「ループスイングだったっけ?八重ちゃんに教えてもらってからなんかテニスが上手くなった気がするよ?」
結衣のその言葉に呆れた雪乃が
「少なくともこのまま続けてけば大学のサークルや同好会で楽しむことができるくらいには上達するわよ?
ただし…下手な大学のサークルや同好会はあまりお勧めしかねますけどね」
そう雪乃が言うと
「うん、あまりよくない噂をたまに聞くよね」
そう悲しそうに言う彩加には悪いがこの手の噂は信憑性は乏しいが逆に実際はもっと酷いとゆーか表に出てるのは氷山の一角という可能性も高い
(まぁアタシは大学入ったらバイトと料理学校で料理をもっと基礎的事から習いたいから同好会やサークルなんかパスだけどな
アタシ的には戸塚に美味しいっ言ってもらえる腕前になる方がよっぽど大事な事なんだからな」
そんな事を考えてたら戸塚の顔が真っ赤に染まってたしヒエンあからさまに不機嫌になりミドリは頬を膨らませているが気にしないで
「どうした、戸塚…風邪でも引いたのか?それとも熱中症か?」
そう言って戸塚の額にてを当てるとますます顔が赤くなり
「微熱かな?体調は大丈夫なのか?」
そう戸塚に聞いたら
「戸塚君も大変ね、この天然系たらしを彼女にしたら」
そう言われて戸塚も苦笑いを浮かべてるから
「アタシは御手洗団子は好きだけどヨダレなんか垂らしてないからなっ!」
そう言ったらメンバー全員にに呆れられて溜め息吐かれた…ナゼだ解せぬ
その後マイとマヤは練習を撮影した映像の編集、そして今後の指導方針を話し合うそうで動物園に行くのは同好会の一年達と材木にヒエンが同行することになりになりアタシと結衣は大ハシャギ
結衣はまぁ、リア充だから当然なんだろうがアタシはカマクラ以外の動物を生で見るのは初めてなんだから当然だよな?
良いよな?たまにはアタシだってちょっと? くらいはしゃいだってさ
ついつい駆け出しそうになるアタシを押さえるために雪乃が
アタマイタポーズをした後
「戸塚君、このまま八重さんを野放しにしたら迷子になりかねませんから手をしっかり握っておくようにしなさいねっ!」
そう雪乃に言われたら
「な、なんだよ?アタシの事子供扱いして 「 子供扱いがヤなら少しは落ち着きなさい、貴女という子は全く… 」」
そう言われてたら明らかに小学校の低学年らしき子に
「 あははははっ、あの子お姉ちゃんに叱られてるよっ♪」
なんて笑われてしまい結衣にまで笑われてしまってる…最悪、否…屈辱だ
まぁそんなわけで、テンション落ちてやっと落ち着いたというよりは落ち込んでる
「 短いとはいえ人生初体験なんだからちょっとくらいはしゃいだって良いじゃんか… 」
そう小さな声でブツブツ文句を言うアタシだった
ようやく動き出した一行です