提督の副業   作:きんにく同盟

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ヤンデレはいいなぁ〜


要望がありましたらどうぞよろしくお願いします。


黄金の提督

太郎「……た、ただいま」

 

太郎が鎮守府に帰ったのは、3日経った頃だった。あの館から必死に仕事をこなしつつ、化け物から逃げていたが、突然にして、館が爆発するというアナウンスが急に流れたのだ。

 

3日前 洋館

self destruct system has been activated.

all personal evacuate immediately.

 

太郎「うわあん!何か言ってる!」マジ泣き

 

太郎に意味を理解する語学力などある筈も無く、もどきに連絡する為に携帯を取り出す。

 

 

WE ARE THE WORLD〜♬ もどき着メロ

 

鹿島「武雄さん、電話ですよ。」

 

 

もどき「……太郎か…」

 

もどき「もしもし。」

 

 

太郎「た、助けてくれ!!なんか英語でアナウンスが流れているんだが、意味がわからない!!」

 

 

 

もどき「落ち着け!どれ聴かせてみろ。」

 

 

ここで、もどきの第2の特殊能力について話しておこう。もどきは生れつき、幅広いが中途半端な語学力を持っていた。

 

とりあえず、聞き取れるが話せない。

 

 

図らずとも、彼の人間性とマッチした能力となってしまったのだ。

 

 

 

もどき「おい!爆発するから、職員は逃げろと言ってるぞ!!」

 

 

太郎「え……うわあああああああ!!」ブツ!プープー…

 

 

 

それから、不死身の化け物に追いかけられたものの、洋館きら命からがらに脱出した太郎。

 

 

○ェスカー「ほう…成功したのか。」

 

 

太郎「これが目当ての物だ…」

 

手を伸ばす。サングラスの男

 

太郎「金が先だ…!」

 

 

 

○ェスカー「ふん…受け取れ。」札束 床に落とす

 

 

太郎「か、金だ〜!ヒャッハー!!!」

 

 

金を口座に入れて、何か変なのと戦ったので、病院で精密検査を受け、現在となる。

 

 

太郎の携帯の着信履歴 502件

 

その事実が、彼の足取りを重くさせていた。

 

 

いや、何時までもこんな下手に出たって仕方がない。いちいち、煩いのだ。ここはビシッと……

 

 

執務室のドアを開ける。

 

太郎「……帰った。」

 

 

瞬間……太郎の服が弾けた、いや弾け飛んだ

 

 

太郎「……」全裸

 

 

長門「おっと。」

 

陸奥「これから先は」

 

 

武蔵「R指定だぜ!!」

 

 

大和「…」無言でドアを閉めて、鍵をかける。

 

 

イ、イヤアアアアアアアア!!

 

オトナシクスルンダ!!

オッパイプルーンプルーン

 

 

 

 

太郎「……」全裸でテレビ電話 家族に

 

 

太郎母「……裸でどうしたの」

 

 

太郎「シクシク」

 

 

太郎「汚されちゃた……」

 

 

太郎父「どうしたんだ太郎!!」

 

 

 

 

 

 

 

田中「…」祈祷中

 

ポクポク……チーン

 

 

時雨「ねぇ、出撃していいかな?」

 

田中「…」祈祷中

 

 

鈴谷「ま〜た、変になってるよ。」

熊野「仕方ないですわ。」

 

 

田中「君たち……何のために戦うのだね。」

 

 

時雨「僕たちの海を取り戻す為さ…」

 

 

田中「彼女らにも命はある……」

 

 

鈴谷「めんどくさ……」

 

 

田中「その言い草はなんだ!私は話し合いで解決すべきだと思う。」

 

春雨「そんな事したら死んじゃいますよ。」

 

 

田中「大丈夫!私たちは海軍なんて物騒な名前ではない。これからはシール……」バーン!!

 

 

電?「クダグダうるさいのです。」

 

 

 

ハア…イコウイコウ……

マタシツケナオセバイイサ

田中「……うう!!私は無力だ……」泣き

 

 

 

 

夕方、赤い日の入りを背にカミソリを研ぐ田中

 

シャリーン シャリーン シャリーン……

 

 

田中「……」頭の毛を剃る

 

ジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリジョリ

 

 

ピカ!

 

 

田中「ふっ……」ハゲ

 

 

 

 

 

 

 

 

夜 ○ーソン

 

愛宕「……」クチャクチャ

 

高雄「……」レジ台に座る

 

ビスマルク「……」サングラスをかけて、仁王立

 

 

もどき「…お、おい!営業妨害だぞ…」

 

 

 

愛宕「ねぇ〜提督?」耳打ち

 

愛宕「その娘の目の前で…え〜、全魚雷尻に撃たれたらどうするよ〜」頬ペシペシ

 

 

 

もどき「……」ガタガタ

 

 

 

鹿島「……!いい加減にして下さい!!武雄さんに何の恨みがあるんですか!!」

 

 

高雄「た〜け〜お〜??誰だ?」ニヤァ

 

 

ビスマルク「もしかして、苗字が鈴木」ニヤァ

 

