ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただきありがとうございます。

火古戦場真っ最中なQooオレンジでございます。
今回の古戦場はスクスタがリリースされる前で良かったです…。



今回も海未さんsideのお話となります。
今回は花陽ちゃんがプッツン弾幕娘に挑みます。








それでは 第8話B「過去と今と、そして未来と」そのご③
始まります。































第8話B「過去と今と、そして未来と」そのご④

真姫とプッツン辻斬り娘の亜里沙が斬り合いを演じているその一方、米キチ娘こと花陽ともう一人のプッツンことプッツン弾幕娘の悠莉も激しいバトルを演じていました。

 

ビーム撹乱幕の散布により主武装の大型ガトリングガンの威力が減衰してしまい、一時はその勢いを失ったかに見えたプッツン弾幕娘でしたが…

 

[[うふふふふふふふふふっ…あははははははははははははははっ♪♪♪たかがビームの威力がちょぉぉぉっと減衰した程度で!このわたくしとお義兄様の愛の結晶なインパチェンスがどうこう出来るなんて思わない事ですわ!!!!!さぁ!まだまだ派手に乱れ撃ちますわよ!!!!!!!]]

 

ビーム撹乱幕?ナニソレ?美味しいの?とばかりに気を取り直して再びビーム弾の雨あられを花陽のジム・カーバンクルへ向かって降り注がせていました。

 

再び開始された大型ガトリングガンの乱射は、一発一発の威力こそビーム撹乱幕の影響で減衰してはいましたが…

 

[[ぴぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! あのプッツン弾幕っ娘がまた撃って来やがりましたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!]]

 

数が数なのでやっぱり驚異である事には変わりありません。

 

花陽は再び開始された大型ガトリングガンの乱射に対して、ジム・カーバンクルのサブアームに取り付けてあるシールドを構えて先程と同じ様に防御体勢で耐えようとしたんですが…

 

[[ダレカタステェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!]]

 

どうやらダメっぽいみたいですね。

 

ですが花陽はすっかりお馴染みなダレカタステー!と叫びながらも…

 

[[かーらーのー!]]

 

<<たーげっとろっくー。>>

 

<<えねるぎーじゅーてんかんりょー。>>

 

[[と来たら迷うことなくソッコーでふぁいや!です!]]

 

どうやら攻めに転じる様です。

 

サブアームの二枚のシールドで大型ガトリングガンの乱射を防ぎながらも、バックパック右側に取り付けてあるビームキャノンを悠莉のザク・インパチェンスに向けて発射しました。

 

ですが…

 

[[アレ?!なんかいつもより弱い?!]]

 

普段ならばもっと高出力のビームが発射される筈のビームキャノンから放たれたのは、素組のガンプラのビームライフルよりもちょっと強いかなー?程度の威力しかない何時もと比べると物凄く残念な威力のビームでした。

 

さて、ここで皆さん少し思い出して下さい。

 

悠莉の操るザク・インパチェンスが乱射しまくっていた大型ガトリングガンのビーム弾の弾幕に対して、私達が反撃の起点として使用したモノを。

 

そう。

 

ビーム撹乱幕です。

 

現在、私達が戦っているこの戦闘宙域一帯には、花陽謹製のビーム撹乱幕が展開されているのです。

 

と、言う事は勿論…

 

[[うふふふふふ♪花陽さんったらおバカさんですの?おバカさんなのかしら?おバカさんで確定しまくりなのでしょうか?ご自分でビーム撹乱幕を展開しておいてそれでいてビーム兵器を使ってアレ?なんかいつもより弱い?だなんてホントにびっくりするくらいにおバカさん♪ビーム撹乱幕を使用したのですからビーム兵器の威力が減衰していて当たり前ですわ♪]]

 

悠莉の言う通り、敵のビーム兵器だけではなく味方のビーム兵器の威力も減衰してしまっている訳です。

 

だからこそ私はビーム兵器主体の真姫の百式に“武装領域(ウェポンストレージ)”の中にしまってあった予備の刀を貸したのですが…花陽はそこら辺をちゃんと理解してなかった……訳はありませんね。

 

花陽の事です。

 

きっと単純に忘れているだけですね。

 

[[はぅ?!そーでした!!!ごくごくずごっく普通のビーム撹乱幕過ぎて使ったのすっからかんと忘れていましたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!]]

