東方能開録(完結)   作:T-ruth

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テスト終わったぁああ!!(いろんな意味で)

大変お待たせいたしました
では、どうぞ


第七十一話 灰色の男

 

 

 

 

 

「くっ!!」

 

「どうした?そんなものか?」

 

全身が灰色の鱗に包まれた男がゆっくり近づいてくる

 

「よそ見してたら危ないぜ!!」

 

魔理沙が横から弾幕を放つが、竜巻が吹き荒れ吹き飛ばされる

 

「邪魔だ」

 

男が手をかざすとまた竜巻が起こり魔理沙を襲う

 

「う、うわぁああああ!!」

 

「魔理沙!!」

 

「よそ見してる場合か?」

 

「な!?」

 

さっきまで、目の前にいた男はいつの間にか後ろで構えていた

 

「夢符[二重結界]!!」

 

結界を展開し攻撃に備える

 

「天災[崩れゆく雪蜥蜴]」

 

突如、大量の雪が発生し雪崩のように押し寄せて来た

押し寄せる雪はまるで一匹の巨大なトカゲのような形になり、襲い来る

 

「くっ!!」

 

結界を維持しながら押し流されないように踏ん張る

 

「ふむ、天災[押し寄せる水蛇]」

 

男は雪崩にプラスし今度は津波を生み出した

その津波は数千の水で出来た蛇のようだった

 

「くっ、きゃぁああああ!!」

 

ついに踏ん張りが効かなくなり吹き飛ばされ、魔理沙の近くに倒れる

 

「終わりだ天災[暴れ回る風鰐]」

 

風の鰐が魔理沙と私を襲い、そこで意識を失った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢さん、魔理沙さん遅いな....大丈夫かな....

 

霊夢さんと魔理沙さんが出て行ってから数時間経っていた

心配しながらソワソワしていると空間に切れ目が入り中からは紫さんが出てきた

 

「紫さん....ッツ!?」

 

紫さんは見馴れた人を抱えていた....霊夢さんと魔理沙さんだ

 

「霊夢さん!!魔理沙さん!!」

 

「陽菜、二人を博麗神社に運び込んで治療するわ

手伝ってちょうだい」

 

「は、はい!!」

 

二人を神社の中へ運び込み、傷口を消毒してから能力で閉じた

しかし、傷口は閉じたが痛みは無くなっていないはずだ

 

二人が負けるなんて..........

 

「う、うぅ....」

 

「霊夢さん!?大丈夫ですか!?」

 

「傷口に響くから大きい声出さないで

ここは....神社ね」

 

「はい、紫さんがお二人を運んで来ました」

 

「紫が?」

 

「あら霊夢、目が覚めたのね」

 

「おかげさまでね」

 

「.....ところで、何があったの?」

 

「異変の首謀者にやられただけよ」

 

「霊夢さんが!?」

 

霊夢さんは普段ぼんやりしているけど凄い人だ、そんな人が負けるなんて..........

 

「今回の異変の首謀者を甘く見てたわ

隕石の方はどうにかしたから、今は体を回復させる方を優先しなさい」

 

「悪いけど、そうさせて貰うわ」

 

そう言って霊夢さんは布団をかぶったてしまった

 

早くみんなを守れるぐらい力を付けなきゃ

そう心の中で決意した

 

その頃、階段を登る灰色の影があったのは誰も気づかなかった..........


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