春の暖かい日差しを受けながら転た寝をするアタシと昼休みに結ったアタシのツインテをリボンで飾る雪乃
最初の出会いこそあれだったけど雪乃はアタシには優しく妹を見る姉の様だった
八には未だ蟠りがあるようだけど少なくともとも初対面の時の敵意までは感じない
そんなことをぼんやり考えているとこちらに近付いて来る足音と気配に気付いたアタシが左目だけを開けるとそれに連動して揺れるアホ毛
「 雪乃、来客らしい… 」
その言葉を聞いて耳を済ますと確かにこちらに近付いて来る足音に気付き気配を探っているとノックの音がして雪乃が
「 どうぞ 」
「 乳牛、ここは隣人部部室ではないから小鷹はいないぞ… 他を当たれ、お帰りはあちらだ 」
入ってきた人物を一目見て流れるように退出を促すアタシに
「 に、乳牛って何だしっ! 」
怒ったように聞いてくるから
「 そんなこともわからないから乳牛なんだよ、自分の胸に手を当てて聞いてみるんだな 」
そう言ってやったら
「 あたしなんかあの子に嫌われてるみたいけどどなんでかな? 」
と、マジに聞いてるよ… アタシを越えるアホさだな
そう思いながら
「 嫌いじゃないから安心しろ、私の ( 心の ) 平和のためにはむしろ排除せねばならぬ敵と認識してるだけなのだからなっ! 」
ドンッ!と言う効果音をバックに描きどや顔で言ってやり
「 雪乃、アタシはこの乳牛と馴れ合う気はないから依頼の話は貴女に任せ私は飲み物を買いに行くか何が良いんだ?
それと牛、まことに遺憾だが依頼人のお前の分も買ってきてやるから欲しいものを言え 」
そう言って二人のリクエスト聞いて八のベストプレイスで靴を脱ぎベンチ上に座り込んでマッカンをちびちび飲んでると銀髪の美少女が声を掛けてきた
「 あっ、君… さっきはごめんね? 身体大丈夫? どこか痛いとこはない? 」
そう心配そうに聞かれてついうっかり
「 誰だ? お前…アタシのお友達帳には登録されてない美少女だな? お前が所属してるのはキュート、パッション、クールの内のどれだ? 」
と、軽口を叩くと悲しそうな顔で
「 僕、男の子なんだけどな… 」
そう言われて
「 知っている、知っている上での暴言だからきにするな、だかそれが嫌なら二度とアタシに関わるな… エンカウント率の低いレアキャラなんだからな、このアタシはさ…
痛いとこはないかってきいたよね?
今は頭が痛い痛いな… ピンクのコブがついた乳牛に話し掛けられたらからな… あ、わりぃ… そう言えばあの乳牛はアンタのクラスメイトだったわ…
ってもアタシはあんたらの関係性がどうなんかは知らねぇけど…
うん、アンタも男の子だからな…
うん、やっぱりアレが嫌いなわけないよな…
まぁそんな事アタシにゃなんの関係ない話だな… 」
由比ヶ浜結衣登場ですが八重が毛嫌いするのはアレが原因なのはおわかりいかだけると思いますよ?乳牛って単語だけで