好き嫌いについてのお話ですが筆者も子供の頃はマグロの赤身以外の刺し身が全く食べれないので回転寿司なら100円のお皿だけで幸せてすね
とにかくスゴい偏食家でしたから
「比企谷八重…だね?川崎沙希だ、よろしく頼むよ…
戸塚と由比ヶ浜と同じく同じく2F所属だからそっちの意味でもよろしく頼む」
そう言われて不思議そうに見てたら
「アンタの着てる総武の制服は陽乃さんの依頼でアタシが作った一品物なんだよ」
そう言われて
「そっか…アンタってみた目通りにスッゲーできる女なんだな… そのうちもう少し落ち着いたらお裁縫、教えてくれるか?
最低でも繕い物くらいは自分でできるようにはなりたいからな? 」
そう答えたら川崎沙希に
「 あぁ、アンタを見てるとなんだかあたしの妹を見てるような気がしてくるからアタシができる事はアタシに相談しに来るんだよ? 」
と、そんな風に言ってもらいアタシとしてはマジに嬉しかったんだが、その妹が今年年中さんなのを知る陽乃さんが強化外骨格の下で笑っているのには気付けなかった
こうしてアタシは、比企谷八重の姉を自称する四天王雪ノ下姉妹と三浦優美子に川崎沙希の四人と知り合うこととなった訳なんだが沙希の弟
小町風にゆーなら義弟候補と出会うのはこの少し後の話だった
とにかく、いつの間に合流したのかよくわからない小町も一緒に買い物と言うか浴衣を見に行くことになり
アタシは着ない ( 着れない ) からと、遠慮したんだけどどうしてもって譲らない陽乃さんに根負けしてアタシは夜空に映える大輪の花柄模様
小町にはひまわり模様に彩加はシンプルな藍染を買ってくれました
その後アタシ達は陽乃さんに連れられ回らないお寿司やさんに連れられまして…
ええ、最初思い切り抵抗しましたよ…
「 いわゆるヒカリモノですか? が苦手でして… ワサビもダメだしナニよりテーブルマナーとゆーか食事の作法が壊滅的で…
お弁当の時も優美子に世話を焼かせ、雪乃にしょっちゅう注意されてるのにちっとも改まらないから…
こんな立派なお店の客に相応しくないし陽乃さんに恥じ掻かせるからやなんです 」
アタシは涙目でそう話すとクスクスと笑いながら若女将らしき人がアタシの頭を撫でながら
「 安心して、貴女の事情を知るのは私だけでうちは幼いお子さまはもちろん魚離れと言われ始めた頃から魚の美味しさを理解していただくのを使命として商いをしてます
ですからもし貴女がそのヒカリモノキライを何とかしたいと思うのでしたら私達にも協力させてはもらえませんか?」
そう言われてアタシは
「 何とかしたい…アイラブ千葉とか言ってるのにイワシの握りが食べれないアタシが大嫌いだから…『 嘘つきのお前なんか死んぢゃえっ! 』 って何回鏡に向かって言ったかわからないよ…」
いかがでしたでしょうか?八重の好き嫌いは…
今回は若干個人的な嗜好が八重の好き嫌いに投影されましたけど……