ガンプライブ! ~School Gunpla Project~   作:Qooオレンジ

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皆様。本日もご覧いただき、ありがとうございます!

12月に入り寒くなって参りましたが、皆様は風邪やインフルエンザ等は大丈夫でしょうか?
手洗いうがい等で予防して、寒い冬を乗り越えましょう!

そしてこの思い付きから見切り発車してしまった、ラブライブ×ビルドファイターズの妄想小説“ガンプライブ! ~School Ganpura Project~”が始まってから早くも5ヶ月…。
たまに挟むエロネタが運営様に怒られないかと震えながら投稿しておりましたが、なんと先日UA(ユニークアクセス)が2万を突破いたしました!
まさかこんな日が来るなんて…。
これも一重にガンプライブを読んでくださる皆様のお陰でございます!
本当にありがとうございます!
遅々たる歩みではございますが、これからも完結目指して、そして続編のサンシャイン編を目指して頑張りたいと思います!
皆様、どうかこれからも妄想小説“ガンプライブ! ~School Ganpura Project~”をよろしくお願いいたします!

それでは 第5話「START:DASH!!」そのじゅういち 始まります。











第5話「START:DASH!!」そのじゅういち

「音ノ木坂学院非公認ガンプラバトルチーム“μ's(ミューズ)”の皆さんですね。μ'sの皆さんの出撃は30分後なので、使用するガンプラのスキャンやGPカウンターでの出撃登録がまだお済みで無いのでしたらお早めにお願いします。それとバトルコスチュームをお持ちならば、現在第三更衣室が空いておりますので着替えの準備も一緒にお願いします。」

 

汚された名曲(ユメノトビラ)の怒りを力に変えて、ことりの暴走を物理的に黙らせ、真姫の穂乃果に対する破廉恥な行為(オ○ニー)の歴史講座を必死の説得により止めさせた私は、ご苦労様でしたと苦笑いの花陽が持って来てくれた温かいお茶を飲んでようやく一息付くことが出来ました…。

 

まったく…ことりの暴走はいつもの事ですが、真姫がなに食わぬ顔で穂乃果相手にオ○ニーの歴史について解説し始めた時は驚きました。

 

ですがオ○ニーがドイツ語でその語源は旧約聖書から来ていたなんて知りませんでしたね。

 

そんなこんなでホッとしたのもつかの間、私達のテーブルへガンプラバトル連盟から派遣されている運営スタッフさんがやって来て、まもなく私達μ'sの出撃時間だと伝えてくれました。

 

しかしどうしましょうか。まだ鳴神君が来ていません…。

 

一応は運営スタッフさんにメンバーが遅れている事を伝えた方が良いのでしょうね。

 

「はい、分かりました。あの…それでですね…鳴神君…私達のチームメンバーが一人遅れているのですが…。」

 

「メンバーが遅れいる、ですか?ああ、それなら大丈夫ですよ、安心して下さい。たとえ出撃時間に間に合わなくても別に失格にはなりませんし、遅れている方がμ'sの皆さんのバトルが終了するまでに出撃していただければ、ガンプラバトルのシステム上でも、今回の公式戦のルール上でも何も問題はありません。中にはバトルを盛り上げるために、わざとピンチを演出して出撃を遅らせてるファイターさん達もいらっしゃるんですよ。」

 

「そうなのですね…。分かりました、ご丁寧にありがとうございました。」

 

「いえ。他にも何かお困りの事や質問などがありましたら、我々ガンプラバトル連盟のスタッフにお聞きください。それにしても……“鳴神君”…ですか?まさかあの“始まりの精霊使い(オリジン・エレメンタラー)”じゃないですよね…。あ…失礼しました。今のは気にしないでください。ではμ'sの皆さん、出撃準備の方をよろしくお願いします。」

 

スタッフさんはそう言うと戻って行きましたが、どうやらあのスタッフさんは鳴神君の名前を知っている様ですね。

 

“始まりの精霊使い(オリジン・エレメンタラー)”

 

世界で初めて電子精霊と契約を交わした鳴神君に付けられた二つ名…。

 

気になったので鳴神君の二つ名について少し調べてみたのですが、私達よりも年上のファイターにとってはかなり有名な二つ名な様です。

 

