東方能開録(完結)   作:T-ruth

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第六十九話 賢者からの忠告

あれから数週間

 

「お、おぉ、おぉぉぉ!!空を飛んでる!!」

 

空を飛べるまでに霊力の操作ができるようになっていた

 

「いい感じよ、次は箱開けね」

 

「はい」

 

錠前の鍵穴を見て鍵をイメージしイメージした鍵をそのまま差し込み回す

 

ガチャと音を立てて鍵が開く

 

「やったぁ!!」

 

今では能力をだいぶ使えるようになった

 

まだ、鍵穴をがあったりロックしている物が見えないと使えないけど、着々と成長している

 

「そろそろアレ(・・)をやらしてもいいかもね」

 

「アレって?」

 

「おぉ!!アレか!!」

 

「だから、アレって何ですか!?」

 

「「弾幕ごっこ」」

 

「?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良く分からないまま始まってしまった........

 

「陽菜ー!!準備はいいかー!!」

 

正面にいる魔理沙さんは、やる気満々だ

 

霊夢さんは縁側でお茶をすすってる

 

えっと、弾幕ごっこは要は玉当てゲームってことでいいのかな?

 

「それじゃ、行くぜ!!」

 

魔理沙さんが魔力で出来た弾を撃ってくる

 

「わっわっわっわっ」

 

飛びながらそれをかわす

 

「お!!じゃんじゃんいくぜ」

 

「こっちだって!!」

 

霊弾の作り方は幸い空を飛ぶ練習の時にやった

 

弾を作り方放つ

 

「どんどん行くぜ」

 

魔理沙さんの弾幕がだんだんと濃くなってくる

 

どうしよう、逃げ道が..........

 

「右35°よ」

 

「え?」

 

縁側でお茶をすすってた霊夢さんが言ってきた方向を見ると人が通れるぐらいの隙間があった

 

霊夢さん凄い

 

「あぁ、霊夢!!ずるいぜ」

 

「初心者相手に何ムキになってんの?」

 

「あ〜も〜いいんだぜ!!

魔符[スターダストレヴァリエ]」

 

星のような弾幕が、陽菜を襲う

 

「きゃあああああ!!」

 

弾幕に当たり落ちてしまう

 

「大丈夫?」

 

「どちらかというと大丈夫じゃないです」

 

「まぁ、慣れる分にはよかったわ

今日の修行はこれでオシマイ」

 

今日も疲れました..........

 

「霊夢、陽菜お疲れ」

 

「わっ!?」

 

「......やっと来たわね、紫」

 

紫さんがスキマを使って出てきた

 

ホントにビックリするな..........

 

「今日は少し報告をしておこうと思って」

 

「報告って何なんだぜ?」

 

「あら?、魔理沙もいたの丁度いいわ

で、報告って言うのは最近妖怪たちに良くない動きが見えるから気をつけてということよ」

 

「よくない動き?」

 

「幻想郷のシステムに反対してる妖怪の一部が何かコソコソしてるようなんだけど」

 

「それを止めるのがあんたの役目でしょ?

それとも、何か知ってて企んでる?」

 

霊夢さんが紫さんを睨む

 

「ふふ、どうでしょうね

それじゃ」

 

そう言って紫さんはスキマの奥へ姿を消した


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