八重、初めての大型連休…間、二日目
翌日は都合が悪い優美子、もっとも勉強をすべき由比ヶ浜は敵前逃亡をはかり姫菜は材木参加なので結衣と優美子が不参加のため不参加
ついでに戸部も姫菜が不参加を聞いて不参加で今日の参加者はアタシ、雪乃に彩加、隼人、材木、大岡、大和
さすがに三日連続は…と言うことになり今日は図書館へ
布陣は二人掛けの席で彩加と雪乃六人掛けの席にアタシと隼人が隣り合わせで向かいに材木、大岡、大和の順に座り
三人は手アタシと隼人の空いてる方に聞くことに決めたけどあらかじめ
「 はっきり言ったら理数系は苦手意識が強いからできれば隼人聞いてほしいのとアタシも隼人に聞きたい位ナンだが聞いても良いか? 」
そう聞いたらなぜか嬉しそうな隼人が
「 もちろん遠慮しないで聞いてくれ 」
そう言ってくれ安心したが
「「……」」
彩加と雪乃が不機嫌そうにアタシを見ているのには全く気付けなかった
一人で三人を見ていた昨日と違い互いそれなりに勉強が進んだアタシと隼人
言っちゃ悪いが結衣に教えなくて済んだ雪乃は結構捗り、彩加もアタシよりずっと優秀な教師に習ったからはかどったはず
ただ… アタシが隼人に教えてもらってる時にアタシに近寄り手元を覗き込んでるのを他のみんなが悔しそうに見ているのは全く気付かなかった
さすがに今日はこのメンツで食べに行くのもなんなので解散となり小町に電話したら
『 今日は早めに帰るからビールのツマミになりそうなもの用意してくれと言われましたからお姉ちゃんが何か買って来てくれると助かりますから小町は、刺身の短冊を解凍しておきますね 』
そう言われて
「 わかったよ、ケンタッキーで適当に買ってく 」
そう小町に伝えて帰ることにしたんだけど玄関先で鉢合わせ親父を見てアタシは青ざめた
「 おぉ、八重か… 小町にも言ったが部下達をつれてきたからよろしく頼む 」
って小町ちゃん、お姉ちゃん聞いてないよ?
あぁ、そんな事を言ってる場合じゃない… 楽しみにしてた宇都宮の餃子を焼いて、玉子焼き焼いて… 冷飯がかなりあったはずだからご飯ものは豚キムチチャーハンで良いか?
あー、取り敢えずの小町の分取っておきチキンと味噌ピーを出さして… あ、かまぼこあるから板わさにして出して…と
う~っ、マジにアタマイタ… アタシが酒のつまみなんか知るかよ
あー、キュウリの浅漬けがあったから鮭の切り身も焼けば良いか?
はぁ、面倒臭い… 今日はカップヌードルにしとこ
え? 水割り飲むの? ハイハイ、氷とミネラルウォーター出します
全く… 水割り作って柿の種探してたらカップヌードルのびちゃったじゃん…
あとは生ハムにちくわにキューリやチーズを詰めまして… っと
「 お父さん、お母さん、明日も早いからもう寝ますね
それと必要なら皆さんの分も朝食、用意しときますけど? 」
「 はい、わかりました… 友達とテニスです、はいお休みなさい 」
そう言って部屋に戻ると寝間着に着替えて寝ることにしました
一回の勉強会をサボったから…ではなくその取り組み姿勢の問題でしょうね?