ちなみに私達の年代で有名な二つ名と言えば、やはりA-RISEのエースファイターである綺羅 ツバサさんの二つ名“無敗の女王”ですね。

 

綺羅 ツバサさんは私が穂乃果に誘われて初めて出撃したバトルロイヤルで出会った現役最強と言われている有名なスクールファイターです。

 

そして、彼女はその二つ名が示す通り、UTX高校に入学してから現在まで、ガンプラバトルの公式戦で一度も負けていない凄いファイターなんです。

 

私も穂乃果も、ベテランファイターのことりでさえも、あの時の遭遇戦では綺羅さんと彼女の愛機“ビルドフリーダムガンダム”には手も足も出ませんでした。

 

ですが音ノ木坂とUTX高校は同じ秋葉原地区予選に出場するので、いずれは彼女が率いるA-RISEとも戦わなければいけません。

 

「“始まりの精霊使い(オリジン・エレメンタラー)”?ねぇ海未先輩。さっきの運営スタッフが言ってたのって、遅れてるあのザクのファイター…鳴神って先輩のことなんですか?その二つ名って確かパパとママがいつも言ってる最年少でガンプラバトル世界大会のチャンピオンになったって言う…。」

 

「真姫、すいませんがそのお話は後程でお願いします。出撃まであまり時間がありません。ことりは衣裳の準備をお願いします。穂乃果、貴女は今回のバトルではランチャーストライクを使うそうですが、ガンプラのスキャンは終わっていますか?」

 

「はーい♪海未ちゃん♪ことりにおまかせです♪もちろんコスチュームの準備は万全だよ♪はい♪こっちの青いコスチュームが海未ちゃんのコスチュームで、こっちのピンクのコスチュームが穂乃果ちゃんの♪そしてこれがソラ君のコスチューム!ことりのコスチュームはこの緑色です♪」

 

「穂乃果も準備はだいじょーぶ!昨日、真姫ちゃん達と一緒にバトルロイヤルやったときに、ランチャーストライクのスキャンはおわってるもん!あとはことりちゃんが作ってくれたこのかわいいバトルコスチュームに着替えるだけだよ!むぅー!なんかわかんないけど穂乃果、スッゴく燃えてきたよー!」

 

ことりと穂乃果の準備は大丈夫な様ですね。

 

もちろん私のジム・スナイパーⅡも既に出撃準備は整っています。

 

私達が出場する今回の公式戦…音ノ木坂商店街スコアマッチは4人1チームで出撃するミッションバトル形式の要塞攻略戦。

 

要塞攻略戦では多数の敵機を相手にする事になるので、今回のジム・スナイパーⅡの武装領域(ウェポン・ストレージ)には、いつもより多目にブルパップマシンガンを入れてあります。

 

予備マガジンもバッチリです。

 

スナイパーライフルの方が威力は高いのですが、エネルギー消費や乱戦での取り回し易さを考えると、今回の要塞攻略戦では断然ブルパップマシンガンの方が有効なはずです。

 

穂乃果もことりもそれぞれ高火力のアグニやバスターライフルで敵機を凪ぎ払うのでしょうから、私は二人の攻撃から逃れて近付いて来る敵機を優先的に片付ける事にしましょう。

 

……鳴神君が居てくれたら私の役目は何時もの狙撃になっていのですが…。

 

「ことり、私に似合うかは今でも疑問なのですが、可愛らしい衣裳を作ってくれてありがとうございます。そして、これが鳴神君の衣裳ですか…。花陽、貴女にお願いがあります。私達は着替えが終わればまもなく出撃になります。なので花陽、貴女にこの鳴神君の衣裳を預けます。鳴神君が来たら渡してあげて下さい。お願い出来ますか?」

 

私はそう言うと、手にしていた軍服を模した深い緑色の衣裳を花陽へと渡します。

 

ことりが私達の衣裳と共に、鳴神君の為に短期間で作り上げたその衣裳は、派手さの無いシンプルな作りの衣裳でありながらも、ボタンや裾等の端々までしっかりと作り込まれた見事な衣裳でした。

 

ことりの鳴神君に対する愛情が見て取れる逸品ですね…。

 