 

 

鹿島「え……どういうこと?」

 

 

もどき「い、いや、あの…」

 

 

 

 

 

愛宕「なぁ〜にぃ〜」⤴︎⤴︎⤴︎

 

 

高雄「やっちまったなぁ〜!」

 

 

ビスマルク「ずばりそれは…」

愛宕「偽名」

 

ビスマルク「ずばりそれは…」

愛宕「偽名!」

 

高雄「本当は変な名前だよぉ〜!」

 

 

 

愛宕、高雄、ビス「あ〜はっはっはっはっ!!」

 

 

 

 

もどき「く、くそう…」

 

 

鹿島「ほ、本当ですか?」

 

 

もどき「すまない…でも、でも本名は…」

 

 

鹿島「教えてくれますか?」

 

 

もどき「ゴッドバード・鈴木・ジャスティス…それが俺の名前だ。笑いたいなら笑え!」

 

 

 

鹿島「……」

 

愛宕、高雄、ビス「ヒィ〜!ヒィ〜!ククク…」

 

 

鹿島「笑いませんよ。」

 

もどき「……え?」

 

 

鹿島「貴方は優しい人です。ましてや、名前を取り立てて笑うなんて事…私はしません。」

 

 

 

それは、その言葉は、もどきに聖母を連想させた。

 

浄化されて行く。

太郎と田中で野望に向って、突き進んだ日々。

 

大型建造をいくらしても、海外艦しか出ないという呪われていた日々。(愛宕と高雄に関しては、見た目的にイギリスの艦だと勘違いしているが、指摘してくれる人はいない)

 

 

 

もどき(萌え尽きたぜ…真っ白にな……)

 

 

〜もどき、あまりの嬉しさに完全敗北〜

 

 

 

 

 

 

もどき 執務室

 

 

もどき「……」カリカリカリ

 

書類の端に鹿島と自分の相合傘を書く。

 

もどき「……ふふ」

 

 

 

グラーフ「……」ゴゴゴゴゴゴ

 

 

もどき「……空母作ったっけ?」

 

 

 

 

次の日

 

⁇「ある株主を招いたパーティーがあるのだが…」

 

 

太郎「なるほど…そいつを失脚させろと。」

 

 

 

??「察しがいいな。」

 

 

太郎「で…名前は?」

 

 

 

 

太郎「え……元帥…」

 

元帥…海軍の最高司令官だ。最近、秘書艦だった榛名とめでたく結婚し、現在は現場を離れているという。

 

太郎「……」

 

幹部達曰く、べた惚れらしい。

 

 

太郎に昨日の夜が浮かぶ

 

 

長門「お前の口座から、鎮守府の改造費を抜いといたぞ。」

 

陸奥「え。ただ監視カメラとか、シャワールームとか付けただけよ。」

 

武蔵「アパート、引き払っておいたぞ。まぁ、此れからはここが住む場所だから、関係ないがな。」

 

大和「あんな場所があるからいけないんです。」

 

 

4人「だから、ずっと一緒にいてください。」

 

 

 

俺はこんな不条理な状況なのに元帥…お前は……

 

 

 

 

太郎「元帥…あいつは、あいつだけは生かしておけない!」

 

⁇「……」

 

 

太郎「任せろよ〜。髪の毛の本数から、徹底的に調べあげて、弱みを握ってやるからよ。ヒヒヒヒヒヒ……」

 

 

⁇「味方だと頼もしいな。」

 

 

 

 

太郎は携帯を取り出す。

 

太郎「ああ…お前か。久しぶりに新聞でも作らんか?……ネタ?ネタは作るものだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴谷「なに提督!!その頭!あははははは!!!」

 

 

時雨「流石の僕も、それは……ブフ!!」

 

 

電「ハゲなのです!!」

 

 

田中「君たちに言っておく必要がある。」

 

 

田中「私は、いままで煩悩まみれの人生であった。だから変えたい……。」

 

 

艦娘s「……」

 

 

田中「仏の道に行く……」

 

 

 

 

熊野「これはこれは……どうしますの?」

 

春雨「ヤるしかないでしょう♬」深淵の目

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もどき「鹿島さん!!現在お付き合いしている方はいますでしょうか??」

 

 

 

鹿島「一応……いませんよ。」

 

 

もどき「……俺と…付き合っていただけないでしょうか!!」

 

鹿島「……実は私は艦娘です。」

 

 

 

もどき「……え?」

 

 

 

鹿島「鎮守府に赴任したばかりなのですが、提督さんのお金遣いが悪くて、私がここでアルバイトをしていたんです。」

 

 

 

もどき「…………」

 

 

 

鹿島「だから…諦めてください。」

 

 

 

もどき「……それなら、一緒に逃げませんか?」

 

 

もどき「俺なら、貴方に苦労を強いたりしない。絶対に守り抜きます……だから、駆け落ちしましょう!!」

 

 

 

 

 

もどき謎の逃避行

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたか?

多少のキャラ崩壊はあったかもしれないですが、よろしくお願いします。

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