D.C.Ⅱ.K.S 流離いの人形使い   作:ナナシの新人

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未来 ~dream which tells the beginning~

 まどろみの中、起床時間を告げるアラームが枕元で鳴り響いている。それでも今の俺は、テコでも動かないだろう。冬場の毛布は、もはや寝具というジャンルを超越した神の領域、云うなれば神具だ。

 

「ぐはっ......!?」

 

 二度寝に興じようと寝返りを打とうとしたとき、突如、腹部に衝撃が走った。清らかな安眠を妨げるモノの正体を拝んでやろうと目を開ける。すると腹の上で桜姫(ゆうき)が跨がっていた。

 

「おきた?」

「......ああ、お陰さまでな。おはよ、桜姫(ゆうき)

「うん、おはよー。もうすぐあさごはんできるから早くきてね」

「ああ、わかった」

 

 腹の上から降りて先にリビングへ向かう桜姫(ゆうき)を見送ってから、着替えを済ませ、部屋に備え付けのクローゼットから愛着の白衣をハンガーごと持って部屋を出る。階段を下り階段脇のドアを開けてリビングへ。

 ドアを開けてすぐのダイニングキッチンでは、エプロン姿の音姫(おとめ)由夢(ゆめ)が朝飯の準備をしてくれていた。

 

「悪いな、音姫(おとめ)

「ううん、私も由夢(ゆめ)ちゃんと同じ頃お買い物とか手伝ってもらったから。お互い様だよ」

「そっか、助かる。お前は無理するなよ、由夢(ゆめ)

 

 音姫(おとめ)に礼を言い。おぼんを受け取りながら、由夢(ゆめ)に促す。

 

「はいはい、わかってるって。ほんと心配性なんだから」

 

 そう言いながらも、どこか嬉しそうに由夢(ゆめ)は、自分の膨らんだ腹部に両手を添えて、いとおしそうに微笑んだ。

 

 あれから二年――。

 俺と由夢(ゆめ)は籍を入れてから、朝倉の家で二人だけの生活を送っていた。

 なぜ、そうなったかは二年前の正月の事だ。

 二日連続で純一(じゅんいち)たちと酒を酌み交わし、姉妹の父親から正式に結婚の許しをもらった。

 その時、落ち着いたら芳乃の家を出るつもりだと話すと、純一(じゅんいち)は「しばらくの間、朝倉家(うち)で暮らせばいい」と提案した。

 ありがたい申し出ではあったが、さすがにそう言う訳にはいかない。丁重に断ろうと思っていたのだが「住宅は人が住まなくなると、すぐに廃れてしまうものだ」と頼まれてしまい断ることも出来ず。義之(よしゆき)たち桜内一家が住むという選択肢もあったのだが、義之(よしゆき)の職場等色々と総合した結果、結局、厄介になることになった。

 

 三月の末。籍を入れて、長年世話になった芳乃の家から隣の朝倉家への引っ越しとは言っても、俺の荷物はスポーツバッグひとつで十分だったから楽だったけどな。

 それから月日は流れ、由夢(ゆめ)の身体には新しい命が宿った。

 予定日まであと二週間ほど、昨日の夜から音姫(おとめ)たちは芳乃の家に宿泊しサポートしてくれている。因みに子どもは女の子だ。

 

「そう言えば、兄さんは?」

「弟くんのことも、桜姫(ゆうき)ちゃんが起こしに行ってくれてるハズだけど」

「おはよーっ」

「......おはよ」

 

 戸が開いて、昨日の夜から芳乃の家で寝泊まりしている義之(よしゆき)と起こしに行った桜姫(ゆうき)がダイニングキッチンに姿を現した。すぐに手伝いを始める桜姫(ゆうき)義之(よしゆき)は、若干赤くなっている鼻の頭をさすっている。

 

