ブラック・ブレット〜天童民間警備会社の新入社員〜   作:梨味

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タイトルと内容がほとんどマッチしてない件。でも次からアレやるからいいよね!

佐々木 夏来について
見た目は延珠の髪を肩より少し長くしたような感じで、一本縛りしているような感じ(黒髪)。顔はもう少しロリっぽい←?。声はみもりんのロリ声。


絶望への歩み

「そういえば木更さん」

「ん?何かしら前山くん?」

「イニシエーターを連れてきましたけど………その子供を狙う犯罪者みたいな顔で寄ってくるのやめてくれませんかねぇ?」

ヤバイ。この人ガチモンのロリコンだ!というか、女のロリコンとか需要ねぇわ!あるのかないのかわかんねぇけど需要ねぇわ!

 

「そんな目で近寄るの、やめてください」

「し、辛辣ね…………ちょっと前山くん!なんでこんな風に教育したのよ!

「いやそんなこと言われても…………」

別にそんな風に教育する時間は無いし、教育できるとしてもそういう風にには教育しまい。

「あ、イニシエーターといえば。里見さんのイニシエーターはどうしたんですか?」

「あぁ、延珠だったら疲れて家に帰った」

「そうですか…」

「行くか?俺ん家。一応、アイツもここの社員だから、顔合わせする必要はあると思うんだが」

「まぁ、そうですね」

今更な感じもするが、なんで年下に対して謙っているのだろう。いやね、里見さんは僕を救ってくれたと言っても過言じゃないからね。謙ってもいいかなって思ったんだよ?

 

「ど、どうしたんだよ苦悩して」

「……………いや、何でもない。気にしないでくれ。じゃあ、夏来ちゃん、行くか」

「うん」

「ちょっと!私を置いてくつもり!?」

「だって、全員行ったら会社誰もいなくなるだろ」

「里見くん、半年間の給料50%カット。いいわね?」

「なんで?!」

木更さん。アンタかなり鬼畜&理不尽やな。でも、これに関しては木更さんの八つ当たりだから同情はできない。

「里見さん、金だったら少しは貸せますよ?貯金崩せば」

「え?あ、いや。それはだな…………」

心が揺れ動いてるこの感じ。快・感。

 

「じゃあ、出かけて参りますー」

出かけるとは言ったものの、これはもう帰宅するに近い。

「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!夏来ちゃんは置いてってぇぇぇぇぇぇぇ!」

「キモチワルイ」

何されるか分かったもんじゃないから絶対に置いていくわけにはいかない。というか夏来ちゃんの心が出社間もなくして荒んでいく…………

 

 

「延珠ー」

「蓮太郎ー♪おかえりなのだー♪」

「うおっ!急に抱きつくな!」

「夏来ちゃん、帰ろっか」「えっ」

「いやいやちょっと待てよ!」

夏来ちゃんも困惑し、里見さんも止めようとしたが、今すぐに帰りたい。こんなリア充全開なところを見せられてもただ死にたくなるだけだ。

「蓮太郎、この人たちは誰なのだ?」

「あぁ、会社の新入社員だ。前山と佐々木だ」

「そうなのかー。よろしく頼むぞー♪」

「よ、よろしく」「よろしく♪」

何を頼まれるのかよく分からないが、延珠ちゃんは笑顔が眩しい……………愛でたい。と思ったら夏来ちゃんもここに来て最高の笑顔を見せた。今更だけど、かわえぇ…………

「どうした前山。そんな恍惚とした表情して」

「あ、いや……………」

 

 

「悪いな。晩飯作らして」

「大丈夫っすよ。飯を作るなんて昔からやってることですから」

「でも妾は蓮太郎のうまいご飯が食べたいぞ〜」

「前のご飯のほうがおいしいもーん♪」

いやいや、アンタ、まだ僕の飯食ったことねぇだろ。というか、なんで飯について本人じゃないヤツが張り合ってるんでしょうね〜。

「温め合おう♪」

「うん♪」

!?……………何か、唐突に抱き合い始めたんですけど!?確かに出会った瞬間から気持ち悪いほど仲良くなったみたいだけど、流石にそういう関係になるのは嫌だわ!

「おい幼女2人組!人目をはばからずにとんでもねぇことするんじゃねぇ!」

「お?蓮太郎も一緒にしたいのか?なら、3Pしよ?」

「3Pなんてどこで覚えたんだよ!グー○ルか!?あれだけグー○ルとは関わるなって言ったのによぉ!」

「前も一緒に、しよ?」

「上目遣いで訴えるなーーーー!…………………もう、飯は作り終わったので、帰りますー」

「おい待て!お前がいなくなったら収拾がつかなくなるだろ!」

神様、どうかこのカオスをお救いくださいませ………

 

 

「ここが私の住処か〜」

「住処って…………」

住処って、動物かよ。まぁ、それはどうでもいいのだが。とりあえず、昨日引っ越しが完了した新居に帰ってきた。さっき作った飯も、里見さんや延珠ちゃんにも好評だったから、すごく気分がいい。

「さて、飯は食ったし。あとは風呂入って、抑制剤打って、寝るだけだな」

「…………………ねぇ、前」

「ん、どうした?」

「私のこと、夏来って呼んで?」

「え?」

唐突すぎて聞き返してしまった。夏来と呼べ、難しいことじゃないが、1つ引っかかることがあった。

「いいけど、いいのか?そんな馴れ馴れしく………」

「うん。なんだか、前となら一緒に死ねる気がするから」

「そ、そうか…………」

一緒に死ねるって何か怖いけど、心開けたってことで肯定的に捉えたほうがいいのかな。

「それより夏来、風呂入ってこい」

「えー一緒に入ろうよー♪」

「え…………………………………………………ま、いいか」

「やったぁ♪」

こんなかわいい声発しながらとんでもないこと言いやがって。それより、僕の理性、もつかなぁ…………………

 

 

今日の1日はとても幸せな時間が流れた。ガストレアとも戦ったけど。こんなかわいい子と戦うなんて、夢にも思ってなかった。だけど、蛭子影胤テロ事件の始まりが明日だなんて、僕や夏来はもちろん、まだ誰も知らなかった…………………




原作キャラの登場が少なすぎる。

次回から影胤さん&小比奈ちゃん登場!

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