 

はぁ…ほんと、花陽はガンダムにもガンプラにもついでにお米にもとても深い造詣を持っていると言うのに、どうしてこうも肝心な所で抜けているのでしょうか?

 

[[うっふふ♪ほーんと♪花陽さんったらおバカさんですわ♪そんなおバカさんはこのままわたくしとお義兄様の愛の結晶のインパチェンスが誇るガトリングにゴリゴリと削られて宇宙の塵になってしまいなさいな♪]]

 

所で…先程からちょくちょくと悠莉が言っている“おにいさま”との愛の結晶って…勿論この愛は家族に対する愛なのですよね?

 

異性に対する愛ではありませんよね?

 

と、思いたいのですが、プッツンしている悠莉の場合、異性に対する愛でもおかしくないので考えるのが非常に怖いですね…。

 

閑話休題。

 

[[うっほー!!!せっかく反撃開始です!とか思ってたのにうっかり♪しちゃってこのままじゃ引き続きやばたんですよ!やばたにえんですよ!!!]]

 

花陽?貴女は少しでもヤバいと思うなら早く何とかしなさい。

 

叫んでいるだけでは本当にこのまま大型ガトリングガンの弾幕でゴリゴリ削られて宇宙の塵になってしまいますよ?

 

[[くぅ!このままじゃマジで見せ場とかそんなカッコいいヤツが一切ないうちにゴリゴリ削られて撃墜されちゃいます…こーなったら…こーなったら!花陽だってたまにはガチでヤってやりますよ!お米とガンプラをこよなく愛するお米ジムスキーな小泉 花陽の本気をちょーっと見せちゃいますよ!!!]]

 

おや?

 

どうやら花陽も真面目に戦う…

 

[[そんなワケなので三十六計逃げるがうぃなーです!]]

 

のではなく逃げるのですか?!

 

敵前逃亡とは何て情けない…。

 

これは明日の朝練は花陽だけ追加メニューですね。

 

そんな朝練追加メニューが密かに決定された花陽がとったこのまさかの行動に、プッツン弾幕娘な悠莉も流石に面食らってしまった様で…

 

[[あらあら?お逃げになるのですか?]]

 

と、相変わらず大型ガトリングガンを盛大にぶっぱなしながら、反転して逃げ出した花陽に問い掛けていました。

 

そんな問いに対して花陽は…

 

[[はひ!お逃げになるんです!]]

 

と、自信満々にそう答えやがりました。

 

全く!ナニを偉そうにお逃げになるんです!ですか!

 

貴女も武士なら逃げずに戦いなさい!

 

敵前逃亡は死刑ですよ!死刑!

 

斬首です!磔獄門です!銃殺です!

 

それが嫌なら勇ましい武士として逃げずに戦いなさい!

 

えっ?何ですか?花陽は武士じゃない、ですか?

 

そんな筈はありません!

 

いいですか?

 

日本に産まれ育ち、一度その身を戦場に置いたのならば、それはもう立派な武士なのです!

 

なので花陽も武士なのです!

 

だから逃げちゃダメなのです!

 

と、花陽対悠莉のバトルから思いっきり脱線した事を言っていると…

 

<<もくひょーぽいんとまであとすこしー。>>

 

突然、花陽の四体居る電子精霊の内の一体、管制担当のうーちゃんが目標ポイントまであと少しと花陽へ報告して来ました。

 

悠莉のザク・インパチェンスの放つ弾幕から逃げ出した花陽のジム・カーバンクルが向かっているその先には…

 

<<おっきなでぶりもいっぱーい。あたるといたいからきをつけてー。>>

 

大小様々な大量のデブリが漂っていました。

 

花陽はこのデブリ帯に逃げ込んでやり過ごすつもりなのでしょうか?