そんな鳴神君の衣裳は、真姫、凛、花陽の一年生トリオの中では花陽に託すのがベストな選択なはずです。

 

今日、会ったばかりの真姫はしっかりとしていて頼りになりますが、鳴神君と直接的な面識がありませんし、凛はまともな時は頼りになるのですが、穂乃果並にアホな時があるので少し不安です。

 

花陽もお米が関わった時などアホな時があるのですが、彼女の場合はその場のノリに合わせてわざとアホを演じている節もあります。

 

「わ、わかりました!鳴神先輩が来たらこのコスチュームをお渡しします!あの先輩…公式戦!頑張ってくださいね!花陽も一生懸命応援してます!」

 

「遅刻してるおにーさんが来たら凛が1発ケツを蹴っ飛ばして出撃させてやるにゃ!先輩達を心配させるなんて酷いおにーさんはマジで蹴り入れてヤるにゃ!」

 

「……ねぇ、先輩。そのそらって先輩の代わりに私が出てあげても良いわよ。あの素組のザクのファイターに比べたら私なんかじゃ役不足でしょうけど、来るかどうかもわかんない人を待つよりは私が代わりに出た方が確実だと思うわ。GPベースも百式も持ってきてあるから、スキャンして出撃登録したらすぐに出れるわ。今回の公式戦って要塞攻略戦ってヤツなのよね?それなら相手になるのはAI制御の機体なんでしょうから、今の私と百式でも十分にイケるわ。」

 

真姫…私達の事を思っての提案なんですね。

 

本当に優しい子です。

 

ですが……

 

「ありがと、真姫ちゃん。でもそれじゃダメなんだよ。今日は、今日だけは穂乃果とことりちゃんと海未ちゃんと…それとそら君と。穂乃果達4人じゃなきゃダメなの。もう一度、そら君が前に進むためには…。」

 

「っ!あぁそう!余計なお世話みたいで悪かったわね!そりゃそうよね!あのバカみたいに強いファイターがいるんですもの!一人じゃなんにもできない…仲間も守れないダメダメな私なんかのしみったれた“力”なんて必要ないわよね!もう知らないわ!だったらいつ来るかもわかんないヤツを信じて待ち続けて三人で出撃して、AI制御の雑魚相手に派手にボコボコにされちゃえばいいのよ!」

 

「真姫、そんな悲しい事を言わないで下さい。真姫が私達の為にと思ってくれるその気持ちはとても嬉しく思いますし、余計なお世話なんて事はありません。ファイターとしての真姫の腕前も、私や穂乃果とは比べ物にならいくらいに優れているのですよ?確かに鳴神君は他を寄せ付けない圧倒的な技量を持っていますが、真姫の技量だって凄かったではありませんか。貴女が強い事は前回のバトルロイヤルで戦った事があるので分かりますよ。ですが、穂乃果の言う通り、今日の公式戦だけはどんなに遅れても鳴神君が出なければいけないのです。今は時間がありませんので詳しくは話せませんが、私達は誰も真姫の提案を余計なお世話だなんて思っていません。」

 

「真姫ちゃん。真姫ちゃんがことり達のこと心配してくれて、ことりはと~っても嬉しいな♪でもね?だいじょうぶだよ♪ソラ君はぜ~ったいに来てくれるよ♪ことりはちゃんとソラ君と約束したから♪また明日ね♪って、一緒にがんばろ~って。」

 

そう…私達は鳴神君と約束しました。

 

また明日、と。

 

一緒に公式戦を頑張りましょう、と。

 

勝って生徒会長にμ'sを認めさせてみせましょう、と。

 

公式戦トラウマが発動して怯えて蒼い顔をしながら、それでもしっかりと約束してくれました。

 

“絶対に逃げない。必ず行くよ”と。

 

「穂乃果もね、そら君は来てくれるって信じてるんだよ!そうだよ…そら君はきっと来てくれる…。(そら君はいつまでも“ホノカ”に頼りきってる“ほのか”とは違うから…。)うん…。そら君は強いから、逃げないで絶対に来てくれる…。心の痛みと向き合って、過去を乗り越えて…。もう一度、歩きだすために。」

 