由夢(ゆめ)......お前、桜姫(ゆうき)に変なこと教えなかったか......?」

「や、別に。私は朝倉家に伝わる先祖代々の起こし方を教えてあげただけだけど?」

「教えてるじゃないかッ!」

「まあまあ弟くん、早く席に着いて朝ごはんにしよ。お仕事遅刻しちゃうよ?」

「そうだぞ、義弟」

「いや、法律的には俺が義兄な訳で......」

「弟くんは、弟くんなんだよ?」

「そうですよ、早く座ってください。義弟さん」

由夢(ゆめ)まで!?」

「パパ、みんなのおとうとなの?」

「いや、違うからっ。桜姫(ゆうき)に間違った知識を与えないでくれ!」

 

 しかし義弟さんって、世界で一番他人行儀に思える呼び方だな。

 五人でテーブルを囲んで朝飯をいただき、歯磨きをして家を出る。隣の芳乃家の玄関から出てきた、頭にはりまおを乗っけた状態のさくらも一緒に歩く。すっかり冬枯れの木になった桜並木を歩いての通勤。桜姫(ゆうき)と手を繋いでいるさくらは、鼻唄を歌うほど上機嫌だ。

 

「ふんふーんっ」

「お前、最近よく散歩してるよな」

「ん? んー、そうだね。朝の散歩って気持ち良いから。それに今日は、みんなも一緒だからねー。ね、はりまお」

「あんあん!」

 

 主人の頭で、はりまおが鳴く。風見学園現学園長が、いつ復帰するか毎日のように聞いてくると伝えると「気が向いたらね~」とさくら笑った。

 どうやら今のところ復帰するつもりはないみたいだ。

 風見学園の正門前で三人と別れて俺は、一人校舎へ入り、いつも通り職員室で支度を済ませてから保健室へと向かった。

 

「それでね、今度の記事のここなんだけど」

「あたしとしては、やっぱり......」

「お前らな......」

 

 昼休み。キーボードを打つ手を止めて床を蹴り、回転座椅子を騒がしい二人の付属女子生徒、立夏(りっか)とシャルルに向ける。

 

「何度も言うが、ここは学食でも会議室でもないんだ。昼飯と打ち合せは教室か部室でしろよ」

「ええ~っ、ちょっとぐらい良いじゃないですかー」

「ほぼ毎日じゃないか......」

「だって教室も部室も寒いんだもんっ」

保健室(ここ)陽当たりいいもんねぇ。ぽかぽかぁ~」

「そうそうっ。それに日頃の感謝もちゃんとしてるじゃないですかー」

 

 そう言って立夏(りっか)は、机に置いてある紙袋を指差した。

 今日は、2月14日。俺にとっては特にどうということのないただの平日なのだが、世間では俗にいうバレンタインデーってやつだ。さっき貰ったあの紙袋は、二人からの贈り物(賄賂)ということだった。

 

「返す」

「ブブーっ、返品は一切受け付けておりませーんっ」

 

 シャルルが、両手の人差し指を重ねてバツマークを作った。

 

「悪徳商法かよ、クーリングオフ制度は習っただろ」

「クーリングオフは商品に対してで、感謝の気持ちには適応外でーす」

「はぁ、もう好きにしてくれ......」

「やったねっ、立夏(りっか)

「乙女の勝利ねっ」

 

 何を言っても無駄だと判断した俺は、再び床を蹴り作業に戻った。立夏(りっか)たちの話を聞き流しながら仕事を進める。

 

「ねぇ、せんせぇー」

「何だ?」

 

 手を止めずに立夏(りっか)に聞き返す。

 

「昔は、一年中桜が咲いてたんですよね?」

「ああ、今から十年以上も前だ。お前らが幼稚園にも上がっていない、赤ん坊の頃にな」

立夏(りっか)は、覚えてないの?」

「まったく覚えてないわ。物心ついた頃には、もう普通の桜だったし。そもそも赤ちゃんの頃のことなんて覚えてる訳ないでしょ?」

「それもそっかぁ」

「何だよお前ら、枯れない桜を調べているのか?」

 

 一旦手を止めて二人へ向き直す。

 

