ガンプライブ! ~School Gunpla Project~ 作:Qooオレンジ
値下げされていたのでスマホ版のドラクエ5を購入して始めたQooオレンジでございます。
皆様ならば結婚相手として誰をお選びになりますか?
今回も海未さんsideのお話となります。
海未さんの考察とグダグダです。
それでは 第8話B「過去と今と、そして未来と」そのなな③ 始まります。
驚異の胸囲を持つ副会長な駄乳先輩の挑発により、急遽ガンプラバトルを行う事になった私、穂乃果、真姫、凛、花陽の五人。
殺ル気満々(一名除く)で出撃した私達反駄乳連合(仮)は、この世全ての駄乳な忌々しき駄乳先輩討伐の為に一度合流するべくそれぞれ行動を開始しました。
穂乃果達がこちらへ合流するまでは、まだ若干ですが時間が掛かります。
なので私は穂乃果達がこちらへと合流するまでの僅かな時間を有効活用して、駄乳先輩討伐の為の作戦を立てる事にしました。
そんな最中にふと駄乳先輩って機動戦士ガンダムに登場したジオン軍の量産型モビルスーツ“ドム”に似てますね。とかも考えたりしましたが。
さて、駄乳先輩=ドムは駄乳先輩討伐後に泣いてごめんなさいするまで徹底的にネタにして差し上げるとして、先ずはあの憎き脂肪の塊をどの様に削ぎ落とすか…ではなく、どの様に駄乳先輩を攻略するかですね。
以前、花陽達があのキ○ガイ魔女に襲われて救援に向かった時に、何故か居た駄乳先輩のドム・ハーミット(と忌々しい以下略な生徒会長のトールギス・ヴァルキュリア)が戦う所を見てはいるのですが、背中に背負っていた蟹?あれ?蟹ではなくヤドカリでしょうか?
兎に角、甲殻類的な背中のバックパックから巨大な鋏を伸ばしてハイ・モックを楽しそうに薙ぎ払っていたのは覚えているのですが…あの時はキ○ガイ魔女にヘイトが向かい過ぎていて、残念ながら駄乳先輩が巨大な鋏で戦っていた程度の事しか覚えていないのですよ。
あの時、ナニか凄い事があった様な無かった様な…?
うーん…なんだったでしょうか…?
まぁあの時のまきりんぱな救出作戦で何があったのかを私が覚えていないのも仕方ありませんよね。
何しろガンプライブ!の作中時間ではあのキ○ガイ魔女のまきりんぱなへの襲撃は数日前の出来事ですが、ガンプライブ!をご覧になって下さっているみなさんのリアル時間ではなんとびっくり約三年前の出来事なのですから。
三年前だなんてそんな昔の事、私が忘れてしまっていても仕方無い事なのですよ。
決してこの若さでボケた訳ではありませんからね!
と、メタい事はここら辺にしておきまして、駄乳先輩のドム・ハーミットは巨大な鋏を使っての接近戦闘が主な戦闘方法と言う事になるのでしょうか?
まぁ何かしらの射撃武装も当然あるのでしょうが、基本的にはあの巨大な鋏を使用した近接戦闘を前提とした作戦を考えておけば良さそうですね。
私の本能的な部分が対駄乳先輩戦では近接戦闘前提の作戦とか根本的に間違っていると警告している様な気もしますが、まぁこれもきっと気のせいですよね。
気のせいったら気のせいです。
さて、それでは気を取り直して改めて対駄乳先輩の作戦を考えるとしましょうか。
今回の駄乳先輩討伐戦では恐らくは近接戦闘となるので、こちら川の陣形はスタンダードな物で問題は無さそうですね。
前衛に盾役として凛のベニャッガイと、アタッカーとして穂乃果のストライクガンダムと真姫の百式。
中衛は置かずに後衛に私のジム・スナイパーⅡ(高機動パック装備♪)と、私の狙撃中の護衛として花陽のジム・カーバンクル。
陣形はこんな感じになるのでしょうね。
戦闘方針は凛のベニャッガイを盾にしつつ穂乃果のストライクガンダムと真姫の百式でちくちくと攻めて、隙を見せたら後衛から私が脳天をぶち抜く感じで狙撃…と、言った所でしょうか?
