遊☆戯☆王-ZEXAL- プロと悪魔と天使 作:空想自己満足
メンツが足りん
治安低下
うらら~♪
遊道『(ここまでやるのに結構人望使ってたけど、みんなうまくやってくれたかな。それだけが不安だよ。)』
ユクボ『やっぱり緊張するよ。』
パソコンを使いそう話す。
遊道『(この作戦が決まってもその後が重要。一応バレないように配慮したけど何というかどうだろうな。とりあえず行きますか。)』
笠井『俺がいるから心配するなよ。いざという時頼れ友よ。』
ユクボ『そうだね。いざという時大助が何とかしてくれそうだしね。』
笠井『お、おれは?』
ユクボ『そんなことはどうでもいい。』
笠井『...もういいや、行こう。』
今遊道達がいるのは生徒会議室。その前の扉をがらがらと開く。その中に生徒会会長の神宮寺守と生徒会書記の大助、それに見知らぬ女性一人が長机に椅子をかけて座っていた。机はコの字の用に並べられており、真ん中に生徒会。そして向かい合うように麻雀部とデュエル会が並ぶ。どうやら自分達の方が先に来たみたいだ。
神宮『君たちが先か。』
コクリと遊道はうなずく。
大助『行っとくけど僕は立場上助けてあげられんぞ。』
先ほどの話が聞こえていたのか大助はやれやれといった感じで話す。
笠井『お前俺達の部が無くなっても良いのかよ。』
大助『損なわけあるか。』
笠井がそんなことを言いながら扉をがらがらと閉める。ふと見回しているとある女性一人と目が合う。名前は龍頭咲姫。一応デュエル会のメンバーであるが元モンスター愛好クラブのクラブ長であった。モンスター愛好クラブは成立3カ月と短い期間でデュエル会に吸収されてしまった、いわばあの射場林棒の被害者でもある。
ゆくボ『先日はどうも。』
するとその女性は軽く会釈をする。
神宮『あれも生徒会の一環だからね。君たち、立ってないで座ったら?』
笠井『じゃあ座らせて貰うかな。』
そして2人は椅子に着く。
遊道『(...なんか暇だな。)』
ゆくボ『ねぇ。時間。』
皆が時計を見る。すると予定している時刻を過ぎている。あの射場林棒は自己中心的なやつだ。丸で自分中心に世界が回っていると思っている。そんな射場林棒がガラガラバン!と思いっきり扉を空けて入ってくる。
遊道『(きたよクソが...。ん?)』
遊道は何かきしむ音に気付く。その方へと目を移すとあの女性がペンを握りしめている。そしてその握りしめている手に神宮の手が乗る。
射場林棒『みなさん今日は僕のために集まっていただきどーも。』
神宮『山田君、遅れきた理由をきこう。』
射場林棒『主役は遅れてる物だろう。』
神宮『今日この生徒会活動において主役はいない。むしろ強いて言えば生徒会会長である僕が主役なのだがね。』
神宮は射場林棒を煽りつつ怒りと威圧を放ちながら話す。
射場林棒『黙れ生徒会風情が!!誰の支援のおかげでこの学校が成り立ってると思っているんだ貴様、感謝しろ感謝を!!!』
射場林棒はすぐに顔を真っ赤にして怒鳴りながら話す。
射場林棒『速く始めろ!!』
この男気に入らない事があるとすぐに切れる。隣にいる奴が不憫でならない。
そして各自挨拶から始める。生徒会の三人、笠井、遊道、射場林棒と最後に射場林棒と同じデュエル会の笹川佐久間が挨拶をした。コレと言って射場林棒を除いて普通に。
話し合いはかれこれ30分立とうとしている。外は暗くなり今にも雨が降るのではないかと言う空模様である。それはさておき、今までの話をまとめるとこんな感じだ。
デュエル会『さっさと合併しよう。』
麻雀部『そうだな、麻雀の席がたりなくなりそうだけど。まあ、いいか。』
デュエル会『...?麻雀なんかやらないだろ?』
麻雀部『...麻雀部なんだからやるでしょう。』
デュエル会『...は?』
麻雀部『だって合併するんでしょ?なら弱い君たちが下につくのは当たり前じゃないか。』
デュエル会『あぁ?調子に乗るなよ。今からやってやるからさっさと支度しろ。』
麻雀部『やるまでもないでしょうに。』
デュエル会『そうか負けるのが恐いんだな。』
麻雀部『...ばかだろ。県ベスト4と全国ベスト8やるまでもないでしょうに。』
デュエル会『そんなのやってみないとわからないだろうが。』
麻雀部『別にやってもいいけどもしもそっちが勝ったからって麻雀部に吸収されないだけだよ。』
デュエル会『は?お前はばかだろ。負け犬に情けは要らないだろう』
麻雀『それは君達の土俵だからだろ。いわばホームグラウンド。そこで勝つのは当たり前。勝って当然。野球部がサッカー部相手に野球するのと同じ。運とかの要素が絡んできたとしてもまず野球部は負けない。』
デュエル会『それでもこの世界のルールはデュエルだ。』