「もう一度歩きだす為に……ね…。ふん……いいわ。先輩達がそこまで言うなら、私も代わりに出るなんてもう言わない。先輩達にそこまで言わせるそらってファイターのこと、私も楽しみに待っててあげるわ。でも先輩達にここまで信じて貰っておいて、ソイツがもし来なかったら…たとえどんなに凄いファイターでも、どんなに“力”を持っていようとも、私はそんなヤツは、“仲間”を見捨てる様な最低なヤツは絶対に認めない。だから高坂先輩。ソイツが来なかった時は昨日の話は無かった事にするわ。」

 

「穂乃果?昨日の話とは?いえ…やはりこの話は後にしましょう。着替えの時間を考えると、もう本当に時間ギリギリになってしまいます。穂乃果!ことり!行きますよ!」

 

「「はーい!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「武装領域(ウェポン・ストレージ)システム、火器管制システム、チェック完了。各部スラスター異常無し…全システム、オルーグリーンですね。穂乃果、ことり。こちらは出撃準備が整いました。そちらの準備はどうですか?」

 

真姫、凛、花陽の一年生トリオに鳴神君の衣裳を預けた私達は、運営スタッフさんから指示された第三更衣室でバトルコスチュームへと着替えを済ませて、現在はガンプラバトルシミュレーターのコクピットの中で、それぞれの出撃前の機体の最終確認を行っています。

 

更衣室で今回のバトルコスチュームに着替える時に、ことりが再びエロ方面で暴走しかけましたが、時間も無かったので手早く物理的に鎮圧して黙らせました。

 

え?どんな内容の暴走だったか、ですか?

 

やはり話さなければいけませんか?

 

そうですよね。ここまで話してしまっては気になりますよね…。

 

では………皆さんは“勝負下着”なる物をご存じでしょうか?

 

私は初めて聞いた言葉だったのですが、ことりの説明ではどうやら負けられないここ一番の絶対に負けられない時に着用する、文字通りの勝負に勝つ為の縁起を担いだ下着の事だそうです。

 

また、勝負下着にはもう一つの意味があるとの事で、女性が意中の男性と性的な行為に及ぶ時に着用する、気合いの入った特別にお気に入りな下着でもあるそうです。

 

今回、ことりがその勝負下着を私達の分まで用意して来てくれたのですが……そうです。皆さんももうお分かりの通り、あの頭の狂った鳥娘はとんでもない下着を持ってきやがりました。

 

まずは穂乃果に用意した勝負下着ですが、紫色の生地に意味不明な金の刺繍を施した派手を通り越してもはやけばけばしい、正直この下着(?)は何処で買ったのですか!とツッコミたくなる様な下着でした。

 

この下着の何が問題かと言いますと、本来ならば股間の一番隠さなければいけない大事な部分がスケスケで、もしこの下着を穿いてしまえば…その…あの…ア、アンダーヘアーや女性器が丸見えに…。

 

私はこの下着を見た瞬間に、穂乃果から光の速さで奪い取ってことりの顔面に思いっきり投げ付けてやりましたよ!

 

その際に“や~ん♪ことりのお顔におぱんつ投げるなら、穂乃果ちゃんのお股からにじみ出るえっちなお汁を付けてからにしてほしいなぁ♪”と、言っていましたが、既に手遅れな程に狂鳥病が進行したことりの妄言は、もう気にしない事にしました…。

 

そしてことりが私に用意していた勝負下着は、穂乃果へ用意していたスケスケ下着を上回るド直球に卑猥で破廉恥な酷い物でした。

 

色だけは私が良く好んで選ぶ淡い色合いの青なのは良いのですが、その下着は…その下着とは………紐でした………。

 

そう。ことりが私に穿かせようとした勝負下着とは、布を一切使用していないただの紐だったのです!

 

T←こんな感じのただの紐なのですよ!T←こんな感じの!

 

しかもですよ!私に手渡した時にことりは何と言ったと思いますか?!

 

“ちょっと小さいサイズだから、少し動くだけでおぱんつがお股に喰い込んでク○ちゃんが気持ちよくなるよ~♪お野菜でお○に~する上級お○にすとさんな海未ちゃんにはピッタリなおぱんつだね♪”

 

なんて事をぬかしやがりましたよ!

