マクロスΔ 黒き翼   作:リゼルタイプC

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申し訳ございませんでした。

全然、話を纏めることができませんでした。



第26話 誕生日

「インメルマン!?アラド!どうしてお前、あんな男の息子と!?」

「・・・・・・・・・・。」

「あ・・・いや。何でもない。すまん。助かったよ。ありがとう。」

「親父さんとはウマが合わなかったのかもな。」

「そんな言葉でカタが付く剣幕でしたか?」

 

メッサー大尉のツッコミもハヤテには聞こえてない様子で隊長に詰め寄った。

 

「あんたは親父と知り合いだったのか?」

「まぁな。親父さんは俺達と同じパイロットだった。」

「なんで黙ってたんだよ・・・。」

「そりゃぁ聞かれなかったからな。」

 

あれほどの剣幕だ。過去に何かあったと思うが。

 

「・・・・・・・。」

「どうかしたか中尉?」

「いえ、さっきの新統合軍兵士のあの言葉です。」

「あの剣幕だからな。アラド隊長達と何かあったと見るべきだが。」

「簡単な私怨じゃないと思いますが。」

「同感だ。」

 

メッサー大尉と新統合軍兵士を見送りながら先程の件を話し合っていた。

アーネスト艦長や各隊長格に救出時の状況を報告した後、解散となった。

 

 

翌日、俺は少しトレーニングを行った後、会議に参加する為に移動していたが。

 

「ん?メール?」

 

携帯端末にメールが届いていた。

 

「・・・・・・・・は~~、成程ね。」

 

マキナさんとレイナさんからだ。11月3日。フレイア・ヴィオンの誕生日だ。ということでサプライズ・パーティを開催しようという話だった。

 

「・・・・誕生日を祝おうと、それもあるけど」

 

気を遣っているのだろう。祖国が強大な新統合政府に対して宣戦布告。俺から見ても空元気が分かるくらいだ。

 

「参加するかどうか・・・・か。ん?」

 

追伸があった。内容はこうだった。

 

P.S.

ルシルシはクモクモを連れてくること。来なかった時は・・・。

 

「・・・・・・・その先を教えてよ!?」

 

何とも不親切なメールだった。

 

 

 

 

 

少ししてから艦内アナウンスがあり、俺はアーネスト艦長とアラド隊長、メッサー大尉にカナメさんと美雲さんと作戦会議に出ていた。

 

「このままではいずれ、ウィンダミアが全銀河を・・・。」

「あんな小国が統合軍に喧嘩を売る等、何かあると思っていたが・・・。」

「ですね。こんなやり方とは思っていませんでしたけど。」

 

人類種のヴァール化の促進。それを制御する方法。『あちら』の世界ではこんな方法はとれなかった。

 

「ですが、今はピタリと動きを止めています。恐らく歌の出力を上げたことで風の歌い手の負担となり、直に次の行動に出られないのかと」

「以前、私は遺跡を通じて風の歌い手と繋がった。遺跡があった場所に現れたシステムを使えばこちらも対抗できるかも。」

「ただし、確証がありません。敵が沈黙している間にシステムの調査をするのはどうかと」

「ウィンダミア側の戦略拠点ですよ。容易く調査できるとは思いませんが。」

「ルシウス中尉の言う通りです。システム中枢ということは先の戦闘でもあったように『ワルキューレ』達に多大な影響が出る可能性が捨てきれません。」

「二人の言う通りだが、タイミングで言えば、敵の目が銀河全体に向いている今こそチャンスってことか・・・。」

 

艦長と隊長はタイミングで言えば今と考えているのだろう。

会議は終了した。調査の為、遺跡がある惑星への潜入作戦が再度決行されることになった。ラグナはシステム中枢に近すぎる為、ヴォルドールへの潜入となった。

 

 

 

 

俺は一旦『ノワール』の格納庫に寄ることにした。 ノワールのシステムにある物を加える為だ。

 

