東方能開録(完結)   作:T-ruth

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第二十一話 剛力妹

 

 

 

......遅い

 

今日は、剛力の強化に専念するだったが

 

来ない

 

ちゃんと連絡したんだけどなー

 

しゃーない 家 行くか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えーっと お、ついたな」

 

ピーンポーン ピーンポーン

 

「はーい」

 

お、出てきたな..........って え!?

 

「要!?」

 

「あれ? 拓也?」

 

前まで同じチームで戦っていた要が出てきた

 

「どうした?」

 

「剛力円を..........」

 

「え?俺の妹がどうした?」

 

「え!?妹!?」

 

あ、そういえば 要の苗字も"剛力"だったな

 

最初から要って呼んでたから忘れてたわ

 

そう思っていると目的の人物が中から出てきた

 

「要にぃ どうした?....げ!!」

 

「げ!!じゃねぇよ あ、逃げんな!!」

 

追いかけるが

 

「通行を遮る」

 

「ぶ!?」

 

何かに阻まれた

 

顔痛い..........

 

「どういう状況だ?拓也」

 

「話は後だ とにかく早くアイツを「言葉を遮る」んーんんーーんー!!」

 

何これ声でない

 

「コラー円!!」

 

要ナイス!!止めてくれるんだな

 

「5時までには、帰ってきなさい」

 

止めてくれるんじゃないのかよ!!

 

あ、行っちゃった..........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わりぃ、わりぃ」

 

「いいけど探すの手伝ってくれよ」

 

「おうよ!でも拓也が教官やってるなんてなー」

 

「自分でも意外だよ」

 

雑談をしながら剛力妹を探す

 

ホントどこ行ったんだ..........

 

 

 

捜索開始

 

 

 

「お、オーイ美紙!!」

 

剛力のこと聞こう

 

「何ですかマスター」

 

コイツは俺のことをマスターと呼ぶようになった

 

力の差を見せたからか?

 

厨二病に俺を巻き込むなよ

 

「剛力知らないか?」

 

「? 隣にいるじゃないですか」

 

いや、要じゃねぇよ

 

「円だ、剛力円」

 

「いやー今日は見てませんね」

 

そっかー残念

 

あれ?

 

「お前怪我したの?」

 

美紙の腕には包帯が巻かれていた

 

「あぁ、これはマスターが言ってた通り紙を....

じゃ無くて、我が腕に宿りし暗黒の力を封印するために..........」

 

あぁ、この前紙を常に体に付けとけって言っておいたからか

 

まぁ 厨二病が悪化したが..........

 

「そう言えば、お前は今何やってんだ?」

 

下に何か書いてあるし

 

「何って魔法陣を書いてるに決まってるじゃないですか」

 

コイツもうダメだ..........

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「恵さーん」

 

要ナイス 良さげの人見つけたな

 

「あれ?要君に拓也君じゃないですか

どうしたんですか?」

 

薬師恵、この人もかつて同じ班だった人だ

 

「いやー 一緒にお茶でも「オイ」 円知らないすっか?」

 

「円ちゃんですか? モグモグ そうですねぇ モグモグ 私はモグモグ 」

 

「いや、食べるか喋るかどっちかにしろよ」

 

「モグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグモグ」

 

あ、食べる方にしたのね..........

 

まぁ いいけど..........

 

「って良くない!!

......で知らないですか?」

 

「知らないです」

 

(´・ω・`)

 

 

 

 

捜索した結果...........

 

 

 

 

見つかんなかったです

 

あ、もう5時だ って事は帰って..........

 

 

 

 

 

 

 

 

来てたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

何この子しっかり帰って来てんだけど

 

いい子なの?

 

いい子ならなんで俺の特訓無視したの?

 

「めんどくさいから」

 

「ナチュラルに心を読むな」

 

しかし、この子逃げる時は強かったな

 

後は、攻撃さえ出来たら

最高なんだけど..........

 

「よし、今から特訓だ!!」

 

「嫌だ」

 

「即答!?」

 

どうしよう、この子かなり強情

 

「行くぞ」

 

「嫌だ、死ね、変態、アホ毛」

 

......そろそろ泣いていい?

 

「コラ円!!拓也に謝りなさい!!」

 

「えっ その でも」

 

あれ?

 

「いいから!!」

 

「ひゃい」

 

あ、これお兄ちゃんに弱いパターンだわ

 

「ご、ごめんなさい」

 

「いいよ別に大丈夫だって」

 

なんか気まずい

 

「特訓にも行くこと」

 

「....はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ、さて 特訓して行こうか....」

 

「「.....」」

 

なんで要もいるの?

 

「円を見張るために」

 

コイツも心読みやがった

 

剛力家には、心を読む能力が代々あるのか?

 

「それじゃ、円ちゃ「ちゃんは、やめて」円」

 

「何?」

 

「お前の弱点は攻撃がないことだ、

そこで..........要なんかない?」

 

なんにも思いつかなかったです

 

「お前なー 考えてなかったのかよ」

 

「要にぃ、この人大丈夫?」

 

「あぁ、精神的に一回病んでるからな」

 

そこ掘り返すな

 

「まぁ、体中に遮る力を纏って防御力を高めたりとかすれば?」

 

「防御力上げてんじゃん」

 

\ ドッカーン /

 

「「え?」」

 

見ると円が岩を破壊してた

 

「要にぃ、これいい」

 

「スッゲー」

 

それな

 

「よし、じゃあ基本的な格闘を教えるぞ」

 

前世で少林寺やってたからな

 

「要もやるか」

 

「おう!」

 

朝まで戦い続けました..........

 

 

 

 


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