② 八重はとにかく落ち着きがない
生まれて?初めての旅行に普段は斜に構えている八重も年相応…
と、言うよりは無意識の内にメンタルが外見以上に幼い振る舞いなってしまっている為に完全に幼児退行していた
そんな状況に驚きながらもヒエン以外はこの状態を大いに楽しんでいた、特に親父が
小町とミドリの妹コンビは八重に小町お姉ちゃん、ミドリお姉ちゃんと呼ばせて喜んでいたし同様に陽乃お姉ちゃんにパパ、ママと小町の幼い頃を彷彿させるその仕草に皆喜んでいたのだが…
「戸塚先輩の居ないチャンスなのにぃっ!」
そう歯噛みするヒエンに
「何言ってるの?小町ちゃんいわく、
『普段警戒心の塊のお姉ちゃんの警戒心がゼロなんですよ、連れ去りが怖いレベルなので絶対に目を離してはいけない事態なんですのでからヒエンさんにも協力をしてもらえるようお願いしてください』
ってね?だから今の八重ちゃんと仲良くなって先輩の深層心理にお兄ちゃんを刷り込むんだよ
『まるで幼い頃に憧れた年上のお兄さん的なポジに…』
は陽乃さんからの応援メッセージですからね」
そしてナゼこんな話をしているのか?の説明説明せねばなるまい(あり得ないけど冨山敬さんの声で)
荷物をお風呂セットを持たせて部屋から放り出された男二人は先に一階ロビーのカフェでウエルカムドリンクを先に飲んで待っていた
しばらく待っていると可愛い幼女用の浴衣に着替えた浴衣に着替え小町とミドリの間に挟まれ手を握られている八重の機嫌は頗る悪く…
その意思表示となる彼女の頬はハムスター状態であるにも関わらずそれを割り引いてもこの六人の美女、美少女、美幼女達は注目の的になっているが巡り合わせの妙だろう
因みにアタシが着ている浴衣はOVAで隅田川の花火大会で水着と同じヒロインが着ていたものとやっぱりコスプレ
陽乃さんがナニをしたいのかわからないけどあまり知りたくもない
男湯と女湯に別れたアタシ達だけどお風呂場ですぐに駆け出そうとするので小町とミドリに挟まれて手を握られている
大浴場に入ると湯気でアタシの髪は真紅に染まりその人目を引く長い髪に人が群がってきた
(おかしい、なぜステルスが発動しない?)
陽乃さんにレクチャーされながら小町がアタシの髪を洗ってくれているけどさすがに心苦しいから
「あのさ、小町もアタシの為にそんな面倒臭い事なんかしたなくないだろうしアタシもいい加減邪魔くさいからバッサリと…「脚下」」
せめて最後まで言わせてほしかったんだけどね?小町ちゃんや