一対五なので前衛組が駄乳先輩を確りと引き付けてくれれば狙撃中の私の護衛に花陽のジム・カーバンクルを置く必要は無いとは思いますが、花陽は近接戦闘は苦手ですしそもそも前衛に四人居てもそれはそれで動く邪魔になりそうですからこのままで大丈夫そうですね。
駄乳先輩の振るう巨大な鋏での一撃は素組のガンプラを使っている穂乃果と真姫にとっては脅威ですが、幸い二人とも回避は得意な方なのでそこも問題は無いと思います。
駄乳先輩が余程の隠し球を持っていないカギリはこの作戦で行けるとは思うのですが………やはりそこはかとなく嫌な予感がしやがるのですよね…。
ですが再考の時間はもう無いようです。
何故ならば…
[[とーちゃーく!海未ちゃん!お待たせ!]]
一人思考の海へと潜り驚異の胸囲な駄乳先輩討伐の為の作戦を考える続けていた私の元へ、呑気な声と共に穂乃果のストライクガンダムが到着したのですから。
ちなみ今日の穂乃果のストライクガンダムはエールストライカーを装着しています。
ビームライフルにビームサーベルと可も無く不可も無くな武装のエールストライクガンダムですが、何時かのバトルの時の様にランチャーストライクガンダムで燃費の悪いアグニを連射されてしまうよりは基本武装オンリーの方が余程マシです。
そして到着したのは穂乃果だけではありません。
[[呼ばれて飛び出てにゃにゃにゃにゃん♪だにゃ♪]]
[[はぁ?呼ばれて飛び出てってナニよソレ?イミワカンナイ。って言うか今のって何のネタよ?]]
[[あー、今のってくしゃみするとツボから出てくる大魔王的なアレじゃないのかな?って花陽的には思ったり?ほら、リアル時間での最近(2020年6月現在)地上波でリメイク版が放送されてるってコトだから。]]
穂乃果に少し遅れながらも、姦しく騒ぎながらまきりんぱなの一年生トリオも揃って到着しました。
これで今回の出撃メンバーは勢揃いですね。
それでは早速駄乳先輩の討伐を始めるとしましょうか♪の前に…
「総員!傾注!」
先ずは穂乃果とまきりんぱなトリオへ今回の駄乳先輩討伐作戦の概要を伝えなければいけませんね。
あ♪ちなみに今までの作戦会議の時はにこ先輩に倣って“アテンション!”と英語を使用しておりましたが、今回から私は“総員傾注”と日本語を使用する事にしましま♪
いやまぁ何故?と聞かれても困るのですが、まぁなんとなく。
[[そーいんけーちゅー?]]
[[うんにゃ?なんだそりゃ?だにゃ。]]
[[アンタたちねぇ…一応高校生なら傾注くらいわかりなさいよね…。]]
[[うーん?それってムリじゃないかな?ほら、だって穂乃果先輩と凛ちゃんだし。アって書いてホって書くタイプの人種だし。]]
[[あれ?アって書いてホって書くタイプの人種って穂乃果と凛ちゃん、なんか花陽ちゃんにディスられてる?]]
[[んにゃ。ディスられてるのは穂乃果先輩だけにゃ。かよちんが凛のコトをアホだなんてディスるワケねーにゃ。穂乃果先輩は凛を巻き添えにしねーでほしいにゃ。]]
[[どっちもアホって言われてるわよ。それにしても傾注がわからないのにディスられるとかはわかるんだ。]]
[[まぁ穂乃果ちゃんと凛ちゃんだし。]]
っと。
これはいけません!
実にいけません!
指揮官役としてにこ先輩との差別化を図る為に今回から使用する事にした傾注についてあーだこーだと言っているうちに、合流した穂乃果+まきりんぱなトリオがいつの間にかグダグダ空間を展開しかけていますよ!