「・・・・・・・・調子はどうですか?」

「先の修復作業での負担は全然かかってない。大丈夫だ。」

 

俺はその言葉を聞きつつ浮かびあがり、コクピットに入る。

 

「内部チェック開始。システムのバックアップは取ったんですか?」

「ああ。取ったよ。」

 

整備員と話しをしながら、俺は一部のプログラムを書き換えていく。先の戦闘時、自爆装置が取り外されていたことには気付いてはいた。その事に文句を言うつもりはない。だが、この世界に来てしまった以上、俺には『あちら』と『こちら』との繋がりが出来てしまっているのだろう。『ザク』や『ダガーL』が流れ込んで来てるのがいい例だ。その繋がりを断つ為にも自爆装置はつけなければならない。

 

「何を書き換えているんだ?」

「先の戦闘時、少し鈍く感じたんで各関節のレスポンスを上げようと思って。」

「成程ね。」

 

そう言い、整備員は下がっていった。俺はその間に各部関節を調整し、ついでに関節部のモーターとバッテリー部に暴走用プログラムを組んでいく。更に直接入力用のパスコードを入れていく。

 

「・・・・・保険は必要。」

 

俺は呟きつつ、キーボードを打ち続けた。

 

 

 

 

 

翌日、俺は美雲さんとフレイアさんのプレゼント買いに街に出ていた。

 

「プレゼントと言っても何買えばいいか分からないんですが。」

「私もよ。」

「フレイアさんの事は俺よりご存知でしょう。」

「と言っても、そこまで深くは知らないわよ。」

 

各店舗を見て回りつつ、そのような話をしていた。

 

「ウィンダミア出身。歌が好き。リンゴが好き。駆け引きが弱い。ハヤテにぞっこん。」

「最後の二つは必要でしたか?」

 

というツッコミも美雲さんには効果が無く。美雲さんは少しアクセサリーを見てまた次の店へと移動した。

 

「あら?」

「どうしました?」

「・・・・・。」

 

そのまま何も言わず、物陰へと俺を引いていく。

 

「あれ見て」

「???」

 

するとその先には、デルタ小隊2番機と『ワルキューレ』のリーダーが会話に花を咲かせながら、歩いていた。手にはプレゼントと思われる箱を持っていた。

 

「ホウホウ。」

「彼らもいい笑顔になってきたわね。」

 

メッサー大尉は少し憑き物が取れた顔にはなってきている。カナメさんも同様だ。

 

「あなたから見て、メッサーの方はどう?」

「だいぶ気持ち的には楽になったような顔ですね。」

 

普段はまぁ笑顔をみせる事等はないが。

 

「あれ?」

「???どうしたの?」

「更に先の突き当り。向かって右側。」

 

よく見たら見覚えある頭が三つあった。チャックとマキナさんとレイナさんだ。彼らはこちらには気付かずにある人達を見ていた。

 

「視線の先には?ハヤテとミラージュさん?」

「あの子もあの子でハヤテにぞっこんなのよね。本人は否定するけど。」

 

なんとまぁ。

 

「ハヤテもハヤテでフレイアさんに気が向いている感じですからね。」

「ミラージュには負けないよう指南しておくから。」

「・・・・・修羅場だけはご勘弁ですよ。」

 

呟きつつ、尾行している彼らに気付かれないようにその場を離れた。

プレゼントになりそうなものを見繕い、ロッカーに預ける。

 

「少し歩きましょうか。」

「ですね。」

 

俺達は歩きながら会話に花を咲かせていたが。

 

「「???」」

 

二人同時に足を止めた。俺は胸元のフォールドクォーツを握り締めた。何か波動みたいなものをクォーツから感じたからだ。

 

「感じた?」

「はい。」

「こっちね。」

 

市街地から離れた場所。そこは小高い丘になっていた。そこでは一人の『ワルキューレ』が歌っていた。邪魔しないように後ろに立っていたが。先の人物が俺達の気配に気づいた。

