遊☆戯☆王-ZEXAL- プロと悪魔と天使   作:空想自己満足

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あ~、疲れた

デュエルシーン書きたいのにかけない。
ワイのシナリオデュエルシーン少なすぎ、後半は師匠と弟子やら友と友がぶつかるけどこの次くらいなのよね。

誰と誰とは言わんが。


15.人はそれを板挟みと言う。

雨、ザーザー降りとはこう言う光景を言うのだろう。グラウンドは水浸し。窓から外を見れば傘を広げ帰る生徒がちらほらと見える。

 

神宮『あんな約束、して良かったんですか。』

 

ユクボ『まあね。』

 

灯りが消えてるこの部屋で彼らは話していた。

 

大助『別にあれがバレなきゃ問題ないし、あっちも返り討ちにしたから焦っていたんだろ。』

 

笠井『それで脅せば良かったじゃん。お前ら俺らの部員になにしとんじゃわーれいって。』

 

ユクボ『アホウ。』

 

遊道『(まあ、良かったじゃん。面倒ごとにならなくて、大会で優勝すればいい話だしね。)』

 

雨は降る、雷をならして。波乱の開幕を告げるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

カイト『バトル、やれ銀河眼光子竜(ギャラクシーアイズフォトンドラゴン)。』

 

遊馬『アストラル!おい、アストラル!』

 

彼らのデュエルは終盤、がしかし本来とは少し違う道筋をたどっていた。

 

カイト『破滅のフォトンストリーム!!』

 

本来はなはず、この攻撃はハルトの身に異常が起きたとカイトの耳に入り攻撃はなかったことになるはずだった。しかしバタフライ効果とでも言うべきか、その攻撃は成立してしまった。

 

 

視点アストラル

 

アストラルは恐怖していた。知恵を絞っても勝てないと言う結論にたどり着いてしまう。駄目だ、負けてしまう。負けてしまったら自分だけではなく遊馬にも死が。

 

しかし、奇跡は起きた。

 

???『手札から「クリボール」の効果発動。その攻撃は無効だ!!』

 

クリクリ~!と言う声と共に銀河眼光子竜(ギャラクシーアイズフォトンドラゴン)の攻撃が炸裂した。しかし遊馬達に届く前にクリボールが巨大化しその攻撃を弾く。それに驚く3人。

 

???『いやー、アタイ手出ししないでいようかなと思ったけど。...やっぱ無理だ。』

 

何が起きたのか遊馬達は理解するだけの余裕はなかった。しかし、カイトは違った。こっちに近づいてくる女容姿、顔を見たカイトは攻撃を妨害した者が誰かを理解した。自分と同じくNo.を持っている女、世界チャンピオン。

 

カイト『お前は九十九神遊華!?貴様、なぜここに。』

 

遊華『たまたまだよ、た・ま・た・ま。家族の知人が殺されるのを黙って見てるほどアタイも鬼じゃないしね。』

 

カイト『ちっ...。(どうする。チャンピオンとなるとさすがに一筋縄ではいかない。しかもデュエルカーニバルの特別ゲスト。下手に傷つければハートランドから何を言われるか。)』

 

カイトは戦略を練っていた。フィールドには切り札でもある銀河眼光子竜(ギャラクシーアイズフォトンドラゴン)がいるものの交わせる攻撃は1回。手札も少ない、ライフも削れてるこの状況で勝てるのかどうか難しいとカイトは考えている。実質2対1、1対1には持ち込めそうだが勝ちきるのは困難であった。1枚でも多くの『No.』を回収したいカイト。しかしカイトにとって別の問題が発生する。

 

オービタル『た、大変ですカイト様!!』

 

突然騒ぎ出すオービタル。ワタワタとしている。

 

カイト『うるさいぞオービタル。今はデュエル中だぞ』

 

この時のカイトは冷静ではなかった。どうすればいいのか必死に考えていた。しかしオービタルが話すとある意味冷静になった。

 

オービタル『し、しかしハルト様の様子が。』

 

カイト『何!?ハルトに何が、又発作か?』

 

オービタル『...はい。』

 

カイト『ちっ。このデュエル預けた!!行くぞオービタル!!』

 

そう言うとカイトはオービタルと共に空を飛び去っていく。

 

遊華『ふーっ。じゃあお姉ちゃんも行くね。』

 

スタスタと歩き出す遊華。しかしそれを止める声がする。

 

遊馬『ちょ、ちょっと待ってくれ!?あんた一体。』

 

アストラル『なぜだ!』

 

遊馬やアストラルが疑問をぶつける。

 

遊華『ん?』

 

遊華はなんだろうと振り返る。そしてアストラルと話す。

 

アストラル『なぜ私を...いや、私達を助けた?私たちは君の知り合いか何かなのか。』

 

