東方能開録(完結)   作:T-ruth

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第七十五話 光の行方

「お疲れ様です、師匠」

 

ふと、聞き覚えのある声が聞こえその方を見ると、八雲紫が立っていた

 

「えっ?紫!?」

 

「ありがとうございます

私の幻想郷を守ってくれて」

 

「本当にゆかりん?言葉遣い変わり過ぎて怖いだけど」

 

「ゆかりん言わないでください!!」

 

「あ、ゆかりんだ」

 

よかったー安心したわ、もし偽物だったらどうしようと思ったわ

 

「ちょと紫、師匠ってどういう事?」

 

わがまま言っていた巫女がゆかりんに突っかかっていった

 

「どういう事って、彼は私の師匠よ」

 

「何言ってんの!?

そこの神ぽっい人は陽菜の兄でしょ!?....いや、姉?」

 

「俺は、男だ!!」

 

「そうよ霊夢、それにこの人私より年上よ」

 

「なっ!?」

 

巫女さんはゆかりんと俺の顔を交互み見てくる

これでも君より年上です、それに男です

 

「お兄ちゃん、その人生きている?」

 

「大丈夫だ、手加減はした生きている....多分」

 

「その間はなに?」

 

え?生きてるよね?死んでないよね?ちょっと怖くなってきたわ、ちょっと君起きてー

 

「大丈夫よ師匠、その半人半妖は生きているわ

その身柄はこっちで預かるわね」

 

ゆかりんはスキマを開いて灰色の男を消した

 

「それにしても、あいつを一人で倒すなんてあんた何者?」

 

「人のことを聞くときはまず自分からって習わなかったのか?」

 

「習ってないわ」

 

「おい....じゃあ今、覚えろ」

 

「たっく、面倒くさいわね

私は博麗霊夢、この博麗神社の巫女よ」

 

「私は霧雨魔理沙だぜ!!」

 

わっ、急に魔女の子もはいってきたな

 

「俺は天童拓也だ

一応神をやってる」

 

「お兄ちゃん神様になってたの!?」

 

うん、陽菜ちゃんお兄ちゃんも最初はびっくりしたよ

もう慣れたけど....

 

 

 

 

その後、陽菜と霊夢と魔理沙にいろいろ聞かれたり神社を修復したりしてるうちに夜になりそれぞれが布団をかぶり寝息を立てていた

俺は、なんだか寝付けなく外で月を眺めていた、寝付けないのは気がかりなことがあったからだ

 

.....アイツは何処にいるんだ?

 

「師匠」

 

「おう、紫か....本当に神出鬼没だな、お前」

 

「師匠も出来るでしょ?それよりも気になってるんじゃない"光さん"のこと」

 

「あぁ、アイツは何処にいるんだ?」

 

すると、紫はスキマを開いて中から何かを取り出した

 

「これは....」

 

「....月明光よ」

 

紫が取り出したのは刃が折れボロボロになった愛刀月明光だった

 

「西行妖を封印したあと見つけた時にはこの状態に....」

 

「くっそぉ!!....光ぃ」

 

付喪神である光は依代である月明光が壊れてしまっては消えてしまう

 

「俺がしっかりしていれば.......」

 

その日は、泣き続け疲れきってしまいそのまま深い眠りについてしまった

 

 




なんか、オリキャラ消してばっかだな....

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