Fate/Asura's Wrath 悪鬼羅刹と行く第五次聖杯戦争   作:放仮ごdz

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巌窟王イベント最後の連戦で石二個と令呪三画全部失ったのでむしゃくしゃして書きました。クロナを入れただけでがらりと変わる「監獄塔に復讐鬼は哭く」、FGO編二回目です。やっぱりちょっとだけネタバレ注意。

ちなみにメルセデスは出ません。ぐだ子とクロナが巌窟王を伴って行くシャトーディフ、楽しんでいただけると幸いです。


♯GO:監獄塔にマスターと一緒に彼女が囚われたら

そこは、シャトー・ディフ。たった一人しか脱出した事が無いとされる難航不落の監獄塔。七つの大罪を司る番人達を打倒しなければ脱出も叶わない。

 

魔術王との邂逅(ついでに魔神柱を少し改造すると言う嫌がらせもした)、オガワハイムでの珍道中(ちょっと迷惑かけました、はい)のその後、此処に魂が囚われてしまった私とマスターは案内人である復讐者(アヴェンジャー)と共に、サーヴァントの皮を被った妄念の集合体の待つ裁きの間で、毎晩激闘を繰り広げた。

 

 

 

 

「奴は嫉妬の具現、名はファントム・ジ・オペラ」

 

 

彼は醜かった。陽の光を浴びれる人々を妬んだ。そして歌姫に恋して狂気の殺人劇の果てに死した殺人鬼。

故に「嫉妬」の罪を背負う者。

 

 

「奴は色欲の具現、名はフェルグス・マック・ロイ」

 

 

彼はケルト神話の大英雄だった。森の女神でなければ耐えられないほど旺盛な獣欲を秘めた豪傑。

故に「色欲」の罪を背負う者。

 

 

「奴は怠惰の具現、名はジル・ド・レェ」

 

 

ああぶち殺したい磨り潰したい殺したいこの手でこの手であの心臓を抉り取りたいてか死ね、死ね、死ね。怠惰?ふざけんなやる気満々だろうが子供の死体でオブジェを作るぐらいにはやる気出し過ぎだろうがよし殺す。え、ちゃんと説明しろ?…ちっ。

彼は聖女を失い乱心して猟奇殺人を繰り返した末に青髭と恐れられた、かつて聖女と共にフランスを救った元帥。アヴェンジャー曰くその本質は「人生の苦境に立ち向かうことを諦めて堕落した存在」つまり快楽に沈溺して現実と戦わず、妄執に埋没する人間の弱さそのものなんだと。知るか、迷惑かけるぐらいならとっとと自害しろ。

故に「怠惰」の罪を背負う者。

 

 

「奴は強欲の具現、名はアー・シン・ハン」

 

 

彼はミイラになってなお欲深くも大陸、世界を侵略するために永遠の命を欲した。王様とは正反対の意味で、私の知る中で最も欲深い英雄、王様と異なり実際に永遠の命を得てしまいながらも欲望に身を滅ぼされた最強最悪の皇帝。

故に「強欲」の罪を背負う者。

 

 

 

 

 

 

 

次に相対したのは、憤怒の罪。…いや、「怒り」自体を背負う者と言った方が正しいか。

 

 

「奴は憤怒の具現、名は…貴様には語るまでもあるまい?」

 

「…八神将、アスラ。あれ、どうしたマスター?もしかして憤怒の具現が私だと思ってた?…私の怒り程度じゃ、彼には遠く及ばないから当然の結果だよ」

 

「…クロナさんの召喚した、サーヴァント…だよね?」

 

「まあそうだけど…気にする事無いよ。私の知るバーサーカーじゃないのは確かだ、あそこまで…周りが見えない程に、怒る事なんてありえないんだから」

 

「その通りだ、出来損ないの復讐鬼よ!奴は本体の「怒り」の一片が顕現した存在に過ぎん。今までと同じだ、潰せ!そのちっぽけな怒りがために情け容赦ない貴様の力でな!」

 

「ヤシャアァアアアアアアアアアアッ!」

 

 

その怒りは、誰に向けた物だったのか。もしかしたら、不甲斐無くも英霊にまで成り果てた私にも怒っているのかもしれない。誰よりも優しい英雄なのだから。

故に「憤怒」の罪を背負う者。

 

 

 

 

 

 

 

 

「奴は暴食の具現。否、「悪食」の具現。名はネ」

 

「シャア!」

 

 

名前を言う事無く、邂逅一番蹴り飛ばされてしまうアヴェンジャー。…本当にこいつは、不意打ちが好きだな。今度の姿は…アヴェンジャーに化けている…だと…?