 

「美雲さん。ルシさん。」

 

美雲さんは何も言わず、フレイアさんの隣に立ち共に天蓋の一角を見上げた。

 

「あの星座の先にウィンダミアがある。故郷を思い出していたの?」

「なんだかここで星を見ていたら・・・」

「・・・・ウィンダミアの風はまるで氷の礫。頬に受けると痛みを覚える。」

「美雲さん、行ったことあるんですか?」

「・・・・・あなたはあの舞台で歌ったことある?」

 

あの舞台というと映像にあった幼帝が歌っていたあのドーム型の舞台のことだろう。

 

「ない・・・ですけど。」

「そう。旋律は風に乗り、どこまでも飛んでいく。歌は星を駆け巡りそして昇華する。」

 

美雲さんはそう言い、また、空を見上げた。

 

「それじゃ。今日はもう休みなさい。」

「あ・・・はい。」

 

俺と美雲さんは来た道を戻り始める。十分離れた所で美雲さんに問う。

 

「美雲さんはパーティには出るんですか?」

「考えてはいるけどね。」

 

それから互いに話をしてロッカーのプレゼントを回収し、寮に戻った。

 

SIDE OUT

 

 

アラド SIDE

 

俺はロバート・キノの病室にいた。先のウィンダミアの宣戦布告で流したある映像を見せる為だった。

「ウィンダミアの奴等がこんな映像を・・・。あの事実が公表される日は案外近いのかもな・・・。」

「ああ。・・・・・あのことは、ハヤテには・・・。」

「わかってる。だが、いつまでも隠し通せはしないぞ。」

「・・・・・・・だろうな。」

 

それもわかってる。映像が流れた以上、ハヤテの耳に入るのは時間の問題だ。

 

「・・・・なぁ、もし、お前が俺ならどうする?」

「・・・・・・・もし、俺がお前なら、ハヤテ・インメルマンをお前の隊には入隊させなかった。ついでにウィンダミアに関わらせるのは以ての外だと思っていたよ。」

「・・・そうか。」

 

状況が許さなかった。キノの言い分は分かる。胸の中には苦い思いだけだった。

 

「ただ、お前のやり方も分かる気がするよ。自分の手の内に置いておけば、露呈する可能性が低い。新統合軍に関わらせれば否応なく関わってしまう可能性が大だからな。」

「・・・・・。」

 

その言葉に少しだけ救われたような気がした。

 

 

SIDE OUT

 

 

 

 

 

 

 

フレイアさんの誕生日当日。

 

「そっち持ってて!!」

「はい!」

 

俺達は準備に勤しんでいた。俺はチャックやと一緒に調理の担当現場の作業責任者はもちろんアラド隊長

 

 

ではなく、ミラージュさん。

 

「飾り付けは!?」

「「ばっちり!!」」

「完了だ。ミラージュ中尉」

「こっちも!!」

「完了!」

 

ザック・ハック・メッサーコンビとベス・ミズキコンビが飾り付けを行い

 

「お料理は!?」

「お・・・・O・・・K!」

「OK!!」

 

ニナさんが完全に疲労困憊の状態で答える。カナメさんは割とへっちゃらっぽい。

 

「アラド隊長サボらない!!」

 

手持ち無沙汰(?)なアラド隊長に叱責の声を上げるミラージュさん。

 

「ケーキは?」

「あと少し・・・・!!」

「チャック、新しいホイップの準備出来ました!!」

 

料理人 チャックメインでサブ担当の俺がケーキを仕上げていく。

 

「それより、ハヤテは何してんだよ!?」

 

この場にいないもう1人の名前を出しながらも、手は休めない。流石は料理人。

 

「まさか、まだプレゼントを・・・?」

「ちょっと待ってください!?まだ買ってきてないんですか!?」

「はい。私は買ったんですが、ハヤテは・・・。」

 

外を監視しているのは

 

「ターゲット確認。到着まで300秒!」

「ウーラ・サー!」

 

レイナさんとエリザベスが担当していた。

 

「フレイアくるよー!!」

「What’s!?」

 

まだケーキ仕上がってませんーーー!!!