 

先程の野菜オ○ニー(※お野菜は農家の皆様が丹精込めて育ててくれたありがたい食材です!食べるものなのです!絶対に破廉恥な行為には使わないで下さい!私、園田 海未からのお願いです!)の件でも言われましたが!誰が上級オ○ニストですか!誰が!

 

もちろん私に渡された紐下着もことりの顔面に投げ付けてやりましたよ!

 

ちなみにことりが自分用に用意していた勝負下着は、私達に渡した卑猥で破廉恥な下着とはとても認められない頭の可笑しい物体とはかけ離れた、普通に清楚で可愛らしい、小さなピンク色のリボンがワンポイントのブラとお揃いな純白の下着でした…。

 

自分の下着だけまともな物を選んで持ってくるとは!

 

私と穂乃果にあの品性下劣な下着を穿かせ道化を演じさせて、自分だけは可愛らしい下着でアピールして鳴神君に好印象を持って貰おうとか考えたのですね!

 

おのれ!ことり!私の目が黒いうちは、そんな事は絶対にさせませんよ!

 

…………いけませんね…。もうすぐ出撃の時間なのにこんなにも心が乱れていては…。

 

心を落ち着かせて、何時もの自分を取り戻すのですよ…。

 

そう……心の中で、ゆっくりと弓を…弦を引くイメージです…。

 

落ち着いて…狙いを定めて…あの狂い踊る小さな鳥の脳天目掛けて矢を放つ!

 

………………ふぅ…。もう大丈夫です。見事に小さな鳥の脳天に矢を突き刺す(イメージ)事が出来ました。

 

これで私の中の小さな鳥は静まりました。それにしても、ことりの破廉恥な暴走で心を乱されるなんて、私もやはりまだまだですね。

 

これからもアホの穂乃果や卑猥で破廉恥な暴走を起こすことりと付き合っていく為には、身体だけではなく心も強くならなければいけませんね。

 

兎に角、ことりへの追加制裁は後回しです。

 

[[こちらリトルバードのことりで~す。ことりもことりのリトルバードも準備万端♪いつでもイケるよ♪今日もことりははりきっちゃうんだからぁ~♪バスターライフルぶっぱ~♪ぶっぱ~♪]]

 

先程の更衣室ではエロ暴走を起こしていたことりですが、流石にコクピットに搭乗した出撃直前の状態では多少は真面目になってくれましたね。

 

ぶっぱ~♪ぶっぱ~♪については何時もの事なのできっぱりと無視しましょう。

 

そんなバスターライフルぶっぱ~♪なことりは、私達三人の中では唯一、高性能な改造ガンプラ“ウィングガンダム・リトルバード”を使用しています。

 

鳴神君から聞いた話では、ことりのウィングガンダム・リトルバードが使用している例の頭の可笑しい威力を発揮する大型バスターライフルの火力は、プロのガンプラファイター達が使用する高火力火器と比べても遜色のない威力だそうです。

 

ガンプラバトル暦も長くベテランと言っていいことりは、ファイターとしての技量も高くガンプラバトル初心者の私と穂乃果にとって、とても心強い存在です。

 

これで暴走さえしなければ本当に頼もしい味方なのですが…。

 

[[ポチ!穂乃果のストライクのじゅんびは?]]

 

<<かきかんせー、および、ゆーぐんかっきとのしゃせんでーたのりんくもかんりょー。はっしんじゃんびかんりょー。>>

 

[[ありがと、ポチ!お待たせ!ことりちゃん!海未ちゃん!穂乃果とストライクもイケるよ!今日は穂乃果もランチャーストライクだから、ことりちゃんみたいに“アグニ”でせんめつだー♪ってやるよー!あれ?ねー?ねー?所でせんめつってなーに?]]