 

 

「我が行くは恩讐の彼方…!」

 

「っ…アヴェンジャー、宝具!クロナさんは援護!」

 

「慈悲などいらぬ!」

 

「了解!」

 

 

彼女と以前出会い、そのスキルの危険性を知っているためかマスターは令呪を切り宝具を発動させ、二人のアヴェンジャーが高速でぶつかり合う。…どっちがどっちか分からん。

 

本来ならば「彼女」は悪食の具現なんかじゃない。どちらかと言うと、彼女の有している宝具がそれだ。だがしかし、彼女は生まれ持っての「サーヴァント」でありその生涯は「悪食」だけでなく「色欲」「傲慢」と複数の罪にも関連している、ある意味一番ここに合っている英霊だ。魔術師によって人生を狂わされた…と言うのは共感できるのだが、マスター共々私たちは許す気はない。

 

 

偽・赤原猟犬(フルンディングⅡ)!」

 

 

なので、遠慮なく討たせてもらおう。アレの宝具は悪食だ、マスターを喰われちゃたまらない。

故に「暴食」の罪を背負う者。どっちかと言うと謎の美少女ガンファイターライダーの方が暴食だと思うけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に相対したのは、私が向き合わないと行けない傲慢の体現者。…一度会ったことがある、戦った事もある、この聖杯探索の旅でもオルレアンで相対した事がある。でも、私は彼女には勝てなかった。勝てるはずもなかった。

 

 

「奴は傲慢の具現、名は…言わなくてもよかろう」

 

「そんな…だって、アレは…」

 

「衛宮、黒名」

 

 

純白の騎士甲冑を纏った、一見大の男にも見えるシルエットが黒い靄の中から見える。しかしその実態はマフラーを改造した騎士甲冑にシークレットブーツやら仕込んで背丈を誤魔化しているだけであり、中身は私とほぼ同じ姿の少女だ。

しかしクラスは狂戦士(バーサーカー)。よりにもよって、(クロナ)のいる時だけ狂い方が豹変する。

 

 

「…私は魔術師でも無い一般人を大勢殺した。つまりワタシがいなかったらそもそも皆死なない!最初から私が存在しなけりゃよかったんだ!アハハハハハッ!」

 

「ぐだ子!」

 

 

何処からともなく取り出した機関銃二丁を構えて引き金を引いたワタシ(衛宮黒名)に、私は床に手を付けて改造し防御壁を形成。何とか防ぎ切る事に成功するがしかし、ワタシ(衛宮黒名)は突進して来て拳を防御壁に叩き付け、改造したのか大爆発を起こし、私はぐだ子を抱え、アヴェンジャーと共に飛び退いて退避。

 

 

「死ねェエエエエッ!」

 

 

さらに瓦礫を手に取り棍棒に改造して殴りかかって来たところを、アヴェンジャーが炎を纏った腕を振るって弾き飛ばした。

 

 

「傲慢で強欲だな、憤怒の娘よ!どうだ、アーチャー!たかがお前一人の命で魔術師全てを道連れにしようとした末路がアレだ。そこの女にも隠していた様だが、それを見せつけられた気分はどうだ?!」

 

「…うん、ワタシの言う通り。私自身は滅んでもいいんだ。その結果として魔術師を道連れにできてるなら。長生きしたいとは思ってない、私が弟を見殺しにした事実は変わらないし。大火災の時死にたくなかったのは、何も分からないまま理不尽に押し潰されて死ぬのはごめんだったから。できれば魔術師だけじゃなくて、修正力とかそんなのも壊せるものなら壊したかった。この世の理不尽は全部滅びちゃえってね。

アヴェンジャー…巌窟王。私はやっぱり、傲慢かな?」

 

「はっ、傲るのもほどほどにしておけ。お前一人の価値などそれこそ路端の石より少し上程度だ。貴様一人の価値と限界を知れ。貴様の野望は一人でやるには大きすぎることをせいぜい学ぶんだな。そんな悪でしかない野望に手を貸す物好きがどれだけいるかなど知らんが、これだけは言えよう」

 

 

私と、ラインが繋がっているからかぐだ子も狙って放たれる弾丸の嵐を次々と炎を纏った手で弾いて行くアヴェンジャー。負けじと私も弓を構えて応戦するも、矢を掴まれて魔剣に改造され投擲で返されるので迂闊に狙えない。自分とも相性が悪いとは、我の事ながらピーキーなサーヴァントだな私。

 

 

