同居人   作:春の雪舞い散る

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蓄積されるダメージ

 

 と、言う訳でキャバ嬢とホスト×アタシと戸塚のミックスダブルスが始まったのだけどアタシとキャバ嬢の一連のやり取り

 

 そして絵面的に小中学生苛めてるようにも見えるし何より三浦嫌いがここにきて表面化してるのでホストの客たちも一部を除きノリが悪い

 

 別にそんな事はどうでも良い事でアタシかサーブを打つのを見てレシーバーはキャバ嬢、ホストが前衛の布陣をとる

 

 試合が始まりアタシがツイストを踊る

 

 きれいに決まったサーブは大きく弾みキャバ嬢の顔を襲い小さく悲鳴をあげて尻餅を着くのを見てアンチ三浦派が失笑するが

 

 「君も女性なら自分の顔を狙われたらとは思わないのか?」

 

 等とそんなトロい事ゆーから

 

 「雪乃と戸塚はアタシのフォームからキックサーブを打ったのはわかるし経験者らしいその女もわかるはずなのにアタシの事を見下すしかしてない

 

 だから、そんな簡単な予測をする事すらもできずに無警戒にボールに突っ込んだその女自己責任だろうが?

 

 戸塚だってちゃんと初見で警戒してレシーブしたぞ

 

 それに威張ってゆーこととじゃないが未完成のこのサーブの弾む方向は打ったアタシ自身ボールに聞けとしか言えないから狙って打つ余裕はねえんだよ」

 

 そう言ってやったら

 

 「隼人は黙ってろし、今度はアタシがあのチビをギャフンと言わせてやるっ!」

 

 そうキャバの女王が言ったけど逆にまた言わせてやんよ

 

 サーバーはキャバ嬢にレシーバーはアタシで速い球足で威力はありそうだけど逆上してるからコースが甘い

 

 ループスイングで目一杯パワーを乗せしっかりスピンをかけてキャバ嬢の逆サイドを狙うがスピンボールは初めて受けるらしいホストはスピンボールに弾かれ浮き球になり戸塚のボレーが鮮やかに決まる

 

 今度はさっきの事も有りレシーバーはホストだけど今度は踊らない代わりにいつにもましてきれいに横滑り

 

 キックサーブを警戒してたホストが対応できるわけなくアタシにチャンスボール

 

 「こんなこともあろーかと♪」

 

 と、アタシが陽気に言ったら

 

 「ムッ、李・紅蘭っ!」

 

 叫ぶ材木ウザいと思いながらアタシは全身のバネをしならせ…そして溜め込ませた力を一気に爆発させる

 

 ーハゼロ、リア充っ!ー

 

 と、呪文っぽく叫けんでスマッシュを放つ

 

 「な、なんだと?女王蜂(クインビー)ダイナマイトだとっ!?」

 

 (ってオイオイ、お前もこのネタ知ってるのかよ?材木)

 

 と、アタシがのんきに思ってたけどアタシが解き放った女王蜂の襲来を受けるホストはまたしてもラケットを弾き飛ばされ返った浮き球は戸塚のボレーでゲームポイント 




 
 ようやくこの戦いにピリオドを打つべくあの台詞の登場です

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