 

私と同じでガンプラバトルの初心者、尚且つ素組のガンプラを使う穂乃果。

 

今回のバトルで穂乃果が使用するのは、何時も使用しているエールストライクガンダムではなく、砲撃戦に特化したストライカーパック“ランチャーストライカー”を装備したランチャーストライクガンダムです。

 

そんな穂乃果のバトルスタイルは臨機応変…と言えば聞こえは良いのですが、その実態は考える事を放棄した本能優先の脊椎反射で動き回る戦い方です。

 

ですが穂乃果の操縦技術は、出撃を重ねる度に常人では信じられない速度で飛躍的に成長していると鳴神君が言っていました。

 

恐らくは穂乃果にはガンプラファイターとしての才能が有ったのでしょうね。

 

その才能が“無敗の女王”綺羅 ツバサさんや巨大なレイド級ボスのメガ・モック、鳴神君も認める技量を持った真姫などの強敵達とのバトルで一気に開花したのでしょうね。

 

そしてそんな意外な才能を開花させた思考放棄型脊椎反射ファイターの穂乃果を支えてくれるのは、穂乃果がパートナーとして契約した下位電子精霊の“ポチ”です。

 

かつて鳴神君が最年少で世界大会王者になった秘訣の一つでもある電子精霊。

 

下位とは言え、通常のサポートAIよりも遥かに高い性能を有する電子精霊の力を手にした穂乃果は、これからもっと強くなるのでしょうね。

 

しかし、“ポチ”と言う名前を聞く度に、穂乃果はもう少し考えて名前を付けてあげれば良かったのに…と、思ってしまいますね。

 

犬っぽいから“ポチ”とか…アホの穂乃果の面目躍如ですね。

 

ちなみに“始まりの精霊使い(オリジン・エレメンタラー)”と呼ばれている鳴神君が契約した電子精霊“アイリ”は現在世界で唯一確認されている最高位電子精霊なのだそうです。

 

“アイリ”の力を借りた鳴神君ならば、軌道エレベーターの中枢制御システムを司るAIにハッキングを仕掛けて、軌道エレベーターを乗っ取り大規模なテロを起こす事も出来るらしいのですが…。

 

そんな規格外の性能を持った最高位電子精霊に対抗出来るのは、現状では最高位電子精霊と同じく、世界最高峰の性能を持ったガンプラバトルシミュレーターのマザーシステムくらいだそうです。

 

まぁ軌道エレベーターを乗っ取りテロを起こしたり、マザーシステムと電子戦をするなんて、鳴神君はやるつもりもやる気もないので、私達には関係無い話なのですけどね。

 

そんなくだらなくて面倒な事に無駄な労力を使うなら、街に出て綺麗な女性をナンパしてホテルへ連れ込む…とか言っていましたね…。

 

うふふ……鳴神君?そんな事は私がさせませんよ♪

 

その様な事をするならば、私は黒く狂気に染まったことりですら使いこなして、貴方の愚行を阻止して差し上げますね♪

 

大体、街に出てナンパなんてしなくても、女性をホテルに連れ込みたいなら、私の事を誘ってくれたら良いのに……。

 

鳴神君になら、その…す、少しくらいなら…優しくしてくれるなら、責任を取ってくれるなら、破廉恥な事をしてあげても良いのですよ?

 

[[出撃まであとちょっとだね…。ねぇ、ことりちゃん、海未ちゃん…。信じるって決めたけど、そら君ホントに来てくれるかな…。]]

 

[[穂乃果ちゃん?どうしたの急にそんなこと言って?だいじょ~ぶだよ♪ソラ君はきっと来てくれるよ♪]]

 

「はい。ことりの言う通りです。遅れても、鳴神君はきっと来てくれます。それにあの鳴神君の事です。遅れている理由も大事なバトルの前日なのに、夜遅くまで破廉恥な行為に勤しんでいて寝過ごしたとかではないのですか?遅れる理由がそんなくだらない理由の場合は、鳴神君とはお話し合いが必要になりますね。ねぇ?ことり。」

 

[[やんやん♪ソラ君もえっちなことしたいなら、やんわり優しく包み込むことりのことりホールとか、鍛えた身体で絞まりはばっぐん♪な海未ちゃんの海未穴とか、みんな大好き♪穂乃果ちゃんのほのまんとか、ことり達3人の中でお好みな穴を使ってくれたらい~のにぃ♪ことり達よりも他の女の子の穴がい~なんて、そんな浮気なソラ君にはお話し合いがひつよ~だね♪ねっ♪海未ちゃん♪]]

 

「ことりホールって…。まぁいいです。ことり、その場合はまずは私が物理的なお話し合いをしますね。主に内臓を中心に死なない程度に死んだ方がマシだと思えるくらいにダメージを与えて、徹底的に痛めつけます。そのあとは…。」

