やはりポニーテールの彼女との恋ははじまったばかりである。【投稿再開】   作:ハク真

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どもども!!ハク真です!
お久しぶりの投稿となってしまいました。少しプライベートの方が忙しくなってしまい、執筆に支障が出てしまいました。
楽しみにされてた方申し訳ありません!

活動報告の方には一応目安の投稿頻度は載せていますが、今回みたいにプライベートのことで多少遅れたりはあると思いますので、そこのとこはご了承ください!

それでは、長々しゃべってもあれなので本編どうぞ!



2章 ~変化~
比企谷八幡のツイてない1日


『モーニング占い、最下位の発表だよーっ!

 

 最下位は……ごめんなさい!獅子座のあなたっ。

 今日1日はツイてないことが多いかも…。

 外出の際は気を付けてねー!

 

 それでは1日がんばっていってらっしゃーい!』

 

 ただでさえ憂鬱な月曜日、学生なら学校、社会人は仕事の始まりを表す日である今日、めずらしく朝食を食べながらテレビをつけるとこれだよ。別に占いを信じているわけではないが、どうも自分が最下位だと知るとどうにも気分は落ちてしまう。

 

 はぁ。

 

「はぁ。」

 

 おっと、声にも出てしまった。まぁでもあれだ、朝の占いってのは集団に対してやってるもんだろ。だったら集団に所属してない俺なら関係ないじゃないのん?やだ八幡悲しい。ばかやってないで、さっさと学校行くか…。

 

 一一一一

 

 ………まじかよ。いきなりで何があったかわからんやつに説明してやろう。俺はあのあと支度を済ませて大学に向かってたんだ。いつも通り電車で通学してる途中、前の車両が人身事故を起こしたらしくあっけなく俺が乗った電車は遅延。講義に間に合うか厳しい感じになったんだよ。

 

 ここまでならまだいいよ?けどなんとか講義に間に合ったかと思えばその講義はなんと急な休講、さらには次の講義の出席に必要な学生証までどこかで落としてしまったらしい。ここまでくるといよいよやばくねぇか?さすがの俺でも朝の占いを信じざるを得なくなってきたぞ。しかもまだ1日は半分も残ってる。俺、もしかしたら今日で天に召されるじゃないのん?

 

「あれ、比企谷じゃん。あんたなにやってんの?こんなとこですごい負のオーラだして。」

 

「ん?あぁ、川崎か。いや、気にしないでくれ。ちょっと呪われた運命に絶望してただけだ。お前こそどうかしたのか、昼休みにこんなとこにひとりでいるなんて。」

 

「え?あたしは今から普通にお昼だけど。悪かったね、ひとりで。そういうあんたこそひとりじゃない…って、それはいつもか。」

 

 あぁ、忘れかけてたが、こいつも高校のときぼっち予備軍だったな。自分のぼっち力が高すぎて霞んでたぜ。やだ八幡カッコ悪いっ!だか、この俺だてにぼっちで鍛えていない。ここはひとりでも優しく見守ってやろうじゃないか。

 

「あぁ、悪い。察してやれなくて。次からは野暮な質問はやめておくよ。」

 

「…なんかいった?」

 

「いや、なんでもありません…。」

 

 いやいや、まさに蛇に睨まれた蛙とはこのことです。こいつはあまり怒らせないようにしよう。うん、そうしよう。

 

「ふふっ、まぁいいよ、そんなことはさ。それより比企谷さ…このあと暇だったりする…?もしよかったら、お昼でも一緒にどうかな…?いや、嫌だったら全然良いんだけどさ!」

 

「まぁ、別に忙しいわけではないぞ。ていうか別に初めて一緒に昼飯食うわけじゃねぇんだしよ、そんな遠慮がちに言わなくていいんだぜ。」

 

 実際、大学で再会してから何度か一緒に昼飯を食ってるしな。別に川崎と一緒に昼飯を食うのも嫌でなかったりするかもしれないかもしれない。まぁ、今日は色々ツイてないことがあったが、たまたまだろう。こいつと一緒に飯食うのは嫌なことじゃないし、むしろツイてるって思わなくもないしな。

 

「あっ、沙希ちゃんだっ!おーーいっ!」

 

「え?なんだ、かなでじゃん。」

 

「なんだなんてひどいじゃん!沙希ちゃんってば!」

 

 どちらさまでしょうか?八幡いきなり初対面の人の前で平然とできるほどコミュ力の出来た人間じゃないよ?川崎さん、説明ぐらいしてくれてもいいんじゃないのん。帰っちゃうよ?

 

「あっ、ごめんね比企谷。この子は竜胆(リンドウ)かなで。あたしと同じ学部なんだ。」

 

「そうそう、沙希ちゃんにはいつもお世話になってるんだーっ!よろしくね。」

 

 なんだか小町と一色を足したみたいなやつだな。小町のテンションに一色のあざとさが合わさって出来たみたいだ。もちろん、俺なんかが仲良くなりそうなタイプの人間ではないな。見るからにリア充感がやばいし。まぁ、ルックスは人目を引くものがあるが、よく川崎と仲良くなったな。あいつもこういうタイプ苦手じゃなかったけか?

 

「あぁ、よろしく。」

 

「あぁ、それでかなで、こいつが…」

 

「比企谷八幡くん…でしょ?」 

 

 !?何で知ってる。おれはこんなやつ会ったことも知り合いにもいないぞ?

 

「かなで、あんた何で知ってるの?もしかして知り合い?」

 

「んーん。八幡くんさ、前から気になってたんだよね。八幡くんっ。よかったらさ、うちと付き合ってくれない?」

 

 前言撤回だ。ツイてないことなんてない。

 

 

 

 

 やっぱり、今日の俺はツイてない。

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか!
前回いきなりでてきたあの子が今回も爆弾を落としていきましたね(;゚Д゚)

ここで、オリキャラでもある彼女の軽いプロフィールを!

竜胆かなで(りんどうかなで)
 八幡や沙希と同じ大学に通う女子大生。スラッとした体型でやや小柄である。胸は少し控えめ。髪型はボブで髪を栗色に染めている。やや長めの前髪をピンでとめている。性格は八幡に小町といろはを足したみたいを言わせるように、天真爛漫な部分に小悪魔的なあざとさを秘めている。

なんとなくイメージはついたでしょうか?
次回もかなでちゃんが色々起こしてくれるでしょう!
お楽しみに!

それでは!!

追記)
UA10000突破だと…!!感謝でしかない( ;∀;)
これからも応援よろしくおねがいします!

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