「奴は「クロナ」と言う人間がいなくなることで己の犯した悲劇は起こらないと信じきっている。逆に言えば、自分はそれだけの事をしたんだと、過去の反英雄共にも勝る大悪党なんだと思い込んでいる。傲慢にも程があるな!…否?奴自身は贖罪しようとでもしているのだろう。しかしだ、どう足掻いたところで罪は消えぬ、その事に気付いてすらいない!狂いに狂い果て、その在り方は壊れた!…恐らくは、貴様以外など認知すらしていないのだろう。酷く哀れで滑稽な魂ではあるが、貴様は違う。そうだろう?」

 

 

ああ、気に入らない。ワタシもそうだが、このニヤニヤと嗤っているアヴェンジャーは気に入らない。私は、復讐鬼なんぞに心を見透かされる程分かりやすい生涯を生き抜いたつもりは無い。そう反論しようとしたら、その間にぐだ子が割り込んできた。

 

 

「アヴェンジャーの言う通り、クロナさんはあの英霊とは違う。あんなに狂ってないし、銃じゃなくて弓を使ってるし、ロクな武装もしていない。所長やドクターには辛辣だけど、私やマシュには甘くて、ジャンヌが苦手で、魔術師関係だとちょっと暴走するけど、似た様な境遇の人間相手だと優しさを見せる、マシュと同じぐらい頼りになる私のサーヴァント!…だから」

 

 

そうだ。(言峰黒名)ワタシ(衛宮黒名)は違う、生前は追い込まれたけど今は、私を支えてくれるマスター(ぐだ子)がいる。

 

 

「自分が滅んでもいいなんて、言わないでください。私が絶対に許しませんから!」

 

「…そっか。じゃあ、私に死ねってほざいているワタシを黙らせるのに、力を貸してくれない、マスター?」

 

「はい、もちろん!」

 

 

私の問いかけに、嬉しそうに笑って応えるぐだ子。…ああ、この子だけは守らないと行けない。そのためにも…こんなところで自分なんかに負けていられるか。誰かに負けるのはまあ私は貧弱だししょうがない。だけど、自分にだけは負けられない。…士郎もそう言ってたっけ。

 

 

「アヴェンジャー、力を貸して!あのバーサーカーを攪乱して!」

 

「了解だ、仮初のマスターよ!我が行くは恩讐の彼方…!」

 

 

再び高速軌道を描き、宝具【虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)】で連続攻撃を叩き込んでいくアヴェンジャーを余所に、私は動けなくなっているワタシを警戒しながらぐだ子の指示を待つ。

 

 

「ぐだ子、あれじゃあまり効いてない!あの甲冑は元はマフラーだけど大英雄の武装を模した物、しかも触れた魔力攻撃を改造して無力化できるから…」

 

「あくまでアヴェンジャーは攪乱、そしてとどめ要員です。クロナさん、私を信じて突っ込んであの鎧を改造した後、すかさず宝具を使ってバーサーカーを無力化してください。そこをアヴェンジャーが決めます」

 

「…でも、私の技量じゃあの弾幕は避けきれない…」

 

「私を、信じて」

 

「…分かった」

 

 

ああ、この目だ。勝利を確信している強い意思を感じる瞳。恐らく数多の英霊達が彼女に着いて行く理由の一端にもなっているだろう、「彼女のためなら頑張れる」そう思わせてくれる、信頼の籠った瞳。…やるしかないじゃないか。

 

 

「はああっ!」

 

 

マフラーを使いやすいロングソードに改造し、できるだけ弾丸を切り払いながら突進する。アヴェンジャーの宝具を喰らいながらもこちらの接近に気付いて攻撃する余裕があるとは。…私じゃ無理だな、どれだけ、戦って来たんだろうか。

 

 

「ああもう、邪魔だお前!星の怒りよ鳴動せよ!全て焼き尽くせ、【惑星憤怒(ゴーマ・ヴリトラ)】!」

 

 

ワタシが機関銃を手放し床に手を付けると共に大きな魔力の奔流が発生する。そして四方八方、否監獄塔の外から一斉に放たれた熱線がワタシを囲う様に放たれ、高速起動しているアヴェンジャーと共に、私に襲い来る。…マスターには、行ってない。なら問題ない…!

 

 

「クロナさん!【緊急回避】!アヴェンジャー、【応急手当】!…頑張って、お願い!」

 

「「ウオォオオオオオッ!」」

 

 

ぐだ子の使った魔術によって、私は紙一重で熱線を回避して止まらずに突進。直撃を受けながらもアヴェンジャーも再び舞い上がり、再び翻弄を始める。…復讐鬼も根性凄まじいな。私も、負けてられない…!