遊華『もうすぐ時間戻るよ。彼女は助けたのに君らだけ助けないのはなんかあたい嫌だから。』

 

彼らにまだ遊華は名乗っていない。そのためアストラルは遊華のことをカイト以上の危険人物として見てしまっていた。アストラルの質問にフワフワとした回答をする遊華。答えた遊華はまた前を向き歩き始める。手を振り『んじゃ』と言って時間が戻る。雨なのを忘れていたのか濡れる遊馬、そのおかげなのか遊馬は我に返り小鳥のことを思い出す。

 

遊馬『え?あ、小鳥!!』

 

アストラル『彼女は一体...。』

 

遊馬は小鳥のことを思い出し、アストラルは自身のこと、自身の記憶である『No.』のこと、そしてそれを狙うナンバーズハンターのことを考えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜の九十九神家。時刻は夜の8時をすぎた頃だ。ちょっと遅い夕食を取っている2人の兄妹。

 

そんな中誰かがドンドンと扉を叩いている。

 

遊華『ただいま、お姉ちゃんが帰ってきたよ!!』

 

食事中だった2人は突然の訪問者に戸惑う2人。

 

遊道『...(...あれ、今日帰ってくる日だっけ?)』

 

遊羽『お姉ちゃん?』

 

食事をやめ遊道は玄関の鍵をあける。

 

ユクボ『仕事でよっただけ?』

 

遊華『そんなもんだね。た・だ・い・ま。』

 

ユクボ『お帰りなさい。風呂?飯?』

 

遊羽『お姉ちゃん?』

 

遊華『そう、お姉ちゃんだよ~♪』

 

ユクボ『風呂?飯?』

 

遊羽『おかえり。』

 

遊華『ん~♪ただいま。』

 

ユクボ『風呂?飯?』

 

遊華『あたいは遊羽がいいな。』

 

遊道は肩から力が抜け、表情はあきれてる。遊羽は遊華に抱きつかれたがなも黙々とご飯を食べている。迷惑そうにしている以外特に問題はないだろう。遊華はルンルンとしている。

 

それから時間は少しばかし進む。遊華は風呂から出てきて、洗い物など済ませ。今日まで起きたことを互いに話している。アストラルが現れたこと、『No.』を手に入れたこと、カイトと関係を持っていること、遊馬を助けたこと、色々と出て来た。それと麻雀部についても話し合った。恐らくだが自分ら以外にも転生している者がいるのではないかと思われる。少なく身近に。そう言うので妖しいのだと大助じゃないかと話し合った。あんだけの大量シンクロはゼアルの中にはいなかっから。

 

しかし、それは話すことは今はないと結論になった。むしろ今は彼らの遊馬とアストラルのホープ進化イベント。そして覚醒ゼアルイベント。この二つが物語の上で重要である。そして自分達はそれにかかわるべきなのか、何もせず見守るべきなのか、はたまた自分達が何かしらのアクションをしないといけないのか。

 

 

 

 

 

 

ハートランドタワー内部

そこではMr.ハートランドが頭を悩ませていた。『ん~』とおっさんの声が研究室のような部屋に響き渡る。カイトの報告によれば世界チャンピオンの九十九神遊華が敵になったとのことらしい。少なくとも仕事の妨害をしてきたのは事実。もうじき開催する大会のスペシャルゲスト、たとえ『No.』を持っているとしても今ここで倒してしまうのは表の仕事に甚大な被害が出るのは間違いない。『No.』を一刻も速く回収したいが資金調達に支障が出る所か、兄妹である。そしてその兄妹は大助や暁の親友でもある。ゆえに困っている。もし大助や暁が自分達を裏切り、『No.』や今まで自分達がしてきたことを世間に公開されたらハートランドシティ壊滅だってあるのだから。何よりカイトと同等以上の力を持つを九十九神家、それにやたらと頭が切れる大助も敵に回したくない。しかしカイトはどうにかして九十九神家から『No.』を回収してハルトを助けたいのだ。カイトにとってはハートランドシティなどどうでもいい、弟第一のブラコンなのだ。それを理解しているためハートランドはより悩む。自分の楽園の危機をどう丸く収めるかを。

 

ハートランド『はぁ~、私の頭がハートバーニングだよ、トホホ。』

 

???『何を悩んでいる。ハートランド。』

 

ハートランド『ド、Dr.フェイカー様!!』

 

???『最近カイトの成果がおちてきているととこ関係しているのか?話してみろ、ハートランドよ。』

 

ハートランド『はっ!実は...』

 

ハートランドはより細かく話す。事の詳細を分かってもらえるように。

 

???『な~に、そんなこと問題ない。きっとあいつらが何とかしてくれる。』

 

ハートランド『あいつら?ですか??』

 

???『気にしなくていい。それより『No.』の回収に励め。』

 

ハートランド『は、はぁ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アーーーーーーーーメン!

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