ストブラの方もやっていくのでよろしく!!
プロローグ
「シルヴィ、行っちゃうんだね」
「うん・・・
綾斗くんと離れたくないけどこればっかりはしょうないから・・」
シルヴィと呼ばれた少女は悲しそうに眼を伏せた
綾斗と呼ばれた少年も眉を八の字にして悲しそうにしていた
だいたい二人とも十歳くらいだろうか二人は向き合っていた
この二人は親の都合で離れなければならなかった
二人が・・・というわけではなく
シルヴィの親の都合上シルヴィもそれについていくことになったのだ
「シルヴィ、きっとまた会おう
大丈夫また会えるって僕は信じてる」
「綾斗くん・・・
うん、私もまた会えるって信じてる・・・
ねぇ、綾斗くん
再会出来たら―――――」
シルヴィは涙を拭い告げる自身が綾斗に抱いている想いを・・・
「あ・・・・・
ハハハ・・・
懐かしい夢を見たな・・・」
夜空みたいな瞳に同じように夜空のような髪色をした少年天霧綾斗は乾いた笑いを浮かべた
5年前の・・・あの少女と再会の約束をした時の夢・・・
今でも覚えてるかどうかわからないだけど綾斗は決してこの5年忘れてはいなかった
少なくとも自分自身は・・・
「今日はそういえば編入日だったよね・・・・」
綾斗はそう呟くと
送られてきた制服に袖を通し、都市アスタリスクに向けて出発するのだった
予定より早く都市・・・アスタリスクに着いた綾斗は時間を潰すため編入予定の星導館学園の敷地内を散策していた
そこまではよかったのだが・・・
見事に道に迷ってしまっていた・・・
「えーと、ここはこうであれだから・・・」
綾斗は端末でマップを出し位置を確認するがなにがなんだかわからなかった・・・
学園の外ではないのでまだ大丈夫だとは思うがこれでは約束の時間までに星導館学園の生徒会長に会えるかどうかも微妙なところだ
道に迷った綾斗はとぼとぼと歩いているとひらひらと空から落ちてきた
綾斗は反射的にそれを掴んだ
それは刺繍の施されたシンプルなハンカチだった
刺繍からして女物だろう、綾斗としてもできることなら届けてあげたいがこの近くに生徒が見当たらないのをみると落としたことすら気付かずにいるのかもしれない
いくら学園の敷地内とはいえ星導館学園は広すぎるので闇雲に探しても無駄であろう
それに綾斗自身も今絶賛迷子中だ
そんなことをしてる暇もない
「えぇぃ・・・ん・・・・時に・・・・」
綾斗はあとで生徒会長にでも会うのだしそのついでに職員室によって落とし物として届ければいいかと考え、ハンカチをポケットに入れようとしたその時なにやら近くから声がした
そこに顔を向けるとそこは学園の寮らしき建物が見えた
その建物から慌ただしくしてるような声が聞こえた
「なるほど、あそこか・・・
う~ん、大体4階くらいかな」
そう言うと綾斗は一気に跳躍し開いている4階の窓から危なげもなく侵入した
「えーっと、窓から失礼します
ハンカチ落としませんでした・・・・・か・・・・?」
綾斗が窓から侵入してみた光景はそれはそれはすごい光景だった
女生徒の着替え姿だったのだから・・・・
まだ、シルヴィは出てきませんW
いえ、出したいんですけど出すタイミングが・・・WWW
過去では出てきましたけどね
綾斗とシルヴィは幼馴染設定です
勿論さやとも幼馴染ですよ
ではチャオチャオ