 

 

改造、装填(カスタム・オフ)。―――Disable(無効化)…!」

 

「ッ…アァアアアアアアッ!?」

 

 

掌を押し付ける。純白の騎士甲冑が(ほど)け、その中からワタシが現れる。見れば見る程瓜二つ。しかし髪は腰まで伸びて白く染まり、士郎と同じように肌も浅黒くなっているが傷だらけだ。その目は赤く狂気に染まっていて光なんて感じず、アスラの様な怒りに満ちた形相をしている。ああ、こうなりたくはないな。

 

 

「お前が、私が、いなければァアアアアアアッ!」

 

 

己の両腕をマグマの如く改造し、赤く焼けた拳で殴りかかってくるワタシ。咄嗟にマフラーで覆って部分的な甲冑に改造した右腕で受け止めるが、筋力が私以上なのか一気に吹き飛ばされる。…でも、私の役目はこれだけじゃない!

 

 

「怒・憂・我・暴・怠・欲・虚・色・・・人間の業を司る八極にして究極の一、私を構成するその憤怒を持って理不尽を今宵蹂躙しよう」

 

 

今までジルドレェやらアスラやらアサシンやら、目の前のワタシやらで溜めて来た込み上げてくる怒りを、そのまま魔力に変換して。ワタシがその手にコンテンダーを構え、私も漆黒の炎を溢れさせて発動した。

 

 

「起源弾作成・・・改造、装填(カスタム・オフ)。【騎士でなくても徒手にて死せず(ノンナイト・オブ・オーナー)】!」

 

「絶対に赦さない。【万物を侵せ、(アンリミテッド・)無限の憤怒(レイジング・インベイジョン)】!」

 

 

コンテンダーをマシンガンの様に連射できる様に改造したワタシの、無限とも言える起源弾の嵐が放たれ、私も右手を突き出し漆黒の炎で弾丸を飲み込みながら放出。

 

 

「ッ…!?」

 

 

炎に宿った私の魔力が侵食し、その動きを完全停止させる。使い方は違うけど、誰よりも知っている私の霊基ならこれぐらいできる…とどめは、任せたアヴェンジャー。

 

 

「よくやったぞ、憤怒の娘よ!」

 

「アヴェンジャー!【瞬間強化】!」

 

「【虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)】!」

 

 

次々と、数え切れない程の数に分身、ワタシを取り囲み、光線を放射するアヴェンジャー。この七日間、何度も見て来た光景。…やっぱり、あの復讐鬼…私なんかよりも憤怒を抱えてるなぁ…

 

 

「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!…士郎、ゴメンナサイ…」

 

 

その言葉を最期に朽ち果て、跡形もなく消滅するワタシ。…あんなに士郎に謝りたいと思っているのに、生前は狂ってから最期まで士郎の存在を認知できなくて、死後もバーサーカーで現界して消滅する最期じゃないと狂化が解かれないから士郎と戦っていても気付かないって…哀れ過ぎるなぁ。同一人物だとはいえ、同情はできないが。エミヤシロウをあそこまで追い詰めたんだから、むしろもっと苦しめ。

 

 

「…クロナさん」

 

「あ、なにマスター。そう言えばここから何時になったら出られるのかな?」

 

「…泣きそうなのに悪い顔にしようとして歪んでいる表情をしてる」

 

「……マスター。うちのカルデアはもう既にエミヤを召喚しているからさ。あのワタシだけは召喚しない様にお願いね」

 

 

ぐだ子にそんな悲しそうな顔はして欲しくないな。マシュに怒られる。私個人としても笑っていて欲しい。…さて、さっさとここを出ようか。ねえ、巌窟王。




二人のクロナのステータス、解放します↓


言峰クロナ
クラス:弓兵(アーチャー)
マスター:ぐだ子
性別:女性
身長:159㎝
体重:46kg
スリーサイズ:B81/W55/H82
出典:不明
地域:日本
属性:混沌・悪・人
イメージカラー:灰色
特技:家事、無言の威圧、諦めの悪さ
好きなもの:コーヒー飴、泰山の麻婆など辛い物全般、マフラー編み
苦手なもの:炎、愉悦、凛、タイガー
天敵:衛宮黒名、アスラ、ジル・ド・レェ、ジャンヌ(白)

ステータス:筋力D 敏捷C 耐久E 魔力EX 幸運B 宝具EX

スキル
・対魔力Aー:自分に触れた魔術を瞬間的に己の物とし逆に防ぐことが可能。しかし瞬間的な物であるため、連撃に対し弱体化する。

・単独行動A-:後述の「魔力変換(憤怒)」により魔力を半永久的に得られるためマスターから一ヶ月程度離れてもなお、宝具を一回使用できる程度に現界可能。ただし怒りが消えると一気にEまで下がる。