 

[[ふひひひひ♪ちょうどいい位置にちょうどいい場所がありましたね!あのプッツン弾幕っ娘のガトリングましましザクがここに来るまではまだ時間があります!今のうちにミサイルポットのパージポタンをポチっとな♪です!]]

 

何だか気味の悪い笑い声をあげながらデブリ帯に身を隠した花陽は、先程ビーム撹乱幕を充填した合計五発のミサイルを発射し終えたバックパック左側の六連ミサイルポットを本体から切り離したのでした。

 

使い終わった武装を切り離して機体を少しでも軽くするつもりなのですね。

 

増加装甲を着込んでいる花陽のジム・カーバンクルは、その見た目通りに余り足の速い機体ではありません。

 

しかし、身の丈程もある大型ガトリングガンを合計四門も搭載している悠莉のザク・インパチェンスは、そんな花陽のジム・カーバンクルをあっさりと上回る程度には鈍足です。

 

花陽は使い終わった武装を切り離して、機体重量を少しでも軽くし、このまま追い付かれない様に逃げ続けるつもりなのでしょうか?

 

ですが…

 

[[あらあら?かくれんぼですか?それではわたくしが怖い怖い鬼さんの役でしょうか?]]

 

相手はナニをしてくるか見当もつかないプッツン弾幕娘です。

 

[[うふふ♪ミノフスキー粒子の濃度が濃すぎてまともにレーダーが機能していませんので、かくれんぼしている花陽さんが何処にいらっしゃるのかわたくしこれっぽっちもわかりませんわ♪困りましたわぁ♪実に困りましたわぁ♪お義兄様が折角丹精込めてせっせとお作りになってくださったお夕飯のメニューがわたくしの嫌いなピーマンをたぁーっぷりと使ったホイコーローだった時程度には困りましたわぁ♪わたくし♪ホイコーロー自体は嫌いではありませんの♪むしろお義兄様のホイコーローはわたくし大好きなのですわ♪でもピーマン!アレははいけませんわ♪だってせっかくの美味しいホイコーローがピーマンの苦味のせいで台無しになってしまいますもの♪それと同じ位には花陽さんが何処にいらっしゃるのかこれっぽっちもわかなくてとてもとても困りましたわぁ♪うふふ♪だ♪か♪らぁ♪]]

 

まぁホイコーローがどうとかピーマンが嫌いだとか脱線ししまくりながら見当もつかないとか言いましたが、あのプッツン弾幕娘がナニをするのかは大体は予想出来たります。

 

大方、隠れる場所を全て破壊するとかでしょうね。

 

ちなみに私は炭酸飲料が苦手です。

 

あの口内を蹂躙して来る恐ろしい炭酸の刺激がどうにも苦手なのです…。

 

まぁ別に炭酸飲料を飲まなくても死にはしませんので炭酸飲料が苦手でも何の問題もありませんね。

 

そんな訳なので皆さん♪私への差し入れは炭酸飲料以外の飲み物でお願いしますね♪

 

あ♪何処かのプッツン辻斬り娘が買って来た様なキワモノ系の飲み物もアウトですよ?

 

ネタに走りまくったキワモノ系飲料なんかを差し入れに持って来たりしたら…貴方の心臓と言う名のハートを問答無用で撃ち抜きますよ♪

 

らぶあろーしゅーと♪ばきゅーん♪って♪

 

っと、らぶあろーしゅーと♪とかやってるうちに、どうやら悠莉が再び動き出した様ですね。

 

さて、隠れた花陽を相手に悠莉はどの様な行動に出るのでしょうか…。

 

私の予想通りに隠れる場所を全て破壊するのか、はたまたそれ以外の方法を…

 

[[隠れる場所がなくなればかくれんぼはできませんわぁ♪]]

 

取る訳はありませんよね。

 

だってプッツン弾幕娘ですから。

 

悠莉は乗機の両肩とバックパックに取り付けてある合計四門の大型ガトリングガンをゆっくりと起動させ、その全ての砲口を前方のデブリ宙域へと向けると…

 

[[ぜーんぶ消し飛ばしてキレイ♪キレイ♪にしましょうね♪さぁ♪さぁ♪お掃除のはじまりはじまりですわ♪]]

 

盛大にぶっぱなし始めました。

 

悠莉のザク・インパチェンスの大型ガトリングガンから放たれる大量のビーム弾は、ビーム撹乱幕の影響で威力が減衰しているにも関わらず、その圧倒的なまでの手数で次々とデブリを消し飛ばして行き…

 

[[ぴぎぃ?!隠れても問答無用でぶっぱなしてくるのは予想してましたけど実際にヤられるとやべーい♪です!]]