 

[[そのあとはことりにおまかせですぅ♪ことりが精神的なお話し合いでソラ君の心をポッキリしちゃうね♪裸にしてぇ~♪目隠ししてぇ~♪手錠してぇ~♪イスに縛りつけてぇ~♪うふふふふふ♪耳元で永遠と愛の言葉をささやいちゃうのぉ♪]]

 

「肉体的に死ぬ寸前まで痛めつけて、ことりの精神攻撃で心を折ってしまえば、流石の鳴神君でも少しは従順になってくるでしょう。」

 

[[そうしたら首輪つけてゆっくりじっくり調教しなくちゃね♪ソラ君の後ろのマタノトビラも開いちゃお~か♪オトコノコの後ろの穴に入れちゃったら、青いツナギの阿部さんみたいにホントにアッー!って言うのかなぁ?アレ?“アッー!”は野球の人?どっちだろ~?]]

 

「ことり?青いツナギの阿部さんとは誰ですか?野球の人?ことりのお知り合いの方達ですか?」

 

[[や~ん♪ことりは阿部さんとは“お尻愛”なんてしないよ~♪ことりはソラ君一筋だもん♪浮気はしないよ~♪前も後ろも、ソラ君専用のことりホールだよ♪]]

 

「なんでしょうか?ことりと話が全く噛み合っていない様な気がするのですが…?」

 

[[うふふ♪とりあえずはソラ君にはことりのお母さんが趣味でおうちの地下に造っちゃったステキなお仕置き部屋にご案内だね♪基本的なおもちゃから専門的で“まにあっく♪”なアイテムまで、なんでも揃ってるんだよ~♪例えばね♪三角木馬に磔台に各種ロウソク♪海未ちゃん知ってた?ムチもいっぱい種類があるんだよ?他にも後ろの穴をキレイキレイにするときに使うおっきなおちゅ~しゃもあるよ♪ホントはおうまさんとかに使う家畜用のおちゅ~しゃなんだって♪珍しいのだと産婦人科にある分娩台もあるんだよ?もちろん拘束できるよ~に手枷付きなんだよ~♪うふふ♪ことりはアノお母さんが造ったステキなお楽しみ地下室の分娩台で産まれたのかもね♪♪♪]]

 

「あぁ…ことりのその性的嗜好は理事長からの遺伝なのですね…。残念ですがことり、私は鞭の種類なんて知りませんよ。と、言いますか、分娩台なんて物を理事長は何処から持って来たのですか?」

 

[[お母さんのお友だちの旦那様がおっきな病院の院長せんせ~なんだって~♪そのツテを使って用意してもらったって言ってたよ?]]

 

理事長…あの人は噂では音ノ木坂に赴任して来る大卒の若くて可愛らしい新任教師の女性達を、合宿と称して自宅に連れ込んで拉致監禁の果てに、私の口からはとても語る事が出来ない壮絶でマニアックなプレイの数々で徹底的に躾て、自分に従順で忠実な下僕に仕立てあげているとかなんとか…。

 

ことりのお楽しみステキ地下室の話から察すると、理事長の新任教師喰いの噂は本当の事だったのですね…。

 

毎年、新任の女性教師や女性の教育実習生の皆さんが数日間、学校から姿を消すのにはそう言った理由があったのですね。

 

あぁ…知りたくも無い嫌な事実に気付いてしまいました…。

 

都の教育委員会に報告した方が……ダメですね。

 

理事長の行為の数々を報告したりしたら、私の貞操が危うくなりそうです。

 

見て見ぬふりが賢明です。

 

そう言えば、穂乃果の事を見る時の理事長の眼が、獲物を狙う狩人の眼に似ているとずっと以前から思っていましたが、そうですか……親娘揃ってあのキ○ガイ共は穂乃果の事を狙っていたのですね。

 

迂闊にことりの家に行ってしまえば、そのいかがわしい地下室に監禁されて躾られてしまい、あの狂った鳥親娘のペットにされてしまいうかもしれません…。

 

これからはことりだけではなく、ことりのお母様…理事長にも気を付けましょう。

 

[[わわ!なんか知らないうちにそら君がピンチだよ!]]

