セカンドサーブは横へのスライドは小さかったものの着地後の加速は今まででにない鋭さで完全にタイミングをはずされたミドリのラケットを弾き飛ばしサービスエース
尋常じゃない速度で進化を始めたアタシのキックサーブに翻弄され始めているミドリはサードサーブのミスサーブに全く対応が出来ないまま甘いボールを返すとヒエンのボレーの餌食になりフォーティラブ
そして最後のサーブもなんとか返したけどヒエンのボレーの餌食にされて
「ゲームウォンバイ八重、ヒエン、ゲームカウント5ー0」
と、フィフスゲームの終了を告げられた
すっかり意気消沈のミドリのサーブは全く精彩をを欠きそのローテンションに巻き込まれた彩加と二人からサービスゲームをブレイクするのは容易く第一セットを制したのはアタシとヒエンゲームだった
③ 宣戦布告
「四人共、お疲れさん」
最初に声を掛けて来たのは陽乃さんで
「ヒエン君は未々平気なんだろうけど時間も時間だし疲れきってる八重ちゃんと意気消沈で戦意喪失の二人を相手にしても練習にならないから続きをするならまた後日にしなさい」
そう言われて今日はここ迄となり
「彩加はもう少し汗をかいて気分を切り替えなよ
ミドリはアタシとシャワーを浴びて汗を流そう…」
そう言って重い足を引き摺りしてトラベルパックと着替えを持ってミドリの手を引っ張りシャワールームに向かうと
「二人共、肌着を身に付けたら呼びなさい、特に八重さんはそのその方面が壊滅的に不器用と小町さんから聞いてますからね?」
そう言って軽く睨むと
「もちろん拒否権はありませんからね」
そう言ってアタシの言い訳を封じ込めた
最初は温めのお湯出掛け湯にして頭、身体と洗い疲れも一緒に洗い流すかのような感じで熱目のお湯を浴び泡を洗い流す
たっぷりと時間をかけ洗い流す間水音に紛れてミドリのずっと鳴き声が聞こえていた
しばらくの時が流れアタシがいつまで入ってりゃ良いのさ?
雑に身体と髪を拭き必要ないんじゃ?って思うブラとショーツを身に纏うとメールでその事を知らせるとバッグを持った雪乃が現れた
ドライヤーとヘアブラシに着替え用のエプロンドレスっ!?
雑に身体と髪を拭き必要ないんじゃ?って思うブラとショーツを身に纏うとメールでその事を知らせるとバッグを持った雪乃が現れた
ドライヤーとヘアブラシに着替え用のエプロンドレスっ!?
ってこれガンベルトやホルスター装備したら俺アリスじゃね?
って思わず呟いたけどこのネタ理解できるの総武にどれくらいいるんだろうか?
ミックスダブルスの試合は一セットで終わりと成りました…