提督の副業 作:きんにく同盟
要望がありましたら、お願いします。
読○新聞 朝刊
世紀の大怪盗!! 爆誕
先日の深夜未明にアンブレラ社日本支部から化学薬品が盗まれたという情報が入っております。
これに対し取材を行いましたが、そんな事実は無いと応えています。
尚、防犯カメラには次の男と思わしき影が映っており、因果関係を探っております。
執務室 太郎 電話中
太郎「ああ…簡単だったよ。次の仕事も用意しておいてくれ。」ピッ!
長門「……たった今、陸奥から連絡が来た。演習に勝ったそうだ。」
太郎「当然の結果だな…呉の提督は癖が強い。だが逆に言えば付け込み易いという事だ。」フッ…
長門「……」
太郎「長門、そろそろ現在の海域を突破したい。出撃せよ。」
長門「やだ」
太郎「なぜだ?」
長門「……とにかくいやだ!」
それを聞いた太郎はポケットから財布を取り出し、中から万札を5枚程出す。
太郎「長門君…これで女神なりバケツなり買いなさい。」札束で頬をペシペシ
ドアの隙間
大和「あれはどうなっているのでしょうか?」
武蔵「貧乏人が大金を持つとああなるのだよ。」
大和「器も小さいお方ですからね。」
武蔵「長門が癇癪を起こす前に止めに行くぞ。」
大和「提督……私たちはお金なんて…」
太郎「バブル最高〜!!」
田中はかなり消耗していた。毎日不幸にも亡くなってしまった人の部屋の掃除をするのだから当然かもしれない。
それ故に彼は……
響「て、提督…いいよ。私は幸運だから…」
田中「響タン…幸運は付いてる物じゃない。付ける物だお!」幸運のブレスレット
鈴谷「たかが遠征くらいで…全員分のブレスレットなんて買わなくていいのに…」
田中「何を言う!人の諸行に絶対は無いお!!」
熊野「私たちは艦娘ですわ……」
田中「これはとにかく幸運なんだお!鳩○もこれのお陰で総理になったそうだし。」
暁「いや、じゃあ駄目じゃない!!」
\\\ワー!!ギャ〜!!///
時雨「春雨は何を貰ったんだい?」
春雨「………土偶」
時雨「……なんで?。」
もどき 執務室
もどき「レーベよ…秘書艦の愛宕は何処だ?」
レーベ「用事があるって……」
もどき「いや、何処だ?もしかして○ーソン…」
レーベ「提督…あまり僕を怒らせないでくれるかな?」
もどき「……急になんだ?」
レーベ「僕やっと分かったんだ。」
レーベ「抗いようのない激流には身を任せればいいって……だから僕も提督を………」紅潮 息荒い
もどき「まいったね……どうも……」
ある森の洋館
太郎「ハッハッハッ!!」
犬「ガルルル……」
太郎「うおおお!!!」シュタタ…
???「スターズ!!」
太郎「う、うわあああああああ!!」
???「マ…マ…」
太郎「ぎゃああああ!」
〜 1日前〜
太郎はある森の洋館で探し物をしていた。金髪オールバックにサングラスをした男に頼まれたのである。
???「……金なら渡す。あるウィルスのサンプルが欲しい。」
太郎「ふむ…前金で5本だ。達成したら、もう5本もらう。それでもいいなら。」
???「……いいだろう。」
太郎「じゃあ、明日の深夜0時に」カランカラン
⁇「いいの?」
???「所詮は小者だ…当て馬に使ってやる。」
太郎「金金金金。俺は金持ち♪」スキップ
そして、今
太郎「さっきから、着信音がうるせえし…バケモンが群がるし…」
電源を消すという初歩的な対策も取れないほどテンパっていた。
太郎「長門〜陸奥〜大和〜武蔵〜!!コワイヨ〜」マジ泣き
泣き声に群がる。
太郎「ああああああああああ!」ダッシュ
そして、太郎がひとしきり泣き終え、精神の安定を得ようと携帯の着信とメールBOXを見る。ある種の現実逃避だ。
大和(メールすら返してくれないんですね。)
長門(明日から覚えておけよ。)
陸奥(動けなくなるかもしれないけど、私がママになるから心配しないでね。)
武蔵(金が人を狂わすなら私は……)写メ添付
武蔵が部屋にあった太郎の通帳をユ○セフの募金箱に入れている画像。