「はい、今度の新聞の記事で魔法を特集するんですっ」

「またスゲーの選んだな」

 

 立夏(りっか)は得意気に宣言した。まあ端から聞いたら単なるオカルト新聞だけど。

 

「話し半分で聞き流してください。いつものを拗らせてるだけですから。それにまだ決定じゃないですし」

「おーい、シャルル。聞こえてるぞー?」

 

 小声で言ったシャルルの言葉を立夏(りっか)は、聞き逃さなかった。まさに地獄耳ってヤツだな。

 

「あ、あはは......」

「もうっ、魔法は絶対在るんだから! 前世の記憶も本物なの!」

 

 ――前世の記憶、か......。観鈴(みすず)のこともあって前世の記憶については完全否定は出来ない。まあ魔法の方は本当に存在しているから、前世の記憶を引き継ぐ魔法があっても不思議じゃないしな。

 

「まあがんばれ。ああ、そうだ、ひとつ教えてやるよ。枯れない桜にはな、和菓子に目がない妖精がいるんだぞ」

「......ちょっと、立夏(りっか)のせいだよ? 先生がおかしくなっちゃったよ~」

「えっ? わ、わたしのせいにしないでよっ! 先生カッコいいけどちょっと目付き怖いしっ、元からちょっと変わってるしっ」

 

 ――コイツら......自分で魔法とか前世とか言っておきながらこれかよ。教えてやる気が失せるぞ。黙ったままでいると二人は、慌てて取り繕いに走る。

 

「いや、信じてない訳じゃないですから! わたしには前世の記憶があるし! 妖精が居ても不思議じゃないっていうかっ。聞いたことないけど......」

「そうそうっ、意外とメルヘンなんだって思っただけですよぉ! お人形もかわいいしっ。似合わないけど......」

 

 二人して最後にボソっと付け加えてやがって......。出禁にでもしてやろうか。なんて思っていると昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。

「ありがとうございましたーっ」と、小さく手を振って保健室を出ていく二人を見送り俺は、三度パソコンとにらめっこを始めた。

 

 

           * * *

 

 

 由夢(ゆめ)の出産予定日まで、あと一週間に迫った二月の下旬。

 下校時間が近づき、青かった空がオレンジ色に染まり始めた真冬の放課後。冷たい北風が容赦なく身に突き刺さる。普段開けている白衣のボタンを閉めて、やや身体を丸め歩く。やっとの思いで正門に着くと、立夏(りっか)たち公式新聞部の面々と遭遇した。

 その中の一人、貧血やケガをしてよく保健室に来る陽ノ下(ひのもと)(あおい)が、俺に気づいた。

 

「あっ、国崎(くにさき)先生」

「まだ残ってたのか」

「今から取材に行くんですよ」

 

 公式新聞部唯一の男子生徒付属二年の芳乃(よしの)清隆(きよたか)。シャルルの従姉弟で立夏(りっか)には、運命の恋人とされている男子だ。

 

「ふーん、取材ね。まさか魔法だったりしてな」

「はい、当たりです」

「先生、スゴいですっ」

 

 付属二年の葛木(かつらぎ)姫乃(ひめの)瑠川(るかわ)さら。

 葛木の姓と姫がつく名前に最初は驚いた。今のところ俺の知っている葛木との関係は不明。まあ仮に渡り巫女の末裔葛木の分家だとしても、もう鬼は居ないから大丈夫だろう。

 

「みんな行くよー」

「ほら、喋ってないで早く来なさい」

 

 先に正門を潜っていた立夏(りっか)とシャルルが四人を呼ぶ。四人は俺に挨拶をして走って行った。先に出ていた二人は俺に会釈をして、6人揃って騒がしく桜公園の方へ歩いて行った。

 5人の女子に囲まれ、積極的なスキンシップを受ける清隆(きよたか)に「まるで義之(よしゆき)たちみたいだな」と、どこか懐かしさを感じながら俺は、彼女たち正反対の桜並木が広がる帰り道を目指して歩き出した。