 

遂には花陽が身を潜めていた大型のデブリも綺麗さっぱりに吹き飛ばしてしまいました。

 

花陽も隠れたとてしも悠莉が問答無用で吹き飛ばして来るのはわかっていた様ですね。

 

わかっていたのならば何故かくれたのでしょうか?

 

何の考えも無しに隠れた…とかならば、明日の朝練は追加メニューが更にましましですね。

 

[[うふ♪花陽さん♪みぃーつけたぁ♪ですわ♪]]

 

さて、とうとう花陽は悠莉に見つかってしまいましたね。

 

隠れる場所も全て破壊されてしまいましたし、シールドももう既にかなりぼろぼろです。

 

この絶体絶命の大ピンチに花陽の取った行動は…

 

[[はひ!見つかっても仕掛けはろーろーだからもうなんの問題もなっしんです!オペレーション恐怖の特攻マイクロッガイ!作戦開始ですよ!!!しーちゃん!ごー!ごー!ごー!ごー!ごー!ごー!]]

 

<<おー。>>

 

ドヤ顔で何やら電子精霊の一体“しーちゃん”に謎の指示を出す。と、言うものでした。

 

恐怖の特攻マイクロッガイ?

 

[[説明しましょう!ぷれぜんとばーい!小泉 花陽がお贈りするオペレーション恐怖の特攻マイクロッガイとは!ズバリ内部に凛ちゃんのベニャッガイの最終鬼畜究極特攻技ファイナルベニャッガイ用に開発した超高性能やべーい爆薬を余剰スペースにこれでもかっ!ってくらいにギシギシに積めて積めて積めまくったちょっと大きめのミサイルに入っちゃうくらいの超小型のプチッガイ!その名も“マイクロッガイ”をしーちゃんに操って貰ってごー!ごー!ごー!ごー!って感じで突撃させてピタッ♪って敵機に取りついてそれからどっかーん!とみんな大好き死ぬほど痛いぞ…な自爆をさせちゃう世にも恐ろしい恐怖のくまくま特攻大作戦なのです!!!どや!]]

 

えーっと、要するに物凄く小さなプチッガイに爆薬を積めて特攻させる作戦なのですね?

 

まぁ花陽と言えばガンプライブの世界線では何故かいつも爆発とか爆発とか大爆発とかしまくってるイメージがあるので、特攻して爆発させる発想があってもおかしくはありませんが、超小型とは言えジム・カーバンクルの何処にプチッガイ…ではなく、マイクロッガイ?があったのでしょうか?

 

[[うひょー!なんとぉーーーすいちょーけん!な超超ちょーーーう!有能な花陽ちゃんはエアリーディングして海未先輩の地の文の疑問にお答えしちゃいますよ!花陽のジム・カーバンクルのどこにマイクロッガイが居たのか!]]

 

地の文読むとかまた花陽はメタい事を…まぁ良いでしょう。

 

それで?

 

何処にマイクロッガイが居たのですか?

 

[[はひ!それは!]]

 

それは?

 

[[次回につづく?ですっ♪]]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました。

一回では終わりませんでした…。

次回も引き続き海未さんsideのお話となります。
次回も花陽ちゃんがひゃっはーする予定でございます。



次回更新はいつも通り月曜日のお昼頃を予定しております。
頭に来て始めた短編シリーズの更新は妄想力の低下&クソ上司のお陰でブラック労働万歳の為、しばらくはお休みさせていただきます。
何卒ご了承下さいませ。


それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました。
皆様のお気に入り登録、ご意見、ご感想、または質問などもお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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