 

いえ、ピンチなのは貴女もですよ、穂乃果…。

 

このままでは貴女の場合は貞操の危機を通り越してマニアックな趣味人に飼われて、身も心もボロボロにされるまで弄ばれて、ゴミ屑の様に棄てられる未来が待っていますよ…。

 

まぁ大事な公式戦の直前に穂乃果を怖がらせてもいけません。

 

今はまだ、理事長が穂乃果を狙っているかもしれない事は黙っておきましょう。

 

この事は後でそれとなく穂乃果本人に伝えるか、鳴神君辺りに相談してみましょう。

 

「ふふふ♪穂乃果、冗談ですよ。私達が鳴神君に酷い事をする筈が無いではないですか。どうですか?おバカな冗談で少しは緊張がほぐれましたか?」

 

[[えぇー!じょうだん?もー!海未ちゃんもことりちゃんも!穂乃果をからかわないでよー!穂乃果はそら君が海未ちゃんとことりちゃんに捕まってひどい目にあっちゃう前に、一緒に逃げなきゃ!って思ったんだよ!]]

 

[[(ことりは冗談なんかじゃないんだけど…。) まぁいっか♪]]

 

良かったです。くだらない戯れ言のお陰で、穂乃果の緊張も良い感じに解れた様ですね。

 

サブモニターのカウントを見ると、出撃までは後ほんの僅か…。

 

「……………。」

 

[[……………。]]

 

[[……………。]]

 

穂乃果もことりも出撃が近付いてる事に気付いたのでしょう。

 

二人共、急に黙ってしまいました。

 

コクピットの中に訪れた静寂…。

 

この静寂の中で二人は今、何を思っているのでしょうか。

 

私は…私が思う事は…ここ数日で一気に仲良くなったクラスメイトの男の子の事。

 

今はこの場にまだ来ていない男の子。

 

破廉恥で意地悪で、でもとても優しくて…最近の私は気が付けば彼の事を何時も考えてしまっている…。

 

私が生まれて初めて…“  ”…になった男の子…。

 

「…時間ですね。穂乃果!ことり!」

 

[[うん!いこう!ことりちゃん!海未ちゃん!]]

 

[[まずはことりから♪さぁ今日も一緒に飛ぼう!リトルバード!南 ことり!ウィングガンダム・リトルバード♪み~んなまとめて、ことりのおやつにしちゃうんだからぁ~♪]]

 

[[次は穂乃果だよ!いくよ!ポチ!よぉーし!みんな!ファイトだよ!高坂 穂乃果!ランチャーストライクガンダム!いっきまーす!]]

 

「最後は私ですね…。一射一倒。狙った獲物は逃がしません!園田 海未!ジム・スナイパーⅡ!いざ尋常に……参ります!」

 

 

待ってますよ、鳴神君。

 

貴方が来てくれるのを…。

 

さぁ!戦闘開始です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




皆様。本日もご覧いただきましてありがとうございました!
一応は今回で出撃までは出来ました…。本当に出撃した“だけ”ですが…。
さて、次回からはいよいよμ's初の公式戦が幕を開けます!
穂乃果ちゃん、ことりさん、海未ちゃんの3人が攻略する要塞とは?
そして“ほのことうみ”の3人の出撃までに間に合わなかったソラは一体…?
次回、ガンプライブ! ~School Ganpura Project~ 第5話「START:DASH!!」そのじゅうに をお楽しみに!

そう言えば先日、深夜にラブライブ2期の再放送がEテレで放送していましたね!
Gジェネのレベル上げ(1番最初のステージで無駄に時間掛けて、ザニーからユニコーンに開発しました!)をしながら観ていましたが、やっぱりラブライブは最高ですね!
もう一度ラブライブです!山頂アッタクです!マタノトビラです!
サンタさんを信じてる真姫ちゃんが可愛い…。
A-RISEのツバサさんが記憶の中のツバサさんより可愛いかったです!
来週はにこちゃん回からですね!楽しみです!

それでは改めまして、本日もご覧いただきまして、本当にありがとうございました!
皆様からのご意見やご感想、こんなガンプラを出して欲しい等のありがたいお言葉をお待ちしております。
どうかお気軽にお声掛け下さい。

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