少しでも放置して自由にさせたりしてしまうとすぐにでもグダグダに引きずり込もうとする…全く!これだから穂乃果達は油断なりません!
「はい!お喋りとグダグダはそこまでです!これより駄乳先輩討伐の為の作戦を説明します!」
[[はーい。]]
[[にゃ。]]
[[言っておくけどグダグダするのはそこのアホ2匹のせいだからね。]]
[[真姫ちゃん、真姫ちゃん。ソレ言っちゃうとまたグダり出すよ?]]
[[アホ?]]
[[2匹?]]
そうそう、アホ二匹は穂乃果と凛…って!だーかーらー!
「グダグダ禁止です!お喋りもちょっとだけ禁止です!総員傾注って言ったら傾注です!!!」
本当にコイツらと来たら少しでも油断するとグダグダを始めようとしやがりやがって…!
[[むぅ。穂乃果、アホじゃないのに…でも結局けーちゅー?ってなんなんだろ?]]
「穂乃果!グダグダ禁止でお喋り禁止って言いましたよね!!!」
[[うぇ?!海未ちゃんに怒られた?!]]
[[グダグダ禁止とか言っといて最終的に1番グダるのは海未先輩にゃ。]]
「りーんー!誰が最終的に1番グダるですって!私はグダりませんし今まで一度もグダグダした事はありません!!!あとグダグダ禁止でお喋り禁止です!!!」
[[にゃーい。]]
全く!全く!全く!
グダグダし過ぎで合流してから話が一つも前に進んでいないではありませんか!
と言いますか穂乃果も凛も良くもまぁ傾注のたった一言だけでここまでグダれますね!
たったの一言を起点としてグダりだせるとかこれはもうある意味一種の立派な才能なのでないですか?
穂乃果と凛のグダグダコンビでグダグダ世界記録に挑戦してグダグダギネスに登録とか出来ちゃうのではありませんか?
そうとなれば早速ギネス記録認定委員会へと連絡して…
[[ねぇ海未先輩?何でもいいから早く作戦の説明始めたら?]]
っと、危ない危ない。
危うく穂乃果と凛に引きずられてグダグダに陥ってしまう所でした。
「それもそうですね。それでは改めて…これより駄乳先輩討伐作戦の概要を発表します。」
[[がいよー?ねーねー?海未ちゃん?“がいよー”?ってなぁーに?]]
はい?概要ってナニですか?
いえ、あの、その、概要ってナニって言われても概要は概要でしかないので概要としか答えようが無いのですが…?
[[にゃ。たぶん“がいよー”は“ガイヨー”って言う名前の勇者ロボの合体前の初期形態の名前だにゃ!ダイローダーとかダイバードとかそんな感じのトレーラーか飛行機っぽいヤツと合体してダイガイヨーとかそんな名前のヤツになるにゃ!]]
[[ダイガイヨー…うん!ソレってなんか強そう!]]
[[にゃっふー♪強そうじゃなくて強いんだにゃん♪そしてさらにさらに最後は2号ロボっぽいのと合体してグレートダイガイヨーになるんだにゃ!]]
[[おぉ!グレートダイガイヨー!すごい!なんか知らないけどすごい!うん!うん!それじゃ副会長さんはそのグレートダイガイヨーで倒しちゃうんだね!さっすが海未ちゃん!]]
[[ソコにしびれびれで憧れちまうにゃ!]]
………………………………………グレートダイガイヨーってなんですか…。
[[結局はグダグダよね。]]
[[はひ。結局はグダグダです。]]
はい。
結局はグダグダです…。
[[グレートダイガイヨー!いっくにゃー!]]
[[おー!グレートダイガイヨー!いっくぞー!]]
だからグレートダイガイヨーって何なんですか、グレートダイガイヨーって!
そんなモノはドコにもありません!!!
ありませんったらありません!!!!!