 

 朝倉の家へと続く桜並木に設置されているベンチで見知った顔を二つ見つけた。

 

由夢(ゆめ)、さくら」

往人(ゆきと)さん、おかえりなさい」

「やっほー、往人(ゆきと)くん」

「何してるんだ、こんなところで?」

「ただの散歩だよ」

「おいおい、風邪引くぞ」

「や、大丈夫ですって。少しは動いた方がいいって白河(しらかわ)先輩にも言われたし」

 

 水越病院の敏腕看護師が言うのなら大丈夫だろう。

 

「さくらも散歩か?」

「ううん、今からちょっと用事があるんだ。じゃあちょっと行ってくるねー。往人(ゆきと)くん、由夢(ゆめ)ちゃんをちゃんとエスコートしなきゃダメだよ?」

「ああ、分かってる。もうじき暗くなる気をつけろよ」

「はーいっ」

 

 俺が来た道をさくらは逆に辿って行った。現理事長から色々と相談事を受けているから、もしかすると風見学園に用事があるのかも知れない。

 

「座らないの?」

「帰らないのか?」

 

 反対に聞き返す。

 

「もう少し空を見ていこうと思って。スゴく綺麗だから......」

 

 由夢(ゆめ)が座るベンチからは、ちょうど夕日が沈んでいくのが見えた。俺も隣に座って同じように夕焼け空を眺める。

 空を分断するかのように、一機の飛行機が一筋の飛行機雲を描きながら夕焼け空へ消えて行く。

 

「やっぱり誰と見るかが重要なんだね。さっきよりもずっと綺麗に感じるよ」

「......そうだな。何か温かい飲み物買ってくる」

 

「大丈夫だよ、夕日が沈んだら帰るから」そう言うと由夢(ゆめ)は、俺の手に手を重ねた。握り返す。すると由夢(ゆめ)は少し微笑んで夕焼け空に目を戻した。

 少しづつ太陽は沈み、オレンジ色だった空が徐々にスミレ色に姿を変え、東の空には白く瞬く星が見え始めた。

 

「そろそろ帰るぞ。音姫(おとめ)たちも心配する」

「うん、ありがと」

 

 先にベンチを立ち、由夢(ゆめ)に手を貸す。

 由夢(ゆめ)が、俺の手を取り立ち上がった時だった――。

 

「あっ! 往人(ゆきと)さんっ!」

「これは......」

 

 冬枯れの木だった桜並木の桜たちが一斉に芽吹き、小さな花を咲かせ始めた。

 突然の出来事に上手く事態が把握出来ずに呆然としていると、視界はあっという間に薄紅色に包まれた。

 

「桜が咲いた?」

「だな」

 

 枯れない桜が枯れて、初音島の桜が普通の桜に戻って、もう十年以上。今まで冬に咲くことはなかった桜――。

 またねっ、か。お前はこうなることを知っていたのか......?

 

「夢でも観てるのかな......? あ、動いたっ」

「マジか?」

 

 由夢(ゆめ)の膨らんだ腹部に触れると、確かに動いている。しかも、いつもよりも元気な感じがする。

 

「この子も、何か感じてるのかな?」

「そうかもな」

 

 まるで奇跡のような憧憬。

 いにしえの方術使いと魔法使いの血を引いているんだ、何かを感じ取っていても不思議じゃない。

 

「......決めましたっ」

「何だよ? 突然」

「この子の名前ですっ」

 

 性別が女と分かってから幾つも候補を上げても、これと言った名前とは巡り会えず。出産予定間際となっても未だ決められないでいた。

 満開の桜葉にそっと触れて、由夢(ゆめ)は微笑む。

 

往人(ゆきと)さんと出会った頃と同じように、また初音島に訪れたまるで奇跡で、夢のように美しい幻想的な風景。この景色のように、未来に美しい夢を抱いて生きて欲しい。この子の名前は――美夢(みゆ)

 

 

 ――なあ、サクラ。

 お前はもう一度、この初音島に奇跡を、夢を見せてくれるのか。

 また枯れない桜の物語を紡いでいくのか......?

