は心当たりがありました。

 

それはどうして今の今まで忘れていたのかが謎な位に強烈な人物。

 

そして決して忘れていけない危険な人物。

 

そんな強烈で危険で凶悪で狂暴なのに非常に可愛いらしい人物とは…

 

「ことりちゃんで~すぅ♪♪♪ぶいっ♪」

 

私と穂乃果の幼馴染みの大親友である南 ことり、その人です。

 

「あっ!ことりちゃんだ!なんか穂乃果!ことりちゃんと1年ぶりくらいにあった気がする!」

 

「そう言えば…今日学校で会ってるハズなのに穂乃果の言う通りことりさんと会うのってなんか1年ぶりくらいな気がすんな。」

 

「そう言えばそうですね?」

 

「にゃ?にゃんか知らにゃいけど本編でこれっぽっちも出番のなかったことり先輩お久しぶりぶりにゃ!」

 

「うーん?なんで学校で会ったハズなのに1年ぶりくらいに感じちゃうのかしら?」

 

ひっそりと近付いて着ていたことりの存在に気付いた穂乃果達はそれぞれ何故かとても久し振りに感じているの様ですね。

 

勿論、私も何故かことりとは約一年ぶり位に再開した様に感じています。

 

「チッ!ここ一年の連載で影も形も無かったのについに出て来やがったわね!このクソ鳥娘!!!」

 

「そ~ゆ~にこっぱちは本編に出てた割にはみょ~に影が薄かったですね♪ぶっちゃけ出てましたっけ?って言う感じの影の薄さですぅ♪」

 

「はぁーーー!?このにこにー様が影が薄いですってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!んなワケあるワケないでしょ!!!ってかむしろ影がくっきりし過ぎて第8話メインの絵里と海未を喰っちゃう勢いでしょうが!!!!!」

 

「えっ?ことりの聞き間違いですか?影が濃すぎて誰が誰をぱっくんちょですか?セリフも数えるくらいしかなかったのに誰が誰をぱっくんちょしちゃったんですか?そこのところをじーーーーっくりとことりに教えて欲しいですぅ♪」

 

「クソ鳥娘ったらその歳で聞き間違いとか聞こえないとか耳のアナに乙女的には言っちゃタブーな耳◯ソが詰まり過ぎてるんじゃないの?大銀河宇宙級に極限に優し過ぎるにこにー様がアンタの耳のアナに鼓膜を突き破る勢いで割り箸突っ込んでほじり出してあげるわね♪や~ん♪にこにーったら優しぃ~♪」

 

「ならことりは中身が賞味期限切れで腐っちゃってるにこっぱちの頭に包丁で切れ込み入れて腐った中身を取り出してそこら辺の道に落ちてる犬のう◯こと取り替えてあげますぅ♪」

 

「ハッ!上等じゃない!ヤれるモンならヤってみなさいよね!このイカれサイコクソ鳥娘!!!!!」

 

「お望み通りにヤってやりますぅ♪この腐れ中古ガバマ◯似非ロリBBA♪♪♪♪♪」

 

と、まぁ私や穂乃果達がことりと一年ぶりに再開した事を不思議に思っていると、相変わらず相性最悪なにこ先輩とことりが楽しく言い合いを始めていました。

 

ホント、この二人は顔を合わせればすぐに喧嘩を始めますね…。

 

これでいてお休みの日とか二人で買い物に行ったりランチへと行ったりしているらしいんですが。

 

喧嘩するほど仲が良い。と言うヤツでしょうか?

 

まぁそれはそれとして…取りあえずは…

 

「それではめでたく“μ's”も10人揃ったので今日の所は解散と行きましょうか?」

 

時計の針は既に午後六時を少し過ぎた辺りです。

 

そろそろ辺りも薄暗くなりうら若き女子高生が出歩くには危険な時間になってきています。

 

カラスが鳴くからかーえろ♪ですよ♪

 

「明日も早朝から朝練を行いますので穂乃果と凛は寝坊しないようにお願いしますね?それと忌々しい以下略な生徒会長と東條先輩も可能ならば明日から朝練への参加をお願いします。詳しい集合場所や時間等は…にこ先輩にでも聞いて下さい。」

 

私は穂乃果達へと手早く今日は解散と告げ、続けて明日も朝練あるのでくれぐれも遅れない様に伝えます。

 

同時に本日から“μ's”へと加入する事になった忌々しい以下略な生徒会長と東條先輩にも朝練がある事を伝え、詳しい内容の説明はにこ先輩へと丸投げしてあげました。

 

何気に三人は仲が良さそうなので構いませんよね?

 

伝えるべき事を伝え終わった私は帰路へ着く為に席を立ちます。

 

そんな私に習い穂乃果達もそれぞれ席を立ち帰路へと着こうとしていました。

 

さぁ♪明日も朝から頑張りますよ♪と、この場を締めくくろうとしたその時…

 

「ちゅん?タダで帰ると思ってるのかな?カナ?カナ?」

 

ことりがナニやら不穏な気配を漂わせ始めたのです。

 

ことりの言葉に釣られる様に私がことりの方を振り向いてみると…

 

「ひっ!?」

 

そこには言葉にするのを躊躇う様な恐ろしい…とても恐ろしいナニか居やがりました。

 

「あのね?ことり、ほぼ1年間本編で出番が無かったからちょっと最後にひと暴れしちゃおっかな?って思ってヤって来たの♪」

 

本編でその存在が一年間忘れられていたことりの逆襲が今、まさに始まろうとしていたのです。

 

このままでは全滅…そんな言葉が脳裏に浮かんだ瞬間、“μ's”が誇るアホ猫が果敢にもことりへと挑んで行きました。

 

「ナニ言ってやがるにゃ?この鳥ッコロ先輩は?」

 

ですが…

 

「えいっ♪」

 

「ぎにゃ!?」

 

間髪入れずことりに撃退されてしまいました。

 

脳天に包丁を突き刺されると言う惨たらしい形で。

 

ことりへと挑んだ勇敢なアホ猫の凛が倒れる姿を見ながら…

 

「総員!可及的速やかに撤退!!!!!兎に角!逃げて逃げて逃げまくって!生き延びて下さい!!!!!!!」

 

私は本能的に叫んでいました。

 

逃げろ、と。

 

そう叫んだ瞬間…

 

「ちゅん♪」

 

私の意識は闇に閉ざされました。

 

恐らくは狂化したことりにヤられたのでしょうね。

 

そして私が意識を閉ざす間際に聞こえたのは…

 

「あは♪ねぇ?知ってる?ことりからは逃げられないんだよ♪」

 

と、言う貴女は何処の大魔王ですか?と言った台詞でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてこの日、ついに10人揃った私達“μ's”は、たった一羽の狂った鳥の手により歴史にその名を残す事無く夜の闇へと消え去ったのです。

 

「今回もことりちゃんのだいしょ~りですぅ♪♪♪」

 

※注 全滅エンド的に第8話は終わりますがガンプライブ!はまだまだ終わりませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。


ことりさんの襲撃にて本編第8話は終わりとなります。。
ようやくμ'sが全員揃ってくれました…。
ここまで本当に長かったです。
閑話を挟み第9話の開始となりますが…まだ何にも考えておりません…。
原作であるラブライブ!的にはμ'sが全員揃ってのぼらららの辺りなので、何かしらの大会に出場かなぁ…と愚考中でございます。




次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。



皆様からのご感想、お気に入り登録、“高”評価等がポンコツな私のモチベーションへと繋がります。
“μ's”全員集結までもう少し…皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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