・軍略C:多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。生前に勝率の低い戦いを敵のサーヴァントまで利用して勝利に導いた実績から。

・改造魔術EX:彼女のみが習得した唯一の魔術。物質であるのならば、分子レベルから惑星級まで根本から侵食し、別物に変質させる。質量があるのならば自分自身の肉体から他人の宝具まで侵食可能。実体が無い魔術や事象に対しては無力だが、支配系の魔術に対しては絶対的な支配権を得る。

・魔力変換(憤怒)A-:怒れば怒る程、魔力に変換して使用できる。生前の縁から得たとある英雄のスキルが変質した物。しかし冷めやすい性格であるため、切れる時はあっさり切れる。

・破壊工作B:戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。正面からの対決よりもトラップによる搦め手を得意とする。ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。

宝具
万物を侵せ、(アンリミテッド・)無限の憤怒(レイジング・インベイジョン)
使い方が二種類あるランクEXの対人宝具。




衛宮黒名
クラス:狂戦士(バーサーカー)
真名:???
性別:女性
身長:163㎝
体重:48kg
スリーサイズ:B83/W54/H83
出典:???
地域:イギリス、全世界
属性:混沌・狂・人
イメージカラー:血塗れの白
天敵:言峰クロナ、イスカンダル

ステータス:筋力A 敏捷A 耐久B 魔力EX 幸運D 宝具A+

スキル
・狂化EX:バーサーカーのクラススキル。ランクが高いほど、バーサーカーとして理性は失われる分、肉体面が強化されていく。EXランクともなれば、まともな思考や意志疎通など到底は不可能。

・対魔力Aー:自分に触れた魔術を瞬間的に己の物とし逆に防ぐことが可能。しかし瞬間的な物であるため、連撃に対し弱体化する。

・単独行動A-:後述の「魔力変換(憤怒)」により魔力を半永久的に得られるためマスターから一ヶ月程度離れてもなお、宝具を一回使用できる程度に現界可能。ただし怒りが消えると一気にEまで下がる。

・改造魔術EX:彼女のみが習得した唯一の魔術。物質であるのならば、分子レベルから惑星級まで根本から侵食し、別物に変質させる。質量があるのならば自分自身の肉体から他人の宝具まで侵食可能。実体が無い魔術や事象に対しては無力だが、支配系の魔術に対しては絶対的な支配権を得る。

・魔力変換(憤怒)A+:怒れば怒る程、魔力に変換して使用できる。生前の縁から得たとある英雄のスキルが変質した物。

・憑依継承:「サクスィード・ファンタズム」。デミ・サーヴァントが持つ特殊スキルで、憑依した英霊が持つスキルを一つだけ継承し、それを自己流に昇華することができる。

・無窮の武練A-:ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。心技体の完全な合一により、いかなる精神的制約の影響下でも十全の戦闘力を発揮できるが特定の相手の前だけ愚直になる。

宝具
惑星憤怒(ゴーマ・ヴリトラ)
地球を改造して一時的に復活させた太古の星の意思。大英雄でも勝利不可能とまで言われる、神々が本気を出してようやく打破できる怪物。

騎士でなくても徒手にて死せず(ノンナイト・オブ・オーナー)
手にした武器を支配し、自らの宝具としての属性を与えて自在に駆使する。 どんな武器・兵器であろうとも彼が手にした時点でDランク相当の宝具となり、元からそれ以上のランクを備える宝具であれば、往来のランクのままバーサーカーの支配下に置かれる。



バーサーカーの方だけ明らかにやばい件について。ちなみにうちのぐだ子、あだ名ですけど本名は藤丸立香じゃありません。それこそがクロナを召喚した理由にもなってたり。

嫉妬、色欲、怠惰→あまり変わらないけど約一名がクロナの怒りに触れて残虐バトルに
強欲→変わってるんだけど普通に戦った。本編で強すぎるからしょうがないね。
憤怒→やっぱりこの人。クロナは憤怒の器じゃありません。
暴食(悪食)→アサシン。真名は言わせないけど一番シャトーディフにあっている鯖だと個人的に思う。
傲慢→衛宮黒名。魔術師絶対殺すウーマンからクロナ絶対殺すウーマンにジョブチェンジ。デミサーヴァント。
アヴェンジャー→本編と同じ道先案内人。結末も一緒。うちのカルデアには来てくれなかったよ!


次回こそアーチャーVSアーチャーの超遠距離バトルから始まるVSエミヤ編前編です。
感想をいただけると励みになります。次回も楽しみにしていただけると嬉しいです。

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