 

「えっ!!??もう!!??」

「くっそ!?ハヤテ何やってんだよ!!」

「隊長!!体動かす!!」

 

 

 

 

――――――――――――――約5分後

既に室内の灯りは消えており、主役を待つばかりとなった。

 

「皆静かにね。」

 

 

 

「ただいま・・・皆どっか行ったんかね?」

 

―――――――――お誕生日、おめでとう!!!!!

 

フレイアさんの15回目の誕生日。

その場から皆からフレイアさんに祝福の言葉が贈られた。

 

「誕生日・・・おわ~~~~~~!!!今日私の誕生日!!!!」

 

 

 

―――――――――わすれてたの!!!!!?????

 

祝福の瞬間から一瞬に驚愕の空間へと変わってしまった。

 

「いや~~、この2、3年誕生日のたびに村長さんから『はよ結婚せい』って言われて逃げ回っていたから・・・」

「なるほどね~~~。」

 

俺は思わず呟く。フレイアさんからの告白に場が一気に和やかな雰囲気になる。

 

「イヒヒヒヒヒ・・・・・・・」

 

途中まで自身の経験から来ていた笑い顔が一転困惑の顔になった。

 

「ハヤテ・・・?」

 

フレイアさんからハヤテの名前を小さく呟く。パーティが始まってもまだハヤテの姿を現さない。

 

「これ皆からのプレゼント!!」

 

マスタング家の家長以外の3兄妹が皆から集めたプレゼントの山を持って来る。その時。

 

♪~~~~~~~♪~~~~~~♪♪~~~~~~~♪

 

部屋の奥から綺麗な歌声が響く。皆が一旦手を止めてその歌声に耳を傾ける。

 

「クモクモ・・・・・。」

「激レア&ナイス。」

 

前者の言葉は美雲さんに対してだが、後半の言葉は俺に向けてだった。マキナさんとレイナさんが揃って俺にサムズアップしてきた。

 

「・・・・・・・・サンキュー」

 

俺は小さな声でそう返すのが精一杯だった。そして、段々と皆が祝福の歌を歌い始めた。

 

カナメさん。

マキナさん。

レイナさん。

ニナさん。

ベスさん。

ミズキさん。

チャック。

ザック

ハック。

エリザベス。

 

俺は歌えなかったがなんとも

 

(懐かしいな。)

 

かつてオーブで両親と祝ってもらった時の懐かしい時が脳裏に過った。フレイアさんが嬉しさなのか段々と眼尻に涙が溜まっていく。

 

ハッピーバースデー、ミス・フレイア。

 

皆がフレイアさんの誕生日を祝福した。

 

「皆、あんがと、あんがと!皆、あんがとございます!!」

「フレイアちゃん。さぁ消して。」

 

フレイアさんの誕生日ケーキがチャックの手で運ばれていく。

勢いよく火を消す。この瞬間を持って、フレイア・ヴィオンは、15歳はなった。

 

「子供の頃戦争が始まって・・・けど、うちの村は田舎やったから大した事はなかったけど・・・そんでもやっぱり大変で、そんな頃地球の音楽に出会ったんよ。」

 

俺達が知らないフレイアさんの事か。フレイアさんが『ワルキューレ』を目指した理由。

 

「お父さんが風に召された時もお母さんが風に召された時も」

「・・・・・・・」

「辛い思いも、寂しい思いも、悲しい気持ちもどれもこれも楽しい歌や明るい歌がパーッと吹き飛ばしてくれて・・・・。なんかようわからんけど歌って凄いって思った!!」

 

段々と皆の眼尻にも涙が浮かんできた。

 