 

 

 桜は、俺の質問に答えるかの様に。

 桜並木の木々の枝に咲く、薄紅色の小さな花たちは、北風に吹かれて枝同士が触れ合い、ざわめき合い。無数の花びらたちを空へと巻き上げ、足下へ降り積もっていく様子は、まるで雪のようだった。

 

 由夢(ゆめ)と手を繋いで、桜並木を歩幅を合わせて歩いて帰る。

 

「そう言えば、純一(じゅんいち)から連絡来たか?」

「うん。明後日のお昼に空港に到着するから、夕方のフェリーで初音島に着く予定だって」

「明後日? また、ずいぶんと早いな。予定日まで5日もあるじゃないか」

 

「私も、気が早すぎるって言ったんだけどね」と、由夢(ゆめ)は苦笑い。

 

「お父さんなんて、10日間も有給取って帰って来るんだよ。『絶対に一番に抱くんだ!』って息巻いてるみたい」

「スゲー根性だな」

「プレッシャーがハンパないよ......」

 

 予定日に必ず産まれるとは限らないからな。そもそも初産の(ゆめ)のプレッシャーになっているのなら、本末転倒もいいところじゃないか。

 因みに葛木(かつらぎ)の爺さんの方は、落ち着いたら顔を出させてもらうと、実に大人な対応をしてくれた。晴子(はるこ)も、産まれたら愛車を飛ばして会いに来ると言っている。

 

「それに、この子を最初に抱くのは往人(ゆきと)さんなのに。ねぇ~」

 

 空いている方の手でさすりながら、お腹の子に話しかけた。

 

「一番はお前だろ。もっと言えば助産師だな」

「や、それはそうだけど......」

「俺は別に何番でもいい。お前と子どもが無事ならそれだけでいい」

「はぁ......、ズルいな~」

「あん?」

「なんでもないですっ。さあ早く帰りましょ、お腹空いちゃったっ」

 

 突然上機嫌になった由夢(ゆめ)は、手を強く握り直した。俺も握り直す。

 今まで、いろいろなことがあった。

 正直楽しいことより、辛いことや、苦しいことが多かった人生だ。

 きっと、この先も、いろいろなことが起こるだろう。

 

 それでも、いつの日か人生()を終える時を迎える、その時は――。

 俺の人生(たび)は本当に幸せだったと胸を張って、心から思えるように生きていく。

 

 この手に感じる由夢(ゆめ)の温もりと。

 これから産まれてくる新しい命を守りながら、一歩一歩ゆっくり歩いて、大切に生きていこう。

 

 




D.C.2.K.S 流離いの人形使い ~after story~
最後までお付き合いいただきありがとうございました!

原作とは、時系列や設定に差異が多々ありますが多目に見てやっていただけると幸いです。
少しだけafterstoryの設定を公開します。


往人(ゆきと)音姫(おとめ)の人形。

『AIR~summer編~』の登場人物から。
往人(ゆきと)のお姫さま風人形は、最後の翼人――神奈備命(かんなびのみこと)
音姫(おとめ)の侍風の人形は、神奈の随人――柳也(りゅうや)


○山寺について。

音姫(おとめ)たちが方術の修行した山寺は、神奈備命(かんなびのみこと)の世話役「裏葉(うらは)」から。


○38話アフターストーリー7話の裏設定。
冒頭で由夢(ゆめ)の受け答えが不自然だったのは買い物中に、晴子(はるこ)から「居候の奴。由夢(ゆめ)ちゃんのこと、まんざらでもないみたいやでーっ」と聞かされていたため動揺していた。


 他にも内部で細かい設定が幾つかありますが、全部書くと長くなりますので、この辺で――。

 プロローグからアフターストーリー完結まで全40話。
 最後までお付き合いくださりありがとうございました!


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