東方能開録(完結) 作:T-ruth
俺達第七班は森に来ていた。
「私は、この班を一年間鍛え上げる教官の
深い緑の髪のサングラスをかけた女の人が言った。
なんかオーラがすごいな。
「はい、はーい!」
要が元気良くアピールする。
「なんだ?」
「鍛えるって、実際何するんですか?」
「うむ、いい質問だ。今日はみんなの能力の確認と霊力についてだ!皆ついてきたまえ!!」
そういう緑教官の後をついて行き岩場に来た。
「よしそれぞれ能力を見せてくれ!!」
「じゃあ、俺から。」
要がくるくると肩を回しながら出てきた。
お、要の能力見るのなにげに始めてだな。
「いくぜ!!」
要は岩に向かってパンチをくり出した。えっそれだけと思ったら、次の瞬間、岩はドンと音を立てて穴があいた。
「俺の能力は『ありとあらゆる物を貫く程度の能力』だ。」
何その物騒な能力.....強そうだけど。
「じゃあ。次は、私が。」
音無は知っているからいいか.....ということで《割愛》
「あの〜。」
薬師さんが不安そうに手を挙げる。どうしたんだろう?
「なんだ?」
「私の能力『傷を癒す程度の能力』で回復系なんですけど.....」
「そうか、ならいい。次。」
え〜!薬師さん回復系なら見せて欲しかったな。回復系持ってないし欲しかったな....まっ、いいか。
「センセー!」
「教官とよべ!!」
「教官!!」
「なんだ?」
「教官の能力を見せてください!」
だって気になるもんこんなにオーラ出してるし.....強そう。
「うむ、いいだろう。ハァァァァ!!」
教官が力を込めると植物が動き出した。
「私の能力は『植物を操る程度の能力』だ!!これでいいか?」
「ありがとうございます。では、俺も行きます『能力を操る程度の能力』です。
教官の能力を使い植物を巨大な根を出して操り岩をくだいた。
「なっ!?」
「わっ!!」
「おぉ!!」
「チィ」
教官と薬師さんは驚き、要も声を上げる。ってか音無さん舌打ちしたよね?酷くない?
「よし、これで能力確認は終了だ!!次は、霊力についてだ!!」
「霊力?」
「霊力について知っているものは.....いなそうだな。霊力とは、人間の体の中に流れる力のことだ。」
体の中で流れているのは血液しか知らんな。中国の拳法とかの気みたいな物か?
「口で説明するより見てもらった方が早いな。」
そう言うと教官は手を前に出し力を込めた。すると、手の上に青白い球体が現れた。
「これが霊力ですか?」
「そうだ、薬師恵。まぁ厳密に言うと霊力を丸く固めたものだが。お前らには、これを出来るようにしてもらう。霊力が操れるようになれば、この弾をたくさん作り弾幕としても使えるし、剣などに纏わせれば丈夫になる、さらに空も飛べるようになるそ。」
「「「「空を!!」」」」
空を飛べると言う単語に全員で食いついた。
「そうだ、練習をするぞ」
「「「おー!!」」」
「......」
音無さんそこは、言おうよ.....
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そして練習が始まった。
「霊力は体の中で流れている、体から力を出すのイメージだ!!」
「力みすぎだ力を抜け!!」
「イメージだ!イメージするんだ!!」
そして、教官のスパルタ練習のおかげで一週間で霊力操作をできるようになりました。