麻雀部『なら政治も戦争も全てデュエルか?違うだろ、それになぜデュエルが弱いから君達の下につかないといけないのかが理解できない。』
デュエル会『は?は?は~~~??理解できない?いいからいいからデュエルだ。俺がこんな奴に負けるはずがない。俺はこんなry』
麻雀部『...やらんぞ。』
デュエル会『なぜだ。』
麻雀部『やるまでもないと言った。君がかっても君達の下につく義理はない。』
デュエル会『いいやあるね。絶対』
麻雀部『...やはり馬鹿だろお前。説明したのに。』
このような感じで話が進まない。デュエルをやる気のデュエル会とその気のない麻雀部。因みに生徒会は麻雀部の意見が正しいとしてデュエル会の意見を却下している。いらだっている射場林棒とにやついている笠井が見合っている。
遊道『(そろそろやるか。)』
ゆくボ『そもそも射場林棒さん。デュエル会は俺達麻雀部が仮に仮に吸収合併されるときに残っていますか?少なくとも会としてデュエル会は存続していますか?』
射場林棒『何あり前のことを。残っているに決まっているじゃないか。
(あ~、こいつら何なんだよ。さっさとあきらめて俺の傘下に入れよ。決定事項なんだよ)』
笠井『(ん!やるのか、よし。)
実は学校で新しい会ができるとか出来ないとか。そんな噂がありますけど。そこら辺はどう考えていますか?』
射場林棒『あ!?知らねーよ、仮に出来たとしてもデュエル会には関係ないだろ。』
遊道『(それはどうかな...なんて。)』
ゆくボ『実は関係大あり何ですよ。もし仮定にその会が出来たとしたら合計で7つの会が出来てしまい規定より1つ会から出ないと行けません。』
笠井『そこでちゃんと会が残っている保障が欲しいのですよ、麻雀部としては。まあ、別に関係ないっちゃ関係ないのですがね。』
余裕しゃくしゃくと喋る麻雀部達に射場林棒は苛立ちを隠せなかった。足は貧乏ゆすりをして手は拳を握り締めている。麻雀部達の煽るような発言が一々気に障り、うるさいや落ち着いてくださいなどと生徒会から一々指図されますますむかついている。
射場林棒『ここまで言っといて関係ない?(なんなんだこいつら?むかつく、腹立たしい、いまいましいクズが。まあ、あれがあるからいいか。)』
遊道『(おうおう。おこかな、おこなか。こっちもゆっくりやるとしよう。てかもうそろかな)』
ゆくボ『で、議論はどうします?』
笠井『そうだね。ま、本人がどうこうの前に生徒会からこの件に関しての発言が欲しいかな。』
するのと、笠井はひらひらとA4紙の束数枚を見せびらかすようにしている。コレもまた挑発行為だ。と、
???『すいません、山田さん。一つどうしても気になる事があるのですが...いいですか。』
ここでオレンジ色の髪で全体に少しカールがかかっているようなぼさついた髪、そしてでいかにも外国人でエンタテイナーデュエルを昼休みにやっていることでも学校で有名なデュエル会副会長のデニスが話に入ってくる。
デニス『それ、本当にあれですか?』
そして大きな雷が鳴り、外を見ると雨が降っていた。今さっき降り始めた訳では無さそうだ。
そんなこんなをいがいがしながら話し合っているその頃。別の場所ではトラックが1人の少女がはねらそうになって...時間が止まった。無音、この時間を動ける者以外
認識すら出来ない。
遊馬『アストラル!まさかこれって!!』
アストラルと遊馬、ドクドクと冷ややかに高まる鼓動。そして鳴り響く草笛のメロディー。
カイト『(あれが大助が言っていた男か。たしか遊馬とか言う奴、奴から更にカードを回収する。そしてハルトを助、ん?今後ろにいた女と目が合ったような......気のせいか?いや、今は目の前のことに集中しよう)』
トラックすぐ横の歩道に1人の女が立っている。ちょうどトラックの光が邪魔をしてよく見えていないが体は動かさず、首をほんの少しと目だけを器用に動かしこちらを観察する奴が1人いる。黒を中心とした服装で水を弾くスーツか何かを着て変装している。
遊華『(危ない、今目が合った。動いたら絶対にバレていた臭い。まあ、遊馬とカイトの初デュエルを間近に見るためにわざわざこんな服装したんだ。こんなシーンを見逃すわけ無いんだよあたいは。)』
色々な所で色々な戦いが置き始めている。みな、何かを成し遂げるために。
今回は少なかった。
まさか3000も行かないとは(´・ω・`)
とりあえず更新遅れてスマヌm(_ _)m
まともな休みがなかったもんだから。まあ、次回はデュエルしているところを書きたいな(願望)。
...無理かも試練が。
そんなこんなで次回予告。
計・画・通・り(・∀・)
またどこかで、待っててね。