「だからオーディションがあるって聞いてどうしても『ワルキューレ』になりたくて」

 

「そしたらオーディションに受かって・・・私ほんに嬉しくて・・・。」

 

心優しい皆と出会ったことが嬉しいのだろう。どんどん涙が溢れてきた。その時、

 

「随分と時間がかかりましたね。」

「へ?・・・あっ!?何やってたんですか!!」

 

オレンジの髪を持つ歌姫が想いを寄せるパイロット。

 

「ちょっとな。」

「準備サボった分は追加特訓メニューですので。動力カットのEX-ギアで格納庫100周です。2時間で終わらせるように。」

「おい!?」

 

俺がそういうと、ハヤテからは『それだけはヤメロ!!』という絶望的な顔になった。ハヤテの顔を見たフレイアさんは決意を新たに俺達に向かって改めて宣言した。

 

「私、今日で15歳になりました。ウィンダミア人にとって人生の折り返しになる大切なこの日を・・・・、こんな・・・素敵な・・・。」

「フレフレ・・・・。」

 

マキナさんも嬉しいからか、涙声でフレイアさんの名を呟く。

 

「私、皆に出会えてぶっちゃ幸せです!!これからも悔いのないようずっとずっと歌い続けます!!」

 

ウィンダミア人の寿命の低さは俺達より遥かに重いものに感じられた。

 

「(オーブを護る為、戦場に出る決心よりも重いのかもしれないな。フレイアさんの決意は。)」

「フレフレ~~~!!私も会えてよかったよ~~!!」

 

美雲さんと肩を並べながら、その光景を見ていた。皆が涙ぐみながらフレイアさんと出会えた事に感謝していた。

 

「それじゃメンバーも揃ったことだし、パーティを始めるか!!」

「ちょっと待って、見て見て!!」

 

ザックが外を指差し、ハックとエリザベスが大扉を開けると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――雪が広がっていた。

 

 

「雪が・・・・。」

「雪・・・、雪!雪!!雪ゴリ~~~~~!!!」

 

相当嬉しいのだろう。ラグナやアイランド船の中ではまず見られない風景が広がっていた。

 

「成程、人工降雪機を使って・・・。」

「遅れてたのは、これを・・・。」

 

ウィンダミアは年中雪に覆われた惑星と聞いている。逆にラグナは雪が降る可能性が自転軸付近を除いてとても低い。故郷を思い出させる雪はフレイアさんにとっては一番のプレゼントになるだろう。フレイアさんだけではない。マスタング家の3兄妹達にとっては初めてみる光景だろう。

 

「わぁぁ~~~!!デッカルチャ~~~~!!」

 

フレイアさんもとても気に入ったものだったのだろう。大喜びで走り回り、ハヤテと雪合戦をやる始末だ。

 

「懐かしいな。」

「あなたは初めてではないの?」

 

屋根の下で雪景色を見ながら。すごく古い記憶を思い出したような気がする。美雲さんが俺の肩に頭を預けながら

 

「10年以上前に、かつて永世中立国の生まれた場所で。小さいころに遊んだり、怪我したり。両親に怒られたり。」

 

かつての友達と遊んだ。生まれ故郷の思い出。

思い出に浸りながらその光景を見ていると。

 

「来たのね。」

 

その時、カナメさんが近づいて美雲さんに尋ねた。

 

「・・・・・どんなものか知りたかったから。」

 

美雲さんが一層こちらの腕に絡みつきながら、カナメさんの問いに答えた。

 

「私誕生日って祝ってもらった覚えがないの。」

 

以前聞いた3年分の記憶しかないのと関係があるのだろうか。

この時はただ単に事故とかにあった程度で記憶を失ったとしか考えていなかった。それを感じさせない、芯の強さを持っていたから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが、この後の戦いで失った理由が明かされるとは思ってもみなかった。

 




ディビジョンの侵略ムズイ。

誰か助けて。

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