「ごほん。それでは今度こそ改めて駄乳先輩討伐の為の作戦概要を説明します。ちなみに“概要”とは謎の勇者ロボ“ダイガイヨー”の素体ロボではなく、物事の大まかな主旨や流れなどを意味する言葉です。凛の言うような謎の勇者ロボの素体ロボなんかでは決してありませんので悪しからず。」
結局は穂乃果と凛のアホ二匹が醸し出すグダグダ空間を止める事が私には出来ませんでした。
このままでは延々と目標文字数までグダられる事は目に見えていましたので、私は場面転換と言う強引な手段で穂乃果と凛のアホ二匹が展開したグダグダ空間を断ち斬る事にしました。
そして再び駄乳先輩討伐戦の作戦概要を説明する事にしたのです。
勿論、今回は概要が謎の勇者ロボの素体ロボなんてアホな事を言われてしまう前に、概要とは何なのかを事前に穂乃果と凛のアホ二匹には説明してしまいます。
これぞまさに先手必勝ですね♪
「先ずは今回の討伐目標である駄乳先輩の使用機体“ドム・ハーミット”について説明しておきます。この背中にヤドカリ?を背負った駄乳先輩を具現化した様な感じの見た目のドム・ハーミットは、背中のヤドカリ?から巨大な鋏をにょきっと取り出し、その巨大な鋏を振り回して主に近接戦闘を仕掛けて来るモノと推察出来ます。」
[[はひ?えっ?近接…戦闘…ですか?イヤイヤイヤ!海未先輩!チョットマッテテェェェェェェェェェェェェェ!じゃなくてちょっと待ってください!副会長さんが近接戦闘って!]]
はぁ…人が真面目に説明していると言うのに今度は花陽ですか?
花陽が起点となってグダり出すのですか?
コイツらは一体どれだけグダれば気が済むと言うのですか?
このままでは本当に丸々一話をグダってしまいますよ?
もう既に手遅れな気もしますがそうは行きませんよ!
この私のメイン回で丸々一話グダりっぱなしだなんてあって堪る物ですか!
そんな事はやらせはしません!
絶対にやらせはしませんよ!!!
「花陽!私は先程グダグダ禁止でお喋り禁止だと言いましたよね!!!禁止って言ったら禁止です!いいですか!次に無駄なグダグダとお喋りをしやがりやがりましたらその目障りにプルン♪と増えている胸部の余計な脂肪の塊を錆びて刃こぼれしまくってる出刃包丁でゆっくりたっぷり時間をかけて削ぎ落としますからね!!!」
[[はひ!絶対にあとでなんで先にいわなかったんですか!とか言われちゃうのは目に見えてますけど取りあえずはもうグダりません!もうお喋りしません!ここで言っておかないと絶対にあとでまたヒドイ目に遇っちゃいそうな気もしちゃいますがお利口さんな花陽はお口にチャック・キースして黙りますぅぅぅぅぅぅ!!!だから誰得に唐突なリョナは勘弁ですぅぅぅぅ!!!]]
「わかればよろしい!それでは今度こそ…」
[[あ。目標文字数通り越しちゃったにゃ。]]
「えっ?」
[[あ、ホントだ。それじゃみんな!また来週、穂乃果と一緒にガンプラバトルでファイトだよ♪]]
[[にゃんにゃんにゃ~ん♪だにゃ♪]]
「結局は最後までグダグダですか!最後まで!!!おのれぇぇぇぇ!!!高坂 穂乃果!星空 凛!覚えておきなさい!次回こそは必ず!!!!!」
[[なんかソレってもう完全に悪役のセリフよね。]]
[[ですね。]]
つづく?
皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。
毎度お馴染みのグダグダ回でございました。
次回も海未さんsideのお話となります。
ナニか大切な事を忘れてしまっている海未さんは折角の花陽ちゃんの忠告も聞こうとせずに…。
そしてナニか忘れている事は一つとは限らず…。
次回も手洗いうがいをしっかりとしてからがんばルビィで執筆中でございます。
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“μ's”全員集結までもう少し…皆様、どうか何卒、何卒、応援のほどよろしくお願いいたします。
それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
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どうかお気軽にお声掛け下さい。