「 な、な、ナ、ナンデスカ? この双子の美人姉妹… まさかのお父さんの愛人の娘? それともまさかの援交とか? 」
そう言ってるから
「 わかった? 事情を知らない第三週はそう思うんだから家人として知ってないと不味いから聞いてるんだけどね?
それと小町、愛人の存在の有無は知らないけど愛人の娘や援交の相手を連れ帰る度胸はないと思うよ? 尻に敷かれれてるんだからさ
それと二人はアタシの後輩で姉妹じゃなくて兄妹だからな?
まぁ、彩加と双璧をなす男の娘だから間違うのも無理ないが兄はテニス部所属で彩加の後輩で南海ヒエンな
んで、妹の方がアタシが最近兼部で入ったテニス同好会の後輩、南海ミドリな、当面ダブルスを組むパートナーだがその先はまた後の話だ」
そう言って盛大な溜め息吐くと
「… 「 パパは黙ってて貰えるかな? 詳細はともかく客を連れて帰るすら連絡してきたら対応も違ったんだけどね? 一応台所を預かる主婦としては聞いておきたかったんですけども? 」」
そう言って親父を黙らせると二人の言葉を待ったけど何も言わないから
「 なら良い、今夜のところはアタシは垢の他人パパの客としてしか接しないんでそのつもりで 」
そう言ってから改めて
「 お帰り、おかず温め直すけどお客様の食事は? 」
そう聞いたら
「 キッチンからの匂い… メインのおかずは煮込みハンバーグか、ならそれは娘さんの方に頼んで息子さんは俺とカツ丼でも… 」
そう言ってアタシの顔色を伺うから
「 確かにカツ丼自体は問題ないけどあらかじめ連絡してきたら自然解凍できるだけどね? まぁ食べるのはアタシじゃないから良いんだけどね
で、お二人さんは今夜泊まるの泊まるなら客間用意しなきゃいけないし荷物もそっちに置いてもらうことにからね? 」
そう聞いたら
「 客間で頼む 」
そう答えが返ってきたから
「 了解です、小町お客様を客間に案内して荷物を置いてもらって、アタシは食事とお茶の支度をするから 」
そう言ってキッチンに向かうと食事の支度を始めた
トンカツを二枚冷凍室から出して煮込みハンバーグをレンジに入れ温め直し始め味噌汁も温め直す
因みに家はオール電化…と言いたいが風呂はガスと太陽光給湯器の併用と言う謎のシステムだ
因みに太陽光発電機も完備で要は家は親父の会社のモデルハウス…え、親父の仕事何だって?
そういや言ってなかったが親父は東電の下請け会社のひとつで家屋のオール電化システムや太陽光発電の研究及び開発と商品化だ
もちろんエアコンの廃熱利用等のエコ部門やIHクッキングヒーターも手掛けているそうだが詳しくは理数系嫌いの機械音痴のアタシは興味ない
比企谷家の夜は長い?