太郎「ダメェェェェェ!それ笑顔になるのアグネ○だから!!」失禁寸前
田中
特殊清掃員の仕事はキツかった。精神的にくる物があるのだ。
遺族「おじいちゃんは……最期まで私の事を…」
田中「う…うっう……」
先輩「田中ぁ!!泣くな!!」バキッ
田中「痛いお…」
先輩「俺たちにできる事は、一生懸命に清掃して送り出してやる事だけだ!!」熱血
田中「は、ばい…」泣き
会社 屋上
田中は黄昏ている。彼にも叔父や叔母がいたのだ。それを思い出している。
突然、横に缶コーヒーが置かれる。
田中「せ、先輩…」
先輩「殴って悪かったな。」
田中「いや、気にしてないですお。あっ!頂きます」プシュ
先輩「何を考えていたんだ?」
田中「拙者は、今まで誇れる事をしてきたのかなって…」
脳裏に浮かぶのは、駆逐艦のスカートを覗いたり、すずくまの甲板ニーソを盗んだりした事…
田中叔母「真面目に生きなさい。人様に迷惑を掛けてはだめよ。」
田中叔父「誇り高き日本男児になるのだ!!」
広がるのは悔恨の残響。
田中「拙者は……俺は、今まで…」
先輩「バカヤロー!!」胸ぐら掴み
先輩「人生はやり直せる機会があるんだ!いいか!やり直したいなら、あの夕日に向って走るぞ!」
田中「ハイ!先輩!!」
社員「新人君…あの熱血の当て馬になってくれて助かったわ。」
社員2「今時、流行らないよね。」
○ーソン
もどき「ありあと〜あした〜」
鹿島「武雄さん、お疲れ様!」
もどきは、名前を変えて働いている。鈴木武雄……それが偽名である。
もどき「が、か、か、鹿島さんも…お疲れ様です。」
鹿島「もう深夜ですね。この時間帯は大抵、暇なんですよ〜。少し休みましょう!」
もどき「は、はい!」
もどきはカバンから紙を取り出した。映画のチケットだ。
もどき「あ、あの…鹿島さん!来週の休日…お暇でしょうか!!??」
鹿島「ええ…多分だけど大丈夫よ。」
もどき「あの…良かったら、映画でも…」
瞬間、凄まじいエグゾーストが店の前に響く
鹿島「何かしら?」
地元の暴走族だ。地域にもよるがここいらの族はとにかく悪いのだと言う。
スキンヘッド「店員はいるかぁぁ!!」
鹿島「い、いらっしゃいませ…」
スキンヘッド「レジの金出しな!」
ヒャッハー!! ヒャッハー!!
鹿島「こ、困ります。」
スキンヘッド「じゃあお前の体……へっ?」
奥から現れたのは、怒髪天を衝き、スーパーサイ○人の如く金髪になったもどき。
服から覗く筋肉は、外国人の様に膨張している。
スキンヘッド「なんだお前!!」
もどき「お前のせいでチケットを……」スタスタ…
スキンヘッド「お、おい!!……ぐ、ぐわあ!!」
もどきに頭を鷲掴みにされ、レジ台に叩きつけられる。
ガンガンガンガンガン……
もどき「お前のせいで〜!聞いてんのかこのスカタン!!」
暴走族「て、てめえ!」
もどき「お前が悪いんだぁぁ!!」ガンガン!!
暴走族「こういうのが本当にヤベェんだ!ズラかるぞ」
ブロロロロロ!!!
もどき「…………」シュウィンシュウィン
もどき「ハッ!鹿島さん。平気ですか?」
鹿島「武雄さん……強いんですね。」
もどき「そ、そんなあ〜」照れ
鹿島「だけど…暴力はいけません。」
もどき「も、もうしないです!!て、言うか。普段はされる方で……」
鹿島「いいですよ。ありがとうございます。」赤面
もどき「ところで、来週の休日は…」ブロロロロ
またもや、遮る様にエグゾーストが響く。
また来たのか?
鹿島「武雄さん……暴力は……」
もどき「しないです。だけど…それでも日本男児として貴女を護ります!!」
鹿島「武雄さん……」
さあ来い。もどきは駐車場を見る。
暴走族「姉御…こちらです。」
愛宕
高雄
ビスマルク
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
もどき「……」白目
どうでしたか?
要望して頂いた通り、